1. 天使にラブ・ソングを2
おぉ、すげぇ!懐かしい曲ばっかりだ!しかも全く関係ない曲をリミックスして歌ってるだけだと思いきや、所々曲を合わせて自分の体験談(要は1のストーリー)を語ってるわけね。前作同様やってくれる!そして例の如く登場する尼さん軍団。今度は何?学校を救ってくれ?駄目駄目、勉強なんて教えられないし…ん、音楽?まあそれならいいか。てな訳で初日、教室に入ろうとしてプレートを見たら、ん、何?音楽ケツ?なかなかのセンスしてんじゃん。気を取り直して教室に入って見ると、何だこいつら?クソガキばっかりじゃん!なに?シュープリームスを知らない?だからてめぇの母ちゃん止まってる車に引かれるんだよ!(どんなんだよ、それ?)さぁて、気を取り直して音楽の授業、ん、何だ、お前ら歌うまいじゃん。なら話は早い。みんなで聖歌隊を作って学校を救うぞ、てな訳で合唱コンクール。みんなうまいねぇ(うま~い、チョーうま~い)。しか~し!聖フランシス高校にはかなうまい!なんたってあのジョイフル・ジョイフルをバラード、ヒップホップ、ラップの要素まで取り入れて大改造してんだぜ!音楽の素晴らしさを一点に凝縮したとくりゃ、そのセンスたるや並みじゃない。さすが、2になってもやってくれるぜ!こんなのストーリーどうこうの問題じゃねぇ。面白いんだよ!「こんなのが好きな奴は映画のよさをわかってない」って思ってるそこの人!なら俺からも言わせてもらおう!この映画のよさをわかんない奴は音楽のよさを全くわかってないね!(あくまで個人的な意見なので気にしないで下さい。人にも好みってモノがありますし)映画は娯楽。それ以外のなんでもない。楽しければいい訳で、その点においてこの映画は実に素晴らしい!最後に、「映画1本でこんなに長くぐだぐだと熱く語ってんじゃねぇ!」と思ってるそこの人!全くその通りです、ハイ… [ビデオ(吹替)] 9点(2003-05-26 02:13:55)(笑:1票) (良:1票) |
2. 天使にラブ・ソングを・・・
なになに、十二使徒を全員言えるか?そーねぇ、ジョン、ポール、ジョージ、それにリンゴ…ん?ちょっと待て、そらビートルズだろ!今度は何だ?黒板にアルファベット順に名前を書け?そうねぇ、ヨハネ、パウロ、ペテロ、エルヴィス!?やってくれる!お前みたいな奴はいったいどんな大人になるんだ?ハイ、こんな大人になります!音楽が好きな奴は大人になっても音楽好きには変わりないんだよ。ていうか音楽嫌いな人って居るの?いいじゃない、ブギウギで聖歌歌ったって。しかもどっかで聞いた内容。あれだけのアレンジ加えられるんだもの、そうとうなモンだよデロリスは。なに?そんなことしたら神への冒涜だって?いいじゃん楽しければ。神様だって許してくれるよ。楽しみの無い世界ほどつまらないものは無いよ。隣人を愛せだとか言ったって楽しくなきゃ愛もくそも無いでしょう!何?法王様が聞きたいって?わかってるねぇ。人生楽しくなきゃ!映画だってそうさ!ストーリーが駄目でも(別に駄目じゃないよ)面白ければ何でもいいのさ。ていうかどんなに凄いこと言ってても所詮映画は映画以外の何物でもないし~、映画自体娯楽だし~、お堅い理論を定義したいなら本でやって下さ~い。と、これ以上暴走するわけにもいかないのでこれにて終了! [地上波(吹替)] 9点(2003-05-26 01:37:49)(良:3票) |
3. デトロイト・ロック・シティ
《ネタバレ》 ワタクシ、実はKISSはこれっぽっちも聴いたことがありません。しかしそんなことはどうでもいいくらい充分に面白い。学校をサボって大好きなバンドのライブに行く。母ちゃんには反対され、チケットは燃やされ、車は盗まれ、不良どもにボコられ…一見何じゃコリャア!?な展開ですけどこれこそが青春であると思います。判るなぁ、学校サボりたい気持ち。俺も去年のストーンズのワールドツアーは学校サボって行ったよ(正確には、ライブに行った次の日を「学校なんて行ってらんねぇ」ってサボったんですが…)見たかったバンドのチケットがやっとの思いで我が手に入り、会場に入るときの胸の高鳴り、そして会場内の熱気は本物のロックを生で聴いたことのある人ならば絶対判るハズ!スポーツに汗を流して勉学にいそしんでこそ青春?いやいやそれだけが青春じゃないよ~!好きなことやってそれに命かけてこそ青春でしょ!!こんな時期一度っきゃ来ないんだから!! [ビデオ(吹替)] 8点(2004-05-31 18:54:48) |
4. デモン・シード
《ネタバレ》 アレクサやGoogleホームもびっくりのオートメーション化された家も驚きだけど、ある企業が開発した人工知能が人類に反旗を翻す方法が「生身の女性との子供を作る」というスカイネットもびっくりの方法なので2度驚き。 家のセキュリティを掌握され、そこらの監禁野郎なんかよりもよっぽどゲスい人工知能もなかなか嫌なやつ、「28日で出産って母体の検鏡状態とか影響大丈夫なん?」とか思うけれども、見てる間はそれほど気にもならず、レトロフューチャーの雰囲気漂う建物内やメカの雰囲気も相まってなかなか面白いSFホラーだった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-02 18:03:35) |
5. ディア・エヴァン・ハンセン
《ネタバレ》 パニック障害で苦しむ主人公がセラピストに出された「自分宛の手紙」を、片想い中の彼女の不良兄貴に取られたことから大きな事件に発展するというのが大まかなあらすじ。 まず冒頭からの楽曲がとにかく素晴らしいです。真剣に物語を語ろうとするシーンでも突如歌い始めるので、ミュージカルが性に合わない人には「なにやっとるんじゃ?」というかm寺ではありますが、そうでなければ、歌詞やメロディラインともども素晴らしく、思わず一緒に歌いたくなってしまうような感じです。 内容についても、昨今の問題「誰しも問題を抱えている。だけど、誰かが手を差し伸べてくれる」という内容で刺さる人にはとにかく刺さるでしょう。 ただ、ラストに関しては、結局嘘の情報で記念果樹園ができてそれで良かったん?という感じでした。それから、せっかくエヴァンが嘘である、ということをカミングアウトしtれ、そこからコナーの演奏シーンにを探し出すくだりになるのですが、あそこをやるならせめて「なぜ、友達のフリだ」っていってギブスに名前を書いてくれたかを絡めてくれれば、彼の抱えていた問題とエヴァンの心境がシンクロして、お互い、誰かを求めていた、ということがはっきりわかるのかな、と思いました。 ただ、それを差し引いても、ラストの余韻含めてなかなか良くできた作品だと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2021-11-27 13:47:18) |
6. ティックス
《ネタバレ》 マリファナ栽培用のステロイドを浴びたせいでマダニが巨大化!そんなバカな!?という設定ですがこれがなかなか面白い作品です。 対峙するのは一癖も二癖もある悪ガキ集団+引率能力企画力皆無のキャンプ指導員。 巨大化したマダニの造形がとにかくグロテスク。そしてワラワラと襲ってくる感じは虫唾が走るほど。 そして大ボスともいうべき人間大の巨大ダニ登場はザ・フライを彷彿とさせるグロテスクさ。 俺たちのユズナことドロドロの帝王ブライアン・ユズナが製作総指揮なので、そのグロテスクさは折り紙付きです。 虫が苦手な人は見ないが吉笑笑 [ビデオ(字幕)] 7点(2021-09-19 11:28:45) |
7. DOA/デッド・オア・アライブ(2006)
《ネタバレ》 原作ゲームはバーチャファイターの遺伝子を受け継ぐ正統派3D格闘ゲーム…という以前に、尋常なほどに揺れまくる胸とパンチラとセーラー服やバニーガール、果てはスクール水着といったコスチュームまで登場する、いわゆるキャラゲー(ギャルゲー!?)ですから、映画の出来がこれほど頭の悪いものになっても半ば仕方ないでしょう(笑)。 いきなり「ウソ~ん!?」な北海道の描写から始まり、ゲーム登場の何人かのキャラは軽くスルーで進んでいく(にもかかわらず物語は半端に原作になぞらえてたりします)ストーリー。 日本人のくせにしゃべるのは英語。似てるキャラと似てないキャラの温度差が激しすぎるのも、まあこの際笑って許しましょう。 ということで、この作品は何も考えずに、おねぃさんが画面せましと闘うのをただ笑って見るのが正しい鑑賞法と言えるでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-05 00:33:11)(良:1票) |
8. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 まったくもって情報を仕入れないで見に行ったので、いかがなものかと思いましたが、なるほど、こういう展開なわけですね。 僕も最初は心理サスペンスかと思いましたが、途中から「おや?」と思うようになって、そしたらあの展開で…。 ま、普通に考えると荒唐無稽すぎる話ですけど、ある意味新しいカーチェイスも見られたり、映画終わった後に実は結構長かったと気づいたので、今回はこの点数で。 [映画館(字幕)] 7点(2007-03-30 02:00:42) |
9. テキサス・チェーンソー ビギニング
《ネタバレ》 リメイクの続編ということで、例の家族の過去が語られます。 何故、あの家族は食人をするようになったのか。何故、彼は人皮マスクを被るようになったのか。何故、チェーンソーなのかが語られます。 …といっても、別に語らなくても良いんじゃね?と正直思ってしまいました。ここらへんは完全に新たな解釈というか、独自の解釈といった感じがしました。 しかしながら、今回は気合い充分なのか、やたら流血シーン、直接的な残虐シーンが多く、死ぬ人数も多いです。恐らくこれまでのなかで一番死んでるんじゃないでしょうか。 画質については今の作品なので、独特の“粗さ”はありませんし、相変わらず大音響で驚かせる手法のためにそっちの方ばかりが気になりがちですが、内容が内容だけに近年の作品の中では“病んでくる指数”はかなり高いです。 [映画館(字幕)] 7点(2006-11-11 21:35:29)(良:1票) |
10. 電撃フリントGO!GO作戦
《ネタバレ》 世界中のどんなスパイ、どんな悪党が束になって掛っても倒せないであろう最強スパイ。それがデレク・フリント!! 空手、フェンシングの達人で、バレエの先生で、料理にも詳しくて、物凄い機能を備えたスパイツールを持ってて、マイペースで、大金持ちで、女に持てて、頭が良くて、どんな危機も顔色変えずに乗り越えて、おまけに“自由に死ねる”…。 こんな奴、どうやって倒せって言うんだ!? と、余にも超人過ぎるフリントの活躍が見ものの本作。 007のパロディですが、アクションも適度に挿入され、スパイらしく敵の本拠地に潜入する場面もあり、テンポもよくって、下手したら本家よりも面白い作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 01:29:31)(良:1票) |
11. デンジャラス・ビューティー
《ネタバレ》 あまり期待はしていなかったんですけれど、それが幸いして物凄く楽しませてもらいました。風刺の利いた台詞回しやユーモアの数々、ミスコンでのティアラの奪い合い、そしてラストのくだり等々、ありきたりながらそれでも面白い作りをしていて、最後まで飽きずに見ることが出来ました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-23 00:11:11) |
12. デーモン・ナイト
話題性ばかりが先走りして、全く怖くなくなってしまった近年のホラーですがこれはその中ではかなり良く出来た作品だと思います。冒頭からテンポよく展開されていくストーリー、篭城、キリストの血が入った鍵、そして人間を配下に置くために“誘惑”する悪魔などといったオカルト要素、そして程よいスプラッタ描写など、最後まで飽きさせずにきっちりと見せてくれるので、近年のホラーに飽きた人にはお薦めの作品です。 7点(2004-06-21 18:49:25) |
13. 電話で抱きしめて
《ネタバレ》 邦題から恋愛映画を予想してましたがその予想は見事に外れました。この題名、登場人物が電話をかけまくってるからこんな題名になったんでしょうか?まあ題名の事はこの際どうでも良いんですけど、まったく別な世界に生活する3姉妹が父の入院という変化によって段々とその絆を取り戻していくっていう展開が好きです。3人が3人とも自分の生きかたをしていてその唯一のつながりは電話だけ、悲しくも和やか。父親が死ぬシーンは少しベタだと思いましたが、心電図の音と父との思い出がフラッシュバックする場面は感傷深いシーンです。それにしても、病院内ででかい声で携帯使うなって(笑) 7点(2004-03-20 21:07:53) |
14. ディープ・インパクト(1998)
内容は皆さんの言うとおりアルマゲドンとほぼ同じですね。あちらが少ない時間でいかに隕石を撃墜するかというスペクタクル重視の作品ならこちらは長い時間をかけてじっくり対策を練るといったストーリー重視ですね。ただし決定的な違いはやはりメイン・キャストの知名度やエアロの曲提供等ですね。あちらも好きですけどこちらは主人公が一人でないことや滅亡を前にして動揺する人々を描いているのでじっくりとストーリーを味わえます。それにしても。個人的には限られた人々と一緒に穴蔵で2年間生活するよりその他大勢と一緒に死んだ方が良いと思いますけどね(笑) 7点(2004-02-28 21:16:02) |
15. 天地創造
この映画で判ることは、神様ってのは凄く自分勝手なんだね…てぇ事じゃなくってぇ、旧約聖書では人類の誕生はこのように描かれてるんだな、ということです。有名な「光あれ」の言葉から天地が出来る7日間は見ていて物凄くダイナミックだし、その後のノアの箱舟、バベルの塔などの、断片しか知らないまたは順番がよくわからないエピソードが、聖書に忠実に、そして壮大に描かれていて、正にスペクタクル映画といった感じです。 7点(2003-12-27 23:57:12) |
16. デッドコースター
これは最初、ファイナル・デスティネーションの続編だとは知らなくて、同時期に劇場公開してたT-3とどちらにしようか迷って、結局T-3にしてしまって、見事カマされたんで、こっちにしときゃよかったな、などと思ってたらあっさり公開終了、某チャット仲間の方から「だからデッド~にしておけばよかったのにぃ」というお言葉を頂いた、個人的因果の強い作品なんですけど、見た感想は、ファイナル~よりも面白かったです(ただファイナル~と同じくホラーだとは思ってませんが…)。恐怖というより、後半の時間との戦いのスリル、冒頭のクラッシュ・シーンなどはそれは凄くて、これだけでも見る価値はあると思う作品です。よくグロいというコメントを聞きますが、今までかなりのキワモノ食いをしてきた私にとっては全然グロくもなんともなく、実にカラっとしてると思います(陰惨ではないということです。これはこの作品に限らず最近の殆どの作品に言えることですが。まあ世間一般の見方でははグロい類なのであしからず)ので、そういうのが苦手でなければ見てみる価値はあると思います。 7点(2003-12-01 03:31:08)(笑:1票) |
17. デモリションマン
《ネタバレ》 細かい突っ込みはいろいろとありますが、そんなことはもはやどうでもよく、スタローンとスナイプスの筋肉超人vs格闘超人の闘いというだけでとにかく熱いです。 スタローンは相変わらずな役で安心、スナイプスもひょうきんだけど実はむちゃくちゃ強い凶悪犯を好演していて楽しいです。まあ凶悪性はあまり感じられませんでしたが、それがこの人の味ですし。 しかしお互いネタにし合っているとはいえ、州知事になっちゃったシュワちゃんが“大統領”として説明されているくだりは、あのころのあらまだしも今なら有り得そうで怖いです(笑) そして、さりげなくジェフリー・ダーマーまで冷凍されていたとは…。 [DVD(字幕)] 7点(2003-11-01 12:51:40) |
18. DUNE デューン/砂の惑星 PART2
《ネタバレ》 前作を「それなりに見応えはあるけど面白いかと言われると微妙な作品(要旨)」と書いていたのですが、それを受けての本作はといえば、正直「話がのっぺりしていて娯楽性がそれほどない」という感じでした。 もちろん原作に忠実だというのはわかりますし、構築される世界、たとえば延々と続く砂丘の中をどーんとでてくる砂虫とか砂丘に乗っかるスコアとか幻想的ですし前作以上にエンタメ性のあるシーンが増えましたけどやはり全体的な長さから比べるとのっぺりしてる感じを受け、2作続けて同じような場面見続けさせられると「もういいよ、、、」と思ってしまいます。 流石に後半になると映画的な「動」のシーンも増え、終盤の決闘のシーンなど見応えのある殺陣などもあり一応ここでも区切りとわかるような終わりなのでいのですが、やはり「2時間の娯楽」と考えるとちょっと長すぎ、平坦すぎという印象になってしまいました。 もちろん大画面で見るアラキスの情景や大音量で聴くスコアなど劇場でこそ味わえるものも多くありますが、個人的にはもう一度劇場で観るか、と言ったら見ないかもしれません。 [映画館(字幕)] 6点(2024-03-16 19:24:40) |
19. 天国の門
《ネタバレ》 確かにこれは無駄に長い。初めのハーバード大の卒業式やエピローグなどをはじめ、冗長と言われても仕方ないくらいにくどく、実にゆったりとした作り。 ただ、本作をして「災害」とまで言わしめるほどの駄作か?と言われるとそれはちょっと違う気がします。 確かに間伸びした印象は受けますが、細部まで作り込まれたセットや広大な平原、その向こうに聳える山々のロケーションは抜群に美しく、それだけで「映画的な画」として見ているだけで十分なくらいの説得力をもっていると思いますし、最後の戦闘シーンいついても、なかなか激しく見応えがあります。 要は、自分らのご先祖様(裕福な牧場主たち)を完全に悪者にされたのでお国柄で低評価されている、という感じでしょうか。まあその気持ちはわかりますが。 まあアメリカに限らずどこの国でも同じでしょうが、門外漢からすれば壮大な物語構成と美しいロケーション、アイリッシュ・トラッドやカントリーを思わせる牧歌的なスコアなど色々見るべき部分の多い作品だと思いました。 まあ長い印象は変わりませんが、、、 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-09 04:09:13) |
20. DUNE デューン/砂の惑星(2021)
《ネタバレ》 非常に丁寧、だけどものすごく面白いかと言われれば、ちょっと微妙な作品。 パート1ということを加味しても、話が全然前に進まない上に、盛り上がってきたと思ったらそこで終わり!?というちょっと中途半端なところで終わってしまうのでやはりそこは、もう少しまともな決着をつけて欲しかったところです。 ただ、個人的にリンチ版が「気づいたらどんどん話が展開していって置いてけぼりを喰らってしまった」身としては、これくらい世界観をじっくり描いてくれた方がうまく作品世界に入り込めるかな、とは思います。 反面、こんだけ時間かけてまだ物語がやっと動き出したくらいだけど、ここまで時間かける必要あったのか?とも思ってしまうわけです。普通の作品だったら2時間半あれば余裕で終わりまで描けるはず(というより続編制作がまだ決定していない商業映画である以上そうするべきだと思います)です。 ゆえに、展開というか物語が非常に平坦になってしまっているのも確か。 映像はすごいですが、どれも(技術的に)どこかで観たことのあるようなものばかり。オリジナルなのにパクリみたいなものになってしまっています。 とまあ、作品としては非常に中途半端なイメージなのですが、なんだかんだ(寝不足の頭でも)睡魔に襲われることなく最後まで見ることがでたたので、ものすごく面白い、とまでは行かないまでも面白い作品だったと思います。 せっっかくここまで世界を構築させたのだから是非とも続編を作ってほしい限り。その時は前半の退屈さとは無縁の手に汗握るSF超大作を期待しています。 [映画館(吹替)] 6点(2021-10-20 20:25:47) |