2.《ネタバレ》 7人が脱獄に成功してからの逃亡劇。これに500万ドルの隠し遺産の争奪戦が絡む。刑務所での脱獄に向けた謎の一体感のワクワクは無いですが、脱獄した囚人が八方に散らばり、逃亡途中での家族や恋人と合流しその関係が描かれるなど、収容所内の狭い空間から一気に世界が広がり、作品の疾走感では前シーズン以上です。失速することがありません。普通に考えてやばい凶悪な人間が何人もいるのだけれども(逃亡犯の何人かに加えて、FBIの捜査官など)、それなりに情状が理解できるような人間像をつくり上げているのも、面白さが持続している要因だと思います。ヤバいのは間違いないですが。精神病患者の逃亡者がいい味出しててよかった。