241. 隣のヒットマン
《ネタバレ》 ころころ変化するシチュエーションは楽しく観れるのですが、主人公として配してある歯医者が終盤まで成り行きを見守るだけの存在に成り下がり、作品自体の方向性がどうにも判然としないままに進むので、つらい。 [地上波(字幕)] 7点(2007-10-10 09:55:12) |
242. 殺したい女
素晴らしい。 確かにB級なムードがなければ成り立たないキャラクターや、それによる展開ですが、実に緻密。 こんな傑作クライム・コメディがマイナーな存在であっていいのでしょうか。 DVD化もされてないなんて・・・。 [地上波(字幕)] 10点(2007-10-09 05:54:33) |
243. コラテラル
《ネタバレ》 結局何なんだよ、といった内容。 単に巻き込まれたタクシードライバーが殺し屋から説教を受けるだけ。 しかも、ドライバーは他者から責められるほど悪い方向性で生きているわけでもないと思うので、どうにも不愉快。 にもかかわらず、ドライバーにはそれが結構効果的に働き、自暴自棄にさせてしまう展開のため、どうにも理不尽。 さらに、女を助けるために危険な場にわざわざ飛び込む展開は、どうにも強引。 まあ、そもそものシチュエーションがちょっと意味わからない。優秀な殺し屋の仕事っぷりじゃないよ。 [DVD(吹替)] 2点(2007-10-09 00:59:09) |
244. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
《ネタバレ》 ここまで情報過多な内容は奇をてらう以外に意味を成していないと思われるが、文芸をこんなふうに演出するのは新鮮。 「家族の気を引くために余命僅かであると偽る」なんて娯楽作品なシチュエーションなのに文芸で終わらせているのが個人的には勿体ないと思ってしまう。 [DVD(吹替)] 6点(2007-10-08 23:10:08) |
245. レッド・ドラゴン(2002)
このシリーズはレクターをどう扱うかが見どころなのでしょうが、今回は独房に入りっきり。 それなのにこうも彼の執念(情熱)や狡猾さを描けるなんて、ある意味素晴らしい。 展開自体は結構単純だと思うのですが、魅了してくれる要素を多分に含む。 [DVD(吹替)] 7点(2007-10-08 09:29:28) |
246. トータル・リコール(1990)
《ネタバレ》 初見は子供の頃で随分楽しんで観賞し、しばらく経って全てリコール社のサービスなのかもしれないという解釈を発見して驚いた記憶のある作品。 確かに多く方が減点材料として指摘している通り、セットはチャチですし、グロテスクな描写満載ですが、自分の評価基準には含まない事柄なので満点献上。 やっぱりここまでサスペンスを維持し続けるのは相当の技術ですし、疑心暗鬼な状態を作り続ける設定やシチュエーションは舌を巻く出来。 [地上波(吹替)] 10点(2007-10-08 07:02:03)(良:1票) |
247. ロード・オブ・ウォー
《ネタバレ》 興味深い題材、小気味よい演出によって退屈することなく観れる。 構成自体は一直線の教訓話の体で進み、芸が見当たらないけれど、シニカルな真実によって事態は解決。 そして、また同じ過ちの道に戻るといった主人公のドラマ処理でまとめるのではなく、社会派としてテーマを突き付ける。 [DVD(吹替)] 6点(2007-10-08 06:04:52) |
248. ワイルド・スピードX2
与えられた縛りの中で至極無難にまとめられた作品(無理はあるものの)。 きっと車好きには堪らないんだろうな~。 [地上波(吹替)] 4点(2007-10-07 23:15:51) |
249. 天才マックスの世界
何がどうなってこういう展開になるのやら・・・。 無意味に奇抜なキャラクターのせいでストーリーがぼやけてしまっているのかもしれませんが、何の話なのが全く入ってこなかった。 [DVD(吹替)] 0点(2007-10-07 21:59:22) |
250. ハリー・ポッターと賢者の石
世界観披露だけで終わる。 [DVD(吹替)] 1点(2007-10-07 07:28:15) |
251. スクリーム(1996)
内容自体は三流。 ただ、娯楽に徹した演出には好感を持てました。 [地上波(字幕)] 5点(2007-10-07 06:41:35) |
252. 恋人はパパ/ひと夏の恋
ドラマ展開は悪くないと思うのですが、それを効果的にみせるキャラクター設定が成されていないので、わかりづらい代物になってるんじゃないかな。 [DVD(吹替)] 5点(2007-10-05 23:48:00) |
253. グッバイガール
《ネタバレ》 トラウマを抱える自身の問題であるとあの女が気付けたとしても、互いの寂しさから生まれたもので、それ以上のものがない関係故に本質的な問題の解決になっていない。 今回は以前にあった経験より多少展開が増えただけで、おそらくまた同じ結果を招くだろう。 まあ、なんだかんだ言って他者との関係は希望と言えるので多少の評価を。 [DVD(字幕)] 2点(2007-10-05 21:09:52) |
254. がんばれ!ベアーズ
《ネタバレ》 コーチの内的ドラマ展開が実に巧妙。 最後はちゃんと負けるしね。 しかしながら、「勝利」の記憶は人間形成に多大な影響を及ぼすものだろうから勝つのも大切なことだな、としみじみ思う今日この頃(この設定では、この結末しかないと思いますが)。 [DVD(吹替)] 8点(2007-10-05 09:32:40) |
255. 隣人は静かに笑う
《ネタバレ》 短編ミステリーをそのまま長編映画にしちゃったような作品。 主人公にそうせざるを得ない動機設定がなされていないと陥穽の企てとしてはどうにも・・・。 [地上波(吹替)] 4点(2007-10-04 19:56:28) |
256. カナディアン・エクスプレス
ゲーム性だけで乗り切る内容にしてはちょっと物足りなかった。 証人となる人物を護送するというシチュエーションでは満点を投じているのが2作品あるほどなので期待しすぎたかも。 でも、楽しめた。 [地上波(吹替)] 6点(2007-10-02 18:18:06) |
257. 或る夜の出来事
あちこちにご都合的な展開や設定があるし、何より男側が彼女に惚れるに至る描写(あるいはバックストーリー)がないので、どうにもすっとぼけた内容にうつる(女側は世間知らずのご令嬢という設定でとおるかもしれないが)。 偶然出会った二人が恋に落ちるなんていかにも映画的なものですが、説得力が無ければ意味はない。 映画的でロマンチックなエピソードってだけで評価が上がるのなら、いくらでも名作は生まれてますよ。 やっぱり古い映画の評価はあまり信用できないな・・・。 と、辛口でしたが、男女の舌戦や窮状への対応、すれ違い展開はそれなりに楽しめました。 構成や設定に対しての不満もちょっとした配慮で修復できそうなものが多いので、それなりの採点を。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-02 12:03:49) |
258. シービスケット
《ネタバレ》 フィクションならありえない構成(挫折と再生を繰り返す)ですが、実際にあった話ですからね。とりあえず感動的な内容ですし、「何度でもやり直せる」というテーマとしては最適な題材。 ただ、美談に仕立てすぎな気も・・・。 実際は金絡みの話なのだから、こんな清々しい人物ばかりじゃないのでしょうね。 [DVD(吹替)] 6点(2007-09-30 03:51:34) |
259. チャーリーとチョコレート工場
「家族愛」を都合よく使ったすっからかん映画。 「家族」なんて観念的なものなんだという事実を意識することなかった人達には普通に美談としてまかり通っちゃうんでしょうが・・・(家族の絆を否定しているわけではありません)。 [DVD(吹替)] 0点(2007-09-26 08:19:56) |
260. バットマン(1989)
異常者二人の対決ってだけでみせる珍しい作品。 「バットマン」という認知度のあるキャラクターがあってこそ成立してる。 映画オリジナルでこの内容だったらさんざん叩かれてるんだろうな。 [地上波(字幕)] 3点(2007-09-26 02:51:54) |