261. ファイナル・デッドコースター
《ネタバレ》 実はシリーズ3作目。この題名になって2作目ですが、ここでようやく内容と題名がリンクしてきましたね。 …と、これだけだとあまりにも味気ないのでもう少し。 ファイナルって付いてますが、まあ、作る気になればいくらでも作れるでしょうね。第一、原題だと既に1作目から“ファイナル”が付いてますからねぇ。 前まではもう少し“死の運命”と格闘してる気もしましたが、今回はあまり捻りもなくやけに人があっさり死んでいきますね。しかも相変わらずグロく。 今回の惨劇の発端はジェット・コースターでしたが、正直、ネタが尽きてきたのかな?と思いました。 ただ、ラストの落とし方は、なかなか良いのではないか?と思います。 唯一つ云える事は、自分は何があっても日焼けサロンには行かない、ということですね(笑)。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-14 03:59:39) |
262. ウルトラヴァイオレット(2006)
《ネタバレ》 え?紫外線の映画? …という冗談はさておき、途中失速気味になったり、「リベリオン」のような銃による殺陣(って云うのか?)やマンガ的な設定、アングル等とツッコミ所はありますが、何も考えずに診るには十分なクオリティではないでしょうか。 流石に最後の敵はちょっとあっさりとしてる気がしましたが、アクションシーンは多めだったのでなかなか楽しめました。 [DVD(字幕)] 6点(2006-12-28 19:22:03) |
263. イントゥ・ザ・サン
《ネタバレ》 今回も、どこをとってもセガール作品でした。 日本の描写は、なんかちょっとおかしくね?というものでしたが、まあそんなのこの作品に限ったことではありませんし、「キル・ビル」等も笑って許せたのでまあ良しとしておきます。 しかし年々話のクオリティは下がっていきますね…って、もともとクオリティなんつーもんが存在してないとも思うのですが。 アクションシーンも少なめ。正直これは辛いです。 セガールの無敵ヒーロー&セガール拳を楽しみにしてるものにとってはストーリーはどーでも良いのでもっと闘ってくださいと言いたいです。 まあ、今回もある種期待通りでしたし、セガールの日本語で笑わせてもらった場面が幾つかあるので、5点という事で。 …しかし栗山千明、出演あれだけとは…。 [DVD(字幕)] 5点(2006-12-28 03:19:28) |
264. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
《ネタバレ》 1作目をだいぶ間に見たため、劇中で前作のキャラが出てきても「あぁそんな人いたっけなぁ」程度しか…。 1作目も微妙でしたが本作ではさらに微妙に。 いや、それでもそれなりに1作目は楽しめましたが、今回はなんだか無駄な描写というかエピソードが多すぎて何がなんだか…。 そのくせユーモラスなシーンはやけに頑張ってる様子でしたが、笑うというより失笑のほうが勝っていた気がします。 そしてあの唐突な終り。本当に「そこで終りかよッ!」って感じです。 まあ、一番残念なのはキースが出てない事なんですけどね。 とりあえず次回を期待してます。一応。 [DVD(字幕)] 5点(2006-12-27 00:57:05) |
265. メビウス(1998)
《ネタバレ》 必要以上の残虐表現や大音量を使わないで淡々とした恐怖を演出してんだかどーだかわかりませんが、本作はそれが災いして物凄くかったるいつくりとなっております。 館のつくり&雰囲気とかは結構好きな部類でいけるか?とも思いましたが、設定があやふやで何がなんだか…。 そもそもあの女の子に語らせる事に意味ってあったんでしょーか? 今回もある意味期待していた通りの内容でした。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-12-27 00:44:28) |
266. ツイン・ピークス〈TVM〉
《ネタバレ》 ぶっちゃけこのプロトタイプ?しか見てません。 なので実際の本編が一体どのようになっているのか?つーのは一切判らんわけなんですが、こんだけで見た場合でも、まあ楽しめるかな、といった感じです。 いきなり死体が発見されるところから始まって、そこから様々な人物を調べていき、次第に真相に近づくか??というこの微妙な感じ、張り巡らされた伏線もあいまって、前半から中盤にかけては本当に面白いです。 ただ、あの後半は「!?」としか言いようがありませんね。 いきなり現実の設定を殴り棄てて、邪悪なものの存在云々と言い始めたと思いきや、25年後って…。 これはこれで、意味不明ながら「これは、そう云う作品なんだ」と強引に納得させるだけのパワーを持ち合わせていると思いますが、きちんと最後まで作りこまれていれば、本当に素晴らしいミステリー作品になったと思います。 本当にラストはアレですがそこまでのプロセスは面白いし、あの強引な終わり方もそれなりに好きなので、全体的な印象は7点といった感じです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-27 00:37:18) |
267. M:i:III
《ネタバレ》 純粋にスパイしていた1作目から段々とアクション度が上がり、いよいよ3作目ということで今回はのっけから飛ばしてくれますね。 もはやスパイ映画ではなくアクション映画ですが、オリジナルと切り離して考えれば純粋に面白いです。 特に今回は仲間との連携によってヴァチカンに潜入したりと激しいアクションの中にもきっちり潜入のスリルを織り交ぜてくれているので見ごたえがありました。 ただ、ストーリーのキーとも云える「ラビットフット」奪取場面はもう少し潜入の過程(というか奪取まで)を丁寧に描いて欲しかったですね。 それから、悪役もちょっとあっけなく死にすぎかなという気も。 しかし、トム・クルーズの熱演ぶりもフィリップ・シーモア・ホフマンの悪役ぶりも良いし、シリーズ3作目としてはなかなか良くできていると思います(ルーサーが名前叫んじゃうところはとりあえて無視しときます笑)。 …それにしても、今回もイーサンは遂行不可能な任務を実行に移し超人振りを発揮してますけど、普通に考えるとこの人、上司にハメられたり同僚に裏切られたりと災難ばかりですね。 こういう職業だからこそまだ持っているんでしょうけど、普通にサラリーマンしてたら絶対ノイローゼになってますよ。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-04 02:49:54)(良:1票) |
268. ソウ3
《ネタバレ》 相変わらずただの八つ当たりとしか思えない動機、物凄く凝った殺人器具、目を被うような残虐描写が満載でした。 この作品は役者の演技だとか、雰囲気で狂気だとか恐怖感を感じさせるものではなく、直接的な描写やおどろおどろしい殺人器具で恐怖(というか嫌悪感)を煽るもので、特に今回はグロさにかけてはシリーズの中ではピカイチ。この手のものに免疫のない人は辛いかでしょう。 話としては、過去の話が判っていないと「?」となる部分多し。 まあ3作目までくるとこういうことになるのは仕方ないですけど、1作目の設定勝ちのような作風からはがらりと変わって、殆ど安直なスプラッタと言った感じですね(1作目もそれほど凄いとは思いませんでしたが)。 ただ、ラストは安直なハッピーエンドではなかったので良かったですね。って殆どシリーズ恒例のよな感じもしますが…。 最後まで美味しいところを持っていったジグソウに6点。 …しかし終わったと思ったら4が作られるんですか…?ソウですか×4…。 [映画館(字幕)] 6点(2006-11-20 00:51:41) |
269. 13日の金曜日PART2
《ネタバレ》 前回の回想シーンから始まり、ここから新たな悪夢に立ち向かう…という展開と思いきや、冒頭10分であっさり殺されて主役チェンジ、というのが思い切り良いように思えますが前回を知ってる身としてはなんだか鬱になってきますね。 不死身の殺人鬼として知られるジェイソンもこの時点ではまだ人間。体型も普通サイズで吹っ飛ばされれば吹っ飛ぶし、チェーンソーで脅されればビビリます。 おまけに、森での一人ぼっちの生活が長かったせいか、ホッケーマスクという素晴らしいアイテムの存在を知らないようで、被ってるのは普通の紙(布?)袋です。 やたらと精神にくるような描写ではなく、実にからっとした殺され方なので(それでも惨いですが)、見た後もそれほど後を引くような作品ではありません。 しかし、それゆえに見終わっても残るものも少ないという欠点はあります。 ママに成りすまして撃退したりしますが、それ以外の設定や展開はもう王道すぎるので特にこれといった特徴はありません。 良くも悪くもスラッシャー映画の経典です。 [DVD(字幕)] 5点(2006-11-17 00:15:35)(良:1票) |
270. テキサス・チェーンソー ビギニング
《ネタバレ》 リメイクの続編ということで、例の家族の過去が語られます。 何故、あの家族は食人をするようになったのか。何故、彼は人皮マスクを被るようになったのか。何故、チェーンソーなのかが語られます。 …といっても、別に語らなくても良いんじゃね?と正直思ってしまいました。ここらへんは完全に新たな解釈というか、独自の解釈といった感じがしました。 しかしながら、今回は気合い充分なのか、やたら流血シーン、直接的な残虐シーンが多く、死ぬ人数も多いです。恐らくこれまでのなかで一番死んでるんじゃないでしょうか。 画質については今の作品なので、独特の“粗さ”はありませんし、相変わらず大音響で驚かせる手法のためにそっちの方ばかりが気になりがちですが、内容が内容だけに近年の作品の中では“病んでくる指数”はかなり高いです。 [映画館(字幕)] 7点(2006-11-11 21:35:29)(良:1票) |
271. ナイト・オブ・ザ・コメット
《ネタバレ》 こいつも“知ってる人は知ってるけど知らない人はとことん知らない”な作品の一つです。 題名からして結構アレなんで、大抵忘れ去られてるのがオチだとは思うのですが、この作品、↓皆様の仰るとおりとにかくユル~い作品。 前半はヒロインの姉妹+青年の日常(?)が適当に描かれて、後半は生き残りの科学者軍団との壮絶…でもない闘いが描かれて、その間にゾンビが思い出したかのようにちょろっと出てきます。 色々なところでいかにも80'sって感じを醸し出していて、そう云うのが好きな人にはお薦めかもしれませんが、他のゾンビ映画のように爽快さだとかそう云うのを期待すると、物凄く裏切られます。 オチのつけ方も、それでいいんすかねぇ?的なものなんですけど、劇中で流れてる曲の中で1曲だけ聴いたことのあるものが流れたんで、この際良しとしときます(笑)。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-10-30 04:46:31) |
272. アローン・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 原作はその難易度の高さと不穏な空気漂う世界観、映画のように計算されたカメラアングルが評価され世界中で大ヒットし、かのバイオ・ハザードの原点として知られて…いるかどうか怪しい作品です(苦笑)。 原作を3DOでプレイしましたが、さすがに今となっては操作方法やグラフィックにやや難があるものの、そのゲーム性の高さや完成されたストーリー、人知の及ばぬ“何か”による恐怖等、正にホラーアドベンチャーの最高傑作と呼ぶに相応しい内容だと思いました。 で、前置きが長くなりましたが、ここからが映画のコメントです。 これのどこら辺が「暗闇に一人ぼっち」なのかが知りたいです。 暗くない場所でやたらと大勢の敵をこれまたやたらと多い仲間がやたらと多い弾丸を使ってやたらと倒していくだけの映画です。題名からして間違ってます。 一応、出てくる怪物の正体や背景設定も明かされますが、「まあ、こんな感じ?」程度でさほど重要じゃありません。 あの原作なら、ちょっとエピソードを加えて数箇所いじるだけで立派なホラー映画になった思うのですが、どうしてこんなことになったんでしょう? 多分監督、違うゲームをアローンと勘違いしたんでしょうね。そうゾンビ・リベンジかデビル・メイ・クライあたりの作品と。 前作のハウス・オブ・ザ・デッドは楽しめましたが、これはジャンルが違うのでちょっと無理ですね。映画単体としてみても、前作から全然進歩してない気がするので、あまり面白みがありません。ハウス~が嫌いな人は見ないほうが良いです。 [DVD(字幕)] 4点(2006-10-28 02:04:27) |
273. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 結局人間とは本質的に他者を否定しながらでないと生きてはいけないわけで、そう云うところは良く描けていると思います。 人と触れ合う事がなくなってしまったからこそ、互いを求め合う。求め合いたいが故に、衝突を繰り返すというある種の逆説的なことを見事に映像化していると思います。 ただ、殆どの連中がどーでもいい事で争っていると言うのも興味深い。 例えば 「ドアを直さなけりゃ錠は直らないですよ」 「じゃあドアを直してくれ」 「ドア職人に言ってくださいよ」 「じゃ錠を直せよッ!」と物凄く見当違いな問答。 それも伏線ではあるんですけど、結局のところ、人種差別ってのはただの取っ掛かりで、人間てのはそんなどーでも良いような事ですぐ争う愚かな生き物なんだっていうある種の皮肉のようなものを感じました。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-21 07:02:56) |
274. ROCK YOU! ロック・ユー!
《ネタバレ》 皆さんの言うとおり、QUEENの曲がとてもマッチしてます。邦題の「ロック・ユー!」は貴族(もっと言うとアデマー)をギャフンと言わせてやるぞという意味なんでしょうね。 馬上槍試合という競技自体は、ただ棒(槍)でど付き合うだけのものなので何回も見てると飽きてきますが、本当にさり気ない教会風刺だとか、所々に散りばめられた笑いの要素などは見ていてなかなか楽しかったです。 それから、キーパーソンとなるエドワード黒太子もそうですが、やはりチョーサーでしょう。 独特のチョーサー節(?)も聞いていて面白かったですが、「私の作品のなかに登場させて復讐してやる」がかなり良かったです。 カンタベリ物語等チョーサーの作品は読んだ事がありませんが、きっとそれに引っ掛けたんでしょう。 こういう引っ掛けが結構好きなので、今回は(そう云う引っ掛けがされてると信じて)7点と言う事で。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-28 20:59:30) |
275. サイレントヒル
《ネタバレ》 ここまでゲームを映像化した作品は初めてかもしれませんね。 クリーチャーの初登場シーンや造形、裏世界の情景とかは本当にゲームの雰囲気をそのまま伝えてますし。特にレッド・ピラミッド・シングの造形&迫力は素晴らしいです。 ただ、あっちに行ってヒント回収、こっちに行ってヒント回収というのはやっぱりゲームだから面白いわけで、それを映画でやってもなんか回りくどいだけのような気がしました。 もう少しアレンジを加えても良かったと思います。 しかし、さっきも言ったとおり、クリーチャーの造形やサイレントヒル(表・裏世界)の情景、キャラ設定などは素晴らしいので(シビルの死は残念でしたが)本当の意味での“ゲームの映画化”は成功してると思います。 映画とレッド・ピラミッド・シングに7点。 [映画館(字幕)] 7点(2006-08-14 13:55:30) |
276. 悪魔の棲む家(2005)
《ネタバレ》 オリジナルがそれほど面白いと思わなかったので、今回のリメイクもそれほど期待はしていませんでした。 オリジナルよりは退屈しませんでしたが、微妙にスプラッタ系の描写が入ってしまうのにはちょっと興ざめといった感じでした。 あとは、ちょっと画面が綺麗過ぎるのも痛いです。もう少し画像が悪いほうが雰囲気が出ると思います。 見て損はしないけれども、それほど面白いと思える作品でもありませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2006-08-09 21:33:37) |
277. エレクトラ(2005)
《ネタバレ》 善の戦士じゃなくて「製作者が“キマグレな道”に走って作った映画」というテロップが入っていたら思わず納得しそうな映画です…。 [DVD(字幕)] 3点(2006-08-09 21:08:38) |
278. ヘモグロビン
《ネタバレ》 嗚呼これもラヴクラフト…「潜み棲む恐怖」だそうで。 ま、変更点は結構ありますが原作も大体こんな感じです。 ただ、映画としてみた場合、途中で一族の姿がで~んと出てくるあたりはやってはいけないと思います。ここで恐怖心が大幅に削がれます。 あと、テンポがのろい…というのはまあ、大体ラヴクラフトものが映画化すること自体ちょっと無理がある部分があるので、仕方ないと思います。 ただ、女子どもだろうが関係なしに容赦なく殺すという部分はモンスターとしてはちょっと好感が持てます。 大して面白いわけでもないので、ファンじゃなければ見なくてもいいと思います。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-24 22:26:20) |
279. エターナル・サンシャイン
《ネタバレ》 脳内映画(?)という事で、なんだか後半はゲームのサイレント・ヒルを見てるような感じでした。 時間軸をいじくった構成、というような複雑なものは好きなんですが、“記憶を消す”というちょっと現実離れした設定のせいで一歩引いたところから見てしまい、ストーリーにそれほど引き込まれることなく終わってしまいました。 ただ、惹かれあう者同士は、たとえ記憶がなくとも結局また惹かれてしまうという意味は大きかったと思います。 コメディ界の大物として知られるジム・キャリーですが、たまにはこういう役も悪くはないですね。 [DVD(字幕)] 5点(2006-07-24 22:16:24) |
280. リジー・マグワイア・ムービー
《ネタバレ》 ↓カオナシ3号さんの仰るとおり、何かコメディが見たいな~と思った時に最適な映画だと思います。 旅先で出逢った美青年とともにローマの町を冒険したり、先生や友達にはその事秘密にしてたり、淡い恋があったりと、自分がかつて中学生くらいの時に体験した事或いは憧れてた事を追体験させてくれるような感じです。 突然のアニメキャラ登場は確かに最初は「え?」と思いましたが、なれてくれば違和感もそれほどないし、一つの味になってくると思います。 ラストのライブシーンは見ていて本当に楽しそうです。 まあ、話自体は特にこれといって抜きん出たものではありませんが、最後までなかなか面白く見られるので6点、そしてヒアリー・ダフの可愛さに+1点の計7点という事で。 [DVD(字幕)] 7点(2006-07-24 22:07:11) |