221. デモン・シード
《ネタバレ》 アレクサやGoogleホームもびっくりのオートメーション化された家も驚きだけど、ある企業が開発した人工知能が人類に反旗を翻す方法が「生身の女性との子供を作る」というスカイネットもびっくりの方法なので2度驚き。 家のセキュリティを掌握され、そこらの監禁野郎なんかよりもよっぽどゲスい人工知能もなかなか嫌なやつ、「28日で出産って母体の検鏡状態とか影響大丈夫なん?」とか思うけれども、見てる間はそれほど気にもならず、レトロフューチャーの雰囲気漂う建物内やメカの雰囲気も相まってなかなか面白いSFホラーだった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-02 18:03:35) |
222. エスター
《ネタバレ》 悪魔の子なのか?と思わせておいて実はホルモン異常によるもので中身大人のサイコパスだった!というオチはなかなか。 観る前にネタは知っていたけど、エスターの言動や違和感のある振る舞い、真実に到達するまでの流れなどなかなかハラハラする展開で、ホラーにしては長い部類だけど最後まで緊張感のある作品だった。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-02-02 17:49:36) |
223. マルコムX
《ネタバレ》 同じ時期の活動家のキング牧師に比べて日本ではいまいち認知度が低いような気がしますが、そんなかれの反省を知るにはもってこいな気がします。 序盤はどこぞのギャング映画よろしく展開しますが、刑務所に収監された後からいよいよ本番という感じ。 過激な発言で有名ですが、彼らの置かれた状況ならばしょうがないのかな、とも思ったり。 脚色もあるでしょうが、見応えたっぷりの作品でしおた。 [DVD(字幕)] 7点(2022-01-07 02:23:54) |
224. 我輩はカモである
《ネタバレ》 約90年前に作品にしてドリフらのお笑いの原型、原典とも言うべき作品。 もちろんこれまでに多大なる影響を与えてきた作品なので、ここで繰り広げられる会話芸、ナンセンスなコメディ、スラップスティックなやりとりは目新しいと言うより「見慣れた」手法。そう言う面で笑おうと思うと辛いかも知れませんが、これらの作品がなければ後世の作品は存在しないわけで、そういう意味で貴重魔作品ですし、好き嫌いを抜きにしても店舗や戦争への皮肉などなど色々と「なるほど!」と思える作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-23 21:51:31) |
225. ディア・エヴァン・ハンセン
《ネタバレ》 パニック障害で苦しむ主人公がセラピストに出された「自分宛の手紙」を、片想い中の彼女の不良兄貴に取られたことから大きな事件に発展するというのが大まかなあらすじ。 まず冒頭からの楽曲がとにかく素晴らしいです。真剣に物語を語ろうとするシーンでも突如歌い始めるので、ミュージカルが性に合わない人には「なにやっとるんじゃ?」というかm寺ではありますが、そうでなければ、歌詞やメロディラインともども素晴らしく、思わず一緒に歌いたくなってしまうような感じです。 内容についても、昨今の問題「誰しも問題を抱えている。だけど、誰かが手を差し伸べてくれる」という内容で刺さる人にはとにかく刺さるでしょう。 ただ、ラストに関しては、結局嘘の情報で記念果樹園ができてそれで良かったん?という感じでした。それから、せっかくエヴァンが嘘である、ということをカミングアウトしtれ、そこからコナーの演奏シーンにを探し出すくだりになるのですが、あそこをやるならせめて「なぜ、友達のフリだ」っていってギブスに名前を書いてくれたかを絡めてくれれば、彼の抱えていた問題とエヴァンの心境がシンクロして、お互い、誰かを求めていた、ということがはっきりわかるのかな、と思いました。 ただ、それを差し引いても、ラストの余韻含めてなかなか良くできた作品だと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2021-11-27 13:47:18) |
226. マリグナント 狂暴な悪夢
《ネタバレ》 正直言うともう少し殺人描写にジャーロ的な派手さを求めていたのだけど、それでも十分に面白い作品でした。 自作の凶器、革手袋、ロングコートにロン毛というインパクトあるいでたち、周りの景色が腐敗していき殺人現場と同化する演出、後半の大虐殺と下手なアクション映画よりもスタイリッシュな殺陣と、ジェームズ・ワン監督がこれまでに撮ってきた作品の総決算と言わんばかりの作風はとても楽しかったです。 悪性腫瘍をとらなければ!のセリフで大体双生児系とは気付くとは思いますがまさかの張り付き具合の衝撃度はピカイチ。 ジャンル映画としてとてもよくできた作品だと思います。 ちなみにタイトルは凶暴ではなく「狂暴」、、、。 [映画館(字幕)] 7点(2021-11-13 21:16:07) |
227. パブリック 図書館の奇跡
《ネタバレ》 大前提として日本とメリケンの公共図書館の在り方が違うのでそこをしっかり理解していないと「なんでホームレスに解放しなけりゃならないの?」が終始よぎってしまうでしょう。そしてお国柄というか「圧倒的格差&差別大国」という知識があれば「ホームレスなんてやってないで働けばいいじゃん」という考えではなく「まず職がない」「そもそも雇ってもらえない」という本質的な問題が理解しやすいと思います。 そこらへんの「社会の様子」や「公共施設としての在り方」を描いたフレデリック・ワイズマンの「ニューヨーク公共図書館/エクス・リブリス」というドキュメンタリーを見れば、本作で言及さえれているような図書館の在り方や内包する問題などが理解できるのではないでしょうか。 そうでなくとも、夜は氷点下にまで下がる気温、派手ではないけど昨日までの利用者(路上生活者)が凍死体となって運ばれる場面などで「とにかく冬での生活はやべえ!」という感じが伝わってきますし、ホームレスという存在に誰しも好きでなったわけではない、社会のあり方の根本にも欠陥がある、というエピソードも非常に印象深いものだと思います。 映画的には比較的淡々と進むので、華のない作品のような印書も受けますが、冒頭の図書館の役割、在り方をサラッと流すあたりなどは非常によく、ラストの誰もいない図書館内でのシーンも静かな余韻があるので、なかなか見応えのある作品だと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-24 23:46:50) |
228. ハード・ターゲット
《ネタバレ》 人間狩を楽しんでる組織がターゲットに選んだのがヴァン・ダムだった!という感じですが、まあ設定やストーリーは結構甘いなーと思うところもありますが、ヴァン・ダムのアクションはなかなか激しく、華麗な足技も多くてよかったです。 銃撃戦も、実践的というより、2丁拳銃、装弾数無視の銃撃戦でひたすら派手なので、リアリティを求めている人には不向きですが、映画的な派手さがありとても楽しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-09 15:55:57) |
229. ライフ(2017)
《ネタバレ》 このストーリーなら「隔離」とかっていうタイトルでもよかったのではないか?と思いました。 軌道ステーション上でのお話、火星にいた生命体を研究していくうちにとんでもない事態が起こる、という展開。よくあるものですが、まず研究や被害の舞台であるステーション内が無重力で、しっかりそのことを意識している情景描写にリアリティが感じられました。 そしてタコ型?よくわからないエイリアンも、小さな細胞から徐々に進化?成長?していくとい過程も、いきなりででーんとエイリアンが登場するよりも緊張感がありました。 ラストのオチもとっても好きです。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-02 12:52:02) |
230. 処刑!血のしたたり
《ネタバレ》 監督のスコット・スピーゲルをはじめ、出演陣や製作側が「死霊のはらわたⅡ」の面々なので、ある意味内輪の作品のような感じがします。 殺され方は結構エグめ、そして結構レパートリーがあり結構楽しいです。 奇抜なカメラアングルやシェイキーカムなど、「死霊のはらわたⅡ」でのノウハウが生かされてるなーと思う反面、ライミ監督のようなスピード感や勢いはちょっと少なめ、なので結構緩いというかかったるいなーとも思うのですが、閉店後のスーパーマーケットで「1人ずつ順番に連れてくゾ〜」な展開は結構好きです。 犯人は「お前かよw」なのですが、それを含めて楽しめる作品でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-29 19:55:40) |
231. パーフェクト・トラップ
《ネタバレ》 ワナオトコ(未見)の続編ですが前作を見ていなくてもすんなり入り込めるのに好感が持てます。 冒頭のパリピ・ジェノサイドの激しさはすごいを通り越してもはや笑うレベル。芝刈り機でゾンビ刈っていたブレインデッドのような勢いがありました。 全体的なゴア度はそれほど、ですが、短い時間の中、アトラクション的な散策やギミックなどとても楽しかったです。 罠の種類は、まあそんなに多いわけでもなし、そしてやたら近接戦闘も強いので実は中身ランボーなんじゃね?という感じですが。 というか一介の昆虫学者が罠の作成は分かりますけどやたらポテンシャル高すぎじゃね?とか野暮なツッコミをしながらも楽しめる作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2021-09-26 13:43:01) |
232. フェイズIV/戦慄!昆虫パニック
《ネタバレ》 タイトル的には昆虫がワラワラと襲ってきて人間どもを襲いまくる!という感じの雰囲気を出していますが、実際は全然違います。 ドキュメンタリーか?と思わせるような蟻たちの接写、事実や実験の結果を積み重ねてある仮説を立証していくというある意味「淡々と」進んでいきますが、これがなかなか見応えあり。 個人的に「アンドロメダ・・・」などの雰囲気の作品が好きなので、これも非常に面白かったです。 聞くところによると、「サイコ」のシャワーシーンの件で色々とあった人らしいのですが、止め画の画作りは本当に素晴らしいと思いさすがだと思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2021-09-23 13:13:57) |
233. ウインド・リバー
《ネタバレ》 雪の中で見つかった少女の死体、と状況や死因などに色々と謎の多い事件という感じですが、顛末はそれほど複雑なものではなく寧ろ痴話喧嘩の類という平凡なもの。しかし作品全体から漂う空気感、ネイティブ・アメリカンを取り巻く複雑な状況などとても重苦しい作品でした。 事件そのものが事実というよりは、行方不明者の下りが事実、という感じがしますが、それにつけても、異様な状況で、作中のような行為があるとすればそれは作り物よりもよっぽど恐ろしいと思いました。 ジェレミー・レナーの偏屈なハンターやエリザベス・オルセンのいかにもアカデミックな捜査官の凸凹コンビは、モルダー&スカリーのような「安定感」はありませんが、これはこれでよかったと思いますし、ラストの、決してハッピーエンドとは言い切れない余韻もとてもよかったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-20 00:16:27) |
234. ティックス
《ネタバレ》 マリファナ栽培用のステロイドを浴びたせいでマダニが巨大化!そんなバカな!?という設定ですがこれがなかなか面白い作品です。 対峙するのは一癖も二癖もある悪ガキ集団+引率能力企画力皆無のキャンプ指導員。 巨大化したマダニの造形がとにかくグロテスク。そしてワラワラと襲ってくる感じは虫唾が走るほど。 そして大ボスともいうべき人間大の巨大ダニ登場はザ・フライを彷彿とさせるグロテスクさ。 俺たちのユズナことドロドロの帝王ブライアン・ユズナが製作総指揮なので、そのグロテスクさは折り紙付きです。 虫が苦手な人は見ないが吉笑笑 [ビデオ(字幕)] 7点(2021-09-19 11:28:45) |
235. ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
《ネタバレ》 非常にテンポがよく、ちょっとポップな感じ。嘘をつくとゲロ吐いちゃう、というちょっとふざけた特性や「本物のナイフの違いも見分けられない」といったのが全て伏線になっている点、単純な「刑事コロンボ」系と思いきや中盤からの相続権に関する展開、そして終盤のアガサ・クリスティ風のミスリード。 次から次に展開していき、最後まで非常に楽しめる作品でした。 007でのクールなボンドではなく、ちょっと大袈裟すぎるダニエル・クレイグなどは観ていてとてもよかったですし、事件が起きて救急車呼ばれてるのに呑気に車の中でiPod?聴いてるちょっと間抜けな感じも好きでした。 その他でも、新旧の豪華な顔ぶれが拝め、非常によくできたミステリーだと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-11 18:32:43) |
236. スプリー
《ネタバレ》 10年間才能なしに続けたSNS配信者がバズりたいがために相乗りタクシーのアプリを使った殺人ライブを繰り広げる!という設定。 現実にも迷惑系Y○uTuberなどがいる時代になってしまった現代において、起こり得ないとは言えない感じ(限りなく0に近いとは思いますが) 一応、SNS配信というテイなので、ゴア描写などは少しある程度、しかしこの作品のテーマはそこを見せるものではないと思うので、ギリギリ現実味があるような気がします。 終始「フォローして!」とか「通知来ないんだけど!」とか「バズりたいよ〜」とか言ってて正直うるせえわ!という感じで別の意味でイライラするのですが、最後のオチは皮肉が効いていると思いますし、エンドロールなどもなかなか凝っているものだったので、結構面白かったです。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-06 20:11:31) |
237. エンド・オブ・ステイツ
《ネタバレ》 前作までの大統領は任期が終了したのか、今作では1作目からの重鎮?モーガン・フリーマンが大統領になっています。が、速攻で敵の攻撃に倒れるのでこれまでより出番が少なめな感じ。 これまでのシリーズのような脳筋映画ではなく、一応肉体の限界や親子の絆など、それなりにストーリーを盛り込んだ感じ。そりゃあ2度も世界をs食っているんですから、超人血清でも売ってない限り体は悲鳴をあげますよねえ笑笑 マイクのお父ちゃんがマイク以上に無双していて、片っ端から爆薬で吹っ飛ばしていくシーンはある意味爽快、ランドーだってもう少し手加減します。 悪役、というか黒幕がこれまでよりもパッとしない、というのはありますが、激しい銃撃戦やカーチェイスなども盛り込まれ、悪い奴は全員倒されるので、そうした爽快感があ利、深いこと考えずに楽しめる作品でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-05 14:02:04) |
238. エンド・オブ・ホワイトハウス
《ネタバレ》 ダイハードの規模が大きい版、というより、ちょっと被ダメージの多い沈黙シリーズ、とと言った感じ。 ですが作の作品と明らかに違うのは人がゴミのように大量に死んでいくところ。そしてホワイトハウスのライフ(笑)が半端なく削られていくところ。 ここまでしちゃっていいの?とも思いますが、ジェラルド・バトラー無双状態はなかなか格好良く、細かいこと気にせずに最後まで楽しめました。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-09-04 19:23:53) |
239. オーヴァーロード
《ネタバレ》 ナチスが実は人体実験でゾンビを作っていた!という設定はB級ホラーの常套手段、これまでにもそういう設定の作品はありましたが、そんな中で一番真面目?に作られているのではないでしょうか? 冒頭の落下傘降下のシーンから、並の戦争映画でもなかなかここまでやらないよな、というようなシーンの連続、ちゅばんまでじっくりと進み、後半からようやくゾンビが登場。 正直、ゾンビの登場までなかなかの時間がかかるので、早くゾンビが見たい!という感覚で見ると全然なのですが、それまでの過程もしっかりと描かれていて退屈はしません。 そして、後半の地下実験施設の不気味な雰囲気、ハーバート・ウェストも真っ青な血清の効果と意外と高いゴア描写、そしてエンディングの雰囲気など、最後まで楽しめる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-04 17:03:35) |
240. フリー・ガイ
《ネタバレ》 自分が暮らしている世界が実はGTAのようなオンラインゲームの世界、しかも主人公ではなくモブキャラ!という設定、なんでもありのネットゲームが舞台というのはどことなく「レディ・プレイヤー1」を彷彿とさせますが、あちらのような「元からヲタク心をくすぐる」ような作りではなく、ゲーム会社のあれこれ、主人公の成長などを主軸にした作品でした。 そこかしこにニヤリとするネタが込められていたり、終盤盛大に「キャップ」のシールドや「ライトセイバー」をスコア付きで登場させるなどのニクい演出いもあり、結果とても楽しい作品でした。 まあ、「ゲームの中のAIが人工知能持つのってちょっと強引すぎない?」っと、ゲーム内のコードがいきなり最先端技術に変わる点は気になるのですが、最後の「自身の役割を知って身を引く」シーンからの「自由」を手に入れるシーンなどはなかなか見応えあるので、十分満足です。 [映画館(吹替)] 7点(2021-08-13 23:37:16) |