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281.  愛しのグランマ 《ネタバレ》 
孫娘が祖母のところにやってきて、中絶費用の相談をする・・・という出だし。これからいろいろ孫と祖母の交流がいろいろあって、と進むんだろうなあと予想していたら、意外にも、この冒頭のシングル・イシューからぶれない。そして、何とか費用を捻出するため、あれこれの人に会いに行く。この一点集中ぶりはなかなか見事でした。こういうように冒頭にテーマがどんとあって、そのためにいろんな人を訪ねるという展開は、何かに似ているなあと思ったら、ジム・ジャームッシュの「ブロークン・フラワーズ」ですね。ただ、簡素で寓話的な雰囲気すらあったあちらと比べて、こっちは割と全体的にドロドロです(笑)。また、浮ついたところのない鋭い会話の応酬が、作品に緊張感を保っています。そんなわけで職人芸を感じさせる一作なのですが、一方であまりに手堅くコンパクトにまとまっているため、作品世界の広がりという点ではやや物足りなさを感じないではない。
[DVD(字幕)] 6点(2021-01-14 22:36:59)
282.  汚名 《ネタバレ》 
導入部はまあそれなりという感じですが、いざバーグマンが諜報活動を始めてからの怒濤の流れが凄い。男女の三角関係とスパイの潜入関係が交錯する語り口の巧みさ。ワインセラーというネタ一発をフルに活用する描写力。そのくだりを足がかりに発されるそれぞれのキャストの火花の衝突。諜報の内容がサスペンスだったのが、今度はヒロインの命が狙われていくのが課題という自然な構造的変容。そしてすべてが凝縮するあの「階段下り」!あっぱれです。●最大の貢献者は、もちろんクロード・レインズでしょう。礼儀に溢れる紳士でありながら、時折見せるあの警戒の視線。ケイリー・グラントは明らかに押されてますし、またバーグマンの美しさもそれによっていっそう引き立っています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-08 01:28:15)
283.  踊る大紐育(ニューヨーク) 《ネタバレ》 
最初から最後まで突っ走るテンションの高さであるとか、全体をきっちり24時間に収める様式美であるとかがとりあえず目につきましたが、実は歌とダンスの影で脚本もしっかりしているのではないかと思います。3組のカップルがきちんと使い分けられていることはもちろん、その絡みの中で研究家のお姉さんがミス地下鉄に裏で気を遣うところなど、何とも細やかです。また、すでに指摘されていますが、笑われ役のルーシーにも最後に配慮しているところが、作品に奥の深さと気品を保っていますね。●今の脚本だったら、最初にミス地下鉄を探し出すまであれこれステップを入れたりとか、エンパイア・ステートにたどり着くまででもハプニングがあってハラハラしたりするんでしょうけど、そんなものはなくてもよい!というかない方がよい!ということもよく分かります。●唯一、終盤入口の、それまでの話をダンスで再現、は要らなかったと思います(そこまでにダンスで十分表現されているからこそなおさら)。ここは、ケリーの独唱で悲しみのダンス、とかでもよかったんじゃない?
[DVD(字幕)] 7点(2021-01-04 01:26:38)(良:1票)
284.  聖衣 《ネタバレ》 
こ、これは凄い。導入部で、これはよくあるローマ帝国の剣闘士ものかなあなどと思っていたら、イエスの処刑を転換点に(このシークエンスでの、1シーンだけ登場ゆえのユダのインパクトも強力)、ぐいぐいドラマが動き出す。そして主人公の(および作品世界全体の)宗教的方向へのテンションは着実に高まっていき、いつしか、信仰心が剣よりも強いというワールドが完成してしまう。この導線力というか吸引力は実に強烈でした。一方で、お顔から立ち姿からすべてが美しすぎるジーン・シモンズをできる限り存分に画面に登場させるというサービス精神も忘れてはおらず、作品が観念的次元に陥ることを防いでいます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-12-30 00:40:41)
285.  若草の頃
設定からして、これは明るく楽しいハッピーミュージカル!と期待したのですが、明るく楽しいのではなくて、単にみんながワーワーキャーキャーうるさいだけでした。とりわけ、下2人の妹の鬱陶しさと小生意気さには、画面から消えて二度と出てこないでほしい、と思ったくらいでした。かといって、上2人も、姉ならではの知性とか落ち着きとかがなくて、結局は妹と一緒に騒いでいるだけなのですよね。また、それに対する重し役が期待されるはずの両親にも、人格的な深さが見当たらないので、機能していません。すべてのシーンでこれでもかというくらい詰め込んだ色彩の細かさへのこだわりに4点。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-12-29 00:39:16)
286.  おとなの恋には嘘がある
離婚歴ありの恋愛に奥手となっていたヒロインが、パーティーであるオッサンとめぐり会って、しかもそのオッサンは・・・というなかなかそそられる設定なのですが、そこで終わってしまいました。何で面白みがないのかと考えたのですが、結局のところ、導入から展開から終末まで、すべてが主人公に都合良すぎなのです。つまり、監督兼脚本家が、主人公を客観的に動かすのではなく、主人公の中に自ら入り込んでしまっています。これでは説得力が生まれるはずはありません。
[DVD(字幕)] 3点(2020-12-28 21:55:54)
287.  アラスカ魂 《ネタバレ》 
ジョン・ウェインが何とか頑張ってアホコメディの主人公を演じようとしているのですけど、これがまたどうやっても合ってないというか・・・この人は、例えば「リオ・ブラボー」の階段コケシーンみたいに、真剣に格好良くやっているときにアホが混じってしまうときの方が、よほど味わい深くて面白いと思いますが。演出も終始グダグダで、最初と最後の集団乱闘シーンなんか、あまりの締まらなさに目を覆いたくなります。ヒロインのお姉ちゃんが出てくるシーンは比較的マシですが、あの弟ビリーとやらのうざったさは何とかならなかったのか。画面上どこまでも邪魔。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-12-23 00:01:16)
288.  モリツリ/南太平洋爆破作戦 《ネタバレ》 
イギリスのスパイがドイツの輸送船に乗り込んで作戦実行なんて、いろいろスリリングな期待が高まるところなんですが、何とも盛り上がらなくて・・・。多くは、会議とか策謀というよりもむしろ雑談レベルでボソボソ喋っているだけですし、そもそもスパイものなのに主人公もさしたる能力も発揮していなければドイツ側のガードも相当甘そうなので、危機をかいくぐる醍醐味がありません。途中からユダヤ人女性捕虜に脚光が当たり出していくらか話が動きますが、逆にそれ自体も唐突ですし、その1人に物語が助けられるってどうなのと思ってしまいます。
[DVD(字幕)] 4点(2020-12-20 00:13:36)
289.  ペインテッド・ヴェール ある貴婦人の過ち 《ネタバレ》 
妻の不倫に話が始まり、その後舞台は中国の奥地へ・・・という概要を聞いたら、どんなアジア版「愛と哀しみの果て」みたいな壮大な世界が?と期待するのですが、まったくそんなことはありませんでした。まず、導入部の描写自体が観念的で説明的で、ただ筋を追っただけ、になってしまっています。場所が中国へ移動してからは、ひたすら「この疫病にどう立ち向かうか」だけであって、最初の設定はどこかに行っている。しかも、そのように妻に不倫される地道な純朴男に、エドワード・ノートンがまったく合っていません。売り文句では愛と背徳のメロドラマみたいになっていますが、これはメロドラマとは言わんでしょ。
[DVD(字幕)] 3点(2020-12-18 23:24:12)
290.  天国は待ってくれる(1943) 《ネタバレ》 
導入部からして、主人公のあれこれの女性遍歴が語られるのだろうと思っていたら、案に相違して、夫婦讃歌の王道大河ストーリーでした。駆け落ちが2回あるというのもなかなかのギャグなのですが、その2回目の駆け落ちの際、もう駄目と思わせておいて妻の心が変容する部分の脚本が秀逸です。最後、美人の看護婦が部屋に入った後を見せないのもいい余韻があって、その後主人公は閻魔大王に適当なことを言っていますが、実はほかにもいろいろ合ったんじゃないの?とか想像する余地もあったりして。ただ、全体的には、構成がかっちりまとまりすぎていて、むしろ観念的になっているような気もするので、よくできているとは思っても、突き抜け感には不足しているように感じました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-14 01:49:30)
291.  砂漠の鬼将軍 《ネタバレ》 
いろいろエピソードのありそうな人なのに、90分前後でどうやってまとめるんだろう・・・と思っていたら、冒頭で、「イギリス人捕虜が後に関係者をたどって判明しました」という視点を手際よく提示(結局、本人に会ったのは一瞬だけ、というのも逆にドラマチック)。この構成が巧妙で、それに続く本編の焦点を絞ることに成功しています。その後も、何が起こっても各登場人物は慌てず騒がず、常に冷静に事を運んでいますし、それが作品の気品と節度を保っています。しかし何といっても白眉なのは、階段を上がってくる夫の気配だけですべてを察知し、いざそれを悟っても涙の一滴も流さないジェシカ・タンディだと思う。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-13 01:29:37)(良:1票)
292.  タッカー 《ネタバレ》 
これって監督がコッポラだったんですね~。道理で、何か全体がもっさりしていますし、頭で考えた設定が先行しているようなシーンが妙に多いのです。登場人物は何とか突き抜けようとしているんですけど、全体に箱庭の中感があるというか・・・。本来、むしろもっと軽薄なノリで作るべき作品だったように思います。●というかこれ、最後のオリジナル車勢揃いが撮りたかっただけという気も・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2020-12-05 01:08:55)
293.  運び屋 《ネタバレ》 
イーストウッドの監督主演作は「グラン・トリノ」以来なのですが、脚本もその「グラン・トリノ」と同じ人。で、あっちでは「家族との完全決別」がスタートであり基盤であったのが、こっちは真逆のベクトルなのが面白い。●一言で言うと、痛快な映画。家族からも嫌われて財産もすってしまった一老人が、なぜかひょこひょこ運び業務を成功させてしまう。チンピラみたいな相手とも、なぜかただの「ジジイの会話」で乗り切ってしまう。しかもそれを後ろからは警察が追ってくるわけなので、いわば二重の敵がいるのをどうするのか、みたいな課題が自然に形成されているのです。●したがって最後は、「捜査の手がマフィアに伸びてそっちは壊滅したんだけど、なぜか主人公はするりとそれを躱して、いつしか幻の存在として語り継がれてしまう」とかだったら最高だったのですが。●それにしてもイーストウッド、特に必要性もなく若い姉ちゃんとの絡みシーンを次々入れて、挙げ句ベッドシーン(!)まで入れてしまうだなんて、エロジジイぶりも健在。●60年くらい前のような、直球でシンプルな邦題もいい味を出しています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-03 00:39:10)
294.  西部魂(1941) 《ネタバレ》 
製作年代からいって、まあ素朴でのどかなウエスタンなのかな、と思っていたら、全然違っていました。導入部で重要な前置きを手際よく済ませ、年月を飛ばしてあっという間に本題に。そもそも主人公は、ガンマンでも何でもなく、地道に仕事を積み重ねる技師なのです。そこに、立ち位置が一筋縄ではいかないような曲者の脇役が絡んできます。主人公の妹をめぐるコメディの部分も挟みつつ、主人公にはいろいろ危機が訪れるのですが、爽快に銃をぶっ放すわけでもなく、さらに地道に我慢を続ける。それがラストに自然につながっていく。ウエスタンの雰囲気でありながら、中身はむしろビジネス・サスペンスですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-01 22:06:17)
295.  マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ
どういうわけか、主人公が少しも魅力的に見えない。何でかというと、頭で考えた演出の上で、頭で考えただけの芝居しかしていないからです。これは何かに似ているな~と思ったらウッディ・アレンの諸作品だったりするのですが、あそこまで空気を読まずに振り切ってしまうとそれはそれで一つの完結した価値はあるのですが、そこまで踏み切れてもいない。よって、展開をどう捻ってこようが、説得力がないのです。イーサン・ホークもどう演技していいのか困っている感じだし、ジュリアン・ムーアの演技も手先だけ。
[DVD(字幕)] 3点(2020-11-28 00:30:33)
296.  ダーティー・コップ(2016)
ニコラス・ケイジとイライジャ・ウッドのコンビでこんなB級以下の作品だなんて、かつての姿からはおよそ考えられないのだが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2020-11-26 22:59:39)
297.  太陽の中の対決 《ネタバレ》 
導入部はややごちゃごちゃしているが、駅馬車の待合室あたりからじわじわと緊張感が高まってくる。このシーンにしても、駅馬車の道中にしても、強盗のシークエンスにしても、一つ一つのシーンが走っていなくて、じっくり落ち着いているのです。ただ、そうやって演出が冴えていくほど、主人公以外のキャラの弱さももろに露呈してしまって・・・。味方の集団なんてみんなで足を引っ張っているだけだし、敵の軍団にしても、特段の技術や頭脳があるわけではなく、唯一の強みは2発食らっても立って歩いてる生命力の強さ(笑)というのであれば、主人公が何と戦っているのかが分かりません。主人公のひたすら冷徹な造形はなかなかだったので、それ以外の甘さが残念。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-21 01:02:10)
298.  ファースト・マン
これはもしかして、アームストロングがいまわの際に見ている人生の走馬灯なのか?と思うくらい、各シーンがブツ切りで、しかも大半が主観描写しかないのです。飛行中のシーンも、あえてカメラは主人公脇にぴったり寄り添っており、派手に飛び回る映像も、周囲のリアクションも排除されている。その意図は分からなくはありませんが、それならいっそ完全VRの企画映像か何かにした方がいいし、あまり成功しているとは思えない。あと、こういうヒーローたる人物をあえて地味に描いたという点ではスピルバーグの「リンカーン」を連想しますし、チャゼル監督はあれを見ていたのかもしれませんが、あの領域に達するためには、まだ不足です。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2020-11-20 00:16:13)
299.  フラミンゴキッド 《ネタバレ》 
ロマコメの達人ゲイリー・マーシャルに、初期にはこんなストレートな青春作品があったんですね~。導入部分では、スモール・タウンものの定番どおり、何となく鬱屈して退屈した日々が描かれる。頑固親父として出てくるのが、後のマーシャル作品でいつも美味しいところを持っていくヘクター・エリゾンドというのがちょっと笑える。が、その後が妙に発展しません。何がいけないのかと考えたのですが、やはり、中盤の舞台となる肝心の高級クラブとやらが、場末のリゾートバーにしか見えないという点でしょうか。ここは頑張ってきちんと華麗な都会派クラブを作ってほしいところでした。よって、最後にやっぱり家族の元へ、とかになっても、結末として機能しません。●ところでこの作品、マリサ・トメイのデビュー作でもあるんですね!全然気づかなかったよ!
[DVD(字幕)] 5点(2020-11-16 00:15:56)
300.  スターリンの葬送狂騒曲
世界史に残されるほどの大虐殺者・スターリンをネタにしてコメディにするんですから、針の穴を通すような周到な作り込みが必要になるはずなのですが・・・いろいろ出てくる側近の数々が、ただあれこれ騒いでいるだけで、キャラクターとして機能していない。そして皮肉なことに、スターリンが画面から消えてからは、別な意味で収拾と統制がとれなくなっています。結局、笑えるところがありませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-11-15 23:59:25)
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