321. 明日に向って撃て!
《ネタバレ》 脚本が素晴らしいとの意見をよく聞きますが、この内容のどこにそう評するような特筆したものがあるのでしょうか? 銀行家の怒りをかって追っ手がつき、逃避行が始まる。てっきりここからロードムービーが始まるのかと思いきや、そのシチュエーションはぶっつり切ってボリビアに逃げる。ボリビアに着くと再び銀行強盗を繰り返し、今度は死ぬ羽目になる・・・ん~、わからん。 ただ、死に際でも陽気な二人というのはよかったです。彼らの生き様に1点献上。 [DVD(字幕)] 1点(2007-07-23 05:59:15)(良:3票) |
322. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 最高のシチュエーションに多彩な娯楽要素。キャラクターの内的ドラマに通ずるものがあれば、更に良かったけれど欲張りすぎかな。 解決へのハッタリも定番ですけど、楽しめました。 [DVD(吹替)] 10点(2007-07-22 18:55:09) |
323. ターミナル
《ネタバレ》 スチュワーデスとのロマンスを挟むことでかなり焦点がブレてしまっているし、彼に感化されたり、好意的になる周囲のエピソードはどれもが浅く、説得力に欠く。 故にそれによる展開もご都合的なものにしか映らない(清掃員の自己犠牲とか)。 シチュエーションのアイデアだけで満足しちゃったような作品。 しかし、裏付けがなくてもポジティブなメッセージを投げ掛けていれば、大概の人が好印象になっちゃうんだな~と感慨深い。 [DVD(吹替)] 1点(2007-07-22 08:12:53) |
324. 情婦
《ネタバレ》 初見の時はえらく感心した記憶がありますが、クライム・ストーリーにそこそこ精通した今、改めて観るとそれほど大したことない内容ですね(あくまでかつての衝撃ほどではないということで)。 それでも諸々の配慮には舌を巻く。弁護士が病気なのには、同情を誘おうするあざとさを多少感じてしまいますし(法定の場で病身を逆手にとる描写があれば、その印象は随分軽減されたと思う)、結局外れることとなるあのテスト(眼鏡の反射への反応を見る)はいらないんじゃないかな(そこそこクレバーな人としての造形を施されているので)。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-20 23:41:27) |
325. カレの嘘と彼女のヒミツ
全体の構成はスマートにまとまっている良作。 取って付けただけのハッピーエンドで減点。結末の準備は本編でしっかりしておこう。 [DVD(吹替)] 8点(2007-07-19 02:42:55) |
326. ターミネーター2
まず、設定に対する疑問が常に付きまとうのに減点ですし、敵・味方のパワーバランスの変化もない。 展開はあるけど構成が希薄。 見応えのあるアクション(巧すぎっ)に助けられてますね。 [地上波(吹替)] 5点(2007-07-18 03:45:04) |
327. フランケンシュタイン(1994)
初めてフランケンシュタインを物語として知った作品。 ホラーなのかと思っていたら童話みたいな内容ですよね。 [地上波(吹替)] 8点(2007-07-18 02:58:30) |
328. SF巨大生物の島
世界観を披露して終わるだけの内容なので、評価は低い。 でも、この映像は今では逆に新鮮で楽しめますね。 [地上波(吹替)] 3点(2007-07-17 18:31:44) |
329. バックマン家の人々
自分にとってはわざわざ映画にしてくれなくても十分身にしみてるような内容なので価値はありませんが、まとまっている文芸作品ですね。まあ、何のフックもない内容ですし、芸のない構成ですが。 [地上波(吹替)] 6点(2007-07-17 17:53:56) |
330. アイアン・ジャイアント
結構淡泊ですが、良く出来た秀作。 少年がロボットにそれ程執着するに至るエピソードがもっと欲しい。 [試写会(字幕)] 7点(2007-07-17 09:31:27) |
331. ミラーズ・クロッシング
《ネタバレ》 昔、ながら観していたせいで筋を把握できないままに終わらせてしまっていた。 改めて観てみたのですが、えらく込み入った内容ですね。 でも、素晴らしい。 唯一、不可解なのが、やはりあの時バーニーの死を確認しなかったことぐらい。 主人公の真意が明かされないことが多いので、解釈の仕方は多様になってしまう作品。 個人的には、主人公・トムはその都度、都合よく立ち回っていただけだと思う。ラスト、レオの去っていく姿を見つめる彼は、いい加減に行動したために失ったあれこれのことを省みているのでしょう。 私生活はふしだらだけど、ヤクザやらすと一級品ってキャラ設定なのかしら。 [DVD(吹替)] 9点(2007-07-16 20:39:43) |
332. バートン・フィンク
穿った見方をすればいろいろと意味深いのかもしれませんが、モダン・アートのようなものは受け付けない。 そちらに移行する前の追い込まれていく脚本家のシチュエーション展開は面白いと思うのですが・・・。 [DVD(吹替)] 2点(2007-07-16 12:27:58) |
333. 羊たちの沈黙
《ネタバレ》 内容的には大したことないとは思うのですが、シーンの作り方、演出の仕方が秀逸なんでしょうね。 「小羊の悲鳴は止んだかい?」のやり取りの後、再び殺人へと向こう姿は今でも鳥肌もの。 [地上波(吹替)] 8点(2007-07-16 06:09:36) |
334. 天使のくれた時間
クリスマスものは単純に好き。 よく知らないですが、向こうでは「悔い改める日」なのでしょうか。 日本のクリスマス文化にもそういう側面があればいいのに。 「地球へようこそ」はかわいいな。 [DVD(吹替)] 8点(2007-07-16 05:45:43) |
335. 3人のゴースト
「クリスマス・キャロル」の現代版。 単純にクリスマスのこういった類いのものには弱いんですよね。 日本のクリスマス文化にもこういった側面があったらいいのに。 [地上波(吹替)] 6点(2007-07-16 05:41:47) |
336. ブラザーズ・グリム
兄弟の確執を二人で窮地を乗り切ったというだけで解決させたようにみせるのには無理がある。 [DVD(吹替)] 5点(2007-07-15 01:53:21) |
337. バーバー
「いつか死ぬのに生きている」 この圧倒的な絶望を知りながらも尚生きている。 宗教に傾斜する者もあれば、自ら死を選ぶ者もいる。 どちらにも向かない者は、静かに首肯するのみだ。 ※コメンタリー視聴で、よりテーマの深淵をうかがえると思います。 [DVD(吹替)] 10点(2007-07-14 20:58:19) |
338. ビッグ・リボウスキ
かつては一番好きな映画だと公言していたこの作品。 しかし、今観ると随分とすっとぼけてますね。 かつての自分は単に駄目人間を愛する向きが強かったんでしょうね(今も好きですが)。 まさにラスト、カーボーイが言うように。 どんな人間でも生きていけるというのを活写してくれるだけで希望が見えてくるんですね。 高田純次を見ているような心地よさがあります。 かつて愛した作品ということで甘めの採点。 [DVD(吹替)] 5点(2007-07-14 20:23:35)(笑:1票) |
339. マッチスティック・メン
クライム・ストーリーだと紹介されるとそれなりに展開が読めてしまうような内容なのですが、ちゃんと主人公のドラマ処理に繋げているので天晴れな仕上がり。 [DVD(吹替)] 9点(2007-07-10 21:55:17) |
340. ノッティングヒルの恋人
スターとの恋というシチュエーションを楽しめた人だけの作品。どこにドラマがあるんだ、こりゃ・・・。 [DVD(吹替)] 0点(2007-07-10 16:23:26) |