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お迎えデス。 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 お迎えデス。
製作国
ジャンルドラマ,コメディ,ファンタジー
レビュー情報
《ネタバレ》 漫画原作だそーですが、原作は知りません。でも面白かったデス。福士蒼汰演じる堤 円(つつみ まどか)は、感情を表現することと、人とのコミュニケーションがちょっと苦手な大学生。ある日、ひょんな事から、幽霊が見えるようになり、その能力をかわれて、うさぎの着ぐるみを着た男と小さな女の子の、自らを死神と名乗るコンビから、この世に未練がある幽霊を成仏させるアルバイトをしないかと誘われる。そして、以前よりこの仕事をしていた土屋太鳳演じる阿熊 幸とコンビを組んで、幽霊たちの未練を解決する仕事をこなすうちに、円は人間的に成長していくってゆう、ほんとよくある設定の、よくある世界観の幽霊解決モノ青春ドラマ。よくある感じなので、あんま期待せずに観たんですけど、これが意外にも楽しめて、ハマちゃって、最後はもっと観たい、終わらないでくれーって気分にさせられちゃいました。ハマった要因の1つは、まず、キャラクターの魅力。主役の円は見た目は福士蒼汰なので、そりゃかっこいいんですが、とにかく感情表現が苦手で、人の気持ちもあんまわかんなくて、ロボットみたいな奴なんだけど、でもね、見た目、福士蒼汰なんで、なんか嫌いになれないんですよねー。むしろ、普通じゃない面白いヤツって思えちゃう。それにドラマが進行していくに従い、徐々に成長していき、この過程が観てて、なんか胸が熱くなる。ヒロインの阿熊 幸のキャラは全くの逆で、活発で言いたいことはちゃんと言える元気な女の子。この子は、もう土屋太鳳の魅力全開ってゆーか、彼女はこーゆう役が非常に良く似合う。土屋太鳳の魅力をたっぷり味わいたいなら、このドラマでしょ、やっぱ。で、この二人の行く末をずっと見ていたくなる気分にさせちゃう。ナベシマとゆずこの死神コンビも、いい感じでドラマをほっこりさせてくれて、いいスパイス。ちょっとしたサスペンス要素もあって、実は未練がある幽霊は49日までに成仏しないと悪霊化しちゃう。そーなるとポルターガイスト現象などで生きてる人間に危害を加えるので、死神にはナベシマたちのようなちゃんと成仏させる部署とは別に、悪霊を浄化させる公安みたいな部署があって、浄化しちゃうと、その幽霊の魂は完全に消滅しちゃうので、そのへんの要素がドラマに緊張感をもたらしてくれてる。映像表現も良好で、幽霊や死神たちは物や人を通り抜けちゃうの。演出では幽霊も生きてる人間も普通に役者が同じ場所で演じてる感じなんだけど、これが急に幽霊側だけ、壁や人などを自然に通り抜けちゃうので、わりと不思議感があって、漫画っぽいドタバタな場面でもチャチく感じない。ストーリーの方は割とベタな展開で、次々と現れる幽霊たちの未練は、たいていは生きてる人間に関わるモノで、生きてる人間は見た目にはわからない心の問題を抱えていて、それを解決していくお話。でも、これが意外に感動的で、なんか毎回、泣けちゃう。ドタバタコミカルな中で泣けちゃう。気持ちがいい泣き。だから観たあとスカッとする。主役だけでなく、こっちまで成長させてくれる気持ちになっちゃう。そんなわけで、このドラマ、オレ、好きデス。
なにわ君さん [テレビ(日本ドラマ)] 10点(2018-08-28 23:14:22)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 10.00点
作品の点数分布
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