21. リトル・プリンセス
《ネタバレ》 冒頭の変てこなファンタジー的描写には一体どうなるのかと思いましたが、終わってみれば手堅くまとまったなかなかの作品でした。主人公に意思がきちんとあるところ、それと人間の「想像力」の価値をテーマとして賛美しているところがよい。イジメ描写が予想していたよりかなりあっさり風味なのもほっとしましたが、さすがにこれはあっさり過ぎるような・・・ラストが予定調和的に見えて、高揚感が減少してしまいます。 [DVD(字幕)] 5点(2007-05-08 00:49:21) |
22. 隣人は静かに笑う
《ネタバレ》 途中からはてっきり「実は全部主人公の妄想だった」的なオチかと思っていたんですが・・・。ラストはともかく、途中までの隣人のワルぶりが分かりやすすぎて、かえって展開の可能性を閉ざしている。もう少し、善人か悪人か分からないような流れにしておいた方がいろんな余韻があってよかったと思うのですが。 [地上波(吹替)] 4点(2007-04-30 00:35:26) |
23. 理由(1995)
《ネタバレ》 前半があまりにも分かりやすすぎで、オチが読めまくってしまいます。全体の作りもかなり安直で、刑事訴訟手続をなめてるとしか思えないような感じです。しかし、そんな中でも、当時11歳のスカーレット・ヨハンソンの光り輝く気品ある可愛さには驚きます。彼女に3点。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-04-13 23:38:13) |
24. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 最初の全員揃っての食事のシーンだけで、登場人物それぞれの駄目っぷりと、俳優陣の呼吸の合い具合に笑いが止まりません。全員が欠点まみれな割に不快感が起こらないのは、制作者の対象に対する愛情が満ちあふれているからでしょう。クライマックスの、ほかの人に比べて明らかに貧乏くさい服装の一家が、ちっとも揃ってない格好悪いダンスを嬉々として踊るシーンの何と素晴らしいことか!あと、アーキン爺さんやアビゲイル・オリーブちゃんのインパクトが若干目立つ感じですが、あえてこの作品の最大の功労者としては、トニ・コレット・ママを挙げたい。いろいろ変な人たちが集まっている中で、あのように一見して特徴のなさそうな人ほど、演じるのが難しいはずです。 [映画館(字幕)] 9点(2007-01-08 22:31:45)(良:1票) |
25. リーサル・ウェポン2/炎の約束
マニュアルにあるようなシーンが連続しているだけだし、ところどころのコメディチックなところもかえって逆効果だと思う。パッツィ・ケンジットちゃんの懐かしさに+1点・・・するまでもないか。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-11-27 01:55:10) |
26. 旅情(1955)
《ネタバレ》 単純な直球のラブロマンスを想像していたので、本題に入るまでに40分以上かかったのには参った。その後も、いくつかの印象的なシーンはあるものの、ロマンスの過程もえらく適当だし、ラストの部分も、脚本にそう書いてあるからそう演じている、というだけであって、それ以外の表現がなされていない。ベニスの風景に助けられている部分が大きいと思う。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-09-14 00:46:06) |
27. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
《ネタバレ》 設定からして無茶というかほとんど滅茶苦茶で、あまり期待もしてなかったのですが、意外に収拾がつかなくなることもなく、そこそこ楽しめました。単にお祭り気分で盛り上がるのではなく、ちょっとずつ洒落たエッセンスを注ぎ足しているのもよろしい。一番笑ったのは、Mの正体。そこまでするかよ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-29 00:54:21) |
28. リトルマン・テイト
何が表現したいのかよく分からない作品。天才が英才教育のスーパーコースと通常人同様の日常生活の狭間で悩む、なんていうのは手垢のついたような古典的なテーマだし、そもそも二者択一で考えるべき問題でもない。それと、母親にジョディ・フォスター、博士にダイアン・ウィーストというキャスティングはいかにもミスマッチで、違和感ありまくりだった。むしろ、ジョディは博士役に回って、母親はエレン・バーキンかホリー・ハンターあたりにやらせるべきだったと思うが(ゴールディ・ホーンでも可)。 [DVD(字幕)] 5点(2006-02-20 02:06:09)(良:1票) |
29. リコシェ
《ネタバレ》 デンゼルは最初こそ手柄は立てるものの、その後は特に能力を発揮するわけでもなく、都合よく出世している。リスゴーは獄中でも地道に努力(?)しているのはいいとしても、別にそれは後で生かされていない。よって、対決の前提が存在しないので、むしろ双方のどんくささに苛々させられます。ラストも、そんな筋書を書く暇と能力があったら、もっと手前でどうとでもできただろ、としか思いません。アイス・Tの主題歌に2点。 [DVD(字幕)] 2点(2005-05-19 00:02:13) |
30. 隣人
一応サスペンスを狙っているような作品なのに、このテンポの悪さと台詞の変な間はいったい何なのか。 2点(2004-08-21 02:49:15) |
31. リオ・ブラボー
《ネタバレ》 前に見たときは、平坦な内容であまり面白くないと思っていたのですが、改めて見てみると、何とも味わい深い作品ではないの。最初の方の「見回り」に始まる一夜なんかは、一晩の出来事を30分以上かけて描いている。これに象徴される、一つ一つのシーンの丁寧な積み重ね。前提境界条件を「ネイサンが駅馬車を封鎖した」の一言で片付けてしまう潔さ、敵の背景の説明ほとんどなしという大胆さ、留置場のジョーをほとんど画面に出さないという上品さも良い。その上で、ヒロインの美女が必然性もなく何シーンも登場するサービス精神もよし。●さらに再見して気づいたのですが、その一夜の次の日は、朝起きてから夜までで30分以上、その次の日も1日の出来事で30分以上。作品の舞台は、一本のストリートの端から端までとその両側の建物、というくらいの狭さ。これだけの範囲内でもこれほど奥の深い1本が作れる、という意味で、今日でも見本にしなければならない作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2004-05-05 02:02:26) |
32. リッチー・リッチ
十分面白い話だとは思うが、もっとテンポがよくはならなかったのか? 5点(2004-05-05 00:18:15) |
33. リプレイスメント・キラー
あまりにもひねりのない安易な展開で、びっくりしました。 3点(2004-05-04 03:37:03) |
34. リービング・ラスベガス
ドロドロなほどの倦怠感・退廃感と、その中でどこかに感じられるほのかな安らぎ。こういう関係を正面から、かつ自然な形で描き出しているのが素晴らしい。ダメ人間に対する愛着のある作品はやっぱりいいです。ただし、アル中の度が進んでもニコラスが割とこざっぱりしているのが難点。本当のアル中はもっと身の回りのことや見た目についても無関心になっているはずだし、その辺はメイクや衣装で工夫してほしかった。 [DVD(字幕)] 7点(2004-04-03 05:39:21) |
35. リバー・ランズ・スルー・イット
大自然の風景にかなり助けられていますが、話としてはそれほど面白くないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-01-02 05:07:04) |
36. リーサル・ウェポン
今見ると笑っちゃうような場面も多数あるが、当時はこのコンビは本当に格好良かったのだ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2003-12-01 03:08:51) |
37. リーサル・ウェポン3
あれこれ凝ろうとした1や2と違って、アクション・コメディの定番のようなオーソドックスな作り。しかし脚本は割と頑張っていて、小ネタがずらっと並んだ幕の内弁当のような感じです。難点は、1も2もそうだったんだけど、尺が妙に長くて、ともするとすぐにダレる方向に行ってしまうこと。この種の作品の基本は100分以下でしょ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2003-11-08 23:39:38) |
38. リック
ひたすら眠かったです。素材は良いのに、台詞や場面転換が間延びしすぎ。 3点(2003-03-25 23:26:20) |
39. リプリー
途中から話が破綻しかかっているのが難点ですが、巧者揃いの俳優たちの安定した演技を鑑賞するだけで普通に楽しめます。中でも、あれほどイヤミな役をあれだけ格好良く演じられるジュード・ロウが見事です。 5点(2003-02-12 23:54:11) |