1. ジョーカー
《ネタバレ》 「You get what you f*cking deserve!」この叫びに尽きます [DVD(字幕)] 10点(2020-07-23 18:54:16) |
2. JIMI:栄光への軌跡
《ネタバレ》 伝説となる前のジミ・ヘンドリックスを描いた作品。主役を演じるOUTKASTのアンドレが非常に素晴らしいです。 やはり、音楽業界でトップに登り詰める経験をしてきた者にしかわからない様々な心情がうまく表現できていたと思います。また、演奏シーンも一流のプロミュージシャンですから違和感なく見ることができました。 そして、伝説となる前で物語を終わらせ、ジミの曲も全く使わなかったことが、「ロックの神様」ではなく一人の人間としてのジミ・ヘンドリクスの姿をしっかりと我々観客に伝えてくれています。 この映画の後の物語は、実際の映像や音源がいくらでもありますから、興味のある方はぜひ触れていただきたいと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2015-12-27 21:54:04) |
3. ジャージー・ボーイズ
《ネタバレ》 ショービジネス業界版『グッドフェローズ』のような印象。 華やかなショービジネスの裏側を見せてくれる作品です。フォー・シーズンズがどれだけの存在だったのかがあまりわからないのですが、曲は良く知られたものが多かったので楽しめました。 [DVD(吹替)] 7点(2015-02-22 22:50:37) |
4. ジーザス・キャンプ
《ネタバレ》 いわゆるカルト的なキリスト教原理主義団体がが子どもたちを洗脳していく様を描いている作品なのですが、彼らがアメリカの政治に少なからず影響力を持っている事実に衝撃を受けましたね。洗脳にしても、信仰だけでなく政治的なメッセージ(反リベラル)も含めていて気味が悪かったですね。 神様は絶対に間違えることはないでしょうけど、それを媒介する人間が自分の欲など全く出さずに、神の意思だけを忠実に伝えるかどうかは非常に疑わしいと思いますので、やはり政教分離は徹底しないといけないと思いますね。 [インターネット(字幕)] 6点(2011-01-17 00:06:52) |
5. 勝利への脱出
《ネタバレ》 御伽噺のような内容ですが、非常に爽快感の残る作品でした。特に、サッカーのシーンは本物の一流選手を起用しているだけあって非常にリアルで面白かったです(スタローンはちょっとアレでしたが・・・・)。スタジアムの観衆が歌うフランス国家は迫力がありました。 [地上波(吹替)] 7点(2011-01-04 00:34:48) |
6. 縞模様のパジャマの少年
《ネタバレ》 ネタバレになってしまうかもしれませんが、とりあえず頭をハンマーで殴られたかのような大きな衝撃を受けましたね。マーク・ハーマンが監督だとか、ポスターの雰囲気とかから、ちょっとビタースイートな少年映画かと思ってたのですが、まったく違いましたね。 この映画が伝えようとしているのは、ホロコーストはもちろんですが戦争という名の殺し合いの現実の中にファンタジーなんてものは全くもって存在しないということ、そしてその現実から目を背けても事態は決して良くはならないということではないかと感じましたね。 [映画館(字幕)] 8点(2009-08-23 00:12:03)(良:1票) |
7. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 文部科学省は、この作品を民主主義の教材として子供たちに鑑賞を義務付けるべきではないでしょうか。 声のでかい奴の威圧的で一方的な意見や、人間誰しもが持っている偏見や差別感情に付け込んだ卑劣な「正論」に流されてしまうことがいかに愚かな行為であるかをこの作品は明確に示しています。そして、ヘンリー・フォンダが演じる陪審員のような勇気と冷静さは本当に見習わなければならないと思います。 しかし、今もなおこの作品が名作として人々に感動を与え続けているというのは、逆に考えると現実社会ではこの作品はまだまだ「理想」にすぎないということなんですよね・・・・。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-04-27 19:27:43) |
8. シリアル・ママ
《ネタバレ》 観ている最中は大笑い、でも観終わった後はいろいろと考えさせられます。 理論武装して大義名分を掲げ自分の価値観やルールを他者に押し付ける人間や国家、そしてそれに対し理論で論破できず傍観せざるを得ない司法や周囲の人々・・・現代社会の問題点を鋭く皮肉った傑作コメディですね。 シリアル・ママは特別な事例でもなんでもなく、程度の差はあれども人間誰しもがその資質を持っているのではないですかね?(特にこの作品を観てスカッとした気分になった方はかなり危険度高いのでは?) [ビデオ(字幕)] 9点(2009-04-03 10:42:16) |
9. 17歳のカルテ
精神病院を舞台にした、重くほろ苦い青春映画ですね。ウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーのコンビが本当に素晴らしいです。 また、60年代ポップスが非常に効果的に使われていて、サントラが欲しくなりました。今も頭の中を「The end of the world」が鳴り響いています。 [DVD(字幕)] 8点(2007-11-06 19:32:16) |
10. シティ・オブ・エンジェル
《ネタバレ》 途中までは、あの非常に芸術的であった「ベルリン・天使の詩」を非常にわかり易く噛み砕いて描いているし、キュートなメグ・ライアンとちょっと情けない風情のニコラス・ケイジの恋愛ドラマとしても楽しめる中々の良作だなと思ってたんですけどね・・・・・。 ニコラス・ケイジが人間になるかどうか逡巡する辺りからのストーリー展開がちょっとよろしくなくて、観終わった後はガッカリでしたね。非常に勿体無い・・・・。何であんな安っぽいまとめ方をするかなあという感じですね。 [地上波(字幕)] 6点(2007-09-21 18:19:11) |
11. シッコ
《ネタバレ》 正直、『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』よりも真剣にいろいろな事を考えさせられる作品でした。医療の問題というのはすべての人間が避けては通れないものですからね・・・・・。保険の不払いなんかは日本でも問題になりましたし、この作品で紹介された事例を全てアメリカの話と片付けることはできないですね(まあ、アメリカ特有の異常な例も多かったですが・・・・)。 ちょっと、極端だなと思う部分もありましたが、非常にすばらしいドキュメンタリーだと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2007-09-01 23:48:50) |
12. ジョー・ブラックをよろしく
《ネタバレ》 ちょっと長いですが、観終わった後心が温まる作品でした。会社の乗っ取りを阻止するシーンは良かったですね。 [映画館(字幕)] 8点(2006-12-29 13:32:14) |
13. シュウシュウの季節
《ネタバレ》 観終わった後に嫌悪感しか残りませんでした、余りにも幼く無知な少女とそれを弄ぶ醜い大人たち、そしてその光景を前にしても何もできない男・・・・・・。非常にやりきれないですね。 確かに、下放政策により家族や友人達と引き離された事情があるにしろ、あまりにも行動が短絡的すぎるような気がします。そして、その挙句は老金まで巻き込んでしまう訳ですから、正直彼女に同情はできませんでした。(しかし、主人公の変貌ぶりは凄かった・・・・) 人間の醜い部分を覆い隠すような美しい風景描写が非常に印象的でした。 出来が悪い作品ではありませんが、私は嫌いです。 [ビデオ(字幕)] 2点(2006-12-28 13:18:48) |
14. 情婦
これは、「巧い!」としか言いようが無い作品ですね。まだ観てない方は、一切の予備知識を捨てて観てください。そして、絶対に結末は他人にしゃべらないように! チャールズ・ロートンのちょっとトボけた演技が良かったですね。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-11-13 10:11:31) |
15. 死霊の盆踊り
《ネタバレ》 ていうか、この作品って映画館に人を呼び込むためのストリップ映画じゃないですか・・・・。(特典の監督インタビューを見ると、当時テレビに食われて映画館が苦しい状況になってて、お色気で人を呼び込もうと考えたみたいです。ただ、規制が厳しかったのでそれをクリアするためにこういう作品になったようです。) だから、内容云々を真面目に語っても仕方ないですね。(見せたいのはストーリーでは無くストリップなんですから。) [DVD(字幕)] 0点(2006-09-13 09:21:10)(良:2票) |
16. 紳士協定
「踏まれた足の痛みは、踏まれた者しか判らない」という言葉がありますが、この映画を見て真っ先に頭に浮かんだのがこの言葉でした。非常に難しいテーマですね、この「差別」という問題は・・・・・。 人間に生存本能がある以上、差別意識(見下す意味だけではなく)はどうしても生まれてきますからね・・・・。当然、差別は良くないものだとは解っていながらも、自分たちの世界を守っていきたいという防衛心が、題名にもある「紳士協定」という歪んだ意識を産んでしまうのですから。 そういう中で、この作品の訴えかけるメッセージには心を動かされるものがありました。ちょっと理想主義的な感じもしますが素晴らしい作品だと思いました。 [インターネット(字幕)] 9点(2006-09-10 21:43:29) |
17. シカゴ(2002)
《ネタバレ》 非常に痛快な作品でした。ストーリーがとにかく良く出来ていて面白かったです。まあ、出てくる人間が全てクセ者で、その駆け引きを見ているだけで飽きませんでした。ミュージカル・シーンも良かったです。(リチャード・ギアとレニー・ゼルウィガーの腹話術シーンは楽しかったですね。) 理屈抜きで楽しめる作品でした。 [DVD(字幕)] 8点(2006-09-10 00:45:31) |
18. 自由な女神たち(1997)
正直、あまり興味の持てる内容では無かったですね。ただ、アメリカにポーランド系の人が結構いるんだなと言うことはわかりました。(ただ主な出演者はポーランド系じゃないみたいですが・・・・)。最後のオチもちょっと強引だったような・・・・。 しかし、ポーランド人はあんなにピクルス好きなんですかね? [DVD(吹替)] 4点(2006-09-03 15:54:15) |
19. 白いカラス
《ネタバレ》 人種差別の問題の根深さを思い知らされる作品でした。アンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンの恋愛をベースにストーリーは進んでいくのですが、折々に挿入されるアンソニー・ホプキンス演じる主人公の秘密の歴史が非常に衝撃的でした。 まず、肌の白い黒人が白人として生きている事実が実際にあることに驚きました。またそこまでさせてしまう、アメリカの人種差別の過酷さを実感しました。(もう、主人公の厳格な父親のエピソードは本当に涙が出てしまうほど哀しかったですね。) 個人的にはもう少し「人種転換」のドラマを深く描いて欲しかったです。ただ、非常に考えさせる作品でした。 [DVD(吹替)] 8点(2006-08-18 23:50:33) |
20. ジョンとメリー
《ネタバレ》 40年近く前の作品だというのに、とても新鮮な印象を受けました。セリフとモノローグそして回想シーンが並行しながら2人の会話が進んでいくのですが、その駆け引きや心の動きを見ていると、男女の関係というのは今も昔も変わらない普遍的なものなのだなと感じました。 (まあ、出会って1日でそこまで発展するか?ともちょっと思いましたけど・・・・) ダスティン・ホフマンとミア・ファローも非常にハマリ役で、面白い作品でした。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-11 15:43:21) |