441. バットマン ビギンズ
「起承転結」でいうところの「転」に移行してやっとこの作品の意図がわかり「なるほどな」と感心させられた。それまでは単なるヒーロー誕生までの説明話なのかと辟易していたけれど・・・。 「誕生秘話」という宣伝文句自体がフリだったの? さすがクリストファー・ノーラン。 しかし、そこにいくまでがかったるかった。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-26 12:22:42) |
442. クラッシュ(2004)
エピソードを繋げること自体はたいした芸当だとは思わないけれど、それぞれに仕掛けを配し、ひとつの作品に仕上げているのにはたいした苦労でしょう。 殆どが相関図上の繋がりでしかなかった「ラブ・アクチュアリー」なんかより数百倍の苦労だ。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-26 12:17:20)(良:1票) |
443. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
女性記者にとっては他人事の域を出ていないためにスリラーとして仕上げるには支障がある。 [DVD(吹替)] 5点(2007-03-26 12:12:56) |
444. 北北西に進路を取れ
展開自体は面白いと思うのだが、その全てにリアリティーのあるシチュエーションが組まれておらず、動機が不十分のままに進むあまり不愉快にすらなる。 そこら辺をしっかり設定できていればそれなりに楽しめる作品になったと思うのだが・・・大味なプロットだけを用意して強引に進めただけの脚本家の怠慢。 [DVD(字幕)] 2点(2007-03-26 12:10:55) |
445. ミスティック・リバー
内容、展開ともに特筆するものはないが、監督、役者の確かな力量のおかげで精度は高まっている。 [DVD(吹替)] 6点(2007-03-26 12:05:45) |
446. インソムニア
型通りの堅実な作り。 濃霧による視界不良、不眠症による意識混濁といったシチュエーションの使用はテーマにも繋がり「うまい」の一言。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-26 12:02:03) |
447. Mr.&Mrs. スミス
ああいった組織があの程度のことでこんな派手なことをする方が問題あるだろ、という疑問を観客に抱かせること自体がコメディとしての伏線なのでしょう。 展開するに従ってチープになっていく内容。しかし、それに反比例するかのように派手になるアクション。よって伏線はより効果を増す。 イベントとして映画を楽しむ人向け。もっとコメディだと売り文句を出していた方が総体的な評価は上がっていたと思う。 [DVD(吹替)] 5点(2007-03-26 11:59:16) |
448. デイ・アフター・トゥモロー
お父さん、あんたが行って何になるんだよ、という疑問が晴れないままに終わった。 この人、避難勧告を出さなければならないと主張するような状況を熟知した人なのに個人(仲間3人)で救出に向かうって・・・いくら家族のためだからといって動機不足でしょう。 [地上波(吹替)] 1点(2007-03-26 11:54:03) |
449. ミニミニ大作戦(2003)
殆ど一直線な内容。 前半の準備部分をもっと手早く処理してもらいたいところ。 あとは・・・まあ中身をとやかく言うような映画じゃないからね。 [DVD(吹替)] 4点(2007-03-25 14:18:09) |
450. アトランティスのこころ
各々の情報が有機的な意味合いをもっていないように思うのですが。 いかにもスティーヴン・キングといった語り口で引っ張られましたが、煙に巻かれたような結末でした。それもキングっぽいと言えば、ぽいのですが。 [地上波(字幕)] 2点(2007-03-25 14:05:45) |
451. ファインディング・ニモ
漠然とした情報から漠然と息子探しのロードムービーが始まる(何をすれば息子を救えるかという志向が示されないままなので辛い)。 息子の安否も定かでない中「家族愛」という観念だけで行動されても、脅威は見えず、締まりのない出来に。 [試写会(字幕)] 3点(2007-03-25 09:20:46) |
452. モンスターズ・インク
《ネタバレ》 元々子供の喜びにはエネルギーがあるという設定にするのではなく、子供とのふれあいの中でそうしてはどうかという発想にこぎつける展開の方がいいと思う。 元々そうだったという設定ではどうにも取って付けた感が否めないので。 [試写会(字幕)] 8点(2007-03-25 05:10:53) |
453. フィッシャー・キング
《ネタバレ》 好きな場面は人助けをして自信を取り戻したジャックが連れ添った相手と距離を置きたいと無思慮な態度に出る場面。 自己愛に支配された人間の本音ですね。 それに、バリーのために聖杯を盗みに出向くのも結局は他人のためにリスキーな行為をできる自分を確認(肯定)するのが最大の動機であって、彼のためというのは二の次でしょう。 しかし、それも自分ではない人がいるという希望と可能性のひとつ。 弱く、脆く、ずるい我々を肯定し、希望を教えてもらえます。 [DVD(吹替)] 10点(2007-03-25 04:21:49) |
454. ツイスター
材料は全て用意しているのにあまり巧く活用しないままに終わっている。 [地上波(吹替)] 5点(2007-03-23 02:36:36) |
455. ソウ3
決断内容がある分「2」よりは上出来だと思います。 ただグロイシーンが無駄に濃く、長い。 「1」に魅せられた人も決してそういったものに魅力を感じたわけではないでしょう。 とりあえず次作にどう繋げるのか、多少は興味あります。 しかし、ジグソウのオッサン何がしたいの?(笑) [DVD(吹替)] 6点(2007-03-22 23:21:26) |
456. メメント
冒頭の謎、中盤のサスペンス、ラストの意外性という三拍子を時間軸をいじることで構成する。思い付いたところでなかなかやろうと思いませんよ、こんな内容。 それをここまでわかり易く作り上げるなんて・・・拍手。 物語ではないので、ミステリー好きでなければ辛い人もいるでしょうね。 [DVD(吹替)] 10点(2007-03-21 16:08:42) |
457. ショーシャンクの空に
日本人は努力と根性なんてのが好きなんですね~ [DVD(吹替)] 2点(2007-03-21 03:42:31)(笑:1票) |
458. アンタッチャブル
アル・カポネは悪党である、と知っていることを前提に作られているので詳しくない私にはもっと説明が必要に思えた。 大体禁酒法自体が問題あるだろうという認識ですし。 [地上波(吹替)] 5点(2007-03-21 03:37:31) |
459. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
しっかりとした因果関係を設定することなく、求める展開を「バタフライ効果」という出来合いの理屈を都合良く使って構築し、観客を納得させようとするのでは芸を感じられません。 単なる作家の怠慢だ。 毎回最悪の結果になるのには理由がいるでしょう。だって、それによって主人公は決断するぐらいなんだから。 [DVD(吹替)] 5点(2007-03-18 07:43:06)(良:1票) |
460. 閉ざされた森
《ネタバレ》 気持ち良く騙されました。 終盤では「ワイルドシングス」的失敗(観客の視点をなくしてしまう)をしてしまうのかと不安でしたが、見事に締めてくれましたね。 でも、もうちょっと時間を使ってキャラクターを客に認識させる必要があったように思う。 映像も観づらかったし。 まあ、推理ものでしかないわけですから、それと知らずに観てしまった人やミステリー好きでなければ楽しむ要素はないでしょうね。 劇場まで行って観たいとも思えない、もう一度観たいとも思えない・・・自分にとってもこれ系の作品にはある限界を感じます。 この脚本家「ゾディアック」の脚本もやってるんですね。そっちが楽しみになってきた。 [地上波(字幕)] 7点(2007-03-18 05:14:34) |