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1.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 
爆発物捜査官のダグは、クレアの死体て何かを感じた。それは彼女に惚れたのではなく、彼が一度タイムトラベル(TT)して彼女と会った既視感からくるものだ。FBIで、監視装置“スノウホワイト”の映像を見せられ、「複数の衛星情報を解析合成したもので、膨大な情報処理に四日間を要するため、常に四日前の映像しか見れない」と説明される。が、疑念をもった彼がモニターのクレアにレーザーポインターを当てるとクレアが反応した。実は空間を折りたたんで時空の二点を繋げた“時空窓”で、出力を上げれば物質も送れる。彼は過去の自分に手紙を送るが、誤まって同僚のラリーの手に渡り、結果、彼は殺され、クレアも巻き込まれる。ダグは、携帯時空窓ゴーグル・リグを使って四日前の犯人の行方を追い、隠れ家を発見し、犯人は逮捕された。一件落着するが、ダグは自分の所為でクレアが犠牲となったことを悔やみ、二度目のTMをする。犯人を片づけ、大事故を防ぎ、クレアの命も助けるが、自分は爆破死してしまう。本作品では「過去は改変できない」のが前提で、過去に介入する度に分岐した別の世界になる。現代と、一度目のTM、手紙送信、二度目のTMの三つの分岐世界の四つが交錯するのでややこしい。ダグがラリーを救えなかったは、彼の死が四日以上前の過去になってしまったから。厳密にはTTを繰り返せば、スノウホワイト完成の四日前まで過去に遡れる。大事故は防いだものの、別の犠牲者で出ているので爽快さは無い。TTがなくても、事故は防げる。警察に事故を予告する手紙を出すとか、犯人の心臓に弾丸を送るとか、準備中の爆発物に弾丸を送るとか、方法は多様だ。過去に情報が送れるのなら、過去の人は未来を知ることとなり、相場や競馬、選挙結果等、社会が混乱するだろう。一度目のTTで犯人逮捕に失敗したダグがどうなったか不明。二度目のTTでダグが生き残った場合、携帯電話を鳴らすとどちらの携帯が鳴るのだろうか。冒頭で遺体袋の携帯電話が鳴る場面があるので気になった。犯人が、「私には運命がある。創造者が定めた運命が。それを変えようとする者は滅びる。運命を止めようとするとかえって引き金となる」と言った時、今後どんな展開になるか楽しみだったが、ただの虚勢で終った。大爆発、カーチェイス、銃撃戦と派手な演出で観客を驚かすという安易な姿勢が残念。TT無し、捜査だけで事件解決に導く演出なら良かった。
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-01 16:22:35)(良:2票)
2.  デューン/砂の惑星(1984) 《ネタバレ》 
複雑な物語。四つの勢力が入り組んで交差する上に権謀術数があり、宗教が絡む。用語をまとめないと理解不能。◆銀河帝国=皇帝、宇宙協会、大公家の三者によって支配。◆皇帝=大公家のハルコネン家とアトレイデス家を争わせ、漁夫の利を得ようと画策。◆宇宙協会=スペーシング・ギルド。恒星輸送を独占。権力は皇帝を上回る。構成員はギルド・ナビゲーター。スパイスを第一優先。◆ギルド・ナビゲーター=元は人間だがスパイスの多量摂取で芋虫のような姿に。ワープ航法に通じている。未来を予見し、ポールの暗殺を皇帝に命じる。◆スパイス=メランジ。意識を覚醒、ワープ航法、不老不死をもたらす。宇宙を支配する力。◆ハルコネン家=空中浮揚いぼ男爵、甥フェイド、グロス。アラキスでスパイスを採取していた。◆アトレイデス家=レト公爵、妾妃ジェシカ、息子ポール。レト公爵は殺される。ジェシカはフレメンの教母となる。ポールはベネ・ゲセリットの予言した超人かつフレメンの救世主となる。未来が見え、砂虫を操り、アキラスに雨をもたらす。◆クイサッツ・ハデラッハ=宗教結社ベネ・ゲセリット達が独自の繁殖計画によって産み出そうとしている超人、未来予知者。◆ベネ・ゲセリット=超能力をもつ女性種族の宗教結社。「魔女」とも。内なる獣性を懐柔し、自我の管理を目指す。◆アラキス=砂の惑星デューン。砂虫、フレメンが生息。降水量ゼロ。◆フレメン=アラキスの原住民。水を重視し、救世主思想を持つ。◆砂虫=宇宙で唯一のスパイスの補給源。◆ドクター・リエト・カインズ=生態学者。帝国の移動審判官。◆チャニ=リエトとフレメン女性の間にできた娘。ポールの妻。◆命の水=フレメンの宗教的儀式に使う水。砂虫から採取。□宇宙戦争と怪獣(砂虫)と超能力(魔女)と宗教(超人、救世主)と、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような映画だ。これにポリスのスティングも参戦するのだから賑やかなこと。が、早い展開についていけず、カタルシスは得られない。主人公のポールに感情移入する間もない。あれよあれよという間に儀式をクリア、特殊能力を身に付け、砂虫をてなづけ、結婚し、宿敵を粉砕し、最後には雨を降らすという奇跡を起こし、神に近い人物になってゆく。映像、デザインは良く出来ており、スターウォーズに匹敵する。グロ場面が結構あるのに、ユーモアと癒しの場面が全く無いので観ていて非常に疲れてしまう。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-16 23:42:01)
3.  ティンカー・ベル 《ネタバレ》 
今まで秘密のベールに隠されてきた妖精たちの誕生の様子や仕事ぶりが堪能できる。夢のある話で、家族向けのそつのない仕上がりという印象だが、大人目線で見るとアラも目につく。鑑賞後わが意を得たと気はしない妖精と風景のデザインは、かろうじて合格ライン。それなりに可愛いし、それなりに精緻で美しいレベル。残念なのは妖精たちの動きがぎくしゃくしているところ。顔の表情も「豊か」とはいえなず、手抜き感がある。 内容面で、不満という程ではないが、いくつかの疑問がある。 まず「走りアザミ」の正体がわからないこと。植物なのか、妖精の類なのか、妖精がいたずらしているのか。まあ、これは大した問題ではない。妖精の国の話だから。この「走りアザミ」の暴走で被害がでて、メインランドに春を届けるには数ヶ月も遅れるということだが、さほど被害が甚大とは見えなかった。 それから他の妖精は”妖精らしく”魔法を駆使しているのに、もの作り妖精達だけは手作業中心なのも気になった。tinkerは「鋳掛屋」なのでそうしたのだろうけど。人間の国から流れてきた忘れ物を改造して妖精の道具を作るのだが、出来たものは人間の使う道具に似すぎている。もっと妖精にふさわしい、夢のあるものにしてほしかった。道具作りが進化すると、妖精の谷「ピクシー・ホロウ」でも「モダン・タイムズ」のような事態になりはしないか心配になった。そもそも妖精は自らの喜びのために自然や人間のためにいろんなことをするのであって、労働やノルマとは無縁と思われる。「赤ん坊が初めて笑ったときに妖精が生まれる」ということなので、子供達に奉仕するのが喜びなのだろうか。妖精社会が遊びと自由の楽園ではなく、緩やかとはいえ労働社会・管理社会であっては子供達の夢もしぼみがちではなかろうか。子供たちが観たい妖精の姿は、自由気ままに飛び回り、遊び、いたずらする姿と思う。自分達のあこがれの投影として、妖精を観る。子供達が自由で気ままなのだから、妖精はそれ以上のものであってほしい。考えてみれば生まれてすぐ労働というのも過酷ではないか。 才能を決める儀式でせっかく得た石斧を使わないのは惜しい気がした。キーアイテムにできたのに。 妖精が鷹に追われことに対して疑念がわく。雛のときに飛ぶ手伝いをしてあげなかったの?それとも天敵?まさか。実際の天敵は上記のような理屈をごたごたこねる大人でしょうけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2012-08-13 11:42:18)(笑:1票)
4.  テルマ&ルイーズ 《ネタバレ》 
日頃抑圧されている二人が気分転換の旅に出るが、予期せぬ展開で犯罪に巻き込まれ、逃亡犯となり、とまどいつつも、ふっきれて自由さを感じ、自分らしさを取り戻してゆく。意外な展開と衝撃のラストが見どころ。狙いは明快だが、脚本の甘さが目に立つ。①あんな明るい駐車場でレイプするか?女も声を出して人を呼べばよい。②銃は撃ったことがない二人なのに、あんなにうまい。テレビで覚えた?意味不明。③ルイーズ(L)は過去に強姦されたトラウマを持つ。これが衝動射殺の遠因だが、強姦を思い出したくない為にテキサスを通りたくないは理解しがたい。緊急時なのだから。④(L)の恋人は、(L)に金を送ってくれと頼まれると、強い不審を覚えながらも、金を持参して現地に飛び、直接お金を渡し、さらにプロポーズの指輪も渡す。この行動が奇異。長年付き合っている恋人を旅行中に押し掛けてプロポーズするか?相手の様子がおかしいときに。しかも男はこれ以降出番がない。⑤(L)の強姦のトラウマが直接描かれない。(L)は物事をきっちりすませる性質の独立した働く女。恋人もいるが、結婚に踏み切れないのはトラウマのせいだろう。男性に対する不信感が強い。そこを正面きって描いていないので、彼女が男性を支配したときの開放感が薄い。⑥テルマ(T)はヒッチハイカーと懇ろになり一晩過ごすが、そこに至るまでがまどろっこしい。中ダルミでだ。男が金を盗み、それが(T)の拳銃強盗の契機となるので、男の役割は大きい。だが男はすぐに捕まり、刑事が二人の関係をいとも簡単に見抜く。このあたりは安直。⑦(T)の夫のまぬけっぷりが目立ちすぎる。(T)がこの男に抑圧されているから物語が成立するのである。もっと自己中心的で女を自分の支配下に置くようなキャラであるべき。⑧最後に刑事は叫ぶ。「よく考えてやれ!痛みつけられっぱなしの女なんだぞ」これは神(観客)目線に立った発言である。だが、刑事に二人の女の何が分るというのか?通り一遍の調査しかしてないではないか。◆二人の犯罪行動の動機の背景には男性に対する復讐がある。男性社会の鳥籠の中で暮らしてきたので、それは理解できる。だがその方法は全て銃に頼ったもの。銃一つで男女の力の差が逆転するだけ。犯罪にせよ、逃亡にせよ、女性らしい知恵や勇気、優しさで行動してほしかった。飛び降りは論外。笑いのツボは黒人がトランクの警察官に煙草の煙を吐くところ。
[DVD(字幕)] 7点(2012-07-09 21:11:56)
5.  デッド・フライト 《ネタバレ》 
ツッコミましょう。 ①研究所の一人が誤って感染してしまい、彼女を救うために箱に封じ込め、極秘にパリに運ぶ途中の出来事。でもパリに入ってからどうするか決まっていない様子。だったらパリに行く必要がないと思うが。国内に潜伏すればいい。②ゾンビを閉じこめる箱がロックされていない。内から出れないように厳重に施錠する筈。 ③殺さないから出てこい、といって撃つのが卑怯。 ④死者が生き返るウイルスと説明があったが、人間を襲って食ったり、強くなる説明がない。ゾンビ同士で殺し合いはしないの?完全に食べれらちゃう人とゾンビ化する人がいる。大量失血したら動けなくはずだが。 ⑤血液感染するはずなのに、生存者の中に咬まれてもゾンビ化しなかった人がいる。 ⑥武器になりえるパターは飛行機に持ち込めない。タイガーウッズに似すぎている。パターで首は飛ばない。 ⑦問題について協議するペンタゴンの役人の人数が少ない。管制塔の従業員も数が少ない。そもそもジャンボジェット機なのに乗客が少ない。CAも少ない。 ⑧トイレの鏡の壁を破ってゾンビが飛び出てくる ⑨床を破ってゾンビ両腕が飛び出てきて、あたかも眼があるかのように人を捕まえる。 ⑩銃を乱射しても飛行機の壁に穴が開かない。 ⑪金玉撃つより脳を撃て。 ⑫戦闘機は撃墜命令を受けているのに、生存者がいるからと勝手にミサイルを爆破させた。 ⑬人間を乗せた椅子がぶつかっただけで戦闘機が爆発炎上。 ⑭生き残った人たちは不思議とゾンビのことを全く気にしていない。のんびりムード。
[DVD(字幕)] 4点(2010-06-07 09:51:43)
6.  天使と悪魔 《ネタバレ》 
反物質を作る計画があり、それを知ったヴァチカンの偉い人、カメルレンゴはそのような神に反抗するような行為はやめさせるべきと思いましたが、教皇は支持。激怒したカメルレンゴは教皇を自然死に見せかけて毒殺、殺し屋を雇って反物質を盗み出し、さらにイルミナティの仕業にみせかけ、教皇候補の四人を誘拐、一時間ごとに殺してゆき、最後は反物質を爆発させるという計画をたてる。流れからいうと3人死んで、四人目に阻止されるなと予想していると、予想はあたった。あの殺し屋はどうやって警備が厳重な実験室に入ったのか?どうやって実験が成功したのを知ったのか?どうやって教皇候補を誘拐したのか?何故ラングトン教授を殺さずに、俺の雇い主はヴァチカン関係者などと親切に教えたのか?殺し屋を殺した実行犯は誰か?カメルレンゴは何故ヘリを操縦でき、かつパラシュートもつけていたのか?そもそもヴァチカンを爆発させても意味がないわけで、反物質をどうするつもりだったのか?教皇になるつもりだったにしては計画に無理がないか?そもそも資格がないのだから。殺し屋がたった一人というのに無理がないだろうか?ランゴトン教授はどうしてラテン語も読めないのか?これらのことが気にならなければ、楽しめる映画です。いきなり謎が次々に提示され、すばやく展開し、ぐいぐい観客を引き込む手法はたいしたものです。
[映画館(字幕)] 6点(2009-06-06 01:00:05)
7.  デス・レース(2008) 《ネタバレ》 
ミスター”アドレナリン”こと、ジェイソン・ステイサムも貫禄がついてきましたね。 妻を殺され、無実の罪に陥し入れられ、無法地帯と化した監獄に送り込まれる。 生き残るためには”デス・レース”に出て勝つしかない。 「誰が何のために妻を殺したのか」という謎を主人公がどう解くか、が脚本のポイント。 本編では「おいおい」といいたくなるくらい、真相が、簡単に露呈してしまう。 ここを2転、3転されて、サスペンス色を濃くだせば、傑作に仕上がっていたかもしれない。 レース・シーンは迫力があった。 が、機関銃やロケット弾を使うのはやりすぎではないだろうか。 ナビ嬢は、お色気は十分あったが、演技に真剣味が足りない。 生きるか、死ぬかのレースという臨場感が出ないのだ。 最大の問題はラストシーンだ。 極悪所長は、フランクを殺せと命令しているのに、刑務所職員は、ダミーを生け捕りにする。 そして所長はコーチにあっさりと殺られる。 爆発物が刑務所のセキュリティーをかいくぐって所長のところに届くはずがない。 それにコーチが所長を憎んでいたというシーンはなく、やはり主人公が復讐をしないとカタルシスを得ることができないだろう。 B級アクション・ムービーとして十分楽しめるものになっている。 
[映画館(吹替)] 7点(2008-12-13 22:51:52)(良:1票)
8.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 
地球がたった数日で氷河期に突入、低気圧の目玉付近からはマイナス100度の冷気が降りてくるという壮大な設定。 一方で、あの親子の話で終始してしまっているという小さなお話。 地球規模なんだから他の国の対応なども見せればいいのに、ニューヨークの図書館にいる数人に焦点が当てられる。 ニューヨークは大洪水にみまわれ、その海水もたちまちに凍ってしまった。ケータイもつながらない。 「じっと待っていろ」といいながら、救助に向かう無謀な父親。冒頭の南極での行動といい、理解不能おやじです。 あんたが行っても何の役にも立たないだろう。ところがケータイが通じたのか、ヘリで救助されることに。 この映画からは悲劇性が感じられないんだよな。息子とその仲間に生き残ろうという必死さがない。死んだような眼をしている。 ハラハラどきどきのないパニック映画は失敗でしょ。
[地上波(吹替)] 4点(2008-05-18 12:40:06)
9.  デッドゾーン 《ネタバレ》 
スティーブン・キングの作品はどれもシンプルなアイデアなのに執拗な心理の書き込みによって登場人物に感情移入させる。この作品もそう。 脚本は比較的淡々と進むが、これはこれでよいだろう。 キーマンとなるのは元婚約者。この人の家からの帰りで事故に遭うことになる。 五年後、再会して少し静穏な心を取り戻す。これで記者会見となるのだが、ひともめして、母の死亡、実家に閉じこもる。 子供と一緒に尋ねてきたとき関係が戻って明るくなり、連続殺人捜査に協力することにする。だが殺人犯の母親に撃たれて負傷、一人で閉じこもることになる。 家庭教師をしている少年とのエピソードではからまないが、上院選挙のボランティアとして登場、握手して議員の未来をみるきっかけをつくり、暗殺時も元婚約者の赤ん坊が楯となる。そして主人公を看取るのも元婚約者。また真実を記した手紙を書いた相手も元婚約者。 普通結婚し、子供のいる主婦が、五年間も昏睡状態となっていた元恋人と関係が戻らないと思うのですが、そこは恋愛の神秘。女性のほうから身をまかせます。 「もし若いときのヒットラーに会ったら殺すか?」という質問ですが、 歴史が変わればいいわけで殺す必要はないでしょう。 いい就職口を見つけてやるとか、いい結婚相手を見つけてあげるとか。 平凡な人生を送らせてあげればいいでしょう。 それでも心配な場合は、顔を焼くとか、盲目にするとか唖にするとかして、カリスマ政治家になれないようにすればいいですね。 それにウォーケンさん、そんな急ぐ必要はないでしょう。核戦争は、まだまだ先のことですから。未来を変える能力があるんですから、じっくりと機会を待ちましょうよ。 わざわざ大衆の面前で射殺する手段を選ぶこともないでしょうに。 少人数のとき、支持者を装い、そっと近づいたほうが確実です。 完全犯罪にすれば悲劇は起こりません。自分が犠牲になることはありません。 もっともこれは悲劇を際立たせるためのキングの演出なのですが。 低予算ながらよくできている映画と思います。
[ビデオ(吹替)] 8点(2008-05-12 16:07:42)
10.  ディープ・ブルー(1999) 《ネタバレ》 
意外にお金かかってますね。 日本映画の予算じゃ、あの海洋施設を作れないでしょう。 サメが主人公?ということでジョーズと較べてしまいますが、恐怖という点では叶いません。 タメがないんですね。CGの出来もよくない。 そこが残念ですが、ストーリーはよくできています。 サメの実験→禁止の遺伝子操作→サメが知性を持つ→サメとの格闘→生還 女博士の行動も説明されていますし、施設爆発してからの展開もスピード感がありました。 あのコックがユーモアたっぷりでいい味を出しています。が、逆に緊張感が薄れてしまったのは残念。 最後にコックが食われながらも伏線アイテムの十字架で生還、かつ最後のショットを放つ展開にはおどろきました。 だれもサメ使いがやっつけると思ったでしょう。 またサミュエル・ジャクソンが一席ぶったあとにサメに襲われるのにも驚きました。 ところでサミュエルってお金持ちには見えないですね。 十分楽しめる内容です。 
[地上波(吹替)] 7点(2008-05-08 23:25:48)
11.  デッド・カーム/戦慄の航海 《ネタバレ》 
キッドマン、ニール・ゼイン 金持ちの夫婦の話です。海にでて三週間ぶりに船を見る…、余裕ですなあ。 最初の空飛ぶ赤ん坊のシーンは不要でしょう。 これを入れるのなら、子供をなくしたことにより、ぎこちなくなった夫婦関係が事件を通して修復されるというサブストーリーを入れるべき。 キッドマンはまだ演技開眼してないけど、まあまあ見れました。 犬は飼い主の足をひっぱってばかりで、最後には飼い主に串刺しに! ご愁傷さまです。 漂流船はどうして無線で助けを求めなかったのか? エンジン水びたしになっても無線くらい使えるでしょ。 ニールが船を調べにいったけど、別にゼインは逃げる必要なかったのでは? 殺人したわけじゃないでしょ。していたとしても証拠はすぐに海に沈むし。 キッドマンは最初から銃を使えばいいよね。 こういう密室劇では主人公が知恵をしぼってがんばる場面がないとつまらない。 この映画では無線の場面くらいしかなかった。 ニールは、雷がマストを折って船室に閉じ込められるけど、これってどうでしょ。 かろうじて許容範囲かな。 漂着船でゼインが次々と殺人をおかしてゆくというようなシーンが挿入されていれば、 もっとはらはらどきどきしたんだけどね。 漂着船での出来事があいまいのままなのが欠点。 
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-08 17:43:40)
12.  テラビシアにかける橋 《ネタバレ》 
家でも学校でも居場所がない少年。 転向してきた少女も友達が作れないタイプ。 最初はいがみあっていたけど、いつしか友達になる。 想像力豊かな二人は、近くの森で、自分たちだけのファンタジーの世界を作り上げる。 同時に家でも学校でも、周囲との関係が改善されてゆく。 そこへ少女が事故死。 少年は喪失感に打ちのめされるが、最後には立ち直る。 「友達が大切にしていたものを大切にしろ」という父親の言葉で 死を受け入れることができた少年。 ファンタジー映画とおもって鑑賞したので肩透かしでした。 あんな友達はほしいなと思いました。 友人の死を正面からとらえた骨太の作品です。
[映画館(字幕)] 7点(2008-03-13 12:12:54)
13.  テイキング・ライブス 《ネタバレ》 
捜査の初期の段階で目撃者は、犯人と利き腕が違う、DNAが違う、犯罪用語に対する反応がサイコじゃない、自ら警察に連絡しているなどの理由でシロとされました。 そのほかの印象でも、犯人は16歳から19年もなりすまし人生を送っており、目撃者とは年齢が合わない(若すぎる)のと、絵が描けて、画家としてのキャリアがあるという点でもシロだと確信していました。 ところが、途中から、アレレアレレ、おかしなことばかり。 なんだかなーとおもっているとやっぱり犯人。 犯人とわかった瞬間から別人格になって、やりたい放題。 一貫性がないわなあ。 母親殺すのならいくらでもチャンスはあったよね。 あのタイミングで殺すかなあ。 妊娠捜査官を殺すのを目的にいったのだから、お茶なんかいれておしゃべりしてないでさっさと撃てばいいのに。 その前に自分の赤ん坊を殺すために、わざわざあぶない橋をわたらないでしょ。 捜査官に愛を求めているのに、「この子は生まれちゃいけないんだ」って矛盾してませんか。 そもそもの疑問ですが、 犯人は人を殺してその人になりすますのですが、最初の人になりすますと、 あとの殺人は金を奪う目的でよいのでは? どうして殺すたびにその人になりすます必要があるの? すでに別人になりすましているんだから、また別人なる必要ないでしょ。 それと目撃者をよそおって殺人をわざわざ警察に連絡することもないでしょ。 遺体を放棄していればすぐに発見されるんだから。 
[地上波(吹替)] 4点(2008-03-10 01:57:49)
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