1. 死霊館のシスター 呪いの秘密
《ネタバレ》 前作「死霊館のシスター」は遥か前に見たきりで正直内容うろ覚え状態だったので、冒頭などは「誰やこれ、、、_」状態でしたが、それでも女学校の薄暗い雰囲気だったり街並みなどの感じはとても好きな部類でした。 本がペラペラ捲られてヴァラクが現れる場面も、予告で見せられてタネはわかっているのにちゃんと怖くできていますし、前半は悪魔が何を目的としているのか、という調査パート、後半は打って変わってお化け屋敷然とした展開で面白かったです。 中盤の「ワインをキリストの血だと思えばそれはキリストの血」という伏線をちゃんと回収した撃退方法や祈りの場面など、同様の悪魔祓い映画の「ヴァチカンのエクソシスト」とはまた違った感じがありよかったです。 実話をもとに、トいうのが死霊館ユニバースの触れ込みですが、ウォーレン夫妻が関係してる時点で「んなわけねーだろwww」なので今回も見せ物補ホラー映画として十分楽しかったです。 ただあのヤギ男一体だれよ? [映画館(字幕)] 7点(2023-10-14 00:42:50) |
2. シャザム!~神々の怒り~
《ネタバレ》 最近のやたら伏線やら前作の設定引継ぎが多いヒーロー映画にしては特に前作観ていなくてもなんとなーく付いていけるのでありがたいです。 また、ラスボスもちゃんとラスボスらしい風体と迫力していましたし、結論から言うと舞台の限られた狭い空間での戦いなはずなのになぜかそれをあまり感じさせなかったり、バトルも迫力あってよかったですし、冒頭のネタ要員かと思いきやしっかり登場したワンダーウーマンも良かったです。 [映画館(字幕)] 7点(2023-03-24 20:28:27) |
3. シックスヘッド・ジョーズ<TVM>
《ネタバレ》 スピード感が前作に増してなくなったのと、登場人物がみんなバカな行動取りすぎ、というのはもはや野暮なのかもしれませんが、「嵐なんて全然来てねーじゃねぇか!」とか「なんで海に飛び込んだん?」とか「波が来て海にあんな変なのいるのになんで海上の施設(ただ浮いてるだけ)に行こうと思ったん>とか「なんでみんな船の縁にいたがるん?」とか、そういうこと突っ込みながら観る映画なので、まあそういう意味では楽しいかもしれません。 あと、けなげに陸をうにょうにょ歩いてくるサメ君がだんだん可愛くなってくるのはポイント高いかもしれません(笑) [CS・衛星(吹替)] 5点(2022-05-29 16:41:19)(良:2票) |
4. 死体を売る男
《ネタバレ》 ↓で鱗歌さんがほとんどのことをおっしゃってるので付け加えることもないとは思うのですが、あえて。 カーロフの墓掘り人だったり、「バーク」するシーンなどは時代的なものがあれどなかなか凝った根出、かと思えばラストはホラーの展開で、ある部分だけ見るといいな、と思うのですが、本当にストーリーが捻りがないので、そういう意味ではちょっと面白くないかなーと思ってしまいました。 [DVD(字幕)] 6点(2022-04-04 23:55:24) |
5. ジキル博士とハイド氏(1931)
《ネタバレ》 ハイド氏の面が猿顔で今見るとコメディっぽく見えてしまう、とは思うんですが、人間の原始的な欲求が具現化した姿=先祖返り、という解釈だとすればこれも納得。 何より、ジキル博士からハイド氏に変身するシーンが九十年前の作品とは思えないほどスムーズ。 そして意外に軽やかに立ち回る姿や、一人称視点、分割画面など映像的に凝った演出も多々。 怖いか、と聞かれるとそれほどなのですが、本当に同じ役者かよ!?と思える変身っぷりや、ハイド氏になった際の鬼気迫る演技など今でも十分見応えのある作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2022-02-08 04:28:30) |
6. シャークネード<TVM>
《ネタバレ》 ピラニアだって空飛んでるんだからサメだって空飛んでもよくね? とは思えど、余りクオリティは感じられず。 ただかろうじて映画の体裁は保ってる感じです。 あんな長時間空にいたらそもそもサメ死んでるんじゃね?とか野暮なツッコミしながら観るのが正解なのかな、と。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2022-01-13 21:44:10) |
7. 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
《ネタバレ》 死霊館、と言われても、もはや「館」が題材ではないのでどうなの?とか思ったり「これは実話である」というテロップが流れても「んなわけねーだろwww」という非常に興ざめなポイントが多々。まあ、この作品が「実話」なんてのを信じてる人は今の時代小学生でもいないと思いますが。 で、作品自体はといえば、前半は結構冷めた視点で見てたのですが、後半の「見世物映画」となっていくあたりから個人的にすごく楽しめました。 脅かし方は相変わらずのジャンプスケア。あとはよくわからない怪物が全力で襲ってくるといった「手垢のついた」手法、しかも前作などよりもホラー要素は少なめ、ではあるのですが、ウォーレン夫妻の心霊探偵のような捜査過程や、終盤のモンスター映画然とした展開などはなかなか見ごたえあったと思います。 これからも、「実話」とかって詐欺まがいの文句に頼らずに、ウォーレン夫妻が心霊探偵として活躍していくような作品を続けていけばいいのでは?と思いました。 [映画館(字幕)] 6点(2021-10-02 12:47:51)(良:3票) |
8. 処刑!血のしたたり
《ネタバレ》 監督のスコット・スピーゲルをはじめ、出演陣や製作側が「死霊のはらわたⅡ」の面々なので、ある意味内輪の作品のような感じがします。 殺され方は結構エグめ、そして結構レパートリーがあり結構楽しいです。 奇抜なカメラアングルやシェイキーカムなど、「死霊のはらわたⅡ」でのノウハウが生かされてるなーと思う反面、ライミ監督のようなスピード感や勢いはちょっと少なめ、なので結構緩いというかかったるいなーとも思うのですが、閉店後のスーパーマーケットで「1人ずつ順番に連れてくゾ〜」な展開は結構好きです。 犯人は「お前かよw」なのですが、それを含めて楽しめる作品でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-29 19:55:40) |
9. シャン・チー/テン・リングスの伝説
《ネタバレ》 予告の時点で「アクションはすごいけどなんかパッとしない」という印象を持ち、しかしネットでの大絶賛と往年のカンフー映画マインドに溢れる作風と書かれており、期待度はとても高かったのです。 で、実際どうだったかと言えば、やっぱり初めの印象「パッとしない」というか華がない時う印象が最後まで拭えませんでした。 序盤のバスの格闘シーンや、中盤以降の超人然とした戦いなど確かにすごいシーンや盛り上がるシーンがたくさんあるのですが、所々に出てくるトニー・レオンやミシェル・ヨーに存在感を奪われている感じでなかなか「主役」として自分が認知できませんでした。これは「主役がアジア人」だからとかいう変な理由でなく「強烈なキャラクターが傍にいる」と感じたからです。 敵側も敵側で、今までのフェーズだと、たとえば「サノス」だったり、その作品で悪役、とわかる敵がちゃんといたのに、なんだかふわっと「闇の勢力」とか言われても、なかなか物語に乗ることができませんでした。 そして、やっぱりちょっと長い。 長尺の映画は好きですが、テンポが必要なアクション映画でいちいち過去回想とかやられても自分は興が削がれるだけです。 ただ、アクションに関しては、カット割に頼らずしっかりと戦いを見せてくれるので、そうした部分ではよく出来ていると思います。 見直せばまた評価が変わりそうな気がしますが、初見の段階では6点くらいかな、という感じです。 [映画館(字幕)] 6点(2021-09-09 23:36:37) |
10. 地獄の変異
《ネタバレ》 ↓であろえりーなさんが指摘しているように、本作の日本語予告編がとんでもないC級臭を漂わせるものだったので、どんんだけひどいんだよ?と違う期待のものと観た口です。 といって初めて借りたのが多分これがレンタルされて少ししたくらい、しかしなぜかDVDデッキとの相性が悪くてその後15年くらいほったらかしにしてしまっていたのですが。 ぶっちゃけ、ジャケットに出てくる、巨大な口がグワァァァ〜〜〜!なんてシーンは存在しなく、すごく真面目な洞窟探検アドベンチャーミーツモンスターズ。アップとカット割の多様で全然何やってるかわからなかったり、登場人物の見分けつかなくね?だったりとはあるんですが、フォウ靴探検や水中探査、絶壁クライミングなどところどころに楽しいポイントが合ってなかなかハラハラしながら観られました。 まあ、正直いうと、モンスターの恐怖感やゴア度がもう少しあればな、という感じではあるんですが、なかなか楽し作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-09 17:53:47) |
11. 新・死霊のえじき
《ネタバレ》 これは以前から気になっていた作品。 新とついているがもちろん死霊のえじきとは全く関係がない。ゾンビというか吸血鬼のお話。しかしやってることはほぼゾンビ。 8ミリビデオ撮りなのでまあ観づらいわピントは合っていないわで散々なのだけど、それを差し引いてもかなりの情熱。後半の怒涛の人体崩壊描写はなかなか見もの。 もちろんアマチュアに毛が生えたようなものなのだけど、商品化されるだけあってそこらへんの作品よりはよっぽど完成度が高い。 映画館で上映されてたらど顰蹙かもしれないけど、それでも予算がしっかり取れれば機材等もっとしっかりとしたものに変えてセルフリメイク、なんてのもありなのでは、なんてことを思う。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-08 16:49:44) |
12. ジャングル・クルーズ
《ネタバレ》 ディズニーーランドでも人気のアトラクションの映画化ということで、過去作以上にポリコレへの配慮だかなんだかが顕著で観ていて非常に違和感を感じてしまったのが正直なところ。 序盤での「檻に入れられた」動物を助ける場面にしても唐突に同性愛を仄めかす発言にしても、終盤の「女性がリーダーの部族がすごくまとまってた」発言にしても、「それここで言う(やる)必要ある?」といった感じで、物語にちっとも絡んできてないのがものすごく気になってしまいました。せめてやるんだったら最後まで動物助けたり、潜水艦浮上しても勝手に川に飛び込んで逃げずに戦ったりとか少しは展開に絡めろよ、と言うのが第一印象です。 じゃあ、面白くないかと言えばそんなことはなく、冒頭からインディ・ジョーンズやロマンシング・アドベンチャーみたいな冒険もののテイストですすみ、勝ち気なヒロインはハムナプトラの如し。 中盤からの展開はパイレーツ・オブ・カリビアンですが、アトラクションに乗ってるかのようにコロコロと変わる場面に迫り来るアクシデントアギーレ率いる魔物の不気味さやロック様の頼もしさ、そして終始テンションを上げてくれるスコアの数々といいところも沢山ある楽しい映画だったので、個人的に感じた違和感がもう少し少なければもっと素直に楽しめたのに、と思ってしまいました。 僕が偏屈なんだけな可能性も大ですが。 [映画館(吹替)] 6点(2021-07-29 19:18:43) |
13. 死体と遊ぶな子供たち
《ネタバレ》 まあ、この作品が「ダメな作品」っていうのは観る前から知ってるんですよ。その界隈じゃ有名な作品ですから。だけど(だからこそ)この手の映画が大好きな自分にとっては避けては通れないわけで。 なんてことはどうでもいいんですけど、ゾンビが出てくる時のノイジーなスコアやゾンビメイクはそれなりに雰囲気があっていいんですけど何しろ本題に入るまでが長いこと長いこと。 そしてただ長いだけじゃなくこれが非常に退屈なこと。 そもそも、子供なんて出てこねーじゃん!って邦題に文句言いたいところですが、原題からしてすでに嘘ついてるって時点で結構アレな気がするんですが。 ただ、思ったよりしっかり作られてたので、これもう少し余分なやり取り削ぎ落とせばもう少し面白くなったんじゃない?なんてことを思ってしまいました。 [DVD(字幕)] 4点(2021-06-28 02:03:37) |
14. 死霊のはらわた(2013)
《ネタバレ》 オリジナルの「死霊のはらわた」は僕のオールタイム・ベストですからリメイクされると聞いた瞬間から期待なんぞしてませんでした。 と言ったら言い過ぎですが、反面コメントでブルースが「観終わった後にボクに謝りに来るだろうね!」と豪語するからには、やはりそれ相応の期待もあったわけです。 で、結論としては、↓あにやんさんの言うとおり、最近の勘違いホラーに多い「とにかく残虐に」「とにかくシリアスに」という点のみを追求したただのスプラッタになってたわけです。 もちろん、本家の「一人ずつ順番に連れてくゾ~」というシェリルのエフェクトのかかった声を引用したり、いつの間にかネクロノミコンに仕立て上げられてしまった死者の書がちゃんと「ナトラム・デモント」に戻ってたり、例の車やソードオフの2連ショットガン(しかも律儀に左撃ち)が出てきたり… と本家ファンを喜ばす仕掛けは多々あるんです。 しかし、このオリジナルの持ち味は残虐表現のほかに笑いと恐怖のあいまいな境界線や16ミリの粗い画像からにじみ出る何とも言えない淀んだ雰囲気、おどろおどろしさだったはずなのに、きれいな画像と、「麻薬治療」なんてストーリーを複雑にしたせいで持ち味が台無しなうえに本家以上に突っ込みどころ満載な作品になってしまっています。 しかし、リメイクといえどこの作品をスクリーンで観ることができたことはうれしいことですし、何よりラストのアレはオリジナル信者にとっては反則技です(笑)あれですべてが許せてしまいました。 それなので、本来はもう少し低くつけたいのですが、今回は6点ということで。 [映画館(字幕)] 6点(2013-05-04 21:04:27)(良:1票) |
15. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 悲しいかなあらかじめオチを知っての鑑賞だったのでラストでの衝撃は半減だったのですが、それでもなかなか唸らせる内容だと思います。 こういう系はやったもん勝ちで、それこそ今では主人公は実は…な展開は結構見ますけど、やっぱり初期のころだけに衝撃度などは大きいと思います(無論、これよりも前の作品でも同様の展開の作品はありますが)。 一見するとサイコ・サスペンス調で、閉鎖された駅で見る怪物や担架で病院内を搬送される場面など、非常にシュールで印象深い場面もありますが、ストーリーの方はと言えば、死に対して自分はどう向き合えばよいか、という非常に哲学的なものになっています。 現実(敢えてそう呼ぶ)と幻覚の狭間でどんどん精神を衰弱させていくティム・ロビンスや、最後の“ヤコブの梯子”でのカルキンの包み込むような演技など、非常に見ごたえのある作品だと思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-04 04:44:40) |
16. シェーン
《ネタバレ》 銃撃戦が少ないため確かに西部劇、という視点で見るとかなりかったるい作りをしている。しかし程よい緩急のつけ方、そして必要以上に腕をひけらかさないからこそ、子どもに銃を教えるときのインパクトが(的がただの石だといえども)とてつもなくでかいものになっているのだと思う。 酒場での喧嘩、ラストでの殴り合い等の場面も、確かにシェーンは強いのだけれど、今のようにあり得ない強さではなく、実にリアリティのある強さであるので、流れから浮くこともない。 画面構成も見ていて美しい。遠くからやってくる人物と近くの人物を一緒の画面に移すことで、より空間的な広がりができ、荒野の雄大さを実に表現できていると思う。 そして、各人物が闘う理由。 一応、善と悪という感じで物語は描かれているが、どちらの言い分も正しいし共感できる。つまり、下手な同情等の感情ではなく、敵味方ともにきちんとした理由づけのもと行動しているというところが、昨今の映画との違いではないだろうか? だからこそ、何十年たっても名作として語り継がれているのだと思う。 [ビデオ(字幕)] 9点(2007-09-17 00:41:42) |
17. シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ
《ネタバレ》 タイトルだけ見るとどこぞの作品にそっくりな節がありますが、展開もよくあるB級スプラッタです。 一癖もふた癖もある登場人物…とうか要は悪ガキ集団が奉仕活動と云う事で廃ホテルへとやってきて、そこに巣くっていた殺人鬼に一人、また一人とじわじわと…というより随分と大味に殺されていきます。 が、まあ、展開としては、やはり見慣れた感は否めませんね。 殺人鬼といっても銃弾を食らっても生きていたりとほぼ怪物扱いですし、実はこいつも殺人鬼の仲間だ…とか、よく言えばスラッシャー映画の王道を行っています。 一応、劇場公開時はR-18となっておりましたが、残虐シーンはそれほどすさまじいというわけではありません。描写自体は結構頑張っていますが。 ただ、先端恐怖症の方は、やっぱり自重した方がいいかもしれませんね。 最近では、またこの手の作品が勢力を取り戻しつつあるのか、結構出回っているように思えますが、この作品も、その中の一つ、と云う認知で、暇つぶし程度には良いかもしれません。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-10 23:53:45)(良:1票) |
18. 処刑軍団ザップ
《ネタバレ》 マンソン・ファミリーのようなヒッピー集団という、いかにも60~70年代を象徴する題材が登場するこの作品。 邦題が(ある意味で)物凄く味わい深いものですが、内容もそれに負けず劣らず味わい深いです。 ストーリーのテンポが遅い、というのはこの際無を瞑るとして…ニュージャージーで実際に起こった事件云々という宣伝が載っかってましたが、確かに、ドキュメンタリーのような映像は雰囲気を出しているにしても、展開がオハナシにならないくらい退屈且つどーでも良いようなもので、これで実話、と信じろってのがまァ無理な相談ですね。 劇中、狂犬病の説明がされてますが「本当にそんなこと言っちゃって良いんですか!?」というような踏んだり蹴ったりなものですし、発狂して襲い来る人々も、なんか泡吹いてるって云うよりシェービング・クリームを塗りたぐっているようで、“髭剃り途中に撮影が始まっちゃったからとりあえず演技してます”ってなものになっちゃってますし(苦笑)。 加えて音楽も。所謂チープな音楽、というのも僕は好きですし、場合によってはより不気味さを増す効果を発揮しますが、本作の音楽は…ため息が出てくるというか、気が抜けるようなシロモノでした。 ある意味、現在では作る事が出来なくなったので、そう云う意味では貴重なのかもしれません。 …殆ど忘れられてると思いますが。 [DVD(字幕)] 3点(2007-01-18 01:43:54) |
19. 13日の金曜日PART2
《ネタバレ》 前回の回想シーンから始まり、ここから新たな悪夢に立ち向かう…という展開と思いきや、冒頭10分であっさり殺されて主役チェンジ、というのが思い切り良いように思えますが前回を知ってる身としてはなんだか鬱になってきますね。 不死身の殺人鬼として知られるジェイソンもこの時点ではまだ人間。体型も普通サイズで吹っ飛ばされれば吹っ飛ぶし、チェーンソーで脅されればビビリます。 おまけに、森での一人ぼっちの生活が長かったせいか、ホッケーマスクという素晴らしいアイテムの存在を知らないようで、被ってるのは普通の紙(布?)袋です。 やたらと精神にくるような描写ではなく、実にからっとした殺され方なので(それでも惨いですが)、見た後もそれほど後を引くような作品ではありません。 しかし、それゆえに見終わっても残るものも少ないという欠点はあります。 ママに成りすまして撃退したりしますが、それ以外の設定や展開はもう王道すぎるので特にこれといった特徴はありません。 良くも悪くもスラッシャー映画の経典です。 [DVD(字幕)] 5点(2006-11-17 00:15:35)(良:1票) |
20. シン・シティ
《ネタバレ》 超人ハルクみたいな奴が出てきたり、吸血鬼ノスフェラトゥみたいな奴が出てきたりと、全くもってよ~判らん状態で見ました。それにR指定という点。最近ではちょっとやそっとの性描写や残虐描写でもすぐに指定がかかるので、これもその類かと思いきや…結構というかかなりバイオレンスですね、これ。でも個人的には気に入りました。映像面では、手や足が吹き飛んだり人がクルクルクル~と吹っ飛んでいったりと「キル・ビル」に通じるコミック的なモノで、白黒の映像やカット割り、そこと無く挿入されたユーモラスな映像が“漫画らしさ”をより引き立てていました。しかしストーリーの方は、漫画的というより思わず憧れてしまいそうな渋すぎる主人公たちがひたすら自分の美学を披露してくれているので、ひたすら格好いい限りです。それぞれの話が関係してくるのかと思いきや、実はあんまり関係なかったことには少し肩透かしを食らいましたが、劇場で見た中では久々に唸るようなつくりをした映画でした。しかし今回のイライジャは軽やかに動いていたな…最初誰だか気付かなかった(汗) [映画館(字幕)] 8点(2005-10-09 15:49:24) |