301. 恋人よ帰れ!わが胸に
プロットの一段階を飛ばしたワンシチュエーションだけの展開で平板な内容になっている。しかもそれを二時間強に仕上げているので余計冗長な印象を与える。 材料は揃っているので、構成をやり直し、尺を20分ほど削れば傑作になりそう。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-23 10:14:34) |
302. ルームメイト(1992)
よく出来たサイコ・サスペンス。ラストにテーマが見えてくるものの、中盤に葛藤を盛り込まなければちと退屈。 [地上波(吹替)] 8点(2007-08-22 23:27:47) |
303. ラスベガスをやっつけろ
方向性のない内容。映画に娯楽や物語を期待する人には不向きな代物。 ドラッグ中毒者とその幻覚を撮りたかっただけ。 [DVD(吹替)] 0点(2007-08-22 13:00:50) |
304. 狼たちの午後
成り行きをみせるだけの内容。こんな直球にみせて、社会風刺だと言われてもねえ・・・。 [DVD(字幕)] 2点(2007-08-21 21:48:12) |
305. 旅情(1955)
欲求不満の中年女性の憧れで成り立っているだけの映画。 [地上波(吹替)] 0点(2007-08-21 20:17:54) |
306. 3人のゴースト
「クリスマス・キャロル」の現代版。 単純にクリスマスのこういった類いのものには弱いんですよね。 日本のクリスマス文化にもこういった側面があったらいいのに。 [地上波(吹替)] 6点(2007-08-21 18:22:09) |
307. ROCK YOU! ロック・ユー!
《ネタバレ》 用意しただけのような設定ばかりで楽しめはしませんでしたが、とりあえず構成は成されているのでそれなりの評価を(プロット展開が終盤に集中しすぎかな)。 しかし、急場処理の爵位授与ってそんな単純なことなの? ・・・知らないから納得するしかないけど、随分と簡単な解決だな。 それに、やっぱり勝っちゃう理屈が全くないのも頂けないな~。 [地上波(吹替)] 4点(2007-08-21 11:05:20)(良:1票) |
308. メリンダとメリンダ
まさに作家の自己満足でしかない作品。 年一本ペースで作っているウディ・アレンじゃなければ作れないような低レベルの実験映画(そういう意味では貴重)。 「多くを求めなければ人生は気楽だよ」って台詞にはしみじみと納得。 [DVD(吹替)] 0点(2007-08-20 23:25:50) |
309. 大空港
用意した事件に関わる人物へちょっとしたドラマ描写を加えただけなので、それ程芸のあるものではない。 群像劇というのは、よっぽどそれぞれの思惑が緻密に交錯してあるうねりを生んでいる場合でもなければ感心させられることはない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-08-19 08:40:24) |
310. スナッチ
「ロック・ストック~」のような(父親の)説教臭いシーンがない分好きではあるのですが、こちらの方が評価低いんですね。複数の話を絡ませすぎなのかな。 [映画館(字幕)] 10点(2007-08-18 17:31:03) |
311. ラスト サムライ
内容なんてあってないようなものですが、語られる精神論に共鳴出来たり、裏打ちの定かでない自己犠牲でも、そういったムードで感動する人は評価が高いんでしょうね。 かなり観念的な内容と展開。実際の出来は別として作り手の表現したい内容(それ自体がかなり大味な代物っぽい)は伝わるということで得点を入れてもよいのですが、自分の評価基準はそういうことじゃないから・・・まあ1点。 [地上波(吹替)] 1点(2007-08-18 12:03:45) |
312. 猿の惑星・征服
もっとSF設定で強化しないとあり得ない内容。 それにしても小・中学生が書いたようなお話だな~。 [地上波(吹替)] 0点(2007-08-18 09:53:02) |
313. グッドフェローズ
《ネタバレ》 成り行きをみせて、はい、それまでよ、の内容なので評価するのも難しいのですが、その重厚さとテンポのよい演出・編集に甘めの採点。 女のナレーションはいらなかったかな。 この作品で何より面白かったのはモデルになった男がDVDでコメンタリーに参加してること。結局身動きとれなくなったから証人となって裏切った男がコメンタリーですもの(笑)。 [DVD(吹替)] 5点(2007-08-17 22:04:04) |
314. 七年目の浮気
出来の悪いファルスほど下らないものはないとよく聞くが、まさにその類いの内容だろう。 冒頭から延々と独り言で説明している時点で駄作臭にまみれていたが、何なんだろう。 ビリー・ワイルダーともあろう人がこんな内容にしちゃうなんて。 独り言など男友達ひとり用意すれば解消されるだろうし、その人物との関係性ややり取りで笑いにも繋げられるだろうに。 興味本位の実験であり、その失敗だったと信じたい。 [DVD(字幕)] 2点(2007-08-17 09:58:27) |
315. 戦場にかける橋
《ネタバレ》 悲惨な描写で同情を煽る反戦映画なんてのに閉口してしまう自分としては、正解に思える逸品。個人的には橋が爆破されるだけで、最後のあんなに人が死ぬ展開はなくてもいいと思う。苦心の作である橋が破壊される無常観だけで十分じゃないかな。 D・カーネギー著「人を動かす」的ノウハウも織り込まれているので、管理職の方が観ても損のない内容。 [地上波(吹替)] 8点(2007-08-16 23:28:22) |
316. オーシャンズ12
《ネタバレ》 状況解決や状況悪化のために設定、情報を追加するのはナシ(突然の情報提供者によって先手を打ってたとか、釈放の仕方とか)。 素人的失敗に辟易。 真面目に観てると馬鹿をみる。 こんな勝手な処理が通用するのだとしたら、「構成」の意味はなくなってしまう。 ということで0点。 [地上波(吹替)] 0点(2007-08-15 16:00:25)(良:1票) |
317. ショコラ(2000)
《ネタバレ》 異端の者が周囲に波を立てるなんてのはよくあるし、放浪していた者が腰を据えるなんてのもよくある話。 チョコレートってアイテムを使ってというのが斬新なのかな。 個人的には放浪者が根を下ろすことを善しとするような説教臭さは嫌い。かといって再び、あの親子が旅立つ展開も頂けない。せめてジョニー・デップは戻ってこない方が良かったかな。 安定することの癒しと恐怖はうまく表現されていたと思います。 [ビデオ(吹替)] 6点(2007-08-15 15:45:00) |
318. ミラーズ・クロッシング
《ネタバレ》 昔、ながら観していたせいで筋を把握できないままに終わらせてしまっていた。 改めて観てみたのですが、えらく込み入った内容ですね。 でも、素晴らしい。 唯一、不可解なのが、やはりあの時バーニーの死を確認しなかったことぐらい。 主人公の真意が明かされないことが多いので、解釈の仕方は多様になってしまう作品。 個人的には、主人公・トムはその都度、都合よく立ち回っていただけだと思う。ラスト、レオの去っていく姿を見つめる彼は、いい加減に行動したために失ったあれこれのことを省みているのでしょう。 私生活はふしだらだけど、ヤクザやらすと一級品ってキャラ設定なのかしら。 [DVD(吹替)] 9点(2007-08-14 09:15:09) |
319. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 スリラーの王道(脅威が間近に迫り、周囲には信じてもらえず、自ら行動しなければ解決はない)を走っているし、その状況を作る効率の良さにただただ感心。 主要人物は二人だけなんですよね、これ。マーラとナレーター(つまり、タイラーでもある)だけ。 この映画はある男が世界を肯定できるようになるまでを描いていて、それがテーマでもあると思うのですが、枝葉の部分に注目が集まり、よく誤解されているのが残念です。 しかも、それ自体を茶化してたりしているし・・・奥が深いっ。 しかし、第一幕の長さに閉口してしまう人もいるでしょうね。キャラクターの言動に共感なり、興味を持てなければ辛い人もいると思う。 [DVD(吹替)] 10点(2007-08-13 20:07:26) |
320. トイ・ストーリー2
《ネタバレ》 ラストの畳み掛けが少々クドくなってしまうのは、助ける対象がジェシーに変わってしまうからじゃないかな。あそこは飛行機内部までウッディも運ばれてしまう流れの方が客はスムーズに観れると思う。 それでも・・・満点っ。 [試写会(字幕)] 10点(2007-08-13 20:03:45) |