今観れば、ほんと、超豪華俳優ばっかのドラマ。当時は、めちゃはまりして、こっからクドカン作品とか沢山観るようになりました。果物屋の一人息子マコトがひょんなことから、池袋のトラブルシューターとなって、色んな事件を解決しつつ、仲間やチンピラ、警察、やくざ、カラーギャングなんかと楽しい日常をおくるってお話。長瀬智也のマコト役がチョーハマり役。バカなんだけど、喧嘩がちょー強くて、情にあつく面倒くさがり屋ってゆうマコトを生き生きと演じておりました。他にもカラーギャングGボーイズのボスであるキング役の窪塚洋介も魅力全開。トリッキーな雰囲気がたまりません。これ、彼のアドリブなんだって。マコトと関係した者たちが、後の回で活躍したり、毎回の話と並行して、ちょっとずつ不穏な謎が提示されたりと、伏線はりまくりなとこも面白いです。一応、マコトが主役ですが、多彩な他のキャラ達が個性的なので一種の群像劇っぽい感じもあり、同じ池袋を題材にしたアニメ「デュラララ」なんかは間違いなく、この作品に影響受けてますね。不気味な雰囲気もあるんですけど、お笑いも随所にシュールにはさんであり、今、観ても、笑えます。ねずみ講、カラーギャング、ひきこもり、ストーカーなどの当時の世相とボーリング、サウナ、やきめしなどの日常のアイコンなどを混ぜ合わせて、物語に色を添えてるとこなんてのも、毎回、観ていて飽きがこないところ。僕が好きなキャラはやっぱ森下愛子演じるマコトの母と、警察官の阿部サダヲかな。マコトと母のやりとりは毎回笑えるし、マコトが大変なときもチョーマイペースなとこなんて最高です。阿部サダヲの方は、そんなにメインじゃないですが、物語のすみっこで、何気にいつも面白いってゆーか、こんな馬鹿な警官、楽しすぎるって感じで、阿部サダヲの魅力が惜しみなく出ています。とにかく、今、観ても面白いドラマで、僕なんて、たまに、今でも観るときがあります。
【なにわ君】さん
[テレビ(日本ドラマ)] 10点(2016-01-12 17:22:10)