1. 踊る大捜査線
《ネタバレ》 劇場版を重ねるたびに、あれ?あれれれ?という感じになってしまったものの、 オリジナル版は日本の連ドラ史の中でも充分威張れる作品だと思います。 織田裕二は、青島刑事を演じるまではわりとなんでも出来る俳優だと思っていましたが、 これ以降もいろんな役に挑戦してはいるもののハッキリ言って青島刑事ほどの嵌りは見せていないと思いますし、 織田裕二と深津絵里の掛け合いだけでも、このドラマを観る価値があると言えるほど演者同士のケミストリーが要所要所で爆発しています。 なぜ身内やファンにしかニヤリとしない小ネタに暴走して屁みたいな劇場版を作り続けたのか。 今思えば悔やまれる。 もっと演者の芝居に頼った映画を作ってほしかった。 いかりや長介の和久さん、柳葉敏郎の室井さん等の脇役も良かったし、 この作品をきっかけに無名ミュージシャンあがりだったユースケ・サンタマリアのブレイクの足掛かりは間違いなくこの作品。 なんか好きなドラマは「踊る大捜査線!」なんて言えない風潮になってしまったのかもしれないけれど、 日本のドラマを代表する作品として胸を張れる作品だと思います。 [テレビ(日本ドラマ)] 9点(2016-09-25 20:34:19) |
2. 王様のレストラン
《ネタバレ》 自分の観てきたテレビドラマの中で、ベスト5に入る作品。 キャスティングも完璧で脚本も文句のつけようがない。 舞台出身の作家の手腕を存分に活かしていて、劇中の話はすべてレストランの中での話。 それでいて世界観が狭く感じさせない凄さ。 やっぱりソムリエの大庭さんが一番好きかな。 [テレビ(日本ドラマ)] 10点(2016-06-28 22:20:48)(良:1票) |
3. 古畑任三郎シーズン3
《ネタバレ》 新レギュラーの西園寺刑事、とサブレギュラー花田を迎えたシリーズで、 ファンの間でも好き嫌いが別れているが、個人的には好きです。 史上最低のワトソンこと今泉と、犯人のミスリードに引っかかってしまう西園寺という、 二人のワトソンが居ることにより、ストーリー上の無駄な説明が無くなった分、見やすくなったと思うのですが、 今泉の迷走が、西園寺が居ることで際立ってしまい観る人によっては、わちゃわちゃした印象を持たれているようです。 [テレビ(日本ドラマ)] 8点(2016-05-24 22:23:00) |
4. 古畑任三郎
《ネタバレ》 今泉君の出しゃばりが一番前面に出ていた2期。 作品としても脂の乗っているエピソードが数多い期だと思います。 1期では出演する回がマチマチだった向島巡査も2期では定着してきます。 木村拓哉は後にスペシャル版でSMAP本人役でも逮捕されたり、 唐沢寿明、山口智子は違うエピソードで逮捕されていたり、 1期のチョイ役だった人が殺される役に昇格されていたり、 当時、無名だった松たか子が出ていたり、 風間杜夫の回が少し変わった造りになっていたり、 製作側の遊び心がドラマに反映してくる「走り」となっていた感じもあります。 [テレビ(日本ドラマ)] 8点(2016-05-01 08:38:23) |
5. 古畑任三郎
《ネタバレ》 まだまだ今泉君のでしゃばりも控えめだった1期。 コロンボっぽさが一番色濃く残っている印象。 1期で一番好きなのは、桃井かおりさんの回ですね。思えば、この回から「赤い洗面器」のネタが始まったわけです。 リアルタイムで観てる頃は、あまり感じなかったけど、 古畑任三郎のキャラクターの存在感というか、台詞回しは田村正和という役者の力があってこそなんだな、と思う。 田村正和さんの他の作品を観ても特に上手いとも思うことはなかったですが、 この作品に限って言えば神懸かっている。シーズン全部通して。 [ビデオ(日本ドラマ)] 8点(2016-05-01 08:27:05)(良:1票) |