421. グラディエーター
復讐劇だと思って観ていたので、それを全うするまでの主人公のモチベーションをどう設定するのかと興味を持っていたのですが、全く違う展開だったので、それはそれで興味津々で観れました。 でも、かなり回りくどい展開ですね。主人公に感情移入するには複雑になり過ぎの気がします。 [地上波(吹替)] 7点(2007-03-26 14:20:42) |
422. マトリックス
否定的な意見の人にアクションに違和感ありすぎだの、懲り過ぎだの、というものがあるのですが、この作品の世界観はマトリックス内で知覚したものをどれ程疑うかによって、その強さを増すという設定。 作り物の世界の中でいかに自意識をコントロールするかであって、アクションが超人的な描写になるのも、それぞれのイメージによるもの。 だから、この設定では全く不自然ではないのですが、どうもそれ自体を正確に理解してない人がいるみたい。 この作品以後ワイヤーアクションを取り入れて不自然になっているものが目立ちますが、それらは確かに不自然ですね。 こういった類のSFとしては、かなりわかり易く大衆娯楽にもってきた作品で評価に値すると思います。でも、SFや哲学に疎い人にはピンとこないところもあるのかな。 [映画館(字幕)] 7点(2007-03-26 14:16:53) |
423. X-メン
見せ物としては満点に近いのですが、物語として観ちゃうと・・・。 状況悪化や状況解決のために設定を追加するのはナシ。 [地上波(吹替)] 2点(2007-03-26 13:04:03) |
424. ウディ・アレンのザ・フロント
最後の決断をするには動機が不足な気もするけど・・・まあ納得(ウディ・アレンが演じてたからかな)。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-26 12:59:49) |
425. 12モンキーズ
この内容で恋愛要素を入れるのには無理があるでしょう。いかにもハリウッド的。 [DVD(吹替)] 9点(2007-03-26 12:56:42) |
426. ユージュアル・サスペクツ
物語を求めると詰まらない内容ですが、映画ってこんなのもありなんだと教えてもらいました。 オチを知ってから観たのですが、楽しめましたよ。 [DVD(吹替)] 10点(2007-03-26 12:53:10) |
427. ゴースト/ニューヨークの幻
途上で霊体である主人公が現世のものに干渉する術を修得するわけだが、その設定が曖昧。作家の都合でしか使用されない。 [地上波(吹替)] 5点(2007-03-26 12:48:25) |
428. ヒズ・ガール・フライデー
《ネタバレ》 確かに展開は楽しめるのですが、あのまとめ方はないでしょう(展開も事件を都合よく使っているだけなのでご都合的)。 彼女が自分の性分を再確認し、新聞記者は辞めないという決断をするまでは納得いくけど、よりを戻すところまでいってしまうのには呆れてしまう。その向きを出すのだとしても今後、よりを戻すかもしれないに留めるべき。ハリウッドは昔からそこら辺の自制が効かないんですね。 それに、そもそもあんな不実な元夫の策略がまんまと成功しても観客は快く思わないだろうし。 この作品が未だに名作として扱われているのが不思議。かなり諸々の配慮を欠く作品。 [DVD(字幕)] 4点(2007-03-26 12:34:18)(良:1票) |
429. サイドウェイ
冒頭の情報処理は小技の栄える見せ方ばかりで「巧いっ」の連続。 そこら辺は非常に心地良く観れましたし、期待させられた。 しかし、最後の展開。あれでは理解を示してくれた彼女にすがっているようでしかない。あの電話がなく、彼女の元を訪ねていればそれなりに成立していたと思う。 個人的には物語に於いて趣味や価値観の合う相手との付き合いが巧くいったからといって何が面白いんだと思ってしまう(そこに焦点を当てた話でないことはわかっているのですが)。 [DVD(吹替)] 1点(2007-03-26 12:28:56) |
430. バットマン ビギンズ
「起承転結」でいうところの「転」に移行してやっとこの作品の意図がわかり「なるほどな」と感心させられた。それまでは単なるヒーロー誕生までの説明話なのかと辟易していたけれど・・・。 「誕生秘話」という宣伝文句自体がフリだったの? さすがクリストファー・ノーラン。 しかし、そこにいくまでがかったるかった。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-26 12:21:25) |
431. クラッシュ(2004)
エピソードを繋げること自体はたいした芸当だとは思わないけれど、それぞれに仕掛けを配し、ひとつの作品に仕上げているのにはたいした苦労でしょう。 殆どが相関図上の繋がりでしかなかった「ラブ・アクチュアリー」なんかより数百倍の苦労だ。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-26 12:17:20)(良:1票) |
432. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
女性記者にとっては他人事の域を出ていないためにスリラーとして仕上げるには支障がある。 [DVD(吹替)] 5点(2007-03-26 12:12:56) |
433. 北北西に進路を取れ
展開自体は面白いと思うのだが、その全てにリアリティーのあるシチュエーションが組まれておらず、動機が不十分のままに進むあまり不愉快にすらなる。 そこら辺をしっかり設定できていればそれなりに楽しめる作品になったと思うのだが・・・大味なプロットだけを用意して強引に進めただけの脚本家の怠慢。 [DVD(字幕)] 2点(2007-03-26 12:10:55) |
434. ミスティック・リバー
内容、展開ともに特筆するものはないが、監督、役者の確かな力量のおかげで精度は高まっている。 [DVD(吹替)] 6点(2007-03-26 12:05:45) |
435. インソムニア
型通りの堅実な作り。 濃霧による視界不良、不眠症による意識混濁といったシチュエーションの使用はテーマにも繋がり「うまい」の一言。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-26 12:02:03) |
436. Mr.&Mrs. スミス
ああいった組織があの程度のことでこんな派手なことをする方が問題あるだろ、という疑問を観客に抱かせること自体がコメディとしての伏線なのでしょう。 展開するに従ってチープになっていく内容。しかし、それに反比例するかのように派手になるアクション。よって伏線はより効果を増す。 イベントとして映画を楽しむ人向け。もっとコメディだと売り文句を出していた方が総体的な評価は上がっていたと思う。 [DVD(吹替)] 5点(2007-03-26 11:59:16) |
437. デイ・アフター・トゥモロー
お父さん、あんたが行って何になるんだよ、という疑問が晴れないままに終わった。 この人、避難勧告を出さなければならないと主張するような状況を熟知した人なのに個人(仲間3人)で救出に向かうって・・・いくら家族のためだからといって動機不足でしょう。 [地上波(吹替)] 1点(2007-03-26 11:54:03) |
438. ミニミニ大作戦(2003)
殆ど一直線な内容。 前半の準備部分をもっと手早く処理してもらいたいところ。 あとは・・・まあ中身をとやかく言うような映画じゃないからね。 [DVD(吹替)] 4点(2007-03-25 14:16:46) |
439. アトランティスのこころ
各々の情報が有機的な意味合いをもっていないように思うのですが。 いかにもスティーヴン・キングといった語り口で引っ張られましたが、煙に巻かれたような結末でした。それもキングっぽいと言えば、ぽいのですが。 [地上波(字幕)] 2点(2007-03-25 14:02:21) |
440. Mr.インクレディブル
新しいピクサー作品ですね。いまさら外部から新しい風を入れるなんてやりますね。見事に成功。 単身では失敗するが、次なる機会は仲間の協力で成功するという単純なプロット。しかし、娯楽に徹した見せ方や演出で秀作に。 個人的には家族の繋がりなんてわかりきってることだから、魅力に欠けます。 「カリオストロの城」も同じプロット(こちらは最初から次元もいるけれど)ですが、ルパン一味の関係性でそれをやるから魅力あるんだな~。 [試写会(字幕)] 8点(2007-03-25 05:24:24) |