《ネタバレ》 ヤバい。面白すぎる。てゆーか、ごめん、このドラマの舞台設定が僕のハートにズキューンだったので、通常の人とは恐らく違った評価になっちゃいます。SFで、スタートレックやスターウォーズみたいな他の星系までワープとか、異星人がウジャウジャとか、銀河系全体に人が領土を広げてるとか、そーいったスペースオペラも好きなんですけど、こーいった太陽系だけ全体に人類が移住し、その中で地球とか火星とか、その他の衛星とかで紛争が起こったり、陰謀が渦巻いたりするドラマも好きなんです。多分、昔、読んだ、谷甲州の小説で、航空宇宙軍史シリーズの1つ「エリヌス戒厳令」がめっちゃ面白くて、それに影響を受けてるんだと思います。なんか舞台設定とかそれに似てるんですよねー。宇宙に住む人々の生活感とか、重装備の火星軍とか。宇宙戦艦とか。政府が絡んだ陰謀とか、それに応じて太陽系の各地で起こりそーな紛争一歩前の状態とか。それに映像が良く出来てます。チャチくない。小惑星帯の地下都市風景で、天井にラスベガスのアーケードみたいな青空が映され、その下にアパートとかが乱立してるのを見て、もうそれだけで、なんか世界観に引き込まれます。将来もし宇宙で人が生活するとしたらこんな街並みなんだろーってのが僕の中にあって、それがそのまま映像化されてるんですよね。お話は、とりあえず人を探す刑事の話と地球の高官のおばーちゃんの話は最初はちょっとわかりにくくて退屈かもしれませんが、貨物船のクルーの話は最初から結構テンション高く観れました。謎の救難信号を受け、救出に向かい、正体不明の宇宙船からの攻撃、1話目から惹きつけられました。ただ太陽系の政治状況とか説明的なセリフとかが少なく、あんまSF好きじゃないと、オイテケボリ感は半端ないと思います。でも、僕なんかは世界観が好きなので、食い入るように画面やセリフに集中してたせいか、そんなにストーリーで混乱することはあんまありませんでした。それに9話目くらいになれば、だいたい理解できると思いますが、やっぱこの世界観が好きじゃなければ、そこまでしんどいかもしれません。恐らく、普通ならシーズン2の2話目あたりで、面白さが急上昇するかもしれません。ちなみにシーズン2では火星の女戦士なんかの新たなキャラも登場して、もう僕はかっぱえびせん状態で一挙に観てしまいました。太陽系を舞台に、大きな陰謀が進行し、それに巻き込まれる主要キャラたち。火星と地球が軍事的に衝突しそうな緊張状態、OPAと呼ばれるテロ組織の存在、重力ブーツとか、宇宙船の重加速に耐えるために、シートに座ると加速ドラッグなる液体が自動的に体内に送り込まれる装置などのガジェット、緊張感ある宇宙船外活動、ブレードランナーみたいなサスペンス感、全体的に漂う星野之宣のSF漫画のような近未来叙事詩的な終末感と重厚感。そんなのが好きならおススメですが、僕の感想は好きすぎて参考にならないかも。多分、1話目で世界観に引き込まれず、面白さを感じず、2話目が観たいとゆう欲求がなければ、全体でもそんなに楽しめないかと。
【なにわ君】さん
[テレビ(吹替)] 10点(2017-10-03 01:33:38)