21. ブレイド2
《ネタバレ》 アクションシーンは前作以上に超人実が出ていて激しさをまし、新種族のリーパーズの登場によりブレイド・ヴァンパイアの同盟軍が結成されるなど、なかなか面白い要素が詰まってい入るのですが、結局のところ、行きつくところは、新種族もヴァンパイアたちによって作られた存在だったッ!という安直なオチに行ってしまうのは少々がっかりです。 しかも、敵の敵は味方的なことを言っておきながら結局リーパーズもブレイドと闘うことになりますが、そこに漠然と感じ取れる“プライド”以上の確固たる必然性が感じられないのもマイナス。そしてどう見てもムルナウのノスフェラトゥにしか見えないヴァンパイアの親玉もあっけなく散ってしまい、威厳も感じられず…。 アクションは見応え充分な分、残念です。 [DVD(字幕)] 5点(2011-04-30 20:53:47) |
22. ブレイド(1998)
《ネタバレ》 2011年の時点で映画が3作品作られている中で本作が一番面白いのはまあ言わずもがなですが、元々がマーベルコミックス原作というらしいですが観ているうちはそんなこと一切気にせず楽しめました。 言われてみればブレイドのキャラ設定や武装だとかバンパイアたちの地下社会の構図だとか、漫画的な部分は随所に感じられますがそんなことより黒のロングコートにサングラスで剣や銃をブンまわすブレイドが最高に決まっていて爽快感抜群です。 アクションについては、近年の作品から比べると標準的という感じもしますが、演じるウェズリー・スナイプスが本物の武道の達人なので技の切れは全然違います。 確かに、絶対無敵のはずの地の神マグラがあっけなく倒されてしまうなど、後半にかけてやや尻すぼみな感もしますが、全体的には結構いい作りをしているのではないかと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-22 02:02:35) |
23. プレスリー VS ミイラ男
《ネタバレ》 ふははははは~!もうこれは俺に「見ろッ!!」と言っているようなものではないかァ~ッ!!! ということで、普通だったら“大人の余裕でスルーすべき作品”というような分類がなされるであろうこいつをさっそくと鑑賞。 いかにも胡散臭そうな題名、そして2002年制作のはずなのに2007年になってようやくレンタル開始という、何やらとんでもない“大当たり”をつかまされそうな感じだったのですが、その期待は見事に裏切られました。 まあ、確かに、最近とかは似非vsものが多い割には全然vsしてなかったりするものがちらほらありますよ。しかしこいつは終盤ちゃんと題名通りプレスリーとミイラ男が闘ってくれます。 いや、確かに、映画の大半は語り中心でかったるいと云えばかったるいし、終盤の闘いも実際は全然、激しいものじゃないですよ。 だけど、主人公が、我らが“アッシュ”ことブルース・キャンベルってだけでお腹一杯ですよ(笑) もう、虫もどきと闘う所や悪態をつくところなんてまんまアッシュですよ(笑)できればもっと激しく闘ってほしかったですけど、久しぶりに彼の主演作品を見られたということで今回は7点…と言いたいところですが、エンディングがブラックユーモアでもなくハッピーというわけでもなかったので(あとやっぱりちょっとかったるい)6点。 ちなみに、C級作品を笑って許せない方は、この点数から3点ほど引いてくださいね。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-29 04:40:12) |
24. プラダを着た悪魔
《ネタバレ》 メリル・ストリープがまさに“できる女”でとても格好いい。しかしそれ以上にやはり理不尽な要求をしてくるあたりは悪魔だ(笑)。 でも、その要求というのも、仕事を円滑にするため、仕事に対する信念のためのもので、しかもきっちり自分の仕事をこなしているので、まあまだマシな方かも。 ハリー・ポッターのくだりはなんか八つ当たりにも見えなくはないが(笑)。 ダサい子がどんどんおしゃれになって、仕事でも成功して…という展開は、やはり働く人々から見ると共感を得ると思うし、ラストもとてもすがすがしいものなので、最後まで楽しめると思う。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-27 11:22:23) |
25. プラン9・フロム・アウター・スペース
《ネタバレ》 駄作です。 それは間違いありませんが、別に“史上最低”というほどではないと思います。 確かに、何度も使いまわされるフィルムや、墓石が倒れてたり、揺れたり、はたまた宇宙船内や飛行機の操縦席が物凄く安っぽかったり、やる気がないとしか思えない役者の演技や、観客を馬鹿にしてるのか?と思わせるほどにいちいち挿入されるナレーション、「言語ロボットで解析」とか云いながら平然と英語を喋り捲る宇宙人、何が言いたいのかよく判らないストーリーなど、粗を探せばキリがありません。 しかし、一応、編集はされてますし、ストーリーも意味不明というところまでは陥っていませんし、音楽にしても、普通に古きモンスター映画のような味わい深いものだったりするので、結構普通に映画としては成立してると思います。 それに、終盤で熱弁を振るう宇宙人の場面など、真面目(本気?)に作ってると感じさせる場面もいくつかありますし。 史上最低の映画監督、と言われるだけあって、やはり、作品から“光るもの”はあまり(と言うか殆ど?)感じられませんでしたが、情熱は伝わってきましたし、普通に予算が足りないだけであとは世に埋もれてるC級以下の映画と変わらないと思いました。なので、きっちりといた予算さえあったなら、ここまで酷評される事はなかったと思います。 [DVD(字幕)] 4点(2007-01-19 02:27:06)(良:1票) |
26. ファイナル・デッドコースター
《ネタバレ》 実はシリーズ3作目。この題名になって2作目ですが、ここでようやく内容と題名がリンクしてきましたね。 …と、これだけだとあまりにも味気ないのでもう少し。 ファイナルって付いてますが、まあ、作る気になればいくらでも作れるでしょうね。第一、原題だと既に1作目から“ファイナル”が付いてますからねぇ。 前まではもう少し“死の運命”と格闘してる気もしましたが、今回はあまり捻りもなくやけに人があっさり死んでいきますね。しかも相変わらずグロく。 今回の惨劇の発端はジェット・コースターでしたが、正直、ネタが尽きてきたのかな?と思いました。 ただ、ラストの落とし方は、なかなか良いのではないか?と思います。 唯一つ云える事は、自分は何があっても日焼けサロンには行かない、ということですね(笑)。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-14 03:59:39) |
27. ブレイド3
《ネタバレ》 これで最後~ということで、いよいよ始祖たるドラキュラ登場な訳なんですが、ん~、正直インパクトそんなにないですね。 闘うにしても素手+剣だし、特殊能力も他者への変身くらいで特にどーって事ないし、パワーアップするにしても↓皆さんも仰るとおりプレデタ○というかデミトリ?みたいな感じになっちゃいますしね。 ただ、日の光浴びても平気って部分は、本編でも言ってるように原作(吸血鬼ドラキュラ)に忠実なので評価できますが。 アクションについては、こういう肉弾戦が好きなので全然構わないのですが、もう少し長く撮ってもらいたいことと、歯切れの良いものにして欲しかったですね。 それからじーちゃんが死んじゃうのもどーかと思います。 友達と見る分には問題ないですが、一人で見るにはちと辛いですかね。 [DVD(吹替)] 5点(2006-07-09 00:34:24) |
28. プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング
《ネタバレ》 女の子(といっても小さい子限定?)が憧れそうなテイスト盛り沢山ですね~。しかし流石ディズニー、たとえ結末が判り切っていようが決して暗くせずに終始明るく見る事が出来る作りには好感が持てます。前回同様、クラリス女王ことジュリー・アンドリュースもまだまだ健在のようだし。というか中盤のパジャマパーティの場面はマリアとトラップ一家のその後を見ているようで、なんだか懐かしい?気持ちになりました。そうそう、ラストのあの必殺技(といっても本当の技じゃありませんよ)まさかこの映画でも見ることが出来るとは思いませんでした。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-30 02:11:31) |
29. ブルース・オールマイティ
《ネタバレ》 やってることはすごくこじんまりしてて、しかも自己中。でも、下手に話を広げるよりはこちらの方が良かったと思います。ストーリーだけ見れば普通っていうか殆ど定番ですし、ジム・キャリーの体当たりギャグを見たい人やキャラの濃さについていけない人は物足りない&好みではないでしょうが。でも、俺は面白かったですよ。いや、確かにコメディ部分は以前と比べておとなしくなったような気もしますけど、「“パクり”ミュージックスタート!」の台詞と共に始まる映画のパロディ・シーンはバカ受けでした。炎のランナーにダーティ・ハリーに十戒にハムナプトラ?に超能力学園Z???(これは定かじゃない)ですもん。よくまあ次から次へとやりましたねぇってな感じで楽しめました。話はどーってことありませんでしたが、久しぶりに笑わせてもらったので大奮発の8点を差し上げましょう。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-02 23:39:11) |
30. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
《ネタバレ》 レニー・ゼルウィガー…この人のことを思うといつもすげぇなぁと思うのですよ。前作「ブリジット・ジョーンズの日記」から知った人とかは意外に思われるかもしれないですが、「悪魔のいけにえ4」の頃を知ってる者としては、あんなパッとしなくて(少なくとも俺の中では印象薄かった・笑)ギャーギャー騒いでただけの人が今じゃオスカー女優ですからね。人生判んないもんですよ。まあ彼女の話は別に良いんですが、前作を見て「面白いと言えば面白いけど…」と思っていたので、今回も期待しないで行ったんですが(と言うよりただ他の映画の時間が会わなかったからこれにしただけなんですが)、前作よりも数段面白い出来でした。大体、こういう感じの作品はラストの予想が出来て、如何にそこに行くまで観客を飽きさせないでいられるかがポイントだと思うんですが、今回はなかなか良く出来ていたと思います。冒頭の「サウンド・オブ・ミュージック」のパロディでは、前日に丁度サウンド~を見返していたので一段と面白く感じられましたし、クラゲの針ブスブスのシーンや、前作同様コリン・ファーズ対ヒュー・グラントの喧嘩シーン、そしてラストの間違い告白等々。ところどころ笑わせてくれるシーンが満載でした。でもやっぱり一番印象に残ったのは恋敵の意外な正体でした。普通にあれは違うなぁとは思ってましたが、まさかああいう風に落としてくるとは思いませんでした(笑)。楽曲の選曲もなかなか良かったと思いますし、見る前に心配していた「きれそうな俺の120分」にならずにすみました。いつもは「オリジナルありき」がモットーなんですが、これは素直に2の方が面白かったですね。 7点(2005-03-25 23:37:49) |
31. ファントム・オブ・パラダイス
“怪人”や“悪魔”という存在もロックの前では物凄くクールな題材になるんだよなぁ。なんていうか、邪悪さゆえのカリスマ性というか。現に怪人と化したウィンスローが怪人になる前よりも遥かにカッコ良くなってるし、仮面は確かに少しダサいような気がするけどその下からのぞかせている深紅の唇や銀歯、そしてエフェクトの掛った声がたまらなく良い。ロック版のファウストってのも一度聞いてみたいし、全編通して流れる楽曲もまたクール。一つの被写体を二方向から写し、画面を二分割して見せるデ・パルマ監督の手法も健在。カルト色の強い映画ではあると思うけど、だからと言ってカルトがつまらないという訳でもないし、やっぱり、評判云々よりも自分の目で確かめる事が大切なんだよな。 9点(2005-03-23 23:56:17)(良:2票) |
32. フォーチュン・クッキー
今更な“入れ替わり”を題材にした映画ですけど、これが物凄く面白い。リンゼイ・ローハンは結構可愛かったし演技の方もなかなか。だけどやっぱりジェイミー・リー・カーティスの演技力には脱帽。かつては絶叫クイーンとか言われてた人が今じゃこんなすごいことになってるんだもの(笑)ストーリー展開とかはベタベタでラストの予想は物凄くしやすいけど、その代わりそれまでの騒動、そして最後のライブ・シーンがかなり良し。なので、最初から最後まで楽しく見させていただきました。 8点(2005-02-11 17:28:27) |
33. ファントム(1998)
先ずこれにピーター・オトゥールが出てるって時点で驚いた。あらすじを読んだ時はなかなか引き込まれるものがあって多少なりとも期待したが、実際に見てみると全く大したことのない映画だった。前半はオカルトホラーのような描写だったのに後半からSFにバトンタッチ。まあそれだけならまだ良いにしろ、物語に全く引き込まれるものがないままあっさりラストをむかえ、しかも全然深みが感じられず、期待した分非常に残念だった。 3点(2004-08-10 01:42:15) |
34. フロム・ダスク・ティル・ドーン2
「主人公はやっぱりゲッコー兄弟出なきゃッ!」という気持ち反面、「前作よりも幾分かはまともなストーリー」とも感じてしまいます。監督が「死霊のはらわたⅡ」で、サム・ライミと共同で脚本を担当したスコット・スピーゲルであるため、ステディカムのシーンなどのシーンが多かったり、奇妙なアングルが多かったりしますがまあこれはこれでよし。主人公と彼を追う警官が“ルパン”と“とっつぁん”みたいに感じるのも、これはこれでよし。しかし個人的に一番よかったのは、冒頭にブルース・キャンベルがちゃっかり登場していた事。 5点(2004-07-31 19:47:36)(笑:1票) |
35. ブルース・ブラザース
《ネタバレ》 音楽ってのはやっぱり素晴らしいなぁって事を再認識させられる。レイ・チャールズやジェームス・ブラウン等の大物ミュージシャン達の歌も最高だし、ソウル・フード店でのオバちゃん連中のコーラスも最高!やっぱり黒人の方々はリズム感も歌唱力も段違いだね。それに、全編通してのやりすぎなギャグ。通りがかりにロケット・ランチャーぶっ放したりビルを吹っ飛ばしたり、前半のカーチェイスは逃げてるってよりもぶっ壊して回ってるようだし、後半のカーチェイスはン十台のパトカーと疾走感ありありの熱いレースを繰り広げたり、税務局に駆け込んだブルース・ブラザースを追ってSWATとかも出動しちゃうしってかどんな凶悪なテロリストだよ(笑)そしてラスト、刑務所内でのノリにのったロック・コンサート、プレスリーの“監獄ロック”がまたスンバらしい!!(笑)普段は結構退屈なエンドロールまで全然退屈に感じないし、ホント、殆どの人が高得点つけてる理由がまじまじと判る。これで、音楽は万国共通って事が証明されたわけだな(笑) 8点(2004-07-29 19:28:35) |
36. フライトナイト
《ネタバレ》 あのなんともイイ味を出してるビデオジャケットに魅了されて見たクチです。あのジャケットからもう少し大人しめの、それでもきっちり怖い吸血鬼映画だと思っていたのが、いざ蓋を開けてみるとこれが随分とノリのいい事。あの「狼→吸血鬼→人間」の変身を筆頭に後半は結構グロいシーンの連続、それでもB級特有の味がある映像が映画をいっそう面白くしてる。やっぱりホラーは金をかけちゃいかん、そしてB級のこの味がある“いかがわしさ”があってこそホラーである。 7点(2004-06-14 04:35:56) |
37. ファングルフ/月と心臓
《ネタバレ》 大学の卒業旅行(早いっつーの!)にフランスに行こうと計画してる俺にとってはやはり見ておかなければならない気がしました。だって旅先で狼人間に襲われたらたまったもんじゃありませんから(笑)それはさておき、映画のほうなんですが、可もなく不可もなくといった感じです。ストーリー的にはブラックユーモアが散りばめられてたり、なかなか面白い構成をしてると思うんですが、狼人間がCGになってしまったのは少しマイナス。やはり、ハウリングのようなメイクによって表されたほうがより恐怖感が増して良いと思います。なので、映画の出来としては5点、プラス、“アメリカで流行のガム”を食べるシーンと最後のバンジージャンプに1点の合計6点献上。 6点(2004-05-22 00:42:34) |
38. ブロブ/宇宙からの不明物体
B級フリークなワタクシとしてはこういう映画は大歓迎なんですね。最近はこういった作品が消え去ろうとしているのがなんとも寂しいんですが…設定はよくあるSFパニックものというかこれはリメイクだそうですが、まあオリジナルを見ていないのでなんともいえませんがなかなかな出来だと思いますよ。特にワタクシはスライムの化け物が少々苦手なんでアレがウニョンウニョン迫ってきた時はウギャギャギャギャギャギャーーー!って感じだったですよ(笑)まあ何はともあれ、こういった作品が完全に葬り去られない事を祈りつつ6点献上いたしますよ(笑) 6点(2004-04-27 02:17:54) |
39. フェイス/オフ
うーん、確かにジョン・ウー全開アクションなんだけど、あれだけ派手にやりあった割には見た後何も残らないというのが痛い。発想自体はいいけど細かいところには無理がるし。でも、ニコラス・ケイジ、ジョン・トラボルタの両者は物凄いはまり役だった。 6点(2004-04-19 21:36:53) |
40. ブロークン・アロー
話の脈絡がない。それだけでアウトだった。そもそも登場人物の描写がそれほど深く描かれてないのだ。ただアクションで押しまくるという手法。でもそのアクションにも少々消化不良気味なものを感じた。 5点(2004-04-17 00:04:23) |