241. INTO THE ARMS OF STRANGERS ホロコースト:救出された子供たち
《ネタバレ》 非常に貴重なドキュメンタリー作品だと思います。 ナチスのユダヤ人迫害からせめて子供だけは逃がしたいと思う親心と、自分は親から捨てられたのではないかと疑う子心のすれ違いが非常に切なかったですね・・・・。ある日突然自分が学校やほかの友達から切り離されてしまう存在になってしまうなんてことは、子供にとっては余りにも残酷な仕打ちですよね・・・・(大人ならある程度予測はつくのでしょうけど)。 しかし、救助された子供たちの何倍(150万人とも言われています)もの幼い命が奪われてしまっているんですよね・・・・・・。 [地上波(字幕)] 6点(2007-10-08 21:09:47) |
242. コールド マウンテン
《ネタバレ》 オールスターキャストによるアメリカの時代劇という感じですね。まあ、基本的なストーリーラインは結構ベタなんですが、ところどころで生々しい描写があったりして、単なる恋愛ドラマでは終わっていません。 それと、レネー・ゼルウィガーの存在は大きいですね。彼女が登場してから、作品に何となく活気が出てきましたからね。 あとは、大画面で見たいと思わせる美しい自然の映像が印象に残りました。 [地上波(吹替)] 6点(2007-10-05 17:46:30) |
243. ロード・オブ・ウォー
《ネタバレ》 派手な戦闘シーンこそありませんが、戦争というものを当事者達とは別の一面からわかり易く描いていて非常に興味深い作品でした。 兵器産業という業界が存在する限り、世の中から紛争は無くならないということなんでしょうね。まるで、自動車をセールスするかのように兵器を売り歩くニコラス・ケイジの姿がフィクションでは無く事実に基づいていることに暗澹とした気分にさせられます・・・・。 最後に流れる「最大の武器供給者は米、英、露、仏、中である。この5か国は国連安保理の常任理事国でもある」というテロップは非常に重いですね。映画としては、とても面白い作品となっているんですけどね・・・・・。(しかし、オープニングの銃弾の製作から使用されるまでの一連の流れはユーモラスですけど恐ろしいですね。) [DVD(字幕)] 8点(2007-10-02 12:47:00)(良:1票) |
244. プリティ・リーグ
《ネタバレ》 公開当時話題になっていたので存在は知っていたんですが、何となくキワモノっぽいイメージがあって観ていなかったんですよね・・・。こんなに素晴らしい野球映画だったなんて・・・・この邦題付けた奴出て来い!って感じですね。 ストーリー的には、戦争という背景はあるもののスポーツ映画の王道的なものなんですが、とにかく音楽とテンポの良さがスポーツの持つ高揚感を上手く引き出しているのが良かったです。本当に、野球(ベースボールと言うべきか?)というスポーツの素晴らしさを味わえました。 しかしまあ、第二次世界大戦という背景を考えると、ちょっと複雑な気持ちはありますけどね。 [ビデオ(吹替)] 8点(2007-09-28 12:57:00)(良:1票) |
245. シティ・オブ・エンジェル
《ネタバレ》 途中までは、あの非常に芸術的であった「ベルリン・天使の詩」を非常にわかり易く噛み砕いて描いているし、キュートなメグ・ライアンとちょっと情けない風情のニコラス・ケイジの恋愛ドラマとしても楽しめる中々の良作だなと思ってたんですけどね・・・・・。 ニコラス・ケイジが人間になるかどうか逡巡する辺りからのストーリー展開がちょっとよろしくなくて、観終わった後はガッカリでしたね。非常に勿体無い・・・・。何であんな安っぽいまとめ方をするかなあという感じですね。 [地上波(字幕)] 6点(2007-09-21 18:19:11) |
246. 僕のニューヨークライフ
《ネタバレ》 正直言ってイマイチでしたね。「セレブリティ」の時も思ったんですが、ウディ・アレン的な役を他の俳優が演じると非常に違和感があるんですよね・・・・。はっきりいって、ストーリーも散漫で、ウディ・アレン出演部分だけ見れば良い感じでした。 しかし、ニューヨークを舞台にした作品はもう撮らないんですかね・・・・。NYを舞台にしたラスト2作がこの作品と「メリンダとメリンダ」だなんてちょっと寂しい気がします。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-08 23:38:11) |
247. ナイト・オン・ザ・プラネット
《ネタバレ》 まるで、自分がその街にいるかのような気分にさせてくれる作品ですね。個人的に人気の無い夜中の街の風景が結構好きなので、とても楽しめました(何か、昼間よりもリアルな感じがするんですよね)。 ストーリー的には、パリの話が一番好きでした(「ベティ・ブルー」のベアトリス・ダルが中々すごかったです。)。後は、ヘルシンキの話の登場人物の名前がミカとアキって・・・・カウリスマキ兄弟じゃんw ジャームッシュのセンスの良さに浸れる2時間でした。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-07 12:07:50)(良:2票) |
248. シッコ
《ネタバレ》 正直、『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』よりも真剣にいろいろな事を考えさせられる作品でした。医療の問題というのはすべての人間が避けては通れないものですからね・・・・・。保険の不払いなんかは日本でも問題になりましたし、この作品で紹介された事例を全てアメリカの話と片付けることはできないですね(まあ、アメリカ特有の異常な例も多かったですが・・・・)。 ちょっと、極端だなと思う部分もありましたが、非常にすばらしいドキュメンタリーだと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2007-09-01 23:48:50) |
249. イノセント・ボイス 12歳の戦場
《ネタバレ》 普通の幼い少年達(こっちでいう小学生)がほとんど拉致されるように兵隊にとられていく場面は衝撃的ですね。こういう状況が、今も世界の何処かで続いているのかと思うと戦慄が走ります。 しかし、アメリカという国は「自由の国」を謳っておきながら、他所の国ではこういう非道なことを認めてしまっているんですね・・・・・。 [DVD(吹替)] 7点(2007-08-30 19:15:13) |
250. フライド・グリーン・トマト
《ネタバレ》 どちらかと言えば地味な作品ではありますが、観ていてとても心地の良い気分にさせてくれる映画でした。保守的でいろいろな縛りのある南部の町で力強く生きてきた女性の物語を、現在と過去を上手くいったりきたりさせながらユーモアを交えつつ描いています(まあBBQのエピソードはちょっとブラックな感じですが・・・・)。 何というか、観終わった後じんわりと感動が心に沁みこんできましたね。 [DVD(吹替)] 8点(2007-08-24 18:18:48) |
251. わが谷は緑なりき
《ネタバレ》 どんなに厳しく悲惨なものであっても、故郷や思い出というものはその人にとっては大きな宝物なんですよね。 1941年の映画ですが、今でも、観る者の心の鍵をそっと開けてくれるようなとても普遍的な家族の物語です。正直言って、あまり良い出来事は起こらないんですが、見終わった後は心が温まる作品でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-08-17 00:20:53) |
252. アトミック・カフェ
《ネタバレ》 衝撃的な作品です。この作品で取り上げられている映像は、全てニュース映像や軍や政府の広報フィルムだと聞いて非常に滑稽に感じ、そして恐怖を感じましたね。 とりあえず、日本は第二次世界大戦終結以降戦後であったのに対しアメリカに戦後は存在していなかったということと、アメリカの思想が正しいから日本に勝ったわけではなく、ただ戦力(原子爆弾など)の差で勝っただけだという事が良くわかる作品でした。 非常に貴重な映像を見ることができました。そして、こんな連中に広島・長崎のたくさんの尊い命が非人道的な手段によって奪われたのかと思うと怒りが湧いてきました。 [地上波(字幕)] 8点(2007-08-06 20:20:26) |
253. ドリームガールズ(2006)
《ネタバレ》 アメリカ芸能界のインサイド・ストーリーを、豪華キャストと素晴らしい音楽で綴ったこれぞエンターテインメントといった感じの映画でした。 日本でもおなじみのダイアナ・ロス、シュープリームスやモータウン関連のアーティスト達がモデルになっているとあってとても興味深く見ることができました。 ところどころに、アメリカの人種差別問題が顔をのぞかせていて、そういう部分でも興味深い作品でしたね(キング牧師のLPのギャグはなかなか面白かったです)。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-05 00:12:46) |
254. インデペンデンス・デイ
《ネタバレ》 宇宙人が必ずしも友好的であるとは限らないという設定は面白かったです。ただ、出てくる宇宙人達の姿、宇宙船、攻撃方法等がありきたりで、ちょっと地球人の発想の限界を感じました・・・・。まあ、面白かったですが。 [映画館(字幕)] 7点(2007-07-30 18:32:34) |
255. デート・ウィズ・ドリュー
《ネタバレ》 アントニオ猪木の名作「馬鹿になれ」を思い浮かべてしまいました・・・・。本当に、こういう愛すべき馬鹿は大好きですw 何というか、内容は「電波少年」みたいで正直しょうもないっちゃあ、しょうもないんですけど、仕事も無く夢も希望も無い人生を何とか変えようとする姿には惹かれるものがありました。 とりあえず、ドリュー・バリモアへの好感度が激しく上昇しました。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-30 18:19:29) |
256. 電話で抱きしめて
《ネタバレ》 しかし、落ち着きのないドタバタ映画でしたね。結構シビアなテーマを取り上げているんですが、印象に残ったのはメグ・ライアンのテンパリ振りとキレ芸だけでした。母親であることを拒否した母親(それも普通の感じの人)が登場する作品はそんなにないので、そのあたりをもう少し丁寧に描いてもらいたかったですね。 まあ、メグ・ライアンが非常に魅力的だったので最後まで飽きることは無かったですけど・・・。 [地上波(吹替)] 6点(2007-07-19 22:02:06) |
257. ロジャー&ミー
《ネタバレ》 業績が悪いわけでも無いのに創業の土地を切り捨てるなんてアメリカの企業経営ってドライだね・・・・と公開当時は言えたのかもしれませんが、今となっては日本でも十分有り得る話ですね。まあ、それにしても日本で言えばトヨタ自動車が豊田市周辺の工場を閉鎖するような話ですからね・・・・(決してありえない話ではないですが)。 結局、「踏まれた足の痛みは踏まれた者しかわからない」ということなんでしょうね・・・・・。それでもって、今はやりの「鈍感力」じゃないですが、解雇された社員や企業城下町の行く末とかそういうものに囚われない人間でないと大企業の経営はやっていけないんでしょう。おそらく、ロジャー・スミスがフリントの町を状況を見たとしても、「まあ仕方ない」としか感じないと思いますよ。 まあ、自分の身は自分で守るしかないということですかね・・・・・。 ビーチ・ボーイズの「Would'nt It Be Nice 」が非常に沁みました。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-17 18:47:34) |
258. エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?
《ネタバレ》 ビジネスの世界は、きれいごとだけでは通用しないというのは、私も会社員なのでわかるんですが、これはやり過ぎです。公共財とも言えるエネルギーを弄びすぎですね。何というか、仕事をしているというよりは、ゲームやギャンブルをしているような感じですね。おまけに、金の亡者たちの見苦しいこと・・・・・。 まあ、ITやら何やらでスマートなように思える大企業の意思決定過程が、実は人間の様々な欲がからむドロドロなものだということが良くわかりました。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-03 19:44:04) |
259. チャーリーズ・エンジェル(2000)
エンジェル達の魅力満載で非常に楽しめました。ビル・マーレイもハマリ役で良かったですね。 ただ、途中の日本風のパーティ-シーンがちょっと・・・・。 [地上波(吹替)] 7点(2007-06-30 21:33:56) |
260. ウォーカー(1987)
《ネタバレ》 アメリカの黒歴史を描きつつ、「今も全く変わってねえじゃねえか!」とアメリカに痛烈な批判を浴びせかける非常にパンクな映画です。 エド・ハリスのイカレぶりがハマリすぎて怖いくらいです・・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2007-06-29 22:09:43) |