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プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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321.  アパートの鍵貸します
↓【まぶぜたろう】様、こんにちは。確かに、ビリー・ワイルダーって赤川次郎系ですよね。(えっ?そんなこと一言も書いていないって? 失礼しました)でも、私は好き。赤川次郎はあまりにも冊数が多く、小中学の頃ですでに飽きてしまいましたが(好きで読み漁りすぎたというのもあります 汗)、幸いなことに映画は本数が少ない。私の単純な脳は、まだまだ“しつこいくらいのお約束”を欲しているのです(笑)。この欲求を満たすためには、三谷幸喜さんテレビドラマよろしくお願いします!って感じですが。またまたそれてしまいましたね。この『アパートの鍵貸します』は“映画は娯楽”という精神に徹しています。登場人物の動きひとつとっても、普段、何だかウキウキと楽しい気分のときについつい真似てしまっている自分がいます。「ライト、レフト、ライト、レフト、ワン、ツー、ワン、ツー」とかよくやってますねぇ~。場面はS・マクレーンが睡眠薬で自殺を図った後の場面なので、本当は深刻なはずなのに、むちゃくちゃ明るい。J・レモンが会社で鍵のやりとりをするため、メッセンジャー・ボーイに封筒を渡すという、どうってことない場面でも楽しくなってしまうのです。バドの喜怒哀楽に一緒になって、浮かれたり、ハラハラしたり、挙げ句は風邪気味なのに寒風にさらされるのまで、追体験しそうになっています。『ハリーの災難』ではちょっと野暮ったかったS・マクレーンもめちゃくちゃ可愛くなっているしね。そうそう、この映画で彼女にメロメロになった男性の皆様、S・マクレーンのアイドル映画ともいうべき『凡ては夜に始まる』という作品もご覧あれ! 反則なくらいカワイイ(くれぐれもストーリーを本作と比べてはいけませんよ)。ひとつ、そちらのほうもよろしくお願いします。<2004.1.30追記>↑【りく&あん】様、もう1本の本作品と同年製作S・マクレーン主演映画に興味を持っていただいてありがとうございます。マジかわいいっス(笑)。レンタル屋さんにあるといいですね。
9点(2003-12-07 22:45:41)(良:1票)
322.  電話で抱きしめて 《ネタバレ》 
メグ・ライアンは強烈にカワイイ。お父さん(ウォルター・マッソー)と一緒にクリスマスツリーを選ぶところなんか、降り出した雪とあいまって最高にかわいかったなぁ~。話としては、メグ扮するイブという仕事に生きる女が、父親の看護&姉妹のワガママにより、ワリをくうというものなんですが……はっきりいっちゃえば、メグが仕事のできる女には全然見えない。容貌が、じゃないんです。話している内容が、なんだか幼稚だし要領をえない。ラストだって、何が何だかわからないまま、姉妹が仲直りしているし。今までの諍いは何だったんでしょう? 仲直りするエピソードが何もないんです。見落としだったのかなぁ? う~ん、けっこう頑張って観ていたんですが……。それはともかく、ウォルター・マッソーがとある西部劇の大スターをけなしている(←ぼけたことを現しているのかもしれませんが、下ネタっつーのも品がないでしょう)のは、どうも……嫌な感じがします。
3点(2003-12-07 10:23:57)
323.  ティファニーで朝食を 《ネタバレ》 
あたしはミッキー・ルーニーの日本人(名前はユニヨシ、どんな漢字なんだろう?)、けっこう好きです。職業はカメラマン。いつも照明(提灯みたいなやつね)に頭をぶつけている……。要所要所でホッと一息。単調なストーリーにアクセントをつけていてくれましたよ。次はどんな格好で出てくるんだろう?ってね。“ムーンリバー”がプラスのアクセントなら、ミッキー・ルーニーは(もしかしたら)マイナスのアクセントかもしれませんが(爆)。もっと大きく関わってくれたら良かったのに。無意識に二人の橋渡しをしちゃっているとか。隠し夫に何かやらかすとか。結局、中途半端だったから、皆さんお腹立ちなんでしょう。ウンウン。なんてことを言いながら、あたしったら原作とか読んでいない、いいかげんな人間なんで、そういう人物がもともといたのか、何かを狙って新たに設定されたのかはわかりかねます。そこまで責任は持てないのよ(【ぐるぐる】さん、教えて)。ところでところで、いくらホームパーティ好きのアメリカ人といえども、あの満員電車のようなぎゅうぎゅう詰めのパーティって楽しいのか? まっ、出演者たちは楽しんでいるようなので、余計なお世話だと思います。すみませんm(_ _)m。そうそう、ティファニーでおもちゃの指輪にネームを入れてもらってましたよね。私はそれより電話のダイヤル廻し器のほうが気になるぞ。 ヘプバーンのファッション1点+ムーンリバー1点+ミッキー・ルーニー2点!(←ウソでしょぉ~)で、4点とさせていただきたいと思います。 追記 同監督なら『ペティコート作戦』を観ましょう。ヘプバーンなら『麗しのサブリナ』を観ましょう(笑)
4点(2003-12-07 05:37:30)(笑:1票)
324.  掠奪された七人の花嫁 《ネタバレ》 
『裏窓』の看護婦、セルマ・リッターが言っています。「男と女が出会ったらパンと結婚すること」と。J・スチュアートに諭す場面ですね。そーなんです、それをミュージカルで具現化したのが、この『掠奪された七人の花嫁』。町に出てきたハワード・キールは、“キレイだけど細くなく、優しい目をしているけれど太くない”料理上手で働き者の花嫁を探すのです。しかも大男の彼が歌いながら(笑)。で、目に留まったのがジェーン・パウエル。彼女もハワード・キールに一目惚れしますが、彼が目の前に現れたとたんに、 配っていた料理をお客さんにこぼしてしまいます。なんてわかりやすいんでしょう(笑)。一方のハワード・キールも乳搾りをしている彼女にすぐプロポーズ。もう、この時点でやられました。がさつな弟たちも、彼女に教育されて女の子を意識しはじめます。西部は女一人に男十人が群がるという需要過多。町の男とポンティピー兄弟はダンスでバトルし、喧嘩を避けるように努力するところなんか、なんともいじらしい。でも結局、さらっちゃうんですね。町の女を。ローマ人の歴史にならって。はじめは嫌がっていた6人の女の子も彼らが好きになり、今度は町に帰りたくないという。彼らを意識しはじめる時の6人のダンスも愛らしい。ペティコート姿で踊るんです。かわいい。子供が生まれた後、ハワード・キールがジェーン・パウエルに愛を語る場面は、ちょっと胸にじ~んときますしね~。登場人物の動きがコミカルで、とっても楽しいミュージカルに仕上がっております。ただ、邦題は間違い。“掠奪された”のは6人の女であって、ミリーは自らやってきます。まっ、多少だましうちのところはありますが、それくらいは大目に見てあげましょう(笑)。
7点(2003-12-07 03:57:12)
325.  ハーレーダビッドソン&マルボロマン 《ネタバレ》 
銃が超ヘタくそなハーレーダビッドソン。マルボロマンが機械人間のような黒ずくめ男に人質にとられたとき、ちゃんとマルボロマンを撃ってしまうあたりが、ホント憎めないキャラですね(笑)。下手っぴのくせに、銃だけはやたら本格的なものを使用し、マルボロマンに銃弾の値段を計算されて「ちょっとは節約しろよ」みたいなこと(←セリフはいいかげんな記憶なので正しくはありません)を言われる。このとぼけ具合が、私好みでございまする。いやらしいミッキー・ロークも好きですが、アホキャラのミッキー・ロークもいいですよ。
7点(2003-12-07 00:09:33)
326.  タイムトラベラー/きのうから来た恋人 《ネタバレ》 
ジェントルなお父さん、レディのお母さんに英才教育をされたブレンダン君は、ちゃんと紳士に育っていましたね。女性が席を立つときは立ち上がる、ダンスだってお手のもの。ハイソサイエティの常識であるフランス語を解する貴公子ぶりには、『ニューヨークの恋人』のヒュー・ジャックマンに勝るとも劣らない(とは言い過ぎか……)。ただ……お母さんの愛情がいっぱい詰まった手編みのセーターがなんともダサかった(笑)。基本路線はコメディ(家への目印がアダルトビデオ屋だったりするし)なんですけれど(そりゃそうさ、だってブレンダンものなんだもんっ)、人の温かさが感じられるとてもいい作品です。イヴがアダムの両親に会いに核シェルターに入るところ、地上に両親のための家を用意するところなどなど、とってもいい気分にさせてくれます。お約束だっててんこ盛り。ベタといえばそれまでですが、こんなのが好きなんだからしょうがないんです。余談ですが、これで野球に興味を持ったブレンダン君が記憶喪失になり、剛腕投手+パワーヒッターに成長してヤンキースのスカウトの目にとまったら、名前が“スティーヴ・ネブラスカ”に変わるんでしょうね(コジツケです、ゴメンなさい)。
7点(2003-12-06 09:43:40)
327.  カサブランカ 《ネタバレ》 
こんばんは。この名作にどうコメントを書けばいいのか、ず~っと苦しんできたみかんです。何度もレビューを書きかけては止まり……を繰り返しているので、今回もちゃんと送信できるのか不安です。さてさて、そんなことはどーでもいいことですね。どうも腰がひけているのがありありと伝わってしまう。ちょいと皆様、こんなレビューはすっとばしたほうがいいと思われるでしょう。ええ、すっとばしちゃってください(笑)。やっと本題。さぁ~行きますよぉ~。これは、単なるメロドラマなんかじゃないのだーーっ! 男の友情と信念と再出発の映画なのだぁーーー!!! そりゃバーグマンは美しいし、捨てられて茫然自失、ヤケになる気持ちもわかります。そんで思い出の曲♪As time goes by♪を封印し、ニヒルを装いながらウジウジメソメソしているボギーを見るのはけっこう辛い。だけどね、そこから立ち上がるんです。ドイツ軍人にヘコヘコしていた収賄警官のクロード・レインズだってあのまんまじゃ終わらない。もっともラズロは最初っから信念に突き進むいい男でございます。我が妻とボギーのことは、最後で気付いたでしょう。そのうえで旅券を受け取る。ラストの空港はなんて熱いんでしょう。もう、どのシーンを切り取っても、好き好き好き~、素晴らしいって感じの映画。そもそも私と『カサブランカ』の出逢いは、大学時代、名画座で上映しているのを観た時です。その時はキザなセリフばかりだなぁ~と苦笑しまくっていた私ですが、これのどこがキザなのか。今の私はマヒしてきたせいか、しびれるセリフは数あれど、浮きまくっているだなんて(←昔は思っていたけれど)これっぽっちも思やぁ~しません。フランス国歌に込められた思いを感じとってください。堪能してください。もう、胸が熱くなること間違いありません。以上、やっと『カサブランカ』に投稿できたみかんがお送りしました。(←このコメント夜書いているから危険。ホラよく言うでしょ、「夜に書いたラブレターは危険だ」と。)
10点(2003-12-06 02:03:54)(笑:2票)
328.  ペーパー・ムーン
聖書サギとはまた、ベタなんだけれどウマイっ! 悪いことには違いないが、亡くなったご主人の想いに涙し、喜ぶ、そんな未亡人たちはそれでちょっと幸せになれるんじゃないかな。(注 決して詐欺を擁護しているわけではありません。ウソと言ってしまえばそれでおしまいですが、まがいものでも何でもほんわかできるアイテムというのは重要で……うう~表現が難しい)最後まで、詐欺と知られることなく上手にやって欲しいな、と思いました。しかも、アディはお金に困っている家庭には安く、裕福な人には高い金額をふっかける。一律じゃないところもニクイ演出じゃないですか。どういう過程で、こんな聡い子どもに成長したんだぁーー。やられた~。
8点(2003-12-05 18:51:09)
329.  イシュタール
売れないお笑いソングライター(『サボテン・ブラザーズ』のスリー・アミーゴーズと比べてはいけない)役の二大スターがニューヨークを捨て、新天地を求めて“イシュタール”という厳戒令が出ている政治不安のある国に迷い込む話。今ならさしずめイラクといったところだろうが、国情報がまったくないので、なんとも不利な状況だ。だいたい母国で売れない奴等がリサーチもなく乗り込んで、いきなりブレイクするなんてことは、よほど運がよくない限り無理だろう(映画だから運なんて後から付いてくるという話もあるが)。台湾で大スターになったK勢T周も、ちゃんとリサーチしたはずだし、日本でバリバリだった時代のある人は強いのかもしれない。ところで……観た当時、純真な心を持っていた私は、これら寒~いギャグについていくことができませんでした。きっとまだ純白のハートを維持しているとは思っておりますが、もしかしたら笑えるようになっているかもしれません。↓【エスねこ】様、しばしお時間を与えてくださいませm(_ _)m でも、なかなかビデオに手が伸びないというのも事実……。
3点(2003-12-04 08:17:04)
330.  サボテン・ブラザース
レンタル屋さんで借りようと思って、ビデオケースを手にしたら……中身が入っていない。「あ~、貸出中かぁ~、残念っ」ってことで翌週。……またない。で、翌週……またまたない。紛失したのかと諦めかけていたら、1カ月後くらいに出会えた。そんなに、とっかえひっかえ借りられる映画じゃないと思うんだけれど……。誰ですかぁ~? ずーーーっと借りてたの? 1週間ずつレンタル更新したのか、膨大な延長料金を払ったのか……妙に気になってしまった。では、本題に入りますか。ストーリーは『ギャラクシー・クエスト』に『荒野の七人』をミックスさせた内容。勘違いとは恐ろしい。どこでどう繋がったか、荒くれどもを成敗することになってしまったエセヒーロー、“スリー・アミーゴーズ”の笑いあり、笑いあり、笑いありのハートフルコメディでございます。(注目アイテムは装飾ゴテゴテの拳銃か)あれ? もう本題終わりぃ~!?(自分でビックリ) ひゃひゃひゃ、私は好きですよ、この作品。ごくまれに路上でキメポーズを真似したりしている……(汗)。7点評価だけれど仲間に入れてもらえますか?>高評価の方々
7点(2003-12-04 07:38:00)(笑:1票)
331.  恋におぼれて 《ネタバレ》 
恋人に去られたのに現実を受け入れられない勘違い男と、恋人に捨てられ復讐心に燃える女のストーカー話。男は天文学者で、女はカメラマン。男のほうは特技?を発揮して反射望遠鏡を設置し、元カノの部屋を覗き見。女もカメラマンなので映像部分専門かと思いきや音響のほうを担当する。見事なタッグプレイに感心の一言。元恋人同士がくっつき、これまた捨てられた者同志がくっつくという資源再生型ラブストーリーなのだ。はっきり言って、えげつない方法で新カップルを邪魔する彼らには、怒りを通り越して呆れてしまったが、それでも子どもっぽくジリジリと寄り添う二人には微笑がこぼれてくる。心と裏腹(もしくは深層心理に正直?)に身体から結びつき、おばあさんに無理矢理キスさせられて繰り返しているうちにその気になり、相手の元恋人に嫉妬したりごまかしたり……。挙げ句、『名犬ラッシー』(←シリーズ中どの作品かは不明)の映画をきっかけに、やっとのことでくっつくというじれったさ。何なんだよーっと苛立ちながらも、魅入ってしまった私は、映画のワナにかかってしまったんだろう。最後、拍手をしたくなった自分がなんとなく悔しい。
6点(2003-12-04 06:53:11)
332.  ハードロック・ハイジャック
『ダイハード』を小バカにしたような設定(笑)。↓のお二方につづき、アダム・サンドラーに1票を投じます。そもそもはブレンダン目当てで観たんですがねぇ~。少々(かなり?)お下品なんですが、人質の女性といい関係になったり、脅し文句を練習したりする彼に、げっらげっらと大笑い。こういうとぼけたコメディは好きですねぇ~。
6点(2003-12-04 03:14:03)
333.  許されざる者(1960) 《ネタバレ》 
ヘプバーン唯一の西部劇ですねぇ~。観る前は、あの都会派女優が西部女なんてできるのかぁ~?といぶかしんでいたんですが、けっこう様になっているので一安心。でも……ストーリーが進んでいくと、なんとヘプバーンがインディアン(確かカイオワ族だったような)の娘であることが判明。しかも顔にペイントまでしてくれております(すんごいサービス精神ですね 笑)。西部劇としては異色中の異色。なんたってヘプバーンがいる、なんてったっけなぁ~あの家族の名前、とにかくヘプバーンが育てられた家族がヒドイ。友好の印をかざしているインディアンを狙撃するは、真実を語っているサーベル爺さんを処刑するはの自分勝手さ。タイトル通り“許されない家族”なのであります。後味は最悪に近いかも。ただ、ヘプバーンのお母さんを演じたリリアン・ギッシュ(←この人はとっても気丈なんです)を中心に見どころはあるので、そこそこ楽しめた作品ではあります。キリスト教徒じゃないけれど「アーメン」。(注)ちなみにイーストウッドの同名作品とは何の関係もありません。
5点(2003-12-03 04:51:04)
334.  特攻大作戦
『めぐり逢えたら』で、トム・ハンクスとその友人が“男が泣く映画”として涙するのが、この『特攻大作戦』。女性陣が涙する『めぐり逢い』に対抗しているわけですが、やはり後者のほうに軍配が上がるのではないでしょうか。(私が女性だからかなぁ~、そうじゃないような気がするんだけれどなぁ~、どこが泣き所だったのか知りたいなぁ~)この映画、作戦勃発(勃発というのは変だが、この場合は勃発って感じ)→人集め→訓練→実行という基本的な流れでストーリーが進む。この中で一番楽しいのはやはり、訓練部分だろう。“地獄の訓練”といっているクセに、どこかのんびりとした訓練。普通、ドロドロになるまで身体を酷使したら、寝床に入ったら泥のように眠るわけだが、ここではみんなけっこう元気。無駄話をしてて看守に「早く寝ろ」と怒られたりしている。人の訓練中も他の人はダラダラ座って見ているし、けっこうなめているところはある。訓練は楽しげに進むのに、作戦実行になると、ドイツ人は男も女も皆殺しという汚さ。↓の方々も指摘されていますが、本当に汚い。最初、作戦を告げられたとき、リー・マービン扮する少佐は「この計画を考えた上層部には狂人がいるとしか思えない」と言っていた。まさしくその通り。できればリー・マービンの裁量でなんとかスマートなものにしてもらいたかったなぁ~。 
7点(2003-12-02 13:11:02)(良:1票)
335.  初恋のきた道 《ネタバレ》 
↓高評価コメントの方々と同じような感想。思い出は美しいほうがいいんです。ほら、自分だっていろんなコト美化してきているでしょ?少なくとも私は美化しております。失恋に終わった恋、想いがかなった恋といろいろありますが、子どもにね、「お母さんはこんなにお父さんのことを好きだったんだよ」と胸を張っていえる人生っつーのも、いいじゃないですか。あたしゃ、弱い人間なんで、恋愛ひとつに体当たり的な人生は怖すぎますが……。チャン・ツィイーのストーカー話もいいんですが、より感動したのは棺を運ぶ元教え子達の姿。雪の振る中、換わりばんこに棺を担ぐ。もう、それを見ただけで先生の人柄、温かさが伝わってきます。よく、あの先生のどこが……という意見がありますが、あの人柄だけで恋する理由は充分です。それを一目で判った彼女の直感はすばらしい。文革で投獄された先生が戻ってきて良かったのは、何もチャン・ツィイーだけじゃない。あの小さな村にも宝物が戻ってきたんです。ああ、このコメントを書きながら涙が出てきました。現時点では7点だったんだけれど、やっぱり8点にしちゃお。先日、親友(三十路を超えている)が「チャン・ツィイーのピンクの服を着た~い」とのたまわっていました。どう考えても似合うわけないのに(だってそうでしょ、あのモコモコを着た大人が日本の街を歩いている姿を想像してみてください)、あの格好をしたいとまで言わせる作品の影響力。そういうのが映画っていうもんじゃないですか?
8点(2003-11-30 17:19:59)(良:3票)
336.  ニューヨークの恋人(2001) 《ネタバレ》 
タイムトラベルものなのに、時間軸の整合性がとれていなかったのが惜しい。もっとストーリーを練ってくれたら、そのへんも解消されたのでは? さて皆様がおっしゃるように、メグ・ライアンは微妙なお年頃ですね。色あせるかあせていないかのボーダーライン上。私的には作品の中でメグが「華を捧げたのに」という言葉に反応しました。例えばジュリア・ロバーツなんかも自分で「口が大きいし……」(『プリティ・ブライド』)って言っている。微妙なラインにいる人って、こういうふうに自分のことを評価?するようなセリフが入っていると、それだけで安心できる。親近感が湧くっていうのかな、少々トウが立っていてもいいのである。ウンウン。で、肝心のストーリー。女性というのは“助けてもらう”設定にとても弱いのです。私も高校時代、財布を盗まれたことがあったけれど1個上の先輩が取り返してくれたことで胸キュンになったことがあります。しかも同じ苗字だった人なので「これって運命?」ってひとりで盛り上がっておりました(恥)。あれ?ストーリーじゃないな、コレ。まっいっか。私としては、もっと小物を利用してもらいたかったというのが本音。肖像画とか指輪とか。せっかく昔?住んでいた屋敷が残っているんだから、いろんな小道具が使えると思うんですよ。過去の世界の写真で決心するという設定ですが、よりアナログ人間の私としては、肖像画に描かれている人物が、どうも自分っぽいというところでヒューと生きる決意をするほうがオシャレなような気がするんですが。まぁ~、細かなことです。でも、そういった細かいことの積み重ねが映画って重要。やっぱりもう一押し足りなかったなぁ~って残念に思います。とある友人は、ヒュー・ジャックマンの貴公子ぶりに、遠い目をしながらうっとりしてました。でも私は、別れた後もいろいろ心配してくれる元カレがいるのが、いいなぁ~って思います。元カレに新彼女ができていないからこその設定でしょうが、そういう相手ならたとえ恋愛関係がなくなったとしても、「華を捧げて」もいいじゃないか。女として最高の理想は、相手が王子様であるってことじゃなくって、愛する人に愛されたうえで、素敵な男友達数人に大切にされるということ。ある意味、欲張りなんですが、理想だから欲張ってもいいんです。
6点(2003-11-30 13:25:40)(良:1票)
337.  麗しのサブリナ
むちゃくちゃ好きな映画なので、どうコメントしたらいいものか(悩)。主役3人の魅力もさることながら、ララビー家のお父さんやサブリナのお父さん、使用人仲間、パリの料理学校の先生など、魅力溢れる脇役がいっぱい。セリフまわしもオシャレだし、コネタもきいている。私はこの映画で、ビリー・ワイルダーが好きになったし、ヘプバーンもホールデンも好きになった。もしかしたら私が映画好きになった原点がここにあるといっても過言ではない。STING大好きさん、シザーハンズ大好き(ぐるぐる)さんに続くなら、私は「麗しのサブリナ大好き」と改名しないといけないかもしれないな。つまりは、それくらい好きなんです。
10点(2003-11-23 20:26:09)(良:4票)
338.  踊らん哉 《ネタバレ》 
アステア&ロジャースものとしては、ダンスはあんまり好みじゃありませんが、一見の価値はじゅう~ぶんにあります。いきなりラストダンスについてなんですけれど、ロジャースのお面を持った踊り子がワラワラ。ロジャースに肘鉄をくらわされたアステアが「ロジャースとどーしても踊りたい!」ってことで、踊り子たちにお面をつけさせるわけですが、そこにロジャース本人も乱入。自分のお面をつけて踊ります。設定としてはアステアがロシアのNo.1バレエダンサーなので、ちょっとキワモノっぽくなってしまったのかもしれませんね。それでもセントラルパークのローラースケートダンスは、とっても楽しいですよ。マスコミを避けているハズなのに、二人で楽しげに踊るのはどうかとも思いますが、こういう映画は細かいことを考えてはいけません(はじめはサングラスなんかをかけて人目を避けていた二人ですが、いつの間にか素顔で踊っております)。前半部分、二人がなかなか踊らなくてじらされもしましたが、後半のはじけ具合はハンパじゃない。アステア初心者の方にはこの映画から入るのはオススメできませんけれど(笑)。やっぱり『トップ・ハット』や『有頂天時代』の優雅なダンスから入ってほしいですね(←ひとりごと)。
6点(2003-11-23 03:13:13)(良:1票)
339.  ペティコート作戦 《ネタバレ》 
処女海戦を行うことなく、日本軍の攻撃にあって大破した潜水艦“シー・タイガー”を修復するため(物資が大幅に欠如している状態。トイレットペーパーすら半年たっても供給されない)、ホールデン大尉(トニー・カーティス)が倉庫などから盗んだり、盗んだり、盗んだり……(笑)。それで、なんとか修復?して(第一エンジンは黒い煙をバオ~ンとだしている)むりやり出航。潜水したら浮上できるのかどうかわからないまま、潜水するという大胆な艦長(ケイリー・グラント)の運を天に任せる決断力が光っている。で、ホールデン大尉は物資調達&寄港のたびに脱走囚や女性、食料用のブタ、あげくは妊婦、ヤギなんぞを拾ってきて潜水艦に乗せてしまうことに。物資不足は潜水艦に塗るペンキにまで及び、それぞれ量の足りない赤と白のペンキを混ぜてピンクの艦が出来上がる。ああ、むちゃくちゃなんだけれど、これが面白い。友軍からは、「わが国の潜水艦にピンクなんてものはない」と迎撃命令が出て攻撃されるし、日本軍の艦船を爆破しようとして目標を誤り、トラック1台を爆破。逆に攻撃目標にされるという体たらく。それでも、我が“シー・タイガー”号は走る。雑多な人(動物)を乗せて走る。で、なんでタイトルが“ペティコート”なのかって? 友軍に「米軍の潜水艦である」ことを知らせるために行ったのが、女性の下着を放出すること。それを手にした艦船の機長も「これは日本人のサイズじゃない」といって、ピンク潜水艦が友軍のものであると認め、危機一髪で撃沈をかわすというすごい作戦なのでありました。(注 あくまで戦争映画です。きっと、多分……)
7点(2003-11-23 00:19:16)(良:1票)
340.  七年目の浮気
「パンティを冷蔵庫で冷やしているの」はまだいい。でも「シャンペンを取ってくるわ。パンティと一緒に入れてあるの」というセリフはわざとらしすぎないか。マリリンは確かにかわいい。でも、このマリリンは小心者で下心のある男(主人公ですねぇ~)に都合よく描かれすぎていて、ちょっと食傷。浮気や不倫ネタをドロドロすることなく小気味よく見せるのはビリー・ワイルダーの得意芸なんですが、これはあざとい。どうも男の妄想はいろんな映画のパロディらしく、知っていれば退屈することなく見られたのかもしれませんが……。というよりやっぱり、脇役に活躍してもらわないと、私の求めるワイルダー作品にはなりません。あんまり魅力的な脇役いなかったもんなぁ~。残念っ!
4点(2003-11-21 10:43:17)
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