1. トップガン マーヴェリック
《ネタバレ》 昨今の続編ラッシュの中で「マッドマックス/怒りのデスロード」に匹敵する部類の続編だと思いました。 いわゆる税金対策やネタ切れ、ノスタルジーありきの続編ではなく、前作に目配せしつつ、しっかりと「一つの作品」として作ってある点がまずよかったです。 ストーリーはいたって単純明快、しかし訓練からミッション遂行までメリハリがある展開でしたし、冒頭の飛行テストで「最初からクライマックス」の一歩前を見せてまずつかみはオッケー。続いて訓練シーンでは「化石おじさん」とバカにしてたヒヨッコ連中に「格の違い」を見せつけるくだり、そして敵に変な感情や同情を抱かせずただ単に「倒すべき敵」として感情を排除した設定などで、難しいこと考えずに純粋に映画の世界を堪能できる作品に仕上がっていました。 役者が戦闘機操縦してるとかは実際どうでもよく、随所に展開するドッグファイトの迫力だけでも「スクリーンで観てよかった」と思える作品でした。 [映画館(字幕)] 8点(2022-05-29 16:48:30) |
2. ドラゴン・キングダム
《ネタバレ》 かつて、ある映画で鶏のコスプレをして戦ったことのあるジェット・リー(リンチェイ)。その時も笑顔だった。というかものすごく楽しそうだった。 そして今回。孫悟空、というか猿人間のコスプレをして戦った。やはり笑顔というか、ものすごく楽しそうだった。 つまり、ジェットー・リーは、動物のコスプレをするのが趣味なのか…って、いやそんなことないと思いますが、久しぶりに彼の素敵笑顔を拝めました。 もう、映画の展開なんてそっちのけで、中盤のジャッキーvsジェットの対決につきます。 動きはジェットに劣るが(年齢のせいもあるだろう)多彩な動きでとにかく魅せてくれるジャッキー。アクションのバリエーションこそジャッキーに負けるが、そのスピードと正確無比な体さばきが素晴らしいジェット、どちらも甲乙つけがたい戦いだったのではないか、と個人的には思います。 まあ、間違いなく、近年の彼らが出演した作品の中では抜群の出来だと思います。 その他では、やはりエンディング、不良をボコボコにするというのは、お決まりなパターンですけどやはりすっきりしますね。 [映画館(字幕)] 8点(2008-09-28 04:12:35)(良:2票) |
3. 突撃(1957)
「キューブリックの作品にハズレなし!!」と、僕の友達が言ってましたが、全くの同意見です。最初は、キューブリックという監督がつかみ難かったんですけど…というのも、初めて見たキューブリック作品が2001年宇宙の旅で、しかも小学生の時だったんで、そのあまりの難解さについて行けなかったんですけど、その後シャイニング、時計じかけのオレンジ、博士の異常な愛情等等見るうちに彼の片鱗を垣間見ることができました。この作品、戦争映画でありますが主体が戦争自体というより、戦争の不条理さを物凄く物語っていると思います。勿論戦闘シーンも迫力がありますが、その後の軍法会議でのシーンで、戦争とはかくも人権などを無視され、ただの駒として扱われ、不条理なものだということが痛く伝わってきます。これに比べれば今の戦争映画が物凄く薄っぺらいものになってしまいますよ本当に。 8点(2003-12-10 01:14:25) |
4. 逃亡者(1993)
《ネタバレ》 実はこの作品が元はテレビドラマで、更には実際に起きた事件が元と云う事を知ったのはかなり後の事だったりします。そして、この作品の事を知ったのは実はWhat's マイケルの中のパロディだったわけですが…。 ま、そんなことはどうでも良いとして、若干キンブル医師が超人的に描かれているかも?という描写はありますが、名医師と敏腕連邦保安官ジェラードの手に汗握る攻防がとにかく見ものです。 中盤、刑務所内で名前を呼ばれてつい反応してしまうのは、人間の条件反射を上手く描いていると思いますし、下手な変装をしていないのもまたリアリティがあって良いです。いくら指名手配とはいえ、四六時中テレビや新聞等を見ているわけでもなく、ましてや通りすがりの人の顔なんていちいち覚えていないのが現状。他人は自分が思っているほど自分に関心がないということをもろに語っている描写だと思います。 真犯人究明というサスペンスフルな展開もあり、やはり多くの映画の見本になるような作りをしていると思います。 [DVD(字幕)] 8点(2003-05-31 03:53:41) |
5. トータル・リコール(1990)
バーホーベンってこういうの多いですね。面白いからいいけど。ラストは青空のせいか何となく晴れ晴れとした気分になりました。結局、この一連の騒動はリコール社による夢だったんですかね。 8点(2003-05-25 02:58:19) |
6. トレマーズ
この映画は何回見ても飽きない。あののどかな世界観も好き [ビデオ(吹替)] 8点(2003-02-22 00:54:10) |
7. ドラゴンハート
ファンタジー最高です 8点(2003-02-22 00:19:06) |
8. ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
《ネタバレ》 ドラマ版を見ていないと話が全て理解できない、というのは昨今ディズニーのえ悪いところ。 まあそれ差し引くと、中盤まではいつものMCUじゃん?とか思うと終盤一気にサム・ライミ印のホラー映画になっていくのでそこで「死霊のはらわた」からの古のファンからすれば嬉しい限り。 もちろん。死霊のはらわた(1作目)の純然たるホラー要素ではなく、Ⅱ以降のどこかコメディ要素を含んだホラー要素、一番近いのはキャプテン・スーパーマーケットでしょうか。そのほかでも、シーンの切り替えや、アングル、マルチバースを突き抜けてくあの演出共々やはり「只者ではない」と思わせてくれる要素満載。 最後のゾンビ・ストレンジなどレーティングギリギリのところ攻めてますし、やっぱこういうのがやりたかったんだなーと思うと同時に、「これって完全にイヴィルアッシュじゃんw」とファンなら思わずニヤリとすること請け合い。 サプライズに関しては、へーそうですか、くらいにしか思っていないので特に、なのですが、終盤からのエンジンのかかりようが半端ないのでなんだかんだ言いながら楽しく見ることができました。 そしてポスト・クレジットの延々殴り続けるキャンベルには、ファンじゃなければ「なんでこの人殴ってんの?」という感じ、嫌いじゃないです。さすがライミ。 しかしストレンジ先生、200万以上するルクルトのコンプリケーションウォッチを風防とは言え自分で取り替えちゃうなんて、随分なことしますね、、、 [映画館(字幕)] 7点(2022-05-05 14:43:51) |
9. ドリームガールズ(2006)
《ネタバレ》 リアルタイムでシュープリームスを体験してない者にとっては、このドリームガールズ盛隆の物語は良い疑似体験になってるんじゃないでしょうか。 パクりパクられな音楽業界。頂点に登りつめるには才能だけでなくコネも必要。そして、売れない時代に盗作されて苦い思いをしたのに、頂点に登りつめたとたん、かつて自分たちがやられたことと同じことをする(正確にいえば、カーティスが勝手にやったことですがね)っていうところ、上手く皮肉ってると思います。 で、今回一番の注目はエフィ役のジェニファー・ハドソン。とにかくソウルフルっすね。本当に主役(らしい)ビヨンセを食うほどの熱唱ぶりで、実は今まで彼女が主役だと思ってました。 ドリームガールズのショーの場面はとても見ごたえがあり、その他、エフィが追い出される場面での、激しい歌の応報など、見ごたえある場面が盛りだくさんなので、最後まで飽きることなく見ることができました。 が、一応ミュージカルということですが、あまりにもミュージカル部分が普通に撮られ過ぎていて(普通の場面と何も変わらない)、作品のテンポが若干乱れるということもしばしば。 なので、ほかの方も仰っていますが、どちらかに統一した方が、よりよい作品になったのではないか、と思います。そこが唯一残念なところですかね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-02 08:23:42) |
10. トランスポーター2
《ネタバレ》 1作目はそこそこ面白かったものの、今までの経験から、というより世の定説から2作目は絶対面白くないだろーなーと思っていたものの、ここでの評価は1作目よりも上。ではどんなものかと思いやっと鑑賞。 いや^まいった。この作品に限って言えば完全に1作目よりも面白い。 基本的にストーリーはあってないようなものんで実にどーでもいいものだけど、そこここにちりばめられたユーモアや、前作以上のアクションで終始楽しませてくれる。 すでに何人かの方も仰っているが、車に着いた爆弾を走りながら(飛びながら?)外したり、落下する飛行機の中でお構いなしに殴りあうラストなど、馬鹿としか思えない描写が数多くあるのだが、その強烈なインパクトゆえに映画を最後まで飽きさせずに見させてくれる。 また、前作以上に増えた格闘アクション。いや~格好いい。さまざまなものを使って次々に敵を倒したり、アクロバティックな技を繰り出したりと多彩な動きを見せる。 動きやアイディアはそれほど斬新なものではないかもしれないが、ただの殴り合いにはない華麗さがあるのは確かだと思う。 近年のアクションでは、間違いなく上位にくる作品ではないかと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-18 01:55:52) |
11. ドッグ・ソルジャー(2002)
《ネタバレ》 こいつは久しぶりの快作ですね。 普通こういうネタを扱った作品ってのは前半はとにかくもったいぶった演出で引っ張って引っ張って、んで不完全燃焼で終わるという無残な結果に終わるのですが、この作品は早いうちから怪物の正体をばらして、もったいぶった演出を使わずに上手く緊張感が続く演出で見せてくれますから最後まで飽きません。 それに怪物に下手なCGを使わなかった事もプラスですね。 まあ暗くてよく判らんというシーンも無きにしも非ずなのですが、それが返って場の雰囲気を出してますし、スコットランドの伝承、軍の任務等という部分をすべて描ききるのではなくちょうど良いところで止めてあるという演出にも好感が持てます。 予告編で、「こんなにエキサイティングで暴力的な映画は死霊のはらわた以来だ」とか何とか言ってますが、確かに、近年のこういうシチュエーションの作品群の中では傑作の部類に入ると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-21 22:06:37)(良:2票) |
12. ドクトル・ジバゴ(1965)
ロシア革命に翻弄される1人の男の一大叙事詩。戦闘シーンなどは迫力大で、衣装も忠実に再現してると思うし、長いだけあって、人物の描写がとても細かく描かれてます。長い映画が好き、ということもあるんですが、こうした1人の人物に焦点を当て、人物像や辿った軌跡を描くものはやはり、このくらいの長さをもってじっくり描いて欲しいです。劇中随所に流れる【ラーラのテーマ】も、名曲と今でも語り継がれるだけあって1度聴いたら忘れられないほどに素晴らしい音色です。 7点(2003-12-30 16:52:53) |
13. トラ・トラ・トラ!
日米両軍の心理戦が交互に描かれ、最後の戦闘シーンはとてもダイナミック。戦争映画なのに戦闘シーンが最後というのは少し中だるみを感じるかもしれないが、同じ真珠湾攻撃を題材にした某映画と違って、こちらは日米両サイドからの正しい見方の下製作されているんで、充分にいい出来だと思う。 7点(2003-10-27 03:15:33) |
14. トゥルーライズ
普通親父が戦闘機に乗ってきたらブッ飛ぶと思うけどな。でも面白いからOK 7点(2003-02-22 00:10:29) |
15. トゥームレイダー ファースト・ミッション
《ネタバレ》 原作は結構歴史のある3DAADV。まあ、トゥームレイダース(初代はこのタイトルでした)か?と聞かれれば、完全に後追いなはずのアンチャーテッド女版だよね?という感じなのですが、エクス・マキナでは妖艶な魅力を放ってたアリシア・ヴィキャンデルが大暴れするのはなかなか爽快。設定とか「どこが日本なんだよ?!」とか突っ込みながらワイワイ楽しむには十分な出来だと思います。 まだ駆け出しのララことアリシア可愛いですし。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-13 21:49:55) |
16. ドント・ブリーズ2
《ネタバレ》 前作では完全に敵側だったのに今回は主人公に昇格した座頭市じいちゃん、前作を観ていなければただの娘(?)思いの頑固ジジイ、というふうに見えるのがなんともニクい設定。 しかし観客は前作での騒動を知っているわけで、ここでもまた残虐な殺戮を繰り広げてくれます。 で、突如娘の本当の親が出てきて、このじいちゃん、またやらかしたか、という感じですが、その親もじいちゃん並みのクズっぷりなので、結果じいちゃんを応援できるという設計、この主人公のスライドと適度な悪役の設定は上手いな、と思いました。 ゴア描写もなかなか派手でしたが、全編通して暗くて「何やってるかわからない」感が結構あったので、今回はこの点で。 [映画館(字幕)] 6点(2021-08-13 23:42:33) |
17. ドク・ハリウッド
《ネタバレ》 今までの“ドク”と呼ぶ立場から逆転、呼ばれる立場になるというのがある意味では新鮮な気がします。なんだかんだいって田舎に順応していく所や、次第に町のよさに気付いていく所などは和やかな雰囲気で見られました。さすがに森の中でのやり取りはやってることがやってることなので少々引きますが(笑)。見る前から大体ラストの予想は出来るんですが、なかなか楽しませてもらいました。 [ビデオ(吹替)] 6点(2005-04-09 00:02:12) |
18. トロイ(2004)
久しぶりに登場した正統派の史劇って感じですね。トロイの要塞都市とか宮殿内とかは壮大ですし、戦闘シーンもなかなか迫力あって良いですけど、けど!ブラットもブルームも、確かにカッコいいんですけど、やっぱり“死ぬ思いでガレー船を漕いだ”ヘストンや“大奴隷反乱を起こした”ダグラス、“リヴィウスと覇権を争った”ギネスたちの気迫には敵わないんだよなぁ。まあ、この手の映画が大好きな僕にとっては、こういう作品が登場するのは嬉しいんですけどね。 [映画館(字幕)] 6点(2004-06-21 19:28:35) |
19. 隣のヒットマン
《ネタバレ》 終始騙し騙されな関係が続ききますね。敵だと思ってた人が実は味方だったり、味方だと思ってた人が実は自分の命を狙ってら利と、最後まで裏の読み合いなところが見ていて非常に面白い。しかしねぇ、あの状況じゃ確かにどっちか消さなけりゃならなかったんだろうけど、やっぱりマイケル・クラーク・ダンカンを殺しちゃったのはちょっと惜しかったかな。でも、いいってことよ、それなりに面白かったから(笑)。 6点(2004-03-25 14:43:02)(良:1票) |
20. トリプルヘッド・ジョーズ<OV>
《ネタバレ》 前作が突然変異だ!というふわっとしたものだったのが今回は環境汚染が原因だ!ということでちょっとは説得力があるのか?という感じです。 冒頭からいきなりデデーンとサメが出てくるので情緒もへったくれもありませんが、まあそこはいいってこと。 登場人物が軒並み中なっかりなのも、まあ、ね。 しかし首切り落として新たにそこから新しい頭が生えてくるって、もはやそれはサメでなくてもいいのでは?と思ってしまいました。 あとダニー・トレホに似てるおっさん出てきたなと思ったらまさかの本人でちょっとびっくり。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2022-05-09 00:10:51) |