361. オーロラの彼方へ
物語のあちらこちらに伏線が隠されていて、それが一つ一つ解き明かされていくたび「そうだったのか」と思ってしまった。サスペンスではあるけれども、それだけではなく、時を超えた親子愛というヒューマンドラマも充分に描かれている。アメリカのいいところは、やっぱり家族を一番大事に思ってるところだと思います。 7点(2003-12-06 03:08:26) |
362. ミッドナイトクロス
前半部分は結構だれる感じもするけど、後半にいけばいくほど緊張感が増すシナリオは見ていてとてもよかった。 7点(2003-12-06 02:54:28) |
363. グリース
あらすじも何も知らないで見たので、いきなり唄いだしたときは何事かと思ったけれども、あぁなるほどこういう映画かと思ってそのまま見ましたけど、とても面白かったです。オリビア・ニュートン・ジョンといったらジョン・デンバーの【カントリー・ロード】をカヴァーした歌手だと思ってたんで、出演してる事を知った時は「あれ、女優だったの?」と思ってしまいました。アメリカの高校生って、こんなに明るいものなんでしょうかねぇ。それはそうと、こういう時代の作品に登場するワルは今と違ってある種の“仁義”というものをきちんと持ってるような気がするんですけど、気のせいですかね。 7点(2003-12-06 02:47:20) |
364. デッドコースター
これは最初、ファイナル・デスティネーションの続編だとは知らなくて、同時期に劇場公開してたT-3とどちらにしようか迷って、結局T-3にしてしまって、見事カマされたんで、こっちにしときゃよかったな、などと思ってたらあっさり公開終了、某チャット仲間の方から「だからデッド~にしておけばよかったのにぃ」というお言葉を頂いた、個人的因果の強い作品なんですけど、見た感想は、ファイナル~よりも面白かったです(ただファイナル~と同じくホラーだとは思ってませんが…)。恐怖というより、後半の時間との戦いのスリル、冒頭のクラッシュ・シーンなどはそれは凄くて、これだけでも見る価値はあると思う作品です。よくグロいというコメントを聞きますが、今までかなりのキワモノ食いをしてきた私にとっては全然グロくもなんともなく、実にカラっとしてると思います(陰惨ではないということです。これはこの作品に限らず最近の殆どの作品に言えることですが。まあ世間一般の見方でははグロい類なのであしからず)ので、そういうのが苦手でなければ見てみる価値はあると思います。 7点(2003-12-01 03:31:08)(笑:1票) |
365. 身代金
《ネタバレ》 身代金ネタって結構あるような気がするけど、これは「え?マジ!?」と思わせる工夫がされてると思う。犯人との口論や身代金を懸賞金にするなどは正直やられたなぁ。実際にあんなことは出来ないと思うけど、確かに犯人が人質を無傷で返すとはやはり思えないので、これもアリ…かな。 7点(2003-11-30 04:11:15) |
366. スリー・キングス
映像が物凄くリアルなんですよねぇこれ。フセインの強奪した金塊を奪うという当初の目的から、その途中で遭遇したある出来事がきっかけで難民を助けるというようにストーリーが二転三転するけど、それはそれで面白いし、見せ所もきっちりと盛り込まれてる作品だと思う。 7点(2003-11-30 04:06:08) |
367. レナードの朝
今の自分は物凄く恵まれている、ということを教えてくれる。普段は気付かないけれども、こういった事態に陥って初めてそのことに気付く我々はなんと愚かなんだろう。この人たちに起こった奇跡は、薬の力ではなく、人が人を思いやるという心、そして、それらが我々に生きていることの素晴らしさを襲えるために起きたことなんだと思う。 7点(2003-11-29 04:46:43) |
368. 市民ケーン
時間軸を打ち崩してストーリーを語るという手法はここから始まったんだと思う。今でこそ様々な作品で流用されていて新鮮さには欠けているが、これをたった25歳でなし得たウェルズはやはり凄い。問題となっている“バラのつぼみ”という言葉の意外な正体がなんともいえない。 7点(2003-11-26 01:37:13) |
369. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 このテーマをここまでユーモアを交えて映像化したキューブリックはやはり只者ではない。さすがに核弾頭とともに飛んでいくシーンはある意味でインパクトがあった。そしてこの作品をキューブリックはどう落とすのかと思えば、「総督、立てます!!」(え!?)最期までユーモアと皮肉たっぷりの映画でした。 7点(2003-11-21 19:35:05) |
370. XYZマーダーズ
さすがは敬愛なるサム・ライミだ!死霊のはらわたの次はコメディか! この人、明らかに他の映画のパロディを入れてたり、挙句死霊のはらわたの効果音まで使って!マンガをそのまま映画にしたような映画だ。 何より主役よりも“ゲス男”のブルース・キャンベルのほうが、個人的にはいいキャラしてるように思える。 さすが、サム・ロブ・ブルースのトリオが作る映画はどこか違うぜ!最近ではスパイダーマンで、一躍ハリウッドのA級監督の仲間入りを果たしたサム・ライミだが、ファンとしてはこれらのようなB級をこれからも撮り続けてもらいたいものだ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2003-11-03 23:58:35)(良:1票) |
371. フロム・ダスク・ティル・ドーン
前半がクライム・ムービーで後半がスプラッタという、とてつもなく意味不明な作品。さすが!かの“ビヨンド”を名作視するタランティーノだけはある!しかし、この作品、面白い。ジョージ・クルーニーは渋さをたたえたかっこよさがあるし、タランティーノは切れキャラながらどこか憎めない存在感がある。そして、我らがトム・サヴィーニ!特殊メイク・アップ・アーティストでここまで出たがりの人物が果たしていただろうか?展開は最後に行けば行くほど無茶苦茶になっていくが、その分作品自体おヒート・アップしていく。これは1本で2本楽しめるお得な映画だ。 7点(2003-11-03 11:22:12) |
372. スキャナーズ3
スキャナーパワーを使って世界を支配しようとする姉と、それを阻止しようとする弟の話。表向きは超能力の話だが、真のテーマは薬害問題を背景にしたものに思え、一概に駄作とは思えないと思う。 7点(2003-11-03 10:51:11) |
373. THE LAST BROADCAST ジャージー・デビル・プロジェクト
題名で判るとおり、ブレア・ウィッチ・プロジェクトのバッタもん…と思いきや、実はこちらがオリジナル。作品の知名度ではブレア~の方が圧倒的に上上だが、擬似ドキュメンタリーとしての出来や面白さはこちらの方が断然上。しかも、文字通り驚愕のラストが用意されてます。そう、驚愕のラストが… 7点(2003-11-03 10:39:58) |
374. デモリションマン
《ネタバレ》 細かい突っ込みはいろいろとありますが、そんなことはもはやどうでもよく、スタローンとスナイプスの筋肉超人vs格闘超人の闘いというだけでとにかく熱いです。 スタローンは相変わらずな役で安心、スナイプスもひょうきんだけど実はむちゃくちゃ強い凶悪犯を好演していて楽しいです。まあ凶悪性はあまり感じられませんでしたが、それがこの人の味ですし。 しかしお互いネタにし合っているとはいえ、州知事になっちゃったシュワちゃんが“大統領”として説明されているくだりは、あのころのあらまだしも今なら有り得そうで怖いです(笑) そして、さりげなくジェフリー・ダーマーまで冷凍されていたとは…。 [DVD(字幕)] 7点(2003-11-01 12:51:40) |
375. 地獄の片道切符
特に90年代B級ホラーははずれが多い中で、この作品は以外や以外、結構な出来をしていた。ネタは、まあ要はゾンビモノだが、正確に言えばオカルトも少し絡んでいたり、恐怖シーンもきちんと入っていたりとホラーとしては申し分ない作品である。もっとも、B級好きくらいしかこんな作品は見ないだろうが… 7点(2003-11-01 02:37:55) |
376. 悪魔の赤ちゃん
傍から見りゃただのB級モンスター映画だが、実はこれ、薬害問題を扱った社会風刺だったりする。モンスターもとい異形の赤ちゃんは別に殺しが趣味なのではなく、ただ防衛本能が強いだけ、そのことに気付いた父親は最後、この子だって生きてんだと悲痛の叫びをあげる。作品自体もいかにもなB級だが、ストーーリーは割りとしっかりしていたりそれなりに恐怖シーンが入っていたりと以外に良作な1本。 7点(2003-11-01 01:05:43)(良:1票) |
377. トラ・トラ・トラ!
日米両軍の心理戦が交互に描かれ、最後の戦闘シーンはとてもダイナミック。戦争映画なのに戦闘シーンが最後というのは少し中だるみを感じるかもしれないが、同じ真珠湾攻撃を題材にした某映画と違って、こちらは日米両サイドからの正しい見方の下製作されているんで、充分にいい出来だと思う。 7点(2003-10-27 03:15:33) |
378. マスク・オブ・ゾロ
バンデラスカッコイィ~!ホプキンスもなかなかイケてたし、ファイトシーンもなかなかなもの。“Z”の文字に斬るところもかっこいい~。 7点(2003-10-13 04:19:46) |
379. スパイキッズ
この作品といいジェームズ・ボンドといい、なんかスパイじゃない気がするんですが…だって隠密行動しなきゃいけないのに敵に堂々と見つかるってありえないでしょう!…と、ここまでは作品の批評、感想とは一切関係ありません。えー、見た後の感想ですが、面白かった。ストーリーとかスパイ・ツールとか突っ込みを入れればきりが無いけど別に気にならない。子供向けの映画だとかって言われそうだけどあえて言わせてもらえば「子供向けでどこが悪い!!」まぁ、俺がまだ子供って言うのもあるかもしれないが要は感じ方の問題でごんすよ。歴史的名作などが好きな人(まあ、俺もそのうちの1人なんですけどね…)は恐らくはクズ映画とか思うかもしれないけど、たまには息抜きもいいんじゃないでしょうか?? 7点(2003-10-11 00:07:14) |
380. マチルダ(1996)
《ネタバレ》 ※2021年8月24日更新 とっても笑えるコメディ。実は高校の時、これのノベライズ版(原作の方ではない)を英語の授業で読んだのが知ったきっかけ、なのですが、とにかくマチルダが可愛い。そして大人たちの良い加減さ(笑) 両親はマトモに描くと完全に虐待なのですが、それを嫌味な笑いにするギリギリのラインですし、校長に至ってはもはや「んなわけねーだろw」といいうレベル。 ある意味、怖い先生をコメディ風に脚色し、さらに「子どもから見たらこんな感じ」をうまく表現しているのではないでしょうか。 聡明なマチルダですが、時々年相応の無邪気な笑顔を見せてくれ、変にませすぎていない点も面白く観られるポイントでした。 [地上波(吹替)] 7点(2003-10-06 18:30:09) |