2361. 愛がこわれるとき
《ネタバレ》 まあまあよくまとまっていましたが、中盤以降、単なる追いかけっこ+対決劇になってしまい、心理描写がなくなってしまったのが残念でした。DV被害が出発点であれば、例えば、隣人との恋愛劇に関しても、それを反映した観察が存在してしかるべきです。 5点(2004-01-15 04:11:10) |
2362. 逃亡者(1990)
《ネタバレ》 まあまあ楽しめるサスペンスだと思いますが、冒頭は明らかに不自然だし(設定の意味もない)、終盤はもう少しきっちりと決めてほしかったところです。あれほど手際の悪いFBIが出てくる映画というのも珍しいです。 4点(2004-01-13 00:17:56) |
2363. ショート・サーキット
まったく安直な話なんですけど、細部までしっかりした無駄のない作りなので、それなりに楽しめます。 4点(2004-01-12 03:35:25) |
2364. ユー・ガット・メール
設定の面白さに監督(脚本家)自身が酔ってしまって、そこから先に表現が全然進んでいません。この作品の登場人物は、各シーンを成立させるためだけに存在しており、まるでプラスチック製であるかのように薄っぺらです。 5点(2004-01-12 01:15:20)(良:1票) |
2365. エバー・アフター
《ネタバレ》 主人公にきちんと「意志」があって、それを自分で解決しようとしているのが良い(王子様が囚われのヒロインを助けに行ったら、自分で敵をやっつけて出てきてくるなんて・・・!)。その中でも、舞踏会がクライマックスかと思いきや、その後で本当のラスボス母との対決があるなど、脚本にも練った跡が見られます(あの裏庭のシーンがなければ、ラストのシンデレラによる処分にも説得力が半減していたでしょう)。周辺登場人物もいろいろ工夫されていて、単なる童話ではない話の奥行きを与えています。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2004-01-08 03:31:31) |
2366. 今そこにある危機
これだけ登場人物がいて、整理も描き分けもまったくできていないのですから、面白くなるわけがありません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2004-01-08 03:16:26) |
2367. この胸のときめき
せっかく良い話なのに、演出の切れがまるでないのが何とも残念です。出てくる人たちの演技も、ほとんどの人が下手です。 3点(2004-01-07 02:44:57) |
2368. メリーに首ったけ
面白い話ではあったのですが、とにかく男の方がアホすぎて、見ていていらいらしました。それと、お下劣なシーンはラブコメでは厳禁です。 4点(2004-01-06 00:19:52) |
2369. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に
サクセスストーリーならばそのためのアイディアやネタがもっと欲しかったし、ラストの演出は二時間ドラマレベルだし、脚本には突っ込みどころは多数ありますが、それを全部吹き飛ばしているのは、当時のマイケル・J・フォックスの神がかり的にアクティブなパワーに尽きます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-01-05 04:36:13) |
2370. 救命士
こういう退廃的で暗い話こそ、脚本が締まってないといけないのですが、思いつきでシーンを塗り重ねているだけで、ダラダラした展開になっています。色彩や映像の感覚も最低でした。 4点(2004-01-05 03:25:03) |
2371. 晩秋(1989)
2時間のうちの1時間半は実に味わい深く、これは名作決定かと思っていたのですが、締めの30分で、全然別である上に必然性もない話になってしまって・・・残念です。人間なら誰もが向き合うテーマに正面から堂々と挑んだ設定は良かったです。 6点(2004-01-05 03:13:41) |
2372. バックドラフト
作品としての質は高いのですが、謎の解明の部分を入れてしまったために主題がぼけてしまったような気がします(ラブストーリーとか兄貴の前の奥さんとかはもちろん蛇足です)。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-01-02 05:27:17)(良:1票) |
2373. リバー・ランズ・スルー・イット
大自然の風景にかなり助けられていますが、話としてはそれほど面白くないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-01-02 05:07:04) |
2374. 素晴らしき哉、人生!(1946)
《ネタバレ》 どこがそんなに良いのか分からない。天使が出てきてからは多少面白くなるし、ラストは美しいと思うが、それまでが長過ぎで、しかも雑。そもそもこの主人公、いちいちメンタルが弱すぎで(負の方向だけではなく正の方向にも)、事業者には向いてないんじゃないかと思うが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2004-01-01 23:48:50)(良:1票) |
2375. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
所詮は吸血鬼ものと思ってほとんど期待していなかったのですが、意外にしっかりした時代劇でした。特に、当時日の出の勢いであったブラッド・ピットを前に旧アイドルとしての意地を見せたトム・クルーズの気合がびんびん感じられます。私は基本的に彼は大根だと思っていますが、この作品では彼の存在を十分に鑑賞できますし、本作がなかったらその後の彼のキャリアも変わっていたでしょう。ただし、インタビュー(=現在とのつながり)の必然性は感じられません。 [DVD(字幕)] 6点(2003-12-31 18:03:23) |
2376. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 最初に見たときは、ナレーションがしつこいとかところどころやたら都合が良いとかいう点が気になっていました。しかし、この映画ってキリスト作品なんだな、と分かってからは、気にならなくなりました。レッドは福音者の立場なのですから、語り続けないといけないのですね。また、理不尽な目に遭わされ続けながら最後に理想郷に到達するアンディは、神の子だというわけです。●と思っていたのですが、さらに再見して、もしかしてアンディってイエスではなく、むしろユダの隠喩では?と思うようになりました。冒頭で所長は自身が神の使いであるかのごとき宣言をし、所長室にも聖書の言葉を飾っていますが、主人公は(中身や行動は悪徳とはいえ)その所長に報復し、聖書をくり抜いて脱獄用具も隠しています。屋上のシーンは、囚人の数は12人であり、それに含まれるアンディはイエスではありえません。そしてアンディは会計が職業ですが、ユダは12使徒の中で金入れを預かる会計担当でした。●そして、そんなこととは別次元で、作品を美しくまとめているのが撮影と美術の腕であり、特に、役者の表情や人物配置や全体光景まできっちり撮りきっているカメラの技術は特筆すべきといえます。また、何気ないシーンでのエキストラの動きが美しく、そこだけでぞくぞくします。 [映画館(字幕)] 7点(2003-12-31 02:51:54)(笑:1票) (良:2票) |
2377. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 前半の謎と暗示に満ちた雰囲気は期待を持たせるに十分でしたが、終盤、単に狂ったオヤジから逃げ回るだけの単調な展開になってしまったのが残念でした。 [DVD(字幕)] 6点(2003-12-30 12:37:47) |
2378. 世界中がアイ・ラヴ・ユー
豪華キャストの壮大な無駄遣い。ゴールディとドリュー以外、何のために出てきたのか分からない。 3点(2003-12-29 23:33:06) |
2379. ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ!
「高校の生徒会長選」という、常人なら映画の主題にすることなど考えもしないようなことをここまで真面目に仰々しく取り立てるセンスが素晴らしい。しかしその中にも、皮肉と示唆を織り交ぜ、人生をも考えさせるほろ苦い裏青春映画にまで作品を高めています。これであのしつこいナレーションを5分の1くらいに削って、邦題をきちんと考えておいてくれればねえ・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2003-12-29 20:58:33) |
2380. ザ・セル
ストーリーのしょぼさはまだ許すが、あの脳内世界の描写の陳腐さは何とかならなかったのか。人の脳の中はあそこまで単純ではない。いきなり他人の脳内を直接体験などしようものなら、平然と立ってなどいられないほど混乱するはず。なめているとしか思えない。 1点(2003-12-29 00:08:58) |