1. 最高の人生のはじめ方
《ネタバレ》 湖畔の避暑地に、アルコール依存で落ちぶれた作家であるモーガン・フリーマンがやってきて、町のいろいろと訳ありな人たちと交流していく。 それだけの話なんですが、全体に流れる雰囲気がとても心地良く、ずっと浸っていたい気分になりました。年をとってきたのかなあ・・・・。 [地上波(字幕)] 7点(2015-05-30 11:24:10) |
2. 三十四丁目の奇蹟(1947)
《ネタバレ》 とりあえず、エドマンド・グウェンのキャスティングに尽きます。どう見ても本物のサンタさんにしか見えません。 感想として、簡単に表現すると「古き良きアメリカの良心万歳!クリスマス精神万歳!」という感じです。単なるファンタジー映画ではなく、社会の風潮・現実から目を反らすことなく、理想をそこに真正面からぶつけていく精神が素晴らしいと感じました。やや、オチは強引な気もしましたが、そこはやはり映画ということで・・・・ [地上波(字幕)] 10点(2014-12-24 23:45:27) |
3. サブマリン(2010)
《ネタバレ》 一昔前のイギリス映画の雰囲気が懐かしさを感じさせ、ところどころに散りばめられたセンスの良さとユーモアが非常に心地よい作品でした。なんと言うか、主人公とほぼ育った時代が同じなので、自分の15歳の頃の考えとか行動と相通じるものもあってとても共感できる内容でしたね。あの80年代の胡散臭い部分も映し出されているのも良かったです。 [映画館(字幕)] 8点(2013-11-02 09:22:09) |
4. サムサッカー
《ネタバレ》 なかなか思うようにいかない人生に不安や心の傷はつきもので、この作品は誰しもが抱える大きくはないが根深い苦しみをテーマに描いています。野心はありながらも周囲と折り合いをつけるのが苦手で何かを諦めてしまっている主人公やその家族にとても共感できるところがあり非常に面白かったですね。 悪い奴が殆ど出てこないファンタジーながらドライな雰囲気と優しい音楽が非常に合っていて心地よかったです。 [DVD(吹替)] 8点(2012-06-30 11:51:05) |
5. さらば冬のかもめ
《ネタバレ》 刑務所までの護送という束の間の自由を描くことによって、自由のない軍隊・そしてアメリカという国家の息苦しさや理不尽さを描いたロードムービーです。途中から仏教(日蓮宗?)が重要なキーワードになってきたのが非常に興味深かったですね。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-01 00:21:09) |
6. ザ・ブレイブ・ウォー 第442部隊
《ネタバレ》 ハワイ組と本土組の対立など442部隊の置かれた状況が良くわかる作品でした。まあ、見た目は我々と同じなのに、中味は当然ながらアメリカナイズされているのでどうしても違和感は感じてしまいましたが・・・・。 あの「プライベート・ライアン」の作戦を実際に日系人部隊が行っていたことには感銘を受けました。 見る前に442部隊について予習をしておいた方が良いと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-16 00:28:29) |
7. ザ・コーヴ
《ネタバレ》 日本に住む者でも殆ど知らないイルカ漁の映像は非常に興味深いものではありました。ただ、文化・風習の違いを受け入れず、ひたすら自分たちの考えを正とし目的達成のために手段を選ばない方法はいかがなものかと思います。法を犯して秘密裡に行われているわけでもなく、日本の法令で認められているわけですからね。 問題にするのであれば、イルカ漁を認めている日本政府に対しその是非を問うべきで、法で認められた正当な漁業権を行使しているだけの漁師の活動をテロリストまがいのやり方で妨害するのは絶対に間違っていると思いますね。 「イルカは可愛くて頭がいいから殺してはいけない」なんて活動家たちが堂々と語っているのを観て、心の底から嫌悪感を感じましたね。自然界のバランスが崩れ問題が起こるとか種の存続が危機にさらされているというのならともかく、知性や見た目で選別をするのは余りにも傲慢ではないでしょうか・・・・。 まあ、アメリカ的思考が具現化されているといってしまえばそれまでなんですけどね。こういう作品にアカデミー賞を与えてしまうアメリカという国に恐ろしさを感じてしまいました。 [DVD(字幕)] 1点(2011-04-17 15:49:39)(良:2票) |
8. The Harimaya Bridge はりまや橋
《ネタバレ》 なかなか骨太で見応えのある作品でした。 「人は理由を付け差別をする」というセリフが出てくるように、人種間、親子間の葛藤やさまざまな偏見がテーマとなっていて非常に興味深かったですね。 こういった葛藤や偏見といった問題に対しては、ついつい無関心を装ったり、いろいろと理由を探して正当化したりしてわが身から遠ざけたくなりますけど、やはり解決のためには例え傷つくことになるとしても直接それらの対象と触れあっていくことが必要なことであるのだなと痛感させられました。 監督も高知に住んでいたことがあるということで、日本の描き方もそれ程違和感は感じませんでした(misonoはちょっと浮いてましたが。)。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-15 00:54:38) |
9. 13デイズ
《ネタバレ》 シビリアン・コントロールの重要性を思い知らされる映画でした。あの時ホワイトハウスに冷静な判断を下すトップがいなかったら、今頃この世界はどうなっていたのかと考えると恐ろしくなりますね。 ホワイトハウス内の緊張感が最初から最後まで観ている側まで伝わってきて非常に見ごたえのある映画でした。 [地上波(吹替)] 8点(2009-08-25 09:46:04) |
10. ザ・ハリケーン(1999)
《ネタバレ》 冤罪事件そのものよりも、それを出世の手段にしてしまう人間の存在や根底に潜んでいる人種差別の姿に恐ろしさを感じてしまいましたね。そんな絶望的な状況の中でも鋼のような精神力で無罪を勝ち取った主人公の姿には感銘を受けましたし、そういった理不尽な状況を見過ごさずに彼を支援し続けた人たちの存在があったことは「まだまだ世の中捨てたものじゃない」という希望を持たせてもらいました。 ただ、たまたま主人公は救われましたけど、ひっそりと抹殺されかけている多くの「ハリケーン」達がまだまだこの世の中には多く存在しているのかと思うとぞっとします・・・・・。 [地上波(吹替)] 8点(2008-12-20 20:09:08)(良:1票) |
11. 再会の街で
《ネタバレ》 原題の「Reign Over Me」は、私の大好きなTHE WHOの超名作「QUADROPHENIA」の最後の曲である「Love, Reign O'er Me」(Pearl Jamバージョンも格好良いです!)からとられているんですよね。まあ、ロックファンじゃないと知らない人も多いでしょうから、「再会の街で」という邦題を付けるのも致し方ないと思いますけど。 「9.11」が強調されているきらいもありますが、テーマ自体は「喪失感からの再生」という極めて普遍的なものです。そして、そのテーマをアダム・サンドラーとドン・チードルがシリアスになり過ぎず、時にはユーモラスに演じきっています。とにかく、どんなに辛いことがあっても決して心を閉ざしちゃ駄目だというメッセージが伝わってくる作品でした。 [映画館(字幕)] 7点(2007-11-14 18:02:17) |
12. サンキュー・スモーキング
《ネタバレ》 金と口にものを言わせた情報操作をユーモアを交えて描いている、なかなか風刺が効いていて面白い作品でした(Mod特捜隊は中々笑えます。)。 まあ、アメリカは自由競争の国ですから、自分たちの収益の為なら何でもありなのかなという印象を受けましたね。何というか、すべてが「金」のために動いているように見えて嫌な感じですね(まあ、日本も段々そうなってきていますけど・・・・・)。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-04 20:04:32) |
13. さよなら、さよならハリウッド
まあ、相変わらずのウディ・アレン主演・監督映画と言ってしまえばそれまでですが、やはりセリフの面白さ、自虐的な演技等々の独特な魅力についついハマってしまいますね。 はっきり行ってこの作品から物凄く衝撃を受けたり、感動したりということは無いと思いますけど、非常に満ち足りた時間を過ごせることだけは間違いないです。 また、自分が主役の作品を撮ってくれないですかね・・・・・。 [DVD(吹替)] 8点(2007-05-21 18:46:29) |
14. サンセット大通り
《ネタバレ》 グロリア・スワンソンの鬼気迫る演技がすばらしいです。まさに名作と呼ぶに相応しい映画ですね。 しかし、観終わった後、いろいろインターネットでこの作品について調べてみると本当に興味深い話が出てきますね・・・・・。そういった背景も含めて楽しめる作品です。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-05-01 17:17:31) |
15. ザ・コミットメンツ
《ネタバレ》 とにかく、オープニングからラストまでイカした(古!)音楽に包まれながら楽しく見ることができる作品です。とにかく、音楽好きにはたまらない作品ですね。会話の端々に、いろんなミュージシャンの名前が出てきてとても楽しかったです。(個人的には、オーディションのシーンで、スミスの「Heaven Knows I'm Miserable Now」を歌う少年に主人公がツッコむシーンが好きです。) あと、ザ・コミットメンツのメンバーが素晴らしすぎます。それぞれが、素晴らしい演奏を見せてくれるだけでなく、魅力のあるキャラクターを演じてくれています。 しかし、ラストシーンは「上手い!」の一言ですね。ほろ苦いんですが、何か爽やかな気分にさせてくれました。 「アイルランドはヨーロッパの黒人だ!」というのも凄い言葉ですね・・・・。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-11-26 21:15:48) |
16. サイレント・ムービー
《ネタバレ》 非常にギャグ満載で馬鹿馬鹿しいけど面白かったです。まあ、セリフが無い分ジェスチャーや効果音を上手く使っていて良かったです。あと、ポール・ニューマンやライザ・ミネリ、メルブルックス夫人であるアン・バンクロフト等のスターが、自らパロディを演じているのも見ものです。(一番インパクトがあったのはマルセル・マルソーでしたね。) 楽しい時間を過ごすことができました。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-08-23 11:57:01) |
17. さよならミス・ワイコフ
非常に難しい問題を取り上げてる作品ですね。ただ、この作品では問題提起はしているけど、結局何も解決していないし、その方向性も示していないような気がします。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-16 21:28:12) |