1. センター・オブ・ジ・アース(ブレンダン・フレイザー主演)
《ネタバレ》 この時代にヴェルヌの世界観を映像化するのは色々とあれだろうなーとは思tたり、3Dを意識したのかその手の映像が多いですが作りが雑だなーとか思っていたのですが、途中からフライングキラーみたいなやつが出てきたあたりから「ちょっと面白いかも」と思い、最後までなんだかんだ楽しんで観られました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-23 20:22:03) |
2. 戦争と平和(1956)
《ネタバレ》 オードリー・ヘプバーンにヘンリー・フォンダをはじめ出演陣がとにかく豪華。特にオードリーの、前半の尻軽女っぷりから徐々に芯のある女性へと変容を遂げるシーンを始め、愛らしいと頃はとことん愛らしい表情などで、3時間半、意外と観られてしまいます。後半の戦闘シーンなども、膨大なエキストラやらでとにかく数の勝負、臨場感もありますし、ティベレ川の岸沿いに作られたというモスクワ市内のセットは素晴らしいの一言。 ただ、原作が原作だけにどうしても「戦争メロドラマ」のような安っぽさは拭えず、、、それから3時間半あるのにここまで長くてもまだ「ダイジェスト感」が拭えないのも、まあ仕方ないことなのでしょう。 本家が7時間かけて映像化してますし。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-14 15:53:07) |
3. 鮮血の美学
《ネタバレ》 ベルイマンの「処女の泉」がモチーフだそうで、といっても娘を殺された両親が森の中で復讐する、という点が同じだけで件の作品の持っていた宗教的救いなんぞ全くなくただ後味が悪いだけ、という作品です。 とは言え後味が悪いのはこの作品に限らずこの年代に作られた作品の大多数が当てはまるので何とも言えないのですが。 確かに内容は不愉快。現代の視点から見ればそれほど直接的に痛めつけられるというわけでもないのでそれほど陰鬱さは感じないのですが、何か所かはそうしたシーンもあり。 ただ冒頭から「観る映画間違えたんじゃね?」と思ってしまうような牧歌的な始まりをするのと、本筋の内容とは別に挿入されるコメディ要素がどうしてもちぐはぐな印象を受けてしまい、乗り切ることができませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2021-07-03 04:18:04)(良:1票) |
4. 戦火の勇気
戦争で死ぬ事が、果たして勇敢な事なんだろうか?という疑問が浮かびましたがこの際それは置いといて、名誉のためなら事実さえも婉曲する政府と、それに疑問をもち、最後まで真実を求めようとするデンゼルが物凄く印象的でした。 6点(2004-03-17 13:34:39) |
5. セックスと嘘とビデオテープ
あらかた内容は知ってたんですが、実際に見てみると実に深い映画です。殆どの映画の場合、セックスをただ闇雲に見せているだけなのに対し、この映画は、セックスの持つ意味や重要性、そして、それによって人生さえも変わると言う意味付けがされてる事が魅力で、主人公それぞれの関係、エピソードなども、どれも観客を引き込んでしまうくらいじっくりと描かれている。ただ、なんとな~く、この題名じゃ人が寄り付くとは思えませんでしたけど、見た後は、またタイトルの持つ意味が変わってくると思います。 7点(2003-12-27 14:02:08) |
6. セブン・イヤーズ・イン・チベット
実話を元にした映画なので、普通の映画より際立って面白いというわけではありませんが、これによってチベットや当時の世界の様子をうかがうことが出来ると思います。 6点(2003-12-26 02:39:55) |
7. 西部戦線異状なし(1930)
戦争体験のない教師に扇動され、期待に胸躍らせて軍隊に志願する青年たち。しかし、実際の戦場は、想像とは遥かに違うものだった。そこでは、栄光や名誉などは存在せず、ただ人と人との殺し合いがあるだけ。さっきまで元気だった友人も、死んでしまえばそれでお終い。後に残るのは、悲しみにも増して今自分がここにこうして生きているという実感。人間とは、死の淵に立たされて初めて生の輝きを放つもので、戦争とはこのようなもの。いかに尊い命が奪われたとしても、戦争という事柄に比べれば“異状なし”というたった一言で片付けられてしまう…映画を見終わった後、再び“西部戦線異状なし”という題名を読み返してみると、言葉ではなんとも言い表せない感情が生まれてきました。 [DVD(字幕)] 9点(2003-12-11 00:28:08)(良:2票) |
8. セカンド・チャンス(1983)
天国も、やっぱり情勢はつらいんですかね。映画の内容よりも、時を止めたり進めたり戻したりして遊んでる方が面白かった。案外、神と悪魔の関係もこんな感じでアット・ホームだったりして。 6点(2003-12-06 02:52:15) |
9. 絶体×絶命
アンディ・ガルシア、マイケル・キートン共々キャラとしては魅力的なのだが、IQ150という割にはあまり切れキャラには見えなかった、というかむしろ、普通に考えてそんな人物に一警察官が太刀打ちできるとはとても思えず、イマイチ説得力に欠けた。それに、あそこまでして息子を助けたいというのは、親心を語る上では感動モノなんだろうが、傍から見ればただの自己中。てなわけで、作品全体に大きな不満が残ってしまった。 5点(2003-10-30 23:02:22) |
10. セブン
《ネタバレ》 ※2021年7月31日訂正 この作品以降、今作を模倣するような作品が多くなったことと、猟奇殺人ものでありながらある意味で芸術作品にまで昇華させている点で、フィンチャーという監督はやはり只者ではないんだな、と言うことを痛感します。 冒頭から陰鬱に降り続ける雨、暗い室内、人びと、それに対してラストでは一気に空が晴れ、しかし決して「晴れやかなもの」ではない。 殺人描写に関しても、内容はとてもえげつなく、自分も観返すのを少しためらうレベル。しかし実際の描写といいうのはほぼ皆無で、断片的に映るか証拠写真程度。でもそれが返って想像力を掻き立て、被害者の壮絶な最後を想像させてしまうのですごいです。 ミルズとサマセットの対比についても、老練なベテラン刑事と血気盛んな若手の対比が随所に盛り込まれ、結果それがラストに活きているという仕掛け。それなので彼の行為もより「説得力を増す」ものだと思います。 今ではこうした作品も多くなりましたが、やはり時間が経っても異彩を放つ作品です。 [地上波(吹替)] 8点(2003-05-26 16:26:10) |
11. ゼイリブ
子供の頃に見たから、結構忘れてると思いきや、そんなことは全然無かった。ネイダの最後の抵抗は、結局アンテナの破壊という結果に終わり、エイリアンたちの化けの皮をはがすことが出来たが、その際に受けた銃弾のせいでネイダは死んでしまうので、何となくやるせない気分になった。ラストにエイリアンの批評家が「ロメロやカーペンターのような監督は考え直すべきだ」と言っているが、それはこのような映画を撮る自分(カーペンター)たちに対する皮肉なのかもしれない。しかし…考え直さんでええよ、カーペンターの旦那!あんた等がいなくなったら俺等B級フリークはどうしろって言うんだよ?これからもじゃんじゃん作ってくれ。俺は付いていくよ、どこまでも…。 7点(2003-05-25 03:44:45)(良:1票) |