1. イノセンス 冤罪弁護士
《ネタバレ》 黒川の対峙する検察官が毎回指宿であるというとこが、なんとも気になって・・ 100%はあり得ないのでは? 弁護士ドラマは、いつも警察・検察が悪者ですが、今回は親父が黒幕として全面戦争かと 思っていたら違いました。 あっさりゴメンナサイで、拍子抜けでした。いやその上の奴は反省してないか。 敗北した親父がどんな処遇になるのかをスルーで残念。 痴漢冤罪で人生棒にふってしまい警察や司法への恨みからの犯行動機の流れも 端折り過ぎで笑ってしまいました。痴漢をでっち上げた女は許されて良いはずもないが 本題から脱線なのでと、そこもスルーして顔も名前も無しって、どーなのかなあ。 なんか本題より、その痴漢冤罪の方が、気になってしまって・・・ 刺された和倉の回復が早過ぎて、その扱いも軽過ぎるし、刺された理由も半端で軽薄。 いろいろと、急ぎ過ぎの最終章で残念でしたが、まあまあ飽きずに観てられた作品。 ドラマ嫌いな自分の中では、中の上として評価したいと思います。 [テレビ(日本ドラマ)] 7点(2019-03-25 18:47:26) |
2. 下町ロケット
今回はポンコツな感じ が率直な感想 技術畑の天才役に、ミスキャストだし、ストーリーが浅い上に見せ方もウザイ。 大袈裟な音楽で、感動を呼ぼうとしてるのが逆に痛くなる程のペラペラな本体。 キャラメイクも軽部を初め、農協職員やら、ダーウイン関係者とか、変テコ感いっぱい。 白黒決着を期待させる強引な手法なのに、それを半端にして最終回へ。 その最終回も嘘で、「正月の特番へ延長戦」というのを隠していたので、罪は重い。 だいたい悪いやつらの顛末を省いてしまったら、この作品のアイデンテティに関わるのだが 水戸黄門が、悪の親玉を成敗せずに終ったような空虚な展開。 更に、農業関係者からは、「自動運転出来た程度で農業が救われるとか甘過ぎ。なめてんのか?」 と怒られてしまい、原作を含めて嘲笑される始末。 どうも台風が来てから大雨の中で刈り取りしても、意味が無いらしい。 物語に穴が多いと価値が半減。見せ方が不味くて、キャラが変で、褒めるトコ探すのが困難に。 二匹目のドジョウは、小ぶりでしたねえ。 [テレビ(日本ドラマ)] 5点(2019-01-15 21:10:41)(良:1票) |
3. 翳りゆく夏
《ネタバレ》 先に減点した理由から (ネタバレです) とんでもない事件と20年もの歳月の中で、本当の我が子は人知れず土の中。 他人の子供との生活を、果たして続けられるものだろうか? 事件記者ならば、赤ん坊を失った被害者夫婦の発狂寸前の感情を、容易に想像できる筈だが、 逆に麻痺してしまった心無いブンヤの設定? その麻痺した神経で、20年間も他人の子を、死んだ我が子の代用品として、愛せるものなのか? その代用品の息子も、本当の親から引き離されて、最大の被害者なのに、冷静に過ごせるとは思えない。 それらが平気な神経なら、武藤が大手新聞社のエリートで人格者のような描写は似合わない。 本当の親が、子供を育てるには不適格な人物だったとか、親が既に居なかったとかの設定でないと 武藤が「事実を知った時点で子供を返して自首・・」をせず、隠蔽する根拠が薄い。 という訳で減点。 更に、真相究明物語に徹底したのみで、事件が発覚し晴天の霹靂の如き境遇に、打ちのめされる関係者の 描写があまりに少ない点。あまりにアッサリ描き過ぎでは? 別に泣き顔は要らないけど・・ 本来なら、その阿鼻叫喚の展開だけでドラマがもう1つ出来るくらいの真実。これらが減点の理由。 しかし、このドラマはそれらの不満を吹き飛ばす程の内容になっています。 犯人とされ事件直後に死亡した男・九十九の娘と、武藤が面接で出会い、その人生の岐路で応援したくて 仕方なくなる序盤。表向きは、犯罪者の子供を差別しない大企業の倫理的姿勢のアピール。 しかし、東西新聞の社長はこの事件の再調査を、別件で干されていた武藤の部下に命じた事で、事件の真実が全く 違う物だと、少しずつほどけていく・・ 武藤の不安とは裏腹に、蘇った記者魂で、警察捜査も及ばなかった誘拐の主犯にたどり着くが・・・ 実に秀逸な構成。 1話から5話まで、全く気が抜けず、一気に見せるドラマの造りに脱帽。逆に、こんなに先が気になる話だと、 1週間後の次回放映を待つのは、かなりのストレスになったかも。ネット配信で一気に見たのは幸いでした。 特筆は、役者の演技も然る事ながら、音楽が素晴らしい。ドラマで、こんなクオリティのものが見られるとは思わなかった。 映画なら名作になったかも知れないが、この内容は2時間には納まらない。あえてドラマなのが幸いでした。 NHKの名作「ハゲタカ」に並ぶ秀作ドラマとして、コレクションしたいと思っています。 追伸・・ エアコンのルーバーが停電後に閉まるのは、間違いです。監督さん、以後お気をつけ下さい。 [CS・衛星(日本ドラマ)] 9点(2018-09-17 11:28:47)(良:1票) |
4. そして、誰もいなくなった
《ネタバレ》 面白くなると信じて最後まで見ましたが・・ いろいろビックリな脚本・・ 車椅子のお母さんが一人で、「木造アパートの2階の部屋」へ現れた時はウケた。 珍しい、ふみチャンのぶりっ子と、ひなこチャンのダークな演技が見られたので加点。 でもドラマ全体としては、ポンコツ感いっぱいでした。 [テレビ(日本ドラマ)] 5点(2017-09-03 18:53:10)(良:1票) |
5. リーガル・ハイ
堺雅人氏の、マシンガントークが冴え渡るコメディドラマ。その毒気タップリの嫌味に ズタズタにされつつも、何故か一緒にいるヒロインが、ホジティプマゾヒストで更に痛快。 敵なのか味方なのかが日替わりの展開に、見る側も振り回されつつ、ナンセンスなオチに苦笑する毎回。 「くだらねー」と思いつつ、次回の放送が待ち遠しかったが、世間も同じ方向へ。 シーズン1で、12%程度の視聴率は、特番やシーズン2では更に数字を上げて行った。 円盤の販売サイトの評価は、満足度目一杯になっているのも判る。繰り返し見ても面白い。 あくまでお笑いジャンルであり、法廷モノとしての価値は疑問符だらけなので未見の人はご注意。 大好きなエピソードは、金田一耕介のパロディ偏と、工場の公害補償偏。 後のコメントで堺雅人が「次はあまり喋らない役を希望します」に、腹が捩れました。 [テレビ(日本ドラマ)] 9点(2017-09-03 11:18:00) |