21. 大いなる決闘
《ネタバレ》 えーっと、全然大いなる決闘でもないし、Hard Menでもないのですが・・・コバーンのウジウジした粘着質なキャラはまあまあ面白いのですが、やってることはただ逃げてるか待ち構えてるだけであって、頭脳プレイも技術発揮も特に行っていない。ヘストンの方に至っては、情けない表情でただ追いかけているだけであって、「これで捕まってるようでは相当間抜けなのでは?」という印象しか受けない。火が起こったときはちょっとおおっと思いましたが、何とそれを何も活用していない、というかむしろ自分の方が撃ちにくそうにしている。わざと盛り上がらないようにして作ったのか、としか思えないほどでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-05-19 01:14:51) |
22. オープニング・ナイト
割と期待して見たのですが、「こわれゆく女」とまったく同じ感想しか出なかった・・・。演出がとっても自己満足的で、同じようなシーンの繰り返しで、結局何がどう変化したのかが定まっていないのです。尺も長すぎです。 [DVD(字幕)] 3点(2017-04-08 23:31:28) |
23. 男の出発
《ネタバレ》 当然、主人公は途中でいろいろ体験して成長していくのかと思っていたら、何と最後までほとんどそのまんま。この逆走ぶりはある意味凄い・・・んだけど、途中ではそれなりに一般のウエスタンっぽくしているので、結局主題が見えなくなっている。せっかくならもっと徹底的に挫折したり屈折したりの連続にしたらよかったのに。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-01-20 00:02:32) |
24. 踊るマハラジャ★NYへ行く
《ネタバレ》 マリサ・トメイのノリノリのボリウッドダンスが見られるというだけで、すでに大いなる意義のある作品。ヘザーちゃんの潔いポルノ女優っぷりも楽しい。コメディの部分は、設定上のギャップを押していけば、もっと笑いがとれたのではないか?という気はしますが。せっかくのオチの部分が割とあっさり過ぎている箇所も多く、ちょっともったいない。 [DVD(字幕)] 6点(2016-10-13 02:39:56) |
25. オズ
《ネタバレ》 冒頭部分からいきなり、精神異常児扱い・拘束・強制手術と、前作から続く内容とはとても思えないほどの暗さと陰鬱さ。つまり、寓話性をなくしてしまっているので、いくらそこからオズの国に舞い戻っても、前作の続編とはいえないのです。あと、サブキャラもいろいろ出てくる割にはどれも弱いかなあ、かかしさんの登場一発で全部霞んでるよ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-03 00:49:28) |
26. 大いなる勇者
《ネタバレ》 ショーン・ペンは、「イントゥ・ザ・ワイルド」を撮るときには、大分この作品を参考にしたのかなあ、とか楽しい想像もよぎる作品。導入部の静謐さがもたらす迫力はなかなかなのだが、話が進むほど、クロウ族との戦いに特化するような感じになって、主人公のスタートの立ち位置はどこに行ったの?と思ってしまう。最後の方で、主人公を何か伝説の存在っぽく持って行こうとしているのも、やや違和感。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-06 23:57:31) |
27. 大いなる西部
《ネタバレ》 ウエスタンでありながら主人公が銃を抜かず、逆に丸腰すら武器にしてしまうのは、新鮮であるとはいえる。ただ、全体に漂う教訓的というか優等生的雰囲気が、どうも逸脱性をなくしている気がして、面白みに欠けるのだな。尺ももっと短くできたと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-03-25 02:07:06) |
28. お買いもの中毒な私!
《ネタバレ》 お馬鹿というよりも単なる馬鹿の主人公はどうでもいいが、終盤、K・S・トーマスとジョーン・キューザックが同一フレームに入っているという貴重なシーンには感涙。点数はこの豪華ショットに対して。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-12-30 23:30:10) |
29. オーシャンズ13
目標や障壁の設定も適当だし、それを破る作戦も適当。したがって、スリリングさのかけらもありません。エレン・バーキンをキャスティングしてくれた英断に4点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-11-20 00:52:36) |
30. オーバー・ザ・ムーン
《ネタバレ》 登場人物の発言や行動、それから個々の場面設定までもがいちいち陳腐でありきたりで、何でわざわざ作品として作ったのかが分からない。アンナ・パキンちゃんを投入しているのがもったいないです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-10-03 00:07:06) |
31. 狼たちの午後
《ネタバレ》 もっともらしく強盗に突入していながら、開始数分後には早くも1人が自発的に脱落するという衝撃の展開。人質側にもどことなく「何やってるの、この人たち?」というリアクションが漂っているのが、何とも言えない。そのままなら、とっとと小金だけ奪って逃げ去るか、とっとと警察に制圧されるかのどっちかなはずが、膨れ上がったマスコミや群衆が作用することによって、犯人も、被害者も、警察も、全部の歯車が徐々に狂い出す。誰も予測していなかった方向でありながら、必然性を持って展開する手腕が見事。●その中でも、細かい演出の芸がいろいろあって、例えば、守衛のおじさんを解放した後に女性人質と一緒に外へ出るとき、鍵を開けるのにもたつくパチーノに対し、人質女性が「こうするのよ」みたいに動作で教える、さりげない一瞬。いろんな変化がちょっとした技で象徴的に表現されている。●ほとんどの舞台は、決して広くはない銀行店舗内と、その外のわずかな範囲なのに、それを感じさせず、しかも、登場人物の表情や行動や周囲の光景まで的確に切り取ったカメラの腕も特筆すべき。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-17 03:00:17) |
32. 想い出の微笑
設定からして、どんな濃厚な人間ドラマかとかなり期待したんですが・・・時間軸的なバランスも中途半端だし、各人物の心理描写もあまり浮き彫りになっていない。何となくいろんなやりとりをしているうちに終わってしまったという感じです。監督業としてこういった難易度の高い領域に挑戦したダイアン・キートンの心意気は買いたいのですが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-26 03:17:43) |
33. おしゃれ泥棒
オードリーのようなお姫様顔だと、やっぱりこういう軽いタッチの作品には合わないんじゃないかな・・・。多少はアホさ(広い意味で)を感じさせるくらいでないと、この種の主役には違和感があります。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-05-24 02:33:05) |
34. オール・ザ・キングスメン(2006)
ただ単に「ある人が頑張って当選しましたが、その後はダメになりました」ということをそのまんま提示されても、面白くも何ともないわけです。ショーン・ペンも勢いだけで演技してるし、ジュード・ロウは右往左往しているだけだし、ウィンスレットやホプキンスまで投入していながら、全然活用されていません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-28 00:45:31) |
35. 夫以外の選択肢
最初から最後まで、4人ともじめじめじめじめしっぱなしなのが強烈。不倫の開放感や陶酔感など、微塵も感じさせない。ここまで徹底してじめじめしていると、逆に爽快ですらある。あと、ピーター・クラウスがビル・パクストンに見えて仕方なかった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-18 03:36:42) |
36. 奥さまは魔女(2005)
普通に面白おかしいサマンサの日常を映画化したらいいと思うのに、何でこんな二重構造なんてことをするのかな。監督が自分の思いつきで自分の足を引っ張ってしまったような感じです。トーキング・ヘッズの"And She Was"というかっこいい選曲センスに2点。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-01-17 22:24:09) |
37. オーシャン・オブ・ファイヤー
あっちこっちで主題がぶれていて、何を表現したい作品なのか最後までよく分かりませんでした。レース開始までの出来事と本体のレースとがどう関わるのかも分かりません。主人公がこのレースに何でそこまで執念を燃やすのかも不明確です。馬と砂漠の風景によりかかってしまって、その他の描写がなおざりになってしまったという感じです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-07-19 13:53:21)(良:1票) |
38. オペラ座の怪人(2004)
映像も編集も未整理でごちゃごちゃしている部分がないわけではないのだが、この作品に一本の筋を通しているのは、エミー・ロッサムの存在感。画面に登場するだけで、その場の空気をまとめてしまうほどの吸引力があります(ケイト・ウィンスレットの若い頃を思い出しました)。逆に、ファントムは普通の人っぽすぎ。もうちょっと不気味に毒々しくいってほしかった。●再見して+1点。いやもう、この歌、美術、そして音響のゴージャスっぷりは、やはり見事です。 [映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 00:51:34) |
39. 黄金の腕
趣旨や脈絡のよく分からない会話がだらだらと続いていく、見ていてとても辛い内容でした。麻薬中毒の描き方についても、これよりも優れた作品はいくつもあります。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-06-17 23:41:17) |
40. 女相続人
《ネタバレ》 「単純なものほどインパクトは大きい」を地で行くラストが実に強烈です。暗黒の地底から地上に戻ってくるかのような階段のカット(中盤の同様のアングルとの対比も)、そこに浮かぶヒロインの悪魔の笑み、扉をたたく男に容赦なく被さるエンドマーク。よく見ると、ヒロインは最後の会話で愛しているとも結婚するとも言っていません。恋愛前の行き遅れの表現も含め、オリヴィア・デ・ハヴィランドの功績によるところが大きいですね。また、それに至るさりげない心理戦の連続の描写も見事。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-18 01:15:30) |