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なにわ君さんのレビューページ
プロフィール
コメント数 45
性別 男性
自己紹介 ●採点基準
10→おもろい(なんらかの感情が揺さぶられた場合も)
7→ややおもろい(おもろくない事はないんやけど、もうちょい)
5→普通(可もなく不可もなく)
3→今一歩(微妙に退屈)
0→退屈(途中眠たくなったりして最後まで観るのがしんどい)
評価は観たときの体調、年齢、精神状態、その他モロモロに影響されまくってます。独自の映画論なんてなくいきあたりばったりのてきとーさで映画を観ます。すんません。なお社会人ですが精神年齢はかなり子供です。好きなジャンルはホラー、サスペンス、SF

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1.  エルピス―希望、あるいは災いー 《ネタバレ》 
若手ディレクターと女子アナが協力して、苦難にあいつつも、連続殺人事件の犯人として捕まってる老人の冤罪をはらすってお話なんですけど、もう1話目から、面白さのオーラがあふれ出ていて、他のドラマとは一線を画してる感がヒシヒシつ伝わってきます。序盤では、主役の2人が、なぜ冤罪をはらすことに奔走することになるのかを実に自然に描いてて、のっけからドラマにのめり込まされます。特に目線を2人の主人公に絞ってる点がよくて、そのため裏に潜む闇がはっきりと浮き彫りにならず、そこが逆により不気味に思えて、ゾゾゾでした。音楽が入るタイミングなどの演出も素晴らしく、特に、後半、いつもへらへらしてるチーフプロデューサーの村井が、ニュースエイトに殴り込んくるシーンが最高でした。ヘラヘラしてた村井さんが実は一番熱い奴で、それを目の当たりにした、主役の長澤まさみの左目から涙ツツー、そして、そこにかかるテーマソング。なんやろ、観てるこっちも高揚しちゃって、なぜか僕の目に涙がツツー。がんじがらめで身動きのとれない彼女の心に風穴をあけるシーンをとてもかっこよく描いてました。最後の長澤まさみと鈴木亮平の対峙も、王手飛車取りがびしっと決まった瞬間を観れたような感覚。そこで、そーくるのかー!って感じで感動モノです。もう1人の主役、眞栄田郷敦の熱演も見事で、最初ノホホーンとしたオマヌケキャラで、それが後半、めちゃめちゃ精悍になっていくのですが、あれは本当に体重も落としてます。他の役者陣の演技も素晴らしく、やっぱ、いいドラマは、演技もすごいと思えてしまいます。今ならネトフリで鑑賞可能です。
[テレビ(日本ドラマ)] 10点(2023-11-11 20:04:22)
2.  離婚しようよ 《ネタバレ》 
ネトフリの日本のドラマ。池袋ウエストゲートパークのドラマを観た時から、僕はクドカンのドラマにハマってしまい、以降は、クドカンのドラマは、ほぼ見てます。NHKの連続テレビ小説なんて全く観ないのに、「あまちゃん」だけは観ました。このドラマも、離婚がテーマの恋愛ドラマで、普段は全く観ないジャンルのドラマなんですけど、クドカン脚本ってだけで観ちゃいました。で、やっぱ、メチャクチャ面白くて、1話だけ試しにって観たら、もう続きが観たくて観たくてしょーがなくなり、一挙観しちゃいました。クドカンのドラマって、なんで、こんなに面白いんやろう?もういつ離婚してもおかしくないような、新人議員と女優の冷めきった夫婦を軸に、色んな人の思惑が絡み合い、ドンドン変な方向へ展開していき、さー、どーなる?って設定。議員の夫が女子アナと浮気して、女優の妻もパチンコアーティストに惚れちゃって、普通なら、もうドロドロ、なんだけど、クドカンのドラマはそーならへんねなー。そこがいいのかな?細かい小ネタ的なお笑いも満載。でも、やっぱ面白いのは笑いだけじゃないねん。色んなキャラがそれぞれの立場の思惑があって、それによってストーリーがドンドン展開していくってのが、単なる恋愛ドラマになってないってゆーか、僕としては、もう好きなアクションやサスペンスドラマを観てる感覚と同じみたいな。いや、キャラの心の動きとかだけで観たら、大河ドラマに似てるのかな。後、このドラマは選挙ってのもテーマにあって、それが見事に夫婦の行く末と融合してて、そのへんも面白かったです。ベストなタイミングでかかるリン音とasmiの曲もグッドでした。ちなみに錦戸亮の色気ダダ洩れキャラは結構、ちまたで話題に。後、おバカすぎるキャラの松坂桃李も。
[インターネット(日本ドラマ)] 10点(2023-06-29 21:59:46)
3.  サンクチュアリ -聖域- 《ネタバレ》 
相撲に一切興味のない僕が、一挙観してしまうほど面白かった相撲のドラマ。ネトフリにて鑑賞。破天荒の問題児、猿桜(役者:一ノ瀬ワタル)が相撲部屋に入り、様々な出会いや、苦難にあって、成長していく基本はスポコンドラマなんだけど、見せ方ってゆうか演出面がすばらしく、これぞ相撲エンターテイナーって感じで、笑いもあるんだけど、耳がちぎれたり、ハードな相撲描写なんかもあって、マジで、主役の一ノ瀬ワタルに目が釘付け状態。最初はメチャクチャで、おいおい、こんな奴が主役なのかい?って思うんだけど、どっか憎めなくて、だからこそ、そのメチャクチャさに危なっかしくハラハラ。それとももに、顔に火傷跡がある不気味な力士静内とか、各界のプリンスなんだけど、なんか闇を抱えてる龍貴とか、色々癖があるライバルたちも登場し、気がつきゃ、ドップリ、ドラマに埋没してました。後半の盛り上げ方とか、マジで鳥肌もん。ネトフリの日本のドラマ、ちょっと、ヤバいくらい面白いなー。
[インターネット(日本ドラマ)] 10点(2023-06-08 01:06:50)
4.  今際の国のアリス 《ネタバレ》 
ネットフリックスの日本のドラマ。漫画原作なんだけど漫画は読んだことないです。設定は、普通に暮らしていた若者3人組が突然、同じ現代日本なんだけど誰も住んでいない異世界的な場所に放り込まれ、同じように放り込まれた人たちと、そこで開催される様々デスゲームに無理やり参加させられるってゆう、「ガンツ」とか「イカゲーム」などのありふれたデスゲームもの。なんだけど、普通に面白くて、こんだけ面白いなら、そらシーズン2作られるかなーとは思います(もちろん原作を読んでる方は、原作と違うとかで、つまんないかもしれませんが)。モチーフはタイトルから察する通り、不思議の国のアリスで、主人公の苗字がアリスだったり、ヒロインの苗字がウサギだったり、ボーシヤとかチシャとかのあだ名の奴がいたりします。デスゲーム系なんで、結構、人がバタバタ死んで(ちなみにゲームに参加しない者は一定の日にちが経てばビザが切れて殺されます)ちょっとエグイんだけど、各ゲームは心理系とか協力系とか参加する前にジャンルで選ぶことができ、色んな趣向のゲームが登場するので観てて飽きません。しかも主人公とか仲間がそのゲームの攻略法を見つけて切り抜けていく様が面白く、さらに色々登場するキャラ達がたっていて、特にクライマックスのクイナとかカッコええとしびれたり、チシヤの飄々してる様にドキドキしたり。映像は映画やんと思えるくらいお金がかかっていて、人がいない東京とか、シーズン2の町中のチェイスとか、普通の邦画と比べても映像クオリティーが高く、そこはさすが「アイアムヒーロー」の監督さんだなと。ちなみに、誰がなんの目的で、人々をこんな異次元世界に放り込むのかってゆう謎もあるんだけど、ビザが切れて殺されるのに、空からレーザー光線が照射され即死ってのを見ると、もうそこは完全にSFファンタジーなんで、謎はわりとどーてもよい感じです。
[インターネット(日本ドラマ)] 10点(2022-12-25 00:16:59)
5.  ウェンズデー 《ネタバレ》 
アダムスファミリーの長女ウェンズデーを主役にした学園ミステリー。ネトフリで鑑賞。学園と言っても、人間の学校じゃなくて、ノケモノ(いわゆる化け物)達の学校で、この世界では化け物と普通の人間が共存してる設定なので、化け物といっても、基本的には普通の人間と変わらないイメージです。そんな学校のある街で、無差別な殺人事件が発生し、ウェンズデーが、その事件に巻き込まれつつも、学校内のいざこざとか、友情とか、恋愛沙汰とか学生らしい出来事とかもありつつ成長してゆっくってお話。ファンタジー+学園って設定で雰囲気的にはハリポタのダーク版って感じにも思えなくもないけど、主役が、超ダークでひねくれたウェンズデーなので、そのへんは、普通の学園モノより、頭一つ抜けたくらいの面白さがあり、ブラックな笑いもありつつ、サスペンス的な要素もしっかりしてて、一度観ると、続きが気になって、鑑賞後も含め、かなり面白かったです。とにかくウェンズデーのキャラが魅力的。昔、映画でクリスティーナ・リッチが演じてた時は、ウェンズデーと言えばクリスティーナ・リッチとゆうくらいハマり役でしたが、今回のウェンズデー役の子は、個人的にはそれを上回ってました。ハンド(手だけのキャラ)とのコンビ的なやりとりなんて、ずっと観てられるくらい。ハンドは、めちゃくちゃできる奴でしっかりウェンズデーをサポートするんだけど、ハンドって手だけやから、ハンドサインだけでウェンズデーとポンポン会話してるのが、なんかいいんよねー。後、よかったキャラはウェンズデーのルームメイトのイーニッド。人狼なんだけど狼に変身できない悩みをもった女の子。この子がまたウェンズデーとは違った魅力をふりまいてて、ドラマのいいスパイスになってました。彼女とウェンズデーの女同士の友情も見どころの1つかな。僕は基本的に、学園モノはそこまで好きではないんだけど、それでも、これだけ面白いと思って夢中でも観てしまうのは、それだけドラマの完成度が高いってゆーことやろね。ちなみに、クリスティーナ・リッチも人間の植物教師としてしっかり登場しております。
[インターネット(吹替)] 10点(2022-12-13 21:46:28)
6.  ザ・ボーイズ 《ネタバレ》 
数年前から話題のアマプラのヒーローものドラマ。やっと観ました。いやはや、これは話題にもなります。もう第1話目から刺激が強すぎで、しかも面白い。あまりにも面白すぎて、一挙にシーズン3まで観ちゃって、シーズン4が待ち遠し状態です。ヒーローモノなんだけど、エログロ満載だし、下品、正統ヒーローモノに対するブラックなパロディも満載。でもそれだけじゃなく、根幹をなす本筋は、あくまでサスペンスチックで、ドラマチック、泣けちゃう所もあったりします。多くのキャラが登場する群像劇でもあるんですけど、その各キャラ達も掘り下げられて、そこに差別やら、薬物やら、宗教やらのアメリカの抱える問題をタブーなしでぶち込み、展開自体も、え?そーなっちゃうの?ってゆう予想外の斜め上で、こんなヒーローモノ観ちゃうと、もう普通のヒーローモノが物足りなく感じちゃうくらいです。設定は簡単に言えば、国民に称えられてるヒーロー達が実は独善的で、自分の欲望に忠実ってゆう裏の顔があり、そのくせ、ヒーローとしての恐ろしい能力を持っていて、そんなヒーロー達に人生をムチャクチャにされた人達がグループになって暗躍しながら戦うってお話。特にヒーロー達のリーダーであるホームランダーは最悪で、空を飛び、透視もでき、地獄耳で、どんな武器でも傷つかず、目からビームを放ち、人間を一瞬で肉の塊に変えてしまう能力者でスーパーマンみたいに国民に愛されてるいるんですけど、裏の顔はサイコパスで、オレは最強だーと叫びつつ、高層ビルのテッペンでオナニーするってゆう変態で、もうドン引きしまくりです。ちなみにエログロ度はどの程度かとゆーと、アントマンみたいに自分を一瞬で小さくしたりできる男が男とのエッチで、小さくなって相手男の肛門から進入して、中から前立腺を刺激するってゆうプレイの途中、思わずくしゃみをしてしまい、元のサイズに戻ってしまい、相手男が破裂して肉の塊になってしまうってゆうシーンをちゃんと描写してるくらいエログロです。まー、普通の感覚じゃ観てらんないかも。でもストーリー自体はほんと、よくできるてるので、てゆーか、下世話な事柄を曖昧にせず、ここまでさらけ出してるからこそ、人間の本質に迫ってるような、すんません。あまりにも過激すぎて僕自身、麻痺してるのかもしれません。でも面白いです。
[インターネット(吹替)] 10点(2022-08-12 22:18:14)(笑:1票) (良:1票)
7.  マンダロリアン 《ネタバレ》 
スターウォーズが好きなら絶対に観るべき作品。正直、スターウォーズ本編以上に面白いです。エピソード7~9は確実に超えています。エピソード5で初めて登場した賞金稼ぎボバフェットが思わぬ人気を得て、その後、背景設定が付け足されました。彼はマンダロリアンとゆう同じマスクをつけた共同体に属しており、マンダロリアンは独自の教義を持っていましたが、多くがいなくなり、銀河各地に極まれに、生き残りが存在してるって設定です。このドラマは、そんなマンダロリアンの1人を主人公にしたお話で、彼がひょんな運命で、ヨーダタイプの種族の赤ちゃん(以後、赤ちゃんヨーダと呼称します)と出会った事から、様々なトラブルに遭遇していくって展開です。このドラマが面白いのは、まずエピソード4~6の頃のスターウォーズの雰囲気や設定をちゃんと受け継ぎ、それらを時には掘り下げより面白く味付けをしている所です。例えば、映画エピソード5に登場した賞金稼ぎのドロイドIG-88、このキャラは映画では2秒くらいしか映ってないんですけど(その割にはファンに人気がある)、このドラマでは、同じタイプのドロイドIG-11が登場し、これがめちゃくちゃカッコよく活躍し、こんなIGが観たかったとゆうファン心理を見事についてきます。さらに、このドラマはスペースオペラなんだけど、全体的な雰囲気には、西部劇+子連れ狼とゆう要素があり、それがまたいい味を出しています。他にも主役のディン・ジャリンのカッコよさ、赤ちゃんヨーダの可愛さ、ダラダラしゃべらない最低限のセリフ、映画並みの映像、展開の胸アツ度、マンダロリアンのテーマソングのクセになる感じなど、オモシロ要素が盛りだくさんで、スターウォーズ抜きにしても、SFドラマとしての完成度はかなり高いです。もう最初の1話目から釘付けです。ちなみにシーズン2のラスト、スターウォーズファンがメチャ驚くサプライズがあります。まさか、今の技術を使えば、あんなことができるなんて、なんでできんの?ってネット検索しちゃいました。
[インターネット(吹替)] 10点(2022-06-28 20:39:13)
8.  真夜中のミサ 《ネタバレ》 
とある島の村が舞台のドラマ。村の人たちは誰もが、それぞれ抱える事情があって、そんな中、村の教会の神父さんが病気とかでいなくなり、新たな若い神父がやってきて、すると、猫が大量に死んだり、歩けない子が歩けたりと、奇跡や異変が起き始めるってお話。最初、このドラマいったい何を描いてて、何のジャンルか全くわからず、ボーッと見てました。  <ここからネタバレ>、 すると何やら、怪しい生き物的な存在がいたりして、これってやっぱホラーかなって、でも人々の罪とか許しとか、癒しのお話もあったりして、教会の集会のシーンも結構、細かいし。しかし3話の後半に決定的なことがわかります。このドラマは、吸血鬼のドラマでした。それもありふれたモノでなく、イエス様は実は吸血鬼かもしれんかったとか、聖書の中の文言には、吸血鬼的な解釈ができる部分があるってこととか、吸血鬼とキリスト教のツナガリがとても斬新に表現されて面白い。さらに、最後の方では人の死生観について描かれているんだけど、これがまた、なんてゆーか感動。死ぬのが怖い人がいたら、こーゆう考え方もあるんだよってのを教えてくれるみたいな。しかし、ドラマの冒頭からは、予想だにしていない結末で、なかなか楽しめました。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-11-29 21:05:11)
9.  次の被害者 《ネタバレ》 
ネットフリックスの台湾ドラマ。連続殺人を追う鑑識官が主人公のサスペンスなんだけど、めちゃくちゃ面白かったです。脚本がよくて、これ、このまま日本のドラマでリメイクしてもウケそう。面白ポイントをあげると、まず連続殺人の仕組みが面白い。どの死体も次に犠牲となる被害者に偽装されていて、それが数珠つなぎみたいになってまして、つまり、最初の事件でAだと思っていた死体が実はAではないことが判明し、次に発見されたBの死体が実はAで、次に発見されたCの死体が実はB、みたいな感じです。一体どーなってるの?ってドンドン引き込まれました。後、主人公のキャラ設定にもクセがあり、めちゃ優秀なんだけど、アスペルガー症候群ってゆう精神障害を抱えてます。だもんで、孤独ってゆーか、刑事とかにもウトマレたりしてるんだけど、この主人公の昔別れた娘が事件の背後にチラホラ見え隠れしたりしてるのも、先が気になるポイントです。ただこのドラマ、連続殺人の死に方も結構エグクて、怖いサスペンスではあるんだけど、ヒューマンドラマでもあるんです。だから、後半、号泣しちゃいました。特に最後の回、「傘」ってタイトルなんだけど、途中で傘のお話が出てくるんです。「あなたの手は傘みたいだ」みたいな。これが、最後のシーンに見事に回収されてて、心にグッときて、とにかく、すんげー良かったです。なんか台湾の価値観って、日本と変わらない感じなので、色んな場面で、すごく共感できました。
[インターネット(字幕)] 10点(2021-11-02 11:45:48)
10.  キングダム 《ネタバレ》 
ネットフリックス配信の韓国の時代劇ドラマ。なんだけど、実はゾンビパニックものでもあります。韓国の歴史はあんまわかんないんですけど、とりあえず王様が治めてる時代です。王様には王妃と王子がいたんですけど、王妃が死んじゃって、新しい王妃を迎えるんです。で、すぐに妊娠しちゃうんですけど、実はこの王妃のお父さんが大臣をやってまして、で、この大臣と新しい王妃は国を王様から奪おうと考えてるんです。まー、悪者ですね。そんなおり、王様が病に倒れて死んじゃうんです。でも、まだ子供は生まれておらず、王子さまも健在です。そこで、王妃と大臣は、せめて子供が生まれるまで王様に生きててもらって、生まれてきた子供を王にしようと計画するんです。そのために、死んだ王様をある薬草と秘術を使って蘇らせるんですが、これは死んだものをゾンビにしちゃうってヤツなんです。大臣は王がゾンビとなって暴れまわるのを防ぐために、王を鎖でしばり、監禁し、世間には王様は病に苦しんでるが生きてるとゆうことにしちゃうんです。もちろん子供が生まれるまで。その間に、ついでに王子も殺しちゃおうって算段です。ドロドロ宮廷モノです。主人公は誰かってゆーと、その命を狙われてる王子なんですが、王子はなんとなく大臣の陰謀には気づいていて、しかも自分の父が変なことになってるとわかっちゃうんです。そこで彼は宮廷を出て、その謎を探りにとある村に向かうってのが、第1話の序盤の展開です。じゃー、ゾンビパニックはどーなってるかとゆーと、途中なんだかんだありまして、王様がかみ殺した死体がとある村の共同住宅みたいな所に運ばれちゃうんです。で、そこはひもじくて食べる物がなくて、色々あって、その死体を知らず知らずに、そこの人が食べちゃって、さー、大変ってゆーやつです。ゾンビは走るタイプで結構怖いです。もちろん噛まれたら即ゾンビ化。昼間はゾンビ達は家の軒下に集団で入り込んで、ただの死体に戻っちゃうんですが、この描写、結構ゾゾゾです。だって、家の軒下覗いたら、死体が大量に詰まってるんです。キモ過ぎです。王子暗殺の陰謀でドロドロしてる宮廷描写も怖くって、大臣一家はほんまエゲツナイ奴らで、こっちは人間が怖いです。ゾンビに大臣に追いつめらていく主人公、いったいどーなるのー?って感じでシーズン2へ続くです。もーすぐ配信です。全6話なので、サクッと見れるし、日本語吹替もアリです。
[インターネット(吹替)] 7点(2020-03-08 01:18:00)
11.  ダーク 《ネタバレ》 
子供たちが行方不明になる事件が起こっていたとある小さな町を舞台に繰り広げられる4つの家族が主役の群像劇。ネットフリックスの人気ドラマの1つ。ぶっちゃけ言うと、これはタイムパラドックスものです。でも、あんま見た事ないタイプのタイムスリップをテーマにしたドラマでした。だから新鮮で面白かったです。では、どこが新鮮かとゆうと、まず、登場人数。4つの家族が主役級なので、主要キャラが沢山います。そしてタイムスリップする時間軸も、1つだけでなく、3つ以上あって、その時間軸のストーリーも同時進行します。つまり1つの町の3~4つの時間軸の物語を場面転換で見せながら、現代にいる沢山の主要キャラ達自体も、それらの時代にみんな迷い込み、さらにその時間軸には、当時の主要キャラ自体もいて(当然、年取ってたり逆に若かったりすので余計にややこしい)、これらが複雑に絡み合っているとゆう、もう頭がパンクしそうな程の人物相関図となっています。現代のキャラが昔にタイムスリップしてるので、当然タイムパラドックスもいくつか発生していて、でも、もっとすごいのは、そんな一見、めちゃくちゃにこんがらがってるタイムパラドックス的な要素が、ちゃんと設定として整理されていて、理論的にお話がちゃんとしてる所かもしれません。こんだけいくつもの時間軸と登場人物とタイムパラドックスを絡めたら、どっかで物語が破綻していしまいそうなんですが、ちゃんとしてるんです。めちゃくちゃ頭がいい人が脚本を担当してる感じがします。雰囲気はサスペンス度が高く、どちらかとゆうと、ちょっとホラーよりです。実は登場人物たちにはそれぞれ秘密があり、それが不気味な感じで観てる者のゾワゾワ感を煽ってきます。なんせ、まずある男が、11月4日午後10時13分まで開封するなとゆう遺書を書いて、首を吊るシーンから始まります。いきなり、コワッです。しかも時間指定の遺書って、めっちゃ気になる謎がいきなり冒頭から提示されます。なんで自殺したか、これも、めちゃくちゃ衝撃的な事実がドラマの途中でわかります。ちなみに、これだけ複雑な構成なので、一気に観なければ、当然、途中で観てる方が混乱してしまいます。僕はシーズン2を観るために、わざわざシーズン1を観なおしました。でなきゃストーリーを追えなくなってしまいます。それだけ、ややこしくなっていきます。でものめり込んだら、観るのをやめられない面白さで、グイグイひっぱていきます。町のみんなはいったいどーなってしまうのか、真に邪悪な存在はいるのか、もう4つの家族は誰も救えないのか、シーズン2では終わってないので、シーズン3めちゃくちゃ楽しみにしてます。あ、あと残念ながら日本語吹替なしです。でもタイムパラドックスとサスペンスが好きなら観て損はなし。
[インターネット(字幕)] 10点(2019-09-05 23:01:06)
12.  全裸監督 《ネタバレ》 
「お待たせしました。お待たせし過ぎたかもしれません」で有名なAV監督村西とおるの人生を描いたネットフリックスの人気ドラマ。村西とおる監督のあのヘンテコなキャラ性は嫌いじゃないけど、特に、AV監督の人生になんて、なんの興味もない僕ですが、そんな僕が見ても、面白かったです。あまりにも面白いので全8話、一気に観てしまいました。では、なにが、そんなに面白いのか?色々考えてみたのですが、まず、やっぱ脚本と演出かな。村西とおるの人生を虚実交えながら、デフォルメしたストーリーなんですけど、これが見事に、エンターテイメント化されていました。特に、ドンドン村西とおるが追いつめられていくと同時に、彼にとってはなくてはならないAV女優黒木香の人生もちょこちょこ見せていくのですが、彼女がどこで村西とおると出会うのか、そしてそこでどんな化学変化が起こるのかとゆうワクワク感は、アベンジャーズでゆう、あのキャラとあのキャラが出会う所を早く観たいってゆう感覚と同じような気がします。そして、モーダメだとゆう所で登場する黒木香ってゆうシーンでは、もうアベンジャーズの、やられそうな時に登場するヒーローのシーンそのもの。まんまのゾクゾク感。時代背景の映像も素晴らしく、1980年代とゆう古い時代なのに、なんか今のクオリティーで、逆に新しく、かっこいいのです。これは演出のたまもの。役者勢の熱演もスゴイ。山田孝之の村西とおる、完ぺき。完ぺキだけでなく、エッチシーンもかなり気合入ってます。エッチシーンがスゴすぎて、家族では絶対見れません。そして、黒木香役の森田望智もスゴイ。間違いなく彼女の女優人生に飛躍になったと思います。裸体はしっかり見せるし、エッチシーンもしっかり見せるのは当たり前、最後の方は、黒木香本人じゃないのかと思えるほど、なりきっています。クオリティーは間違いなくA級映画です。映画と言えば、ポルノ雑誌の社長を描いた映画「ラリー・フリント」ってのを昔、観たのですが、あれも記憶に残るほど面白かったんですが、それを思い出しました。なんか同じなんですよねー、エロで儲けるために必死こいて、転落して、また復活しての繰り返し具合の展開が。シーズン2もあるみたいなので、今から楽しみです。
[インターネット(日本ドラマ)] 10点(2019-09-05 21:37:07)(良:1票)
13.  ライン・オブ・デューティー 《ネタバレ》 
イギリス発のドラマで、ネットフリックスで人気の作品。残念ながら日本語吹替はないが、それでも観ないとかなり損をするほど面白い刑事ドラマ。刑事ドラマと言っても、このドラマの主人公たちの所属する部署は、汚職警官を調査し摘発する汚職特捜班(通称A-12)というちょっと特殊な部署で、だから通常の刑事ドラマのように事件が起こり、その犯人を捜査する感じではないのです。シーズンごとに事件は起こるのですが、それに関わった警官を探って、汚職警官を捕まえるお話しなのです。正直、シーズン1では、こじんまりとした感じで、事件も調査する警官も、なんかチマチマしてる感で、そこまで面白いとは感じなかったのですが、シーズン1の終わりから、かなり面白い展開を見せます。実は汚職警官たちは組織を組んでいて、それが犯罪組織とつながっていて、その組織と対峙する物語になっていくのです。そして汚職警官の表現も、警官がちょっとした犯罪を裏でしてるって感じじゃなく、映画、物体Xでエリアインに憑りつかれて、もう人間でなくなったような描き方なのです。いや、もちろん、これはSFでもホラーでもないので、汚職警官は普通の人間なんですけど、その態度や行動がそんな感じなのです。警察の中で、仲間と思っていた者が、実は汚職警官として裏で、犯罪組織側に組していて、捜査を混乱させたり、真相に近づく者を暗殺したり、誰が仲間で、誰が汚職警官なのか、もうハラハラドキドキなのです。だから、突然、普通の警官が、署内で銃撃してきたりとかあるんです。ただいま、シーズン5まであるのですが、各シーズンは6話ほどなので、アッとゆう間に終わっちゃいますが、中身はかなり濃くて、シーズン5の終わりを見ても、まだ続きそうなので、これからも楽しみなドラマです。
[インターネット(字幕)] 10点(2019-08-31 18:12:38)
14.  ストレンジャー・シングス 未知の世界 《ネタバレ》 
ネットフリックスでめちゃ人気のある作品。80年代が舞台なので、その時代の映画でよくある、子供たちが大きな事件に巻き込まれワチャワチャってゆう世界観で、雰囲気も当時の映画の作風をかもしだしていて、僕はそーゆう古臭さとか子供がなんか大きな事件に立ち向かうってのがあんま好きじゃないので、最初は躊躇していたのですが、観始めると、なるほど、これは面白いと、やめれなくなりました。全体的なノリは、確かに80年代風なんですけど、そのクオリティーが、ちゃんと今の時代にブラッシュアップされているし、怖さやサスペンス度と、コミカルでオマヌケなノリのバランスが実に絶妙で、お約束的なストーリー展開ではあるものの、ちゃんと新しい要素も組み込まれてて、人気があるのもうなずけます。ある小さな街で、子供たちを含む沢山のキャラが、超常的な出来事に遭遇し、その謎を調べるために、いくつかのグループで、それぞれ群像劇的にストーリーを追っていくうちに、やがて大きな事件に、それぞれのストーリーが集約されていくって感じなのですが、この超常的な事件が、僕の好きなクトゥルフ神話的なもので、そのへんも僕がハマった要因。別次元の怪物、超能力少女、密かに侵食される街、軍とか国家のなんらかの組織の関与、SF的なアプローチなどのワードがちりばめられていて、それでいて、緊迫した状況なのに、たまにバカバカしい会話とか、思わずクスッとしてしまうノリとかがあって、それがドラマにメリハリをつけてくれて、飽きさせないです。個人的には、危機的な場面で、鼻血を出して放つエルの超能力がツボです。
[インターネット(吹替)] 10点(2019-08-31 14:00:58)
15.  お迎えデス。 《ネタバレ》 
漫画原作だそーですが、原作は知りません。でも面白かったデス。福士蒼汰演じる堤 円(つつみ まどか)は、感情を表現することと、人とのコミュニケーションがちょっと苦手な大学生。ある日、ひょんな事から、幽霊が見えるようになり、その能力をかわれて、うさぎの着ぐるみを着た男と小さな女の子の、自らを死神と名乗るコンビから、この世に未練がある幽霊を成仏させるアルバイトをしないかと誘われる。そして、以前よりこの仕事をしていた土屋太鳳演じる阿熊 幸とコンビを組んで、幽霊たちの未練を解決する仕事をこなすうちに、円は人間的に成長していくってゆう、ほんとよくある設定の、よくある世界観の幽霊解決モノ青春ドラマ。よくある感じなので、あんま期待せずに観たんですけど、これが意外にも楽しめて、ハマちゃって、最後はもっと観たい、終わらないでくれーって気分にさせられちゃいました。ハマった要因の1つは、まず、キャラクターの魅力。主役の円は見た目は福士蒼汰なので、そりゃかっこいいんですが、とにかく感情表現が苦手で、人の気持ちもあんまわかんなくて、ロボットみたいな奴なんだけど、でもね、見た目、福士蒼汰なんで、なんか嫌いになれないんですよねー。むしろ、普通じゃない面白いヤツって思えちゃう。それにドラマが進行していくに従い、徐々に成長していき、この過程が観てて、なんか胸が熱くなる。ヒロインの阿熊 幸のキャラは全くの逆で、活発で言いたいことはちゃんと言える元気な女の子。この子は、もう土屋太鳳の魅力全開ってゆーか、彼女はこーゆう役が非常に良く似合う。土屋太鳳の魅力をたっぷり味わいたいなら、このドラマでしょ、やっぱ。で、この二人の行く末をずっと見ていたくなる気分にさせちゃう。ナベシマとゆずこの死神コンビも、いい感じでドラマをほっこりさせてくれて、いいスパイス。ちょっとしたサスペンス要素もあって、実は未練がある幽霊は49日までに成仏しないと悪霊化しちゃう。そーなるとポルターガイスト現象などで生きてる人間に危害を加えるので、死神にはナベシマたちのようなちゃんと成仏させる部署とは別に、悪霊を浄化させる公安みたいな部署があって、浄化しちゃうと、その幽霊の魂は完全に消滅しちゃうので、そのへんの要素がドラマに緊張感をもたらしてくれてる。映像表現も良好で、幽霊や死神たちは物や人を通り抜けちゃうの。演出では幽霊も生きてる人間も普通に役者が同じ場所で演じてる感じなんだけど、これが急に幽霊側だけ、壁や人などを自然に通り抜けちゃうので、わりと不思議感があって、漫画っぽいドタバタな場面でもチャチく感じない。ストーリーの方は割とベタな展開で、次々と現れる幽霊たちの未練は、たいていは生きてる人間に関わるモノで、生きてる人間は見た目にはわからない心の問題を抱えていて、それを解決していくお話。でも、これが意外に感動的で、なんか毎回、泣けちゃう。ドタバタコミカルな中で泣けちゃう。気持ちがいい泣き。だから観たあとスカッとする。主役だけでなく、こっちまで成長させてくれる気持ちになっちゃう。そんなわけで、このドラマ、オレ、好きデス。
[テレビ(日本ドラマ)] 10点(2018-08-28 23:14:22)
16.  マインドハンター 《ネタバレ》 
デヴィッド・フィンチャーが手掛ける1970年が舞台のFBIのドラマ。このドラマは説明が難しいなー、なんていうか、とにかく普通の刑事ものドラマじゃありません。連続異常殺人鬼いわゆるシリアルキラーとゆう言葉も、犯罪プロファイリングとゆう技術もない時代に、それを作っていくドラマでして、実際にFBI捜査官が書いたノンフィクションの本を元にドラマ化されたものです。異常な犯罪者が増えてる時代に、主役のホールデンは、彼らを止めるにはどーしたらいいかを考え、そーだ、捕まえた異常な犯罪者たちの話を聞いて、それを解析すればいいんやと気づき、もう一人の主役のビル捜査官と心理学者のウェンディ博士(美人な女性)を巻き込んで、FBI内部にそーゆう部署を作って、色んな犯罪者に話を聞きにいく物語です。で、そんな中、たまに異常犯罪者を捕まえたりもします。ただ、ものすごーく淡々としてるとゆーか、一見、メリハリがない感じのドラマです。テーマと関係ない日常の描写も沢山あるし、基本、会話劇だし、わかりやすいエンターテイナー作品じゃないです。正直、2話目までを観て、それでも面白いと感じないなら、最後まで面白くないです。たぶん。デヴィッド・フィンチャー監督だからと言いてセブンの頃のイメージを想像すれば期待外れに終わります。むしろ後期の、ちょっと落ち着いた感じの作品にテイストは近いかもしれません。僕は、サイコパスとか異常犯罪者とかの恐ろしい思考とかが怖くて怖くて、だからこそ理解したいとゆう欲求があって、犯罪プロファイリングとかその手のものに結構、興味があり、ロバート・K. レスラーの「FBI心理分析官」とゆう本を夢中で読んだ口です。だからかもしれませんが、このドラマ1話目からドハマりしちゃいまして、普通はダラダラしたドラマは嫌いなんですけど、なぜかこれは楽しめました。ホールデンとかが、仲間と会議をしてシリアルキラーとか秩序型、無秩序型とかゆう言葉を作っていくくだりとかは興味深く観れたし、エド・ケンパーとゆう巨体の殺人鬼と刑務所で話をするシーンとかは、急に襲われるんちゃうかとかゆう緊張感で怖かったし、舞台背景もビジュアル的によくて世界観に入り込めたし、劇中にかかる音楽とかも印象的なものが多くてひき込まれたし、特に3人が一緒にエレベーターにのるシーンなんかはちょっとワクワク感があったりして。ビックリする真実とか、派手なアクションとか、ゾクゾクするサスペンス性とか、ほとんどないんだけど、なんか次々観ちゃって、あっとゆーまに1シーズン終了しました、てゆーか、シーズン2がマジで早く観たいです。そんなドラマなんで、おススメはしませんが、個人的にはツボでした。
[テレビ(吹替)] 10点(2017-10-20 00:01:16)
17.  サバイバー宿命の大統領 《ネタバレ》 
いきなり議会議事堂が爆破され、アメリカ大統領をはじめ、ほとんどの閣僚が爆死するとゆう衝撃的な展開で始まるこのドラマ、第1話からかなり面白くて、最近では珍しく1シーズン全20話もあるんですが、あっとゆうまに観てしまいました。荒唐無稽なところもありますが、テンポもいいし、サスペンス感や緊迫感もあって、それでいて、ホッとできたり、コミカルな要素もあったりして、ドラマとして非常に観やすかったです。このドラマには、おもに2つのストーリーラインがあって、その1つは、主役のカークマンが本人があまり望んでないにも関わらず、ほぼ強引的に大統領となってしまい、次々にやってくる政治的問題を解決していくとゆう物語です。ほとんどの閣僚が死んでしまい、大統領になる者が誰もいない時に発動される「指定生存者」とゆう制度によって、あまり政治に興味がない下っ端の閣僚であるカークマンが大統領になっちゃうのですが、演じるのはドラマ「24」のジャックバウワー役のキーファ・サザーランド。いきなり大統領になって右往左往しちゃうんですが、観てる者としては、正直、ジャックバウアーのイメージが強すぎるためか、なんか彼なら、こなしちゃうんじゃないかとゆう安心感がありまして、本当に徐々にこなしちゃうんですけど、でもキャラはジャックバウアーとは正反対で、カークマンは家庭を愛し、温厚で忍耐強く平和的。たまにジャックバウアー感がちょこっと出たりするんですけどね。ちなみに吹替えは小山力也さんじゃないのであしからず。第1話からとにかく大規模なテロがあったわけで、ここから数話はかなり政治的に緊迫した状況となり、カークマンも国家的危機の重要な選択をいくつも迫られ、それを彼なりに解決していくのですが、後半はカークマン周辺のドラマは普通の政治ドラマになっていきます。でもこの政治ドラマも非常にわかりやすい面白さで、たまに彼のスタッフが笑いも提供したりして、ほどよい緊張感と安心感で観れる感じです。で、もう一方のストーリーラインは非常に優秀な女FBI捜査官ハンナ・ウェルズが、議事堂爆破テロの犯人を捜査する物語で、こちらはとにかく、サスペンス感とアクションでグイグイこちらの興味をひいていきます。彼女自身も危機的状況におかれたりして、目が離せず、カークマンの物語がちょっとノホホンて感じになっても、こちらは常に緊迫した状況です。この2つのストリーラインがたまに交差したりしてドラマは進んでいきます。まー、大人が真剣に観れる重厚なドラマではないですが、わかりやすい面白さでシーズン2も非常に楽しみです。
[テレビ(吹替)] 10点(2017-10-11 23:24:06)(良:1票)
18.  ナルコス 《ネタバレ》 
コロンビアの麻薬事情にも麻薬王パブロ・エスコバルにも全く興味がないんですけど、評判がいいので観てみたら、なんすか、これ?第1話目からめちゃくちゃ面白いんですけど。1話目だけで、まるで良質の映画1本を観たほどの充実感。てゆーか、これで1話目?1シーズン観たほどの気分なんすけど。この充実感が、あと10話まで続くのかいなと逆に心配になるほど。でもそれはいらぬ心配で、気が付きゃ一挙に5話目くらいまで観てしまい、やばい、明日、仕事できひんと自制して寝ましたけど、ほっときゃ10話まで連続で観てしまうほどのめり込んじゃいました。ドラマはとてもテンポが良く、時に緊張感あふれるサスペンス風に、時にテンションがあがるエンターテイナー的に描かれ、さらにチョクチョクはさまるマーフィー麻薬取締捜査官の独白てゆーか解説により、ストーリーや各キャラがものすごくわかりやすくなっており、また本物の映像なんかもチョクチョクはさまっていて、観やすくなおかつ迫真にせまる勢いがあります。爆破、暗殺、なんでもありのパブロを倒そうとするDEAのメンバーや、コロンビアの政治家とかを観てると、いくら正義のためとはいえ、なんでそこまで命を懸けるのか、頭が下がります。だって、街中でも平気で銃でバンバン、警官ですら大量に殺すし、バズーカ撃ってくるし、政府の建物ですら爆破して、怖すぎ。こんな奴をやっつけようってんだから、当局側もすごいっす。時代も戦い方もキャラも違うけど、エリオットネスとアルカポネの戦いを描いた映画アンタッチャブルをなんとなく思い出します。また、パブロの敵は当局だけでなく、他の悪党なんかもいて、さらに怪物を追う当局ですら怪物にならざるをえず、ドラマはドンドン恐ろしくなっていきます。ちなみに吹替えで観たんですが、パブロをはじめコロンビア側はほとんどスペイン語でしゃべり、字幕付きになっており、字幕で観てるのと大差ないように思えます。あとパブロのお話はシーズン2までで、シーズン3は違う麻薬組織を描いており、語り手もマーフィー捜査官からペーニャ捜査官に変わります。それとシーズン2の終わりに登場するニュースを見てる2人の老人は実際のマーフィーとペーニャです。
[テレビ(吹替)] 10点(2017-10-04 23:12:05)
19.  エクスパンス-巨獣めざめる- 《ネタバレ》 
ヤバい。面白すぎる。てゆーか、ごめん、このドラマの舞台設定が僕のハートにズキューンだったので、通常の人とは恐らく違った評価になっちゃいます。SFで、スタートレックやスターウォーズみたいな他の星系までワープとか、異星人がウジャウジャとか、銀河系全体に人が領土を広げてるとか、そーいったスペースオペラも好きなんですけど、こーいった太陽系だけ全体に人類が移住し、その中で地球とか火星とか、その他の衛星とかで紛争が起こったり、陰謀が渦巻いたりするドラマも好きなんです。多分、昔、読んだ、谷甲州の小説で、航空宇宙軍史シリーズの1つ「エリヌス戒厳令」がめっちゃ面白くて、それに影響を受けてるんだと思います。なんか舞台設定とかそれに似てるんですよねー。宇宙に住む人々の生活感とか、重装備の火星軍とか。宇宙戦艦とか。政府が絡んだ陰謀とか、それに応じて太陽系の各地で起こりそーな紛争一歩前の状態とか。それに映像が良く出来てます。チャチくない。小惑星帯の地下都市風景で、天井にラスベガスのアーケードみたいな青空が映され、その下にアパートとかが乱立してるのを見て、もうそれだけで、なんか世界観に引き込まれます。将来もし宇宙で人が生活するとしたらこんな街並みなんだろーってのが僕の中にあって、それがそのまま映像化されてるんですよね。お話は、とりあえず人を探す刑事の話と地球の高官のおばーちゃんの話は最初はちょっとわかりにくくて退屈かもしれませんが、貨物船のクルーの話は最初から結構テンション高く観れました。謎の救難信号を受け、救出に向かい、正体不明の宇宙船からの攻撃、1話目から惹きつけられました。ただ太陽系の政治状況とか説明的なセリフとかが少なく、あんまSF好きじゃないと、オイテケボリ感は半端ないと思います。でも、僕なんかは世界観が好きなので、食い入るように画面やセリフに集中してたせいか、そんなにストーリーで混乱することはあんまありませんでした。それに9話目くらいになれば、だいたい理解できると思いますが、やっぱこの世界観が好きじゃなければ、そこまでしんどいかもしれません。恐らく、普通ならシーズン2の2話目あたりで、面白さが急上昇するかもしれません。ちなみにシーズン2では火星の女戦士なんかの新たなキャラも登場して、もう僕はかっぱえびせん状態で一挙に観てしまいました。太陽系を舞台に、大きな陰謀が進行し、それに巻き込まれる主要キャラたち。火星と地球が軍事的に衝突しそうな緊張状態、OPAと呼ばれるテロ組織の存在、重力ブーツとか、宇宙船の重加速に耐えるために、シートに座ると加速ドラッグなる液体が自動的に体内に送り込まれる装置などのガジェット、緊張感ある宇宙船外活動、ブレードランナーみたいなサスペンス感、全体的に漂う星野之宣のSF漫画のような近未来叙事詩的な終末感と重厚感。そんなのが好きならおススメですが、僕の感想は好きすぎて参考にならないかも。多分、1話目で世界観に引き込まれず、面白さを感じず、2話目が観たいとゆう欲求がなければ、全体でもそんなに楽しめないかと。
[テレビ(吹替)] 10点(2017-10-03 01:33:38)
20.  THE KILLING/キリング 《ネタバレ》 
ブリッジ同様、巷で人気がある1シーズンで1事件を解決する北欧産の刑事もののドラマ。シーズン3まであります。アメリカでリメイクもされていますが、実は、アメリカ版は一回見たことあるのですが、序盤で挫折しまして、ブリッジが面白かったので、もう一度見てみようと思い、今回はこの北欧版を観てみました。で、全3シーズンまで観た結論からゆーと、まー、それなりに楽しめました。でもブリッジとは違って、若干ダレた部分もあり、完全にはハマれなかったかなー。ハマれなかった要因としては、まず、このシーズン1が20話もあったことです。1事件で20話はちょっと長いと感じました。ブリッジでは10話なので、5話くらいから盛り上がってくるんですけど、このドラマでは10話まで、さほど盛り上がらず、10話過ぎてからよーやく事件に進展がある感じです(ちなみにシーズン2と3は10話なのでこの問題はシーズン1のみです)。さらに主役の女刑事ルンドが、当初、スウェーデンへの移住が決まっていて、片手間で事件を捜査し、そーゆうどっちつかずの所がちょっと見てる者にとってストレス。もうスウェーデン移住は事件解決してからにしろやーって何度も思いました(ちなみにシーズン2と3でも最初は事件捜査にあまりやる気がないのは一緒です)。後、ルンド刑事は事件にのめり込むと、結構、暴走し、その割にはミスも多く、最終的には事件を解決するので優秀な刑事なんでしょうが、ブリッジのサーガ刑事の優秀さを先に観てると、このミスの多さにストレスを感じちゃいます。また空振りかいなーって。後、これは全シーズン通してなんですが、必ず政治家が話に絡んできます。シーズン2でも3でも政治家が事件の進展に応じてドタバタします。しかも政治家は必ず男女ペアの部下を連れていて、そのどちらかを途中疑うという展開も必ず全シーズンにあります。さすがにシーズン3では、またこのパターンかいなと、飽きちゃいました。シーズン毎に事件のタイプは全然違うのに、全体的になんか似てるんです。ただしシーズン3の終わり方は結構、衝撃的なので、全シーズン観た甲斐はありました。
[DVD(吹替)] 5点(2017-09-29 23:33:00)
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