361. ブレイド3
《ネタバレ》 これで最後~ということで、いよいよ始祖たるドラキュラ登場な訳なんですが、ん~、正直インパクトそんなにないですね。 闘うにしても素手+剣だし、特殊能力も他者への変身くらいで特にどーって事ないし、パワーアップするにしても↓皆さんも仰るとおりプレデタ○というかデミトリ?みたいな感じになっちゃいますしね。 ただ、日の光浴びても平気って部分は、本編でも言ってるように原作(吸血鬼ドラキュラ)に忠実なので評価できますが。 アクションについては、こういう肉弾戦が好きなので全然構わないのですが、もう少し長く撮ってもらいたいことと、歯切れの良いものにして欲しかったですね。 それからじーちゃんが死んじゃうのもどーかと思います。 友達と見る分には問題ないですが、一人で見るにはちと辛いですかね。 [DVD(吹替)] 5点(2006-07-09 00:34:24) |
362. アンダーワールド/エボリューション
《ネタバレ》 前作の出来がアレだったので全くもって期待はしとりませんでした。 幸いにも今回は驚異的な飛翔能力だとか移動速度だとかを見せてくれたので、前作よりは吸血鬼が超人的に描かれていた事がプラスといったところでしょうか。 しかし話の始まりからが前作を見ていないと置いてけぼりを喰らうというのは余にも不親切すぎやしませんかね? 吸血鬼が鎧着てるのもなんか妙な感じですし。 最強のはずの吸血鬼と人狼とのハーフもあんまり活躍の場を与えられてなかったように見えるし。 極めつけは始祖吸血鬼。どうにも迫力に欠ける。というか能力があんまりパッとしない(始祖なのに“小説版の伯爵”の能力の足元にも及んでないってどーゆー…まあ比べても仕方ないんだけど)。 まあ前作よりは楽しめたので、点数は5点という事で。 [映画館(字幕)] 5点(2006-05-21 23:28:34)(良:1票) |
363. ダ・ヴィンチ・コード
《ネタバレ》 「キリスト様には妻がいた!しかも娘までいた!!」と言われてしまっては、そりゃ敬虔な信者やヴァチカンは講義をするでしょうよ。 キリスト様は神様であって、カトリックは禁欲その他を強いて今まで厖大な利益(そして犠牲)をあげてきたんですから、今更キリスト様は人間で結婚もしていて天国への鍵は女性との云々と教義とまるで違う事言われれば、そりゃ枢機卿も「嘘っぱちです!買ってはいけません!!」と言うでしょうよ。教会は今までウソを教えていたという事で威厳(というか社会)が失墜しますからね。 …と、向うの方ではどえらい事になっているようですが、無神論者の多いこの日本の感覚で考えれば「だからどーした!?」の一言で片付けられてしまうんですよねぇ。 …とまあ、前置きは長くなりましたが、作品としては可もなく不可もなくといったところでしょう。長い原作といっても半分近くが回想と薀蓄の蓄積ですから、実際の時間軸に当てはめるとこんな仕上がりになるのは仕方ないでしょう(映画のほうでは幾つかの説について肯定派否定派両方の視点から描かれていましたが)。 まあ、それでも幾つかのなぞなぞは「ちょっとあっさり解き過ぎじゃない!?」というものもありましたけど。 しかしいくつかの場面の臨場感はなかなかいいと思いますし、特にラストの場面は音楽といいカメラといいよく出来ていたと思います。 元々原作の展開もイマイチだったので、ストーリー(題材ではなく)はイマイチなんですが、ラングドン教授役のトム・ハンクスをはじめ主人公以上の気合いが入ってるシラスを演じたポール・ベタニーやサー・リー・ティービングを演じたイアン・マッケラン、ファーシュ役のジャン・レノなどの演技は流石にすばらしいので、見て損はしないと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2006-05-21 23:17:31) |
364. 蝋人形の館
《ネタバレ》 確かにこいつはいままでのダーク・キャッスル製作作品とは一味違いますね。 大音響で驚かす演出だとか、いちいちじれったい行動を取る登場人物とかは少々痛手ですが、まず雰囲気が違う。 いままでの作品はどことなくユル~イという感じでしたが、こいつは雰囲気が結構おどろおどろしいです。 そして、残虐表現も頑張っている。というか、映画見てて久しぶりに「うごぁ~!!」という感じに見舞われました(笑)。 雰囲気もそれなりにあって、エロくてエグくて…まだこんな映画が作れるんだとしみじみ思ってしまいました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-21 22:23:22) |
365. ドッグ・ソルジャー(2002)
《ネタバレ》 こいつは久しぶりの快作ですね。 普通こういうネタを扱った作品ってのは前半はとにかくもったいぶった演出で引っ張って引っ張って、んで不完全燃焼で終わるという無残な結果に終わるのですが、この作品は早いうちから怪物の正体をばらして、もったいぶった演出を使わずに上手く緊張感が続く演出で見せてくれますから最後まで飽きません。 それに怪物に下手なCGを使わなかった事もプラスですね。 まあ暗くてよく判らんというシーンも無きにしも非ずなのですが、それが返って場の雰囲気を出してますし、スコットランドの伝承、軍の任務等という部分をすべて描ききるのではなくちょうど良いところで止めてあるという演出にも好感が持てます。 予告編で、「こんなにエキサイティングで暴力的な映画は死霊のはらわた以来だ」とか何とか言ってますが、確かに、近年のこういうシチュエーションの作品群の中では傑作の部類に入ると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-21 22:10:36)(良:2票) |
366. ダンウィッチの怪
《ネタバレ》 とりあえず前に撮ったビデオを見返してみました。 いや、確かにチープですよ。 でも、予算が少ない割には、ウィルバーの兄ちゃん(弟か?)の造形を、チープさが目立たないように何とか工夫してるあたり、憎めない作品だとは思うんですね。 原作の話の構成上、こういう変更も、仕方ないような気もしないでもないですよ。 冒頭のアニメーションだとか、音楽だとかは、なかなか良いと思うんですよ。 しかしですね、冒頭で字幕が“ヤグ・サハ”っていってる時点で、この映画の全容が、見えた気がしました…。 [地上波(字幕)] 4点(2006-04-08 02:56:00) |
367. ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター
30万人という驚異的な人数を動員した無料コンサート、観客は皆クスリでぶっ飛んでいて、いたるところで乱闘騒ぎ。ステージ上にハイになった連中が上がりこんできて演奏が中止される事など、今では考えられない、というか先ずありえないコンサート。 そして、それが最高潮に達した時、警備を担当していたヘルス・エンジェルスがハイになった黒人青年を刺し殺すという事件が起こる…。 この。ストーンズの歴史上、いやロック史上に残る惨劇として知られる「オルタモントの惨劇」を捕らえたのがこの「ギミー・シェルター」。 劇中でミックがSympathy for the Devilを演奏している時に言う台詞「これをやると絶対何かが起こるんだ」に表現されるように、始る前から何かが起こる予感がしていた。 この、ロック史に残る名曲でありながら、ロック史に残る惨劇に拘っているいわくつきの曲Sympathy~。しかし、だからこそ俺はこの曲が好きだ。邪悪さゆえのカリスマ性が心を捉えて離さない。これとキング・Cの21世紀の精神異常者、イエスの危機は俺の生涯のベスト・ソングだ… って、レビューがとんでもなくあさってな方向に飛びすぎちゃったけど、とにかく、ストーンズが最もストーンズらしかった時代、ロックが最もロックらしかった時代の遺物として、見ておく価値は充分にあると思う。点数は、これは面白い面白くないの基準で測る映画ではないので5点、+様々なヒットナンバーが聞けるので1点の計6点という事で。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-07 01:07:25)(良:1票) |
368. ヘルハザード/禁断の黙示録
《ネタバレ》 邦題でかなり(というか物凄く)損をしている映画です。 原作はラヴクラフト「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」。ラヴクラフトの作品の中でも最高峰と目される作品の一つです。 ラヴクラフト原作の映画化は駄作というのが常ですが(代表選手がダンウィッチの怪など)、これは舞台こそ現代に移し、多少の脚色はなされていますが、割と原作に忠実に描かれています。 しかし、最も注目すべきは一つのホラーとしてしっかりと作られているということです。 ある謎が浮上して、その謎を解明するにあたって身の毛もよだつ真実に行き当たる、とう定番のストーリーですが、序盤から落ち着いた描写で丁寧に話が進んで行きますので、安心して見ることが出来ます。 また、血や肉が散乱した場面や実験の失敗作等醜悪な怪物は出てきますが、直接的な描写はないので、この作品のもつゴシックホラーの雰囲気と上手く溶け合っています。 とくに、終盤近くの地下洞窟の描写は雰囲気が出ていて良いと思います。 映画化されたラヴクラフトの作品の中では(原作の良さを伝えていると云う点で)大変よく出来た作品だと思いますし、一つのゴシックホラーとしてもかなり上位に位置する作品だと思います。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-04 22:53:09) |
369. 電撃フリントGO!GO作戦
《ネタバレ》 世界中のどんなスパイ、どんな悪党が束になって掛っても倒せないであろう最強スパイ。それがデレク・フリント!! 空手、フェンシングの達人で、バレエの先生で、料理にも詳しくて、物凄い機能を備えたスパイツールを持ってて、マイペースで、大金持ちで、女に持てて、頭が良くて、どんな危機も顔色変えずに乗り越えて、おまけに“自由に死ねる”…。 こんな奴、どうやって倒せって言うんだ!? と、余にも超人過ぎるフリントの活躍が見ものの本作。 007のパロディですが、アクションも適度に挿入され、スパイらしく敵の本拠地に潜入する場面もあり、テンポもよくって、下手したら本家よりも面白い作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 01:29:31)(良:1票) |
370. サランドラ
《ネタバレ》 “全米38州で上映禁止!いま恐怖の頂点を極めて戦慄のジョギリ・ショックがやってくる!!”…と、なにやら大それた宣伝文句がなされていた(らしい)本作ですが、↓カズゥー兄貴とへちょちょ様のコメントを読んでいただければわかる通りすべて“嘘っぱち”です。 まあ、いまでこそこうした壮大なる宣伝文句はC(以下)級映画では常套手段ですが、中でも観客の怒りを買ったのがかの有名な“ジョギリ”だったわけです。 勿論、そんなジョギリなるもんは出てきません。コンマ1秒たりとも。 凶器は拳銃や普通のナイフなど、どこにでもあるような平々凡々なもんです。 ということで、そうした“宣伝の洗礼”を受けた人々が怒り狂ったわけで、じゃあそうした宣伝に惑わされずに端から期待しないで見れば、意外といけるのでは??と思い、見てみたら、案の定、意外といけた…………………………訳ありませんでした。 なんつーかですね、こう、恐怖の対象がはっきり見えてしまうというか。「悪魔のいけにえ」を元にしたストーリーなのでしょうが、あちらには“狂気”という最大の持ち味があったのに対し、そうしたものが本作ではしっかり灰汁抜きされてますので、インパクトは殺人一家のうちの約1名のみ。 しかもエピローグも何もなしに犯人を殺したその瞬間唐突にエンドロールが始まりますので、余韻に浸る暇さえありません。 しかし、こうした下積み時代があったからこそ、今のウェス・クレイヴンガあるというわけですね。そうした事を考えると、この作品も、まあ評価できるというものでしょう(というか、そう云う形でしか評価できない…)。 [DVD(字幕)] 3点(2006-04-02 01:13:14) |
371. SPIRIT スピリット(2006)
《ネタバレ》 相手をただ倒すためのものは殺人術。ともに競い合い、互いに高めあうのが武術…そんなことを考えさせてくれる作品でした。 アクション面では集大成というだけあって実に多彩な動きをしていました。 素手、剣術、棒術は勿論、久しぶりに見た三節棍など、実に華麗な動きを見せてくれました。 中村獅童の動きも様になっていたのでよかったですし、何よりもその役柄、日本古来の武道精神を持った人物という設定が良かったです。 最後といっているので、次はないのか、という心配はありますが、久しぶりの、本当の意味で骨のあるカンフー映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2006-04-02 00:53:48) |
372. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
《ネタバレ》 原作は指輪物語と肩を並べるものだと知ったのはついこの間の事ですが、正直なところ、指輪の後では霞んでしまう…。 その主な原因といては、CG…ではなく、尺の長さだと思う。 指輪は三部作ではじめて一つの物語を形成するものであり、それによって「なんかわからんけど長さだけでも壮大な話なんだなぁ」という存在感を誇示してるのに対し、この作品、物語と世界観を描ききるには少々早足で駆け抜けていくような感じで、何となく「なんか物足りないような…」という感じが残りました。 まあ、第一章ということなので、あまり長くしても仕方がないといえばそうなんだけど…。 それ以外は、合格ラインだと思います。 大軍勢による戦闘だとか、氷の城だとか、クリーチャー達の造形だとか。 特に二刀流の女王様はなかなか格好良かったなぁ。 特に血生臭い場面(アスランの場面はちと小さな子どもには辛いかも知れん)もなく、(大人の鑑賞に堪えうる云々はまた別として)ファンタジー映画としては良く出来ていると思います。 何はともあれ、この作品もシリーズ化するようなので、次回作に期待する事にしましょう。 [映画館(字幕)] 6点(2006-04-02 00:10:05) |
373. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 いかにもB級の人というか、そういった発想が色々なところにちりばめられていました。 確かにアトラクション的なつくりをしているので、考えてみるというよりは感覚で見るのが正しいのかもしれません。 それぞれの子どもは出身のお国柄を表してるということでしょうか?まあ、多分考えすぎでしょうけど。 それにしても今回もジョニー・デップは癖のあるキャラクターを熱演していたと思います。天才気質と云うか、カマっぽいと云うか(笑)。 あとは、色々な小ネタが散りばめられている点でしょうか。2001年宇宙の旅だとか、サイコだとか。 個人的には、「これってビートルズのわけなのかなぁ」とか「腕ぐるぐるぶん回してるのってピート・タウンゼントのつもりなのかなぁ」など、映画とは別の部分でも楽しませてもらいました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-03-17 02:50:05) |
374. ヘルダミアン/悪霊少女の棲む館
《ネタバレ》 原作ラヴクラフト「名状しがたいもの」。という事で出来るわけもない映像化を無理矢理しております。しかし“ダミアン”はないよねぇ。 まあ、原作となっているけど例によって例の如くほぼ別物。安直なスプラッタ・ホラーとなってます。 なかなか姿を見せない怪物やエッチしてた奴らは皆無意味にグロく殺されてしまうなど、この手の映画の王道を突き進んでます。 しかし、主人公である我らがカーター君は友達が助けを求めてんのに平然としすぎ、しかも調べ物に没頭するという「お前なんか違うだろ」的な行動をやらかしてくれます。 一大学生のはずなのにネクロノミコン読み解いちゃうし。 ただ、ネクロノミコンの呪文で蝋燭の炎を点けたり消したりしてる姿は、遊んでるみたいでちょっと笑いました。 …と、普通に考えても全員「お前ら何がしたいんだ」的な行動をとるこの作品。最後はカーター君の呪文で少女…とは程遠い化け物が封印されてめでたしめでたし…。 この後ストーリーは、「ヘルダミアン2/甦る魔獣伝説」…ではなく、「ダーク・ビヨンド/死霊大戦」へと(強引に)続いていく………らしい。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-02-28 05:24:23) |
375. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 まず画面が暗い。冒頭はまるでホラー映画かと思うくらいでした。突っ込むのはどうかと思うんですが、やっぱり都合が良すぎです。小説の世界なんて人が考えたもので、都合よく事件が起こってくれなきゃ話が展開しないのは判りますが、もう少し、必然的に事件を起こすことは出来なかったんでしょうか?本作でついに闇の帝王が復活して、長いプロローグからやっと本編が始まったといった感じですが、一つの作品で見ると、前作の方が良くできていたと思います。 [映画館(字幕)] 5点(2006-02-06 02:01:44) |
376. ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー
《ネタバレ》 別にメンバーは特別イケメンという訳でもないし、演奏技術もずば抜けて凄い訳ではない。しかし、世界のトップに上り詰めたストーンズ。なぜか?思うに、その時代その時代で徐々に変化し続けるとともに、その根底には、しっかりとロックンロールの魂が宿ってるからじゃないだろうか?冒頭のアンダー・アイ・サムからエンジン全開。ど派手なステージ効果やアグレッシブな演奏で見てる間は圧倒しっぱなし。特に最後のブラウン・シュガー~ジャンピン~サティスファクションは言うことなし。その後は壮大な打ち上げ花火でライブの余韻を味わえる。もう殆ど完璧。惜しむ事は唯一つ、不朽の名曲「悪魔を憐れむ歌」が歌われてない事だ! [DVD(字幕)] 9点(2006-02-06 01:51:30) |
377. わが街(1991)
《ネタバレ》 時たま流れてくる穏やかな音楽とどうという事のない日常の雰囲気が見事なアンサンブルを奏でていてとても良いです。ちょっとしたことが人生の転機になる、そんなことを教えてくれる映画。群像劇ですが、人数も程よい数ですし、何よりも、ラストのグランド・キャニオンの雄大な景色は、冒頭でサイモンが言っているように、自分の悩みはなんとちっぽけなんだろうというような浄化の効果をもたらしてくれます。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-06 01:40:53) |
378. ナショナル・トレジャー
《ネタバレ》 冒険映画のお手本的な存在でありまた最高峰でもあるインディシリーズを超える事はもはや不可能。という事で、それ前提の鑑賞。舞台がジャングルや砂漠ではなく主に博物館などという点がなかなか斬新で面白かったし、前半の独立宣言書を盗むあたりなどは、泥棒映画のようなギミックがあってなかなか面白かった。しかし、謎解きや危機に直面した時の脱し方が実にあっさりしすぎているので、そう云う点は肩透かし。あとは、他の方も仰っている通り、登場人物が約1名を除き誰も死なないという点は好感がもてる。簡単に人が死ぬ不健康な映画が多いこの時代、こういう健康な映画は実に貴重な存在だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2006-02-01 04:05:23)(良:1票) |
379. プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング
《ネタバレ》 女の子(といっても小さい子限定?)が憧れそうなテイスト盛り沢山ですね~。しかし流石ディズニー、たとえ結末が判り切っていようが決して暗くせずに終始明るく見る事が出来る作りには好感が持てます。前回同様、クラリス女王ことジュリー・アンドリュースもまだまだ健在のようだし。というか中盤のパジャマパーティの場面はマリアとトラップ一家のその後を見ているようで、なんだか懐かしい?気持ちになりました。そうそう、ラストのあの必殺技(といっても本当の技じゃありませんよ)まさかこの映画でも見ることが出来るとは思いませんでした。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-30 02:11:31) |
380. ダニー・ザ・ドッグ
《ネタバレ》 元々アクションが主体の映画にストーリーなんざそれほど求めてるわけではないので、本作もストーリー面では全く期待していなかったのだけれど、結構良かった。突っ込みを入れるもんなら、どうしてダニーは小さいころの記憶がないんだとか、あそこまでどうやって強くなったんだとか、いくらでも入れられるんだけど、そこら辺は深く考えても仕方ないので、物語の進行を見ていくと、無機質な殺し屋というか人間でなかったダニーが次第に人間の心を取り戻していくという過程は見ていてなかなか良かった。アクションの面でも、使ってるのがカンフーではないので華麗な動きというより喧嘩のような感じがするけど、似非空手家?との便所バトルはすごいというか、そんなところでお前ら闘えるのか?と聞きたくなってしまうほど。明らかに天国の扉をくぐってるはずのボブ・ホスキンスが平然と登場するあたりは「お前は化け物か?」と問いたくなるけど、まあ深くは考えないでおこう。ラストはとりあえず一件落着、しかし個人的にはピアノをもっと聴かせて欲しかった。アクションは少ないながらなかなか見ごたえがあり、ストーリーの方も悪くはないので、近年のアクションでは良い出来をしていると思う。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-22 04:49:25) |