1. ダイ・ハード
《ネタバレ》 (良い意味で)コメント不要の映画とは正にこういう映画のことを言う!! [ビデオ(吹替)] 9点(2003-05-07 20:40:05) |
2. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 このご時世にこの続編って、どうなんだろう?と、若干不安がありました。 今まではマッチョメンな特殊部隊等が敵として登場していたのに対し、今回はスマートなハッカー軍団で、お前ら本当に強いの?こんなの「ダイ・ハード」じゃなくね?という感じが常に付きまとっていました。 で、結論を言いますと、やっぱり、「ダイ・ハード」な感じとはちょっと違うにしろ、とてもよく出来ていると思います。 マクレーンがもはや普通のオヤジではなく不死身超人になっているので、今までの感じとはかなり違うな~と思いましたが、トンネル内での、“悪態ついたブチ切れマクレーン”あたりから、本来の彼に戻ってきたように感じます。 ところどころに1を彷彿とさせる場面があったり、例の名言を最後に言ってくれたりで、シリーズのファンとしてはそれだけでも満足です。 1作目はアクション映画の最高傑作。その続編と云う事で、随分分の悪いものとなってますが、上手く現代風にアレンジされていて、新世紀のエンターテイメントとしてかなり良い出来をしているのではないかと思います。 まあ、とりあえず言えることは、今回も、題名に違わず“死ぬほど忙しい”映画でしたね、いろんな意味で。 [映画館(字幕)] 8点(2007-07-28 22:16:31) |
3. ダーティハリー
《ネタバレ》 イーストウッドはこれでスターダムにのし上がったと言っても過言ではないくらいの刑事モノアクション映画の傑作。なんと言ってもイーストウッド扮するハリー・キャラハンのアンチ・ヒーローぶりが魅力的だし、後半のキレぶりがなんとも凄まじいアンディ・ロビンソンもまたはまり役。犯人を殺してサンフランシスコ市警のバッジを川に投げ捨てるという、“ダーティ”の名に恥じないくらいに一筋縄ではいかない終わり方だけれども、それがかえって男臭さを強調して、今のヒーローモノとは違う凄みを生み出している。 8点(2004-06-26 04:26:12) |
4. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 これは今までに類を見ないミュージカル。あえてカメラを固定せず、手持ちでしかもセピア色で描き出される映像はまるでドキュメンタリー映像を見せられているような気分になる。ミュージカル部分はそれとは対象に色が付き、導入部分が楽器ではなくプレス機の音や列車の通る音が徐々にリズムを刻み、それから様々な人々が歌い踊るというこれまた幻想的な映像である。あの裁判で、セルマは秘密を打ち明けて、真実を語っていれば、刑は減刑されたかもしれない。しかし、例えそうだとしても、“移民”である彼女には不利な立場であった事に変わりはない。信じた隣人に裏切られ、全てを失い、そして犯罪者の汚名を着せられる…なんと過酷な事だろうか。そかし、そこまでして彼女は息子の目を治すため、自らを犠牲にした。これは確かに後味が悪い。いや、それどころか冒頭からして暗い。しかし、それだけで切り捨てるには、あまりにも勿体無い映画だ。 8点(2004-06-10 19:03:29) |
5. 大逆転(1983)
ある日突然大金持ちが一文無しになって、一文無しが大金持ちになる。しかもその理由が、金持ち兄弟の、もし今までの環境が逆転したら人間はどうなるんだというちょっとした好奇心から。しかもそれを賭けのネタにしやがって、その掛け金がなんとたった1ドル!なめんじゃねぇぞ、糞ジジィ!てな訳で反撃に出る。この作品には、ストーリーはあるものの、その実かなり強引なもので、エディ・マーフィが無理矢理引っ張っていくような感じ。しかし、そこがエディ映画らしい所であって良い所である。ラストも、いかにも彼らしいといった終わり方をする。この手の作品をやらせたらエディの右に出る者はいないのでは? 8点(2003-05-26 18:19:42) |
6. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 ※2021年更新 公開当初は結構「へん!」とか思っていましたが、時が経って観返してみると確かにこれは面白い作品だと思いました。 冒頭の沈没船を探す海底探査のくだり、夢と希望を乗せたタイタニックの出港シーン、上流階級の退屈な社交パーティと対比させた、アイリッシュ・トラッドをバックに老若男女が楽しそうに過ごすパーティシーン。 そして夕日をバックにした2人の「飛行」シーンはスコアも相まってとても幻想的。 そうした定番のラブ・ストーリーがひと段落した後は、氷山にぶちあたり、沈みゆくタイタニック号を舞台にした脱出パニック。 3時間超の作品ですが前半と後半の毛色の違いがいいアクセントになっていて、時間が経つのを忘れさせてくれました。 初見の時はピンと来なかったラブストーリー部分も、自由に生きるジャック、見栄とプライドの世界に嫌気がさしたローズ、貴族社会(というかローズの家柄)をまんま投影したようなタイタニックの「構造」そして「盛衰」、「末路」、そして恩人であり恋人であるジャックの名を継ぐラスト等々の大人の機微も、改めて観返すことで楽しむことができました。 アカデミー賞最多受賞も納得の、永遠のラブロマンスの1本です。 最後に、ネックレスを海に落とす時のローズばあちゃんの「あ、落としちゃった♡」みたいな声が最高にツボでした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2003-05-18 16:33:04) |
7. ターミネーター
2よりこっちの方が好き。何と言っても感情のないターミネーターことシュワちゃんが怖い。そして、未来からサラを守るためにやってきたカイルことマイケル・ビーンがカッコいい(エイリアン2でも頑張ってたね)。当初、骨格だけになったターミネーターの動きが猛烈に怖いと思ったし、最後の死闘も、執拗にサラを狙うそのしつこさは正にTerminator(終結させる者)という言葉がピッタリだと思った。そして、ラスト、これから待ち受ける過酷な運命を全て受け入れるかのようなサラのセリフ「嵐がくるよ」「ええ、分かってるわ」が、とても印象に残った 8点(2003-05-07 21:15:46) |
8. ダイ・ハード3
面白い…んだけど、バウエルが出てこないことと、あんなにラブラブだった妻のホリーと別居中っていうのは如何なものでしょうか?しかしその点を入れてもアクション映画の代名詞的な作品なので、結構見ごたえはあった 8点(2003-05-07 20:56:52) |
9. ダイ・ハード2
続編モノはあまり好きじゃないけどこれは別。確かに1作目とどちらがいいと言われれば1作目だが、これもなかなかいい作りしてる。アクションの基本はきっちり押さえながら、見せ場を所々入れていて飽きない。今のところ続編として本当に面白かったと思うシリーズはこれとバック・トゥ・ザ・フューチャーだけ [地上波(吹替)] 8点(2003-05-07 20:47:58) |
10. ダークマン
《ネタバレ》 漫画オタクライミ監督が撮った、コミック原作でないにも関わらずどこまでもアメコミ調のアクション・ホラー…SF? とにかく、設定がよくあるコミックヒーローのようなものですが、オタク監督である彼の事ですから、一癖も二癖もあります。 感情が爆発したときの演出はコミックを彷彿とさせるものですし、内容的には何方かも指摘されていましたがオペラ座の怪人、またはファントム・オブ・パラダイス(そして個人的にはフランケンシュタインの要素も少し加わっているのではないかと思います)と云った往年の作品にもオマージュが捧げられているように思えます。 また、元々心に葛藤を持った人物を描くのが上手い人ですから、そうした事も手伝って、笑いから狂気、または悲愴への転換がとても上手いです。 ま、B級であることには変わりないんですが、実はアクションが結構派手だったり、独特な世界観だったりと、近年彼が監督したスパイダーマンとはまた一味違う良さを放っています。 敢えて言うなら、死霊のはらわた至上主義者な自分としては、こっちの方が好みなんですが。 [DVD(字幕)] 8点(2003-05-07 20:34:05)(良:1票) |
11. ダニー・ザ・ドッグ
《ネタバレ》 元々アクションが主体の映画にストーリーなんざそれほど求めてるわけではないので、本作もストーリー面では全く期待していなかったのだけれど、結構良かった。突っ込みを入れるもんなら、どうしてダニーは小さいころの記憶がないんだとか、あそこまでどうやって強くなったんだとか、いくらでも入れられるんだけど、そこら辺は深く考えても仕方ないので、物語の進行を見ていくと、無機質な殺し屋というか人間でなかったダニーが次第に人間の心を取り戻していくという過程は見ていてなかなか良かった。アクションの面でも、使ってるのがカンフーではないので華麗な動きというより喧嘩のような感じがするけど、似非空手家?との便所バトルはすごいというか、そんなところでお前ら闘えるのか?と聞きたくなってしまうほど。明らかに天国の扉をくぐってるはずのボブ・ホスキンスが平然と登場するあたりは「お前は化け物か?」と問いたくなるけど、まあ深くは考えないでおこう。ラストはとりあえず一件落着、しかし個人的にはピアノをもっと聴かせて欲しかった。アクションは少ないながらなかなか見ごたえがあり、ストーリーの方も悪くはないので、近年のアクションでは良い出来をしていると思う。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-22 04:48:32) |
12. ターミナル
《ネタバレ》 「プライベート・ライアン」らへんからどうにもスピルバーグは好きになれなくなり、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」あたりでまた良いのではないかと思い始め、そしてこの映画を見るに至ったわけです。いや、実際は友達と見に行ったんですけどね。んで、正直なところはやっぱり初期のB級映画などを撮ってた時のほうが好きですけど、これもなかなか良い出来だと思いました。初めはどうにも退屈だったんですけど中盤あたりの“薬を届ける”エピソードのあたりから(個人的に)物語が光り始めてきましたし、最後の方では空港の職員達みんな味方という、なんか出来過ぎてんじゃねぇか的な展開になるにしろそこはそれほど不自然でもなかったと思うので良いと思います。それにやはりラストでアメリアとくっつかなかった事、ビクターが空港を出たときのディクソンの「俺し~らね~、もうどうでもいいよ」という態度、そして“約束”を果たしたビクターが最後に言った言葉が印象的で評価できます。いまではこんな人情味のある話なんて絵空事でしかないのかもしれませんが、だからこそしっとりと染み渡るような暖かさがあると思います。…しかしながらやっぱり映画の中のものってすごく美味しそうに見えますね。思わずハンバーガー食いたくなりました(笑)。 7点(2005-01-28 15:54:20) |
13. タクシードライバー(1976)
この世界から自分を逸脱した存在と考え、夜の町を見据えて“ゴミ溜め”って云うのがもの凄く印象に残る。いつまで経っても周りに馴染めず、日に日に孤独感が募っていって、あるとき出会った一人の女の子のために凶行に走って行く主人公。しかしそれはただの狂気ではなく、周りを取り巻く狂気に我慢が出来なくなったから。ラストの銃撃戦は派手さはないが、殺伐とした音楽に暗い映像で、より一層狂気をかもし出しているし、段々と強行に走って行くデ・ニーロの姿は「わらの犬」のダスティン・ホフマンのように冷酷な存在だけど、それがまた物凄いはまり役である。最後は決して事態が改善されたわけではないが、それでも、どことなく晴れ晴れとした雰囲気を醸し出している。 7点(2004-05-19 15:26:05) |
14. たたり(1963)
ゴシックホラーの古典ですが幽霊の存在をカメラワークと音響だけで表現しきったところが凄い。ホラーに下手なCGはいらないと言う事をモロに物語ってます。特に後半に歪んだ映像や音響などで表現された幽霊は見えないからといって存在しないわけではない、といわんばかりに物凄い存在感があリます。古典ホラーの名作。 7点(2004-03-22 22:59:15) |
15. タキシード(2002)
ここでの評価はイマイチですね。確かに正統派の格闘家、ジャッキー・チェンが、今のワイヤーで誤魔化しまくった似非カンフー映画のようにワイヤーでビヨ~ンと跳ぶのはファンとしてはかなり痛いんでしょうね。でも僕はなかなか面白かったですよ。ギャグといいアクションといいいいいバランスで盛り込まれていて最後まで飽きないし、ブルース・リーファンの僕としては、一時期ジャッキーのアクロバティック過ぎる格闘シーンは鋭さに欠けるという理由であまり好きにはなれなかったんですけど、これを見てやっぱりジャッキーも正統派なんだなということを思ったので、今回は7点を献上したいと思います。 7点(2004-01-13 02:21:26) |
16. 誰が為に鐘は鳴る
文豪アーネスト・ヘミングウェイの同盟小説の映画化なんですが、小説の方は読んでないのでなんともいえません。まあ、元々映画と小説を比較してどうのこうのとは毛頭思ってもいないのでいいのですが、やはり有名な作品なのでいずれは読んでみようと思います。さて、肝心の映画の方ですが、結構良かったと思います。個人的には、戦争を恋愛を混同して描くのはあまり好きではないのですが、この作品は近年の戦争恋愛もののように戦争だか恋愛だかのどちらともなくあやふやに描いてるのではなく、激しい愛情を描きながら戦争のもつ不条理さもバランスよく描けていると思います。 7点(2003-12-27 14:10:31) |
17. 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
シリーズはこれとゴールデン・アイ、ワールド~しか見たことないんですが、かなり面白かったと思います。ただ、スパイ映画としてみた場合、ちと派手な作品…かな。 7点(2003-05-31 01:54:08) |
18. ターミネーター2
はじめは面白かったんだけど、何度も見てるうちに飽きた 7点(2003-05-07 21:21:51) |
19. TATARI タタリ
<ネタバレ>舞台設定が以前大惨劇の起きた廃墟病院で、主人公の一団が以前そこで働いていたスタッフの子供であり、そのために悪霊たちに呼び寄せられ惨殺されるといういわゆるヘルハウス的なもの。結末も、実は俺は養子だったんだとか言って(またこのパターンかよ)助かったりとホラーには結構ありがちな設定なんだけどまあこのタイプの話はそんなに種類無いから、その点を考えても結構楽しんで見れた。それほど残酷でもないしそれなりには怖いし、軽いノリで見れる映画だと思う 7点(2003-02-23 22:36:51) |
20. 大列車強盗(1903)
《ネタバレ》 世界初の西部劇だそうで。 カメラ固定、説明字幕なし、というところで現代から見ればあまり誉められたものではありませんが百年以上前の作品でそれを言っちゃあ野暮というやつ。 ただ、字幕などがなくてもストーリーはなんとなくわかるし、実際に見ていて「面白いな」と思ったのは事実。演技が大袈裟とかいきなり強盗が始まるとかいろいろとありますが、それもひっくるめて自分は楽しめました。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-26 17:25:51) |