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1.  ワルキューレ 《ネタバレ》 
ノルマンディー上陸作戦の一月後、敗戦濃厚で、時期は熟していた。あれだけの人数が揃っているので、ヒットラー暗殺だけなら比較的容易に達成できたはず。しかし目的がクーデターであり、短時間による政府と軍の完全掌握を目指していたので、ヒムラーやゲッペルスなども同時に暗殺などと余計なことを考えて何度か機会を逃している。実行犯の大佐が新政府の要職に予定されていたため、爆発物セット後、すぐに逃げ出したが、これが最大の失敗。何をおいても、総統の生死を確認すべきだった。確認がないままクーデターを実行するのはお粗末。大佐は障害者なので、ボディチェックはほとんど受けなかった。いざとなれば総統もろとも自爆する覚悟があれば成功しただろう。カリスマ総統を倒しておけば後をヒムラーが後を継ごうが倒すのは容易である。二段構えの周到さがほしい。暗殺が失敗することは既知だが、サスペンス、緊迫感は十分伝わってきた。そこは評価できる。だが大佐の人間性の描き方が希薄だ。反ナチ思想を持つ経緯を描くべき。戦争の悲惨さも伝わらない。最後は家族の安否を心配するだけの弱い男になってしまっている。彼の兄も連座して処刑されたが描かれていない。夫人と五人の子供はどうやって生き延びたのか?他に関係者6~700人が粛清され、ロンメル元帥も自殺。これらの人の死に大佐たちは責任があるだろう。「計画は失敗したが、彼らの目的は戦争をやめることであり、命をかけた彼らは英雄である」という単純な考えはできないだろう。後半、総統が姿を見せないのは、サスペンスを重視した脚本構成の所為だが、史実を描きたいのなら、総統側の様子も見せるべきた。一方だけを描いても真実は伝わらない。総統のカリスマ性も対等に描くべきだろう。「史上最大の作戦」のように敵味方、両側を描けば、より見ごたえのある映画になった。大佐の人間ドラマをより深めれば「シンドラーのリスト」のような深みが出た。「暗殺=テロ」なので、現代人にとって彼らの行動を無条件に賛美することはできない。歴史の正当な評価は時代と共に変わる。そんなことを考えされられた。
[DVD(字幕)] 6点(2010-05-09 23:17:34)(良:2票)
2.  ワイルド・ブラック/少年の黒い馬 《ネタバレ》 
これが本当にアメリカ映画かと首をかしげたくなるほど抑えた演出。全体に渡り無言のシーンが多く、美しい影像詩でつづる。これほど美しく馬を映した映画は珍しい。又馬の演技も見事。前半は嵐で船が難破した少年と謎の馬が奇跡的に島に流れ着き、少年と馬が仲良くなるまで。後半は帰国して、少年と老調教師の友情物語。ロッキーのような展開になります。ラストはお約束の競馬レース勝負。クライマックス・シーンは、大げさな音楽とアナウンスの熱狂で無理やり感動を誘うわけではなく、努めて控えめ。好感が持てます。老調教師にトラウマを持たせて、それを克服するというサイドストーリーを持たせれば、もっと盛り上がったでしょう。馬好きの人は是非観てください。良質な映画です。この映画の3年後に「ワイルド・ブラック2/黒い馬の故郷へ」という続編が作られます。そこではアフリカの砂漠に連れ去られたブラックを少年が追う、冒険物語になっています。
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-18 19:17:15)
3.  若草物語(1949) 《ネタバレ》 
明治元年に書かれたオルコット女史の自伝的作品。作中の次女ジョーが作者。父不在の家で、母と四姉妹が貧しいながらも愛情に満ち、幸せに暮らす様子がみずみずしく描かれる。クリスマスに自分たちの欲しいものを買ったが、母親のみなりのみすぼらしいのを見て、母へのプレゼントに替える。年に一度の豪華な朝食を赤ん坊が生まれたばかりの貧しい家にわけてあげる。継ぎ当てのドレスで隣人ローレンスとこっそり踊る舞踏会。ローレンス老と四女ベスの年齢を越えた友情。ジョーは大切な髪を売って、母が父の入院先に行く旅費を作る。ベスは貧しい家の赤ん坊の看病をして猩紅熱にかかる。O・ヘンリーの「賢者の贈り物」のような心温まるエピソードが続きます。が、恋愛になると話は別。長女メグの恋愛は、一目ぼれのブルックの愛を受け入れるだけの定型。エイミーに至っては恋愛部分を全てカット、ヨーロッパでローレンスと結婚して戻ってきます。ジョーはローレンスと友情を育んでいましたが、その愛は拒みます。彼女は作家になりたいという情熱を持ち続けていましたが、それを理解してもらえないと悟ったから。傷心のまま、作家修行を兼ねてニューヨークへ家庭教師の仕事に就きます。そこで価値観を同じくするベアと知り合い、創作上の助言を受けたりしながら、清い愛を育みます。が、ベスの容態が悪化し、看病の為、帰省。最愛の妹ベスは亡くなります。ここが最大の泣かせどころなのですが、割愛されてます。ジョーはベアの助言に従い、大衆に媚びずに自分の本当に書きたいことを書いた本「わたしのベス」を仕上げます。エイミーとローレンスがヨーロッパから帰宅した日、ベスが出版した「わたしのベス」を持って現れます。著者に知らせずに勝手に出版していいんでしょうか。それはともかくハッピーエンドです。父親が戻ってきたにも関わらずほとんど出番がなく、違和感あり。前半は四人がバランス良く描かれていますが、後半は完全にジョー中心で、一貫性を欠きます。ジョーは長女の結婚に大反対でしたが、いつの間にか喜んでます。その経緯が不透明。原作と三女と四女が入れ替わっていますが、それは幼い容姿の四女が結婚するのは不自然だから。原作では数年経ちますが、映画では1年くらいです。後半にアラの目立つ脚本です。
[DVD(字幕)] 6点(2009-10-04 19:06:46)(良:1票)
4.  ワールド・オブ・ライズ 《ネタバレ》 
どーも緊迫感がないなあ。テロ組織との死に物狂いの戦いなのに、クロウはお気楽すぎる。都合悪くなると殺される末端の協力者はあわれです。レオナルドも自分の恋人にだけは必死だ。所詮そういう組織ということですね。
[映画館(字幕)] 6点(2009-01-17 00:08:01)
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