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BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係
製作国
ジャンルサスペンス,SF,刑事もの
レビュー情報
《ネタバレ》 「人は死んだら、どこに行くんだろう」そんなセリフで始まるこのドラマ、小栗旬のドラマ「クライシス」と同じ小栗旬と脚本家金城一紀のコンビでおおくりする刑事ドラマであり、僕はめちゃくちゃハマりました。事件を捜査中に頭に弾丸を受けてしまった石川刑事は、一命をとりとめたが、代わりに死者と話せる能力を手に入れた。この設定、ドラマではどんな風に表現しているかとゆーと、死んだ者の役者がそのまま普通にそこに立って演技し、その役者の言動は他の人には見えてないテイで、主役の小栗旬だけが見えて会話できるって方式です。一歩間違えれば、コントにもなりかねないこの世界観を、このドラマではちゃんとドラマとして成立させてる所がうまいとゆーか凄いとゆーか。それは役者陣のしっかりとした演技と、物語の持って行き方のうまさ、うまい演出などの要素が絡み合っていいバランスを保っているからだと思います。後、普通、こーゆう特殊すぎる能力を持った主人公だと、他の仲間の脇役はモブ化しがちだけど、このドラマでは、その仲間も一癖ありのキャラを持ってきてるあたりも面白いです。どっか普通と違う思考をもつ検視官の比嘉を始め、善か悪かわからない謎だらけの雰囲気をもつが、石川刑事の要望にはちゃんと答える情報屋の赤井、そして赤井に紹介されて、以後の捜査で毎回頼りになるハッカーコンビ、サイモン&ガーファンクルと裏世界の便利屋鈴木。いやいやいや、死者と話せるとゆうある意味、刑事にとって反則技とも思える能力を持った主人公に、そんなヤバそうな仲間いるか?と思うかもしれません。ところがこのドラマ、その辺はうまく出来ていて、例えば、犯人はわかっても証拠がないとか、犯人が自殺して、犯人が死者として登場するとか色々趣向を凝らしていて、面白く出来上がっています。そしてタイトルの「border」とは、生と死の境目の他に、善と悪の境目の意味もあり、死者の声を聴き続けていくうちに主役の石川はやがて、悪は絶対許すまじとゆう思考にとりつかれていきます。強すぎる善は一歩間違えれば悪と変わらない。結末は非常に衝撃的であり、結末を観れば誰もが思うかもしれません。「つづきは?」「つづきはーー!?」と。逆にあの結末だからこそ、このドラマは凄いという人もいます。でも僕は続きが観たーーーい。で、なんと、今年2017年、いよいよこの「border]のシーズン2の企画が始動したみたいであります。恐らく、秋ごろ、観れるかも。また、あの何とも言えないダークな世界観に浸れるのかと、僕は今からワクワクしております。
なにわ君さん [DVD(日本ドラマ)] 10点(2017-07-02 21:52:38)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 10.00点
作品の点数分布
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