1.《ネタバレ》 幼い頃に目の前で両親を殺された経験により、自分の目の見える範囲のあらゆる情報を瞬時に記憶し、危険を事前に察知できる人間レーダーみたいな特殊能力を身に着けた警察官の井上薫と彼が所属する機動警護班の活躍を描いたアクションドラマ。1話30分のドラマだけど、エピソードによっては2-3話がシームレスに進行していて、見ごたえ十分。てゆーか僕は第1話を観た瞬間、すぐにハマってしまって、それくらい面白かったです。このドラマはこのテレビ版後に、映画「野望篇」、テレビスペシャルを経ての、映画「革命篇」で完結し、全体で1本の物語になっていて、連続ドラマだけでは魅力は語れないと思うし、もちろん、映画だけ観ても面白くない。僕は、全部を改めて連続して観て、よーできたドラマやなーと楽しめました。岡田准一のアクションは言うまでもないんやけど、なんといっても脚本の金城一紀の世界観が好きなんです。こないだ衝撃の結末を迎えた小栗旬のドラマ「クライシス」の原作者でもあり、この人の作品には、少しクセがあります。国家が絡んだ陰謀とか、善と悪の境目とか、そーゆう要素があり、たまに正義がある意味、負けちゃったりすることもあり、それに、もちろん荒唐無稽の世界観なんだけど、どっか変なリアリティーがあり、そーゆうのひっくるめて、なんか癖になります。ちなみに、このドラマ、映画でちゃんと、全ての始まりである幼い頃の両親の死に決着がつき、最後にスッキリできるよーになっています。だから、今から観るなら、もちろん映画版まで観るべし。