461. ギャラクシー・クエスト
良いですね~こういうの。真面目にギャグをやるって類、好きですよ。テレビ番組の俳優たちが本物の宇宙戦争に巻き込まれるっていう破天荒なストーリーとか、「あなた方を手本にしてみました」とかいってセットや小道具を本当に実用化しちゃってるところとかね。かと思えば少し感傷的なシーンなんかもあったりととっても面白い映画です。結構マイナーだけど、シガニー・ウィーバーとかアラン・リックマン、サム・ロックウェルなんかも出てて意外に濃いキャラ選択だなぁなんて思ったりしました。 8点(2004-11-08 04:39:18) |
462. スクール・オブ・ロック
ウチの場合、「ロックはダメ」というよりむしろお母ちゃんがロック好きなのでこーゆー「ロックは有害」とか「ロックは下らない」って言ってるお父ちゃんお母ちゃんの意見はちょっとばっかし「なんで?」ってな感じなんだが、そんな立場だから言えることは「別に良いんでない?好きなんだから」ってこと。そもそも「ダメ」といわれれば逆にやってみたいって衝動が一層強くなるのが人間ってモンだし、嫌いな奴や肌に合わない奴は他のジャンルに行くわけで、要は頭から貶すんじゃなくて“人には添うて見よ馬には乗ってみよ”ってな精神で行けば良いんじゃないかなって事を言いたいわけです。…と、本作品の精神に則り特に誰というわけでもなく抵抗してみたが、いい加減長くなってきたので前振りはここらへんで切り上げるとしよう。他の方も指摘しているように、天使にラブ・ソングを2とプロットは大体同じ。大したトラブルも無いし強引なエンディングとか、他人の意見を無視して「これこそがロックだッ!!」と自分の意見を押し通すデューイとか、荒を捜せばきりが無い。でも、それはそれで良いと思う。だってこれはストーリーを見るもんじゃなく音楽(ロック)を体全体で感じる類の映画だから。天使にラブ・ソングをとかのコメントにも書いたけど要は「楽しければ何でもおっけ~」なのだ。だからこの映画は感性に任せて見ればいいんだと思う。♪I said I know it's only rock'n roll But I like it! 8点(2004-11-08 04:27:57) |
463. クローン
《ネタバレ》 お!なにやらこの手の映画にしちゃ点が結構高い。といいつつ自分も楽しんだクチです。設定とかは良くある“近未来の全体主義国家でどーのこーの”ってな感じですが、意外に見せてくれる脚本とか、普通のストリート・ファイトにすれば良いものをあえてカンフー映画の如くバック転蹴りや飛び後ろ回し蹴り等サービス精神旺盛のファイト・シーン、敵をおびき寄せる(かく乱させる)為の作戦とかスリルがあって良かったと思います。僕も初めのうちはハサウェイ少佐が怪しいなぁと睨んでたんですが、冒頭で“オーラム”という苗字だけで名前が表示されていない事が伏線になってると知った時はやられたぁって思いました。初めから予想すれば出来なくもないエンディングですが、それでも予定調和に終わらせなかった事が大いにプラスの方向に働いてると思います。久しぶりにラストで「お~そう来るかぁ」と思わず唸ってしまった(良い意味で)ので、今回は7点を献上したいと思います。 7点(2004-11-04 23:25:56) |
464. チアリーダー忍者
《ネタバレ》 ほほいほいほい、こーゆー映画はまさに俺様ちゃんの専門分野じゃ~い!ってなことなんですが、いきなり出遅れてますね~。そう、こんなにもこの作品を見るのが遅れてしまったのには訳があるんですね~(え?誰もテメーの話なんか聞きたくねぇって?まあそう言わずに)この作品の存在を知ったのは、そう、確か8月後半頃。同じアルバトロス配給の「バーサーカー」を見てたときに偶々予告編が入ってたんですね。んで、そのあまりの下らなさに“落胆”して、「これは是非とも見なければ!!」と思ったまではいいものの、リリースされた当初からなぜか貸し出し中になってたんですね。しかも何週間も(笑)世の中ってのは不思議ですねぇ(笑)さて、この作品の思い出話はこれくらいにして、一体どんな感じだったかってーと、もー勿論期待道理“落胆”しまくりましたよ~。もう落胆度数MAXって感じです。どんな風に落胆したかってぇのは↓で皆様が様々なコメントを寄せているので僕が今更ながら説明するまでも無いでしょう。ていうか、説明してたら投稿文の上限を恐らく超えます。がしかし何も書かないってのもアレなんで一応言いたい事は書いときますね。簡単に言うと下ネタばっかで作りも安っぽいんです。なんかミョ―に古臭いノートPC使ってたり、アクションシーンでいきなり俳優がダッチワイフに摩り替わったり。後半の「巨大ロボット同志の戦い」なんてもーね、コメントする気にもなれないくらい安っぽいんです。でもね、時たま“ニヤリ”とするシーンはあるんですよ。「1.21ギガワットォォォ!!!」とかね。ただ、ニヤリとはしても決して笑えるというもんじゃないんで、誤解しないで下さいね。普通の精神状態の時に見たら間違いなく逆上します。落ち込んでる時、追い詰められてる時も然り(当たり前)。何時もより(非常に)上機嫌で、お金と時間と心に大きなゆとりがあって、それで尚且つ興味が(もし)出たとしたら、見てみてもいいと思います。ただ、その際の責任は一切負いかねますがね(笑)。 1点(2004-11-03 21:37:50)(笑:1票) |
465. デイ・アフター・トゥモロー
「ID4とどっちが良い?」と聞かれれば僕はID4と答えるでしょうね。でもこっちもまあまあといったところでしょうかね。CGに関しては今じゃこういう描写は見慣れてるせいかインパクトは殆どないけど、それでも迫力がないというわけでもないし、それなりにスリリングな展開もあって普通に鑑賞する分には合格ラインかと思います。ただ、やっぱり冒頭の東京の描写がアレだったり、米国大統領の説教で幕を閉じる展開はちょっといただけないかな~と思うので少し減点。あとは、世界規模で異常が起きてるのに描かれてる範囲が少し狭いかなと思います。点数は、映画自体は5点、あとは、津波がNYの摩天楼群を次々に飲み込み、人間が流されていくシーンで「うわ~、楽しそ~♪」なんてあさってな考えが頭をよぎったので、おまけして6点(笑)。 6点(2004-10-31 22:16:15) |
466. ノック・オフ
なんかアクションシーンがどっかで見た事あるなぁと思ってたら監督がツイ・ハーグで武術指導がサモ・ハン・キンポーね。確かに、主役はジャッキーでもいいですね。アクションシーン自体はまあまあな方だけどちょっと短いのと、時々変なエフェクトがかかる映像とかがちょっといらないかな。でもヴァン・ダムの映画の中ではなかなか面白い方ですね。5点。 5点(2004-10-28 18:38:29) |
467. オクトパス
突然変異の怪物(海洋生物)が潜水艦を襲撃…ん~なんかリバイアサンやザ・デプスを思い出してしまう。あからさまにCGと判るクリーチャーは大目に見ても大体死ぬ人間が特定できるって時点でやや興ざめ。出来としてはザ・グリードと五分五分って感じかなぁ。それにしても巨大タコとは…なんか船乗りの伝説を現代風にアレンジしたみたいですな…。5点。 5点(2004-10-23 23:12:20) |
468. DENGEKI/電撃
《ネタバレ》 ストーリーはなんか複雑ですけど、最後の方になると「あ~、それであそこでラトレルは相棒を殺さなかったんだ」と納得できるのでまだ良い方かと。アクションの方はと言えば、微妙にマトリックスを意識してると言った感じですね。珍しくアクロバティックな技を決めてますし。まあ、セガールの交通整理の警官姿や机に挟まってそれを取るためにぶっ壊す姿など、ところどころ笑えてくる場面もありますし普通に楽しめる作品だと思います。 6点(2004-10-23 22:58:42) |
469. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
確かにこれほどまでに大規模なプロジェクトってのは数えるくらいしかない。が、しかし、正直な事を言わせて貰えば、1作目、2作目、3作目と見てきた中でこれが一番微妙だった。確かに見せ場はちゃんとあるし、長さを感じさせない展開ではあるが、映画史に名を連ねる史劇超大作を見てきた自分にとってはどうも人間対CGのクリーチャーに臨場感を求める事が出来ない。この映画を製作するにあたりCGその他それに類する技術が不可欠であった事は認めるが、生身の人間たちが繰り広げる血沸き肉踊る戦闘シーンの気迫等には到底及ばない。それにストーリーも、原作のように名作と謳われるまでには至っていない、というかやたらに長い戦闘シーンのせいで人物の描写、物語の根幹にあるものが蔑ろにされてされて全く深みが感じられない。そもそも小説が名作になる条件ってのはストーリーもそうだが、やはり読み手が、そこに書かれている世界観を想像したくなったり、「次は一体どうなるんだ?」といったような意欲をそそる言葉づかいや言い回し、表現方法をしてこそ「名作」というものになるんだと思うし、それをそのまま映画にしたところで、根本的に表現の方法が違う映画が傑作に仕上がるわけがない。これによって「バッド・テイスト」や「ブレインデッド」等のカルト・ムービーを撮っていたジャクソン監督がアカデミー賞を取るような大物監督になってのはファンとしては嬉しいとも思うが、その反面で彼の映画愛溢れるB級作品を見られないと思うと、また悲しいものがある。 6点(2004-10-15 23:54:18) |
470. 死霊のはらわた(1981)
【十戒】が俺の映画人生の出発点ならこの【死霊のはらわた】は云わば終着点、到達点に位置する作品。とにかく、中1の時に初めて見た時のその衝撃は今でも忘れられない。山小屋という限られた空間を極限まで使って表現された恐怖。仲間は皆死に絶え、1人孤独に取り残される主人公。外では風が不気味な唸りを上げ、幻聴が主人公の思考を狂わす…オカルト、心霊という独特の恐怖テイストにさらにスプラッタの要素が加わり、これまでに無いほどの恐怖感覚を生み出している。皆さん笑えるとかコメディとか仰ってますがそう感じるのも当然です。真の恐怖と真の笑いは表裏一体な存在なのですから。未だかつてこれを超える映画には出会えていないし、これからも出会うことは絶対に無いであろう。それくらいにこの映画は素晴らしく、また怖い映画であり、我が人生の永遠のBEST1ムービーである。 10点(2004-10-14 02:48:31)(良:1票) |
471. 親指タイタニック
オリジナルが好きな人には申し訳ないがあの冗長すぎる作品をよくぞ26分で纏め上げた!と個人的には評価したい。 4点(2004-10-13 04:15:00) |
472. ザ・フォッグ(1980)
西洋の怪談話を映画化した感じですけど、いまじゃこういう王道を行くホラーってのはなかなかないですね。桐の向うには何があるんだろう?という心理的恐怖を煽る描写は上手いと思いますし、70~80年代のホラーに良く見られる「いかがわしさ」も十分あると思います。画面の暗さも申し分ない。やっぱりはっきり見えるより少し見え辛い方が怖さが伝わってくる。絶叫クイーンことジェイミー・リー・カーティスとマリオンことジャネット・リーの共演も嬉しいところ。エイドリアン・バーボーの、淡々と事件の詳細を語る語り部的役もいいほうに働いてる。ラストはやっぱりカーペンター。安直な終わり方にしないのはこの頃からですな。適度な古さが逆にホラーとしての雰囲気を盛り上げてる佳作ですな。 7点(2004-10-13 04:10:43) |
473. トランスポーター
《ネタバレ》 冒頭のカーチェイスのところで「なんかTAXiに毛が生えたような映画だな~」と思いましたが、その後はどっちかって言うとトリプルXみたいな感じだったでしょうか。とにかく色んなもん詰め込んで見ました、って感じでした。格闘シーンは、まあまあ頑張った方ではないでしょうか。その他は、なんか必然性に欠けるシーンが目立ったかな。でも、後半の格闘シーンで、「ドラゴン怒りの鉄拳」のブルース・リーのように次々と相手を蹴り倒していくジェイソン・ステイサムは格好いいと思いました。 5点(2004-09-28 12:59:26) |
474. U-571
《ネタバレ》 私はまだUボートを見てないんですが、まあそれが吉と出たのかそこそこ楽しめました。まあ、確かにアメリカ軍主体に描かれていたりと色々とツッコミどころもあるんですが、それは今に始まった事でもないんで敢えて無視します(笑)。しかしながら主演のマシュー・マコノヒーやハーヴェイ・カイテル、ビル・バクストン等は結構光ってたと思います。でもやっぱり一番存在感があったのはボン・ジョンジョヴィ…もといジョン・ボンジョヴィですかねぇ。それにしても暗号機エニグマとかってのを見ると、やっぱり「我がナチスのォォォォォ、科学技術はァァァァァ、世界一ィィィィィィィィィィ!!!!!」だったんでしょうかねぇ(笑) 6点(2004-09-20 18:30:47) |
475. マイ・ハート、マイ・ラブ(1999)
こりゃ群像劇って言うよりはなんか大家族のヒューマンドラマって感じだったな。言うなれば「電話で抱きしめて」の大人数版って感じ。ショーン・コネリー等の豪華キャストと、時折挿入される街の情景や場を盛り上げるBGMはいいけれど、各登場人物のつながりやそれぞれのストーリーを深く掘り下げていない分、ありきたりのものになってしまっているって感じかな。5点。 5点(2004-09-13 18:51:48) |
476. ショート・カッツ
《ネタバレ》 群像劇の達人と言われるだけあって、やはりアルトマンの構成は目を見張るものがありますね。3時間と言う時間の中、20人以上の登場人物の描写を余すところ無く、しかも少しずつ絡ませながら一つの大きな物語を紡ぎ出してく手法は圧巻。しかもそれでも飽きさせないところがすごいです。ただ、確かに飽きなかったんですが、人物一人一人の人間描写が引き込まれるほど深く描かれていないように見受けられました。それに確かにマグノリアと設定がダブってるところもありますが、やはり僕はマグノリアのほうがずっと優れていると思います。PTAの書き上げた脚本や人間描写の手法も素晴らしかったんですが、やはり一番の違いはラスト。両者とも自然災害(○○が降ってくる、という災害は過去にも報告されています)によって今までの苦悩等が一度リセットされる、という点では共通ですが、地震よりもカエルの方がそのインパクト、すべての不条理を否定し、また肯定すると云う意味合い、そして過去を洗い流し救済すると言う意味合いが遥かに強かったからです。まあ、哲学などの類が嫌いな人は、地震の方が判りやすく、好まれるのでしょうが…。 6点(2004-09-09 16:03:34) |
477. 親指スター・ウォーズ
「なんか久しぶりにスター・ウォーズ(旧3部作)見返したいな~。でも時間ないしな~…」てな時にこの作品を見ましょう。余計オリジナルの方を見たくなります。 6点(2004-09-08 16:35:01) |
478. バーサーカー
《ネタバレ》 相変わらずジャケットだけは気合い入りまくってるアルバトロス製のゴアゴアスプラッタ・ホラー。こういった悪魔のいけにえスタイルの作品は大体外ればかりなので今回のぶっ飛びようにもまあ大目に見れるといったところでしょう。ただ後味悪いのは別にいいとしてエンドロールがこんなにウザいと感じたのは初めて(どのようにウザいかは実際に見て確かめてください・笑)。いや、ある意味では「ご苦労様」と一言言ってあげたい気もするんですが。しかし、特記するシーンが一つ。前半、壮年~老年期のライダー達が殺人一家の家を訪れた時にそのうちの一人が殺され、後半その仲間が彼らに復讐しに行くと言う場面で、明らかに真っ先に殺されてしまうような余生幾許も無いであろうお爺さんが実は最後まで生き残り、殺人一家の一人である皿投げ男を殺すというシーン。このシーンは前後のストーリー展開からしても爽快感抜群のシーンであり、ここだけは100点満点といっていいでしょう。 3点(2004-09-06 16:10:47)(良:1票) |
479. 地上最大のショウ
映画に拘らず演劇やサーカスなど人が拘ってる娯楽ってのは華やかな表があればこうした地味で過酷な裏もあるんですよね。裏でどんないざこざがあっても舞台に立てば明るく演技しなきゃならないし、お互いのプライドをかけた戦いであっても観客はそんなこと知る由もなく、ただ目の前の演技に息を飲むばかり。実際自分も、空中ブランコ乗りどうしの熾烈を極める戦いを危なっかしいものを見るような目で見ていた。ホント、高いところが苦手な人は冗談抜きで冷や汗物でしょうね(笑)たとえ名物ブランコ乗りが落下して怪我を負おうが、列車が脱線してテントやその他の道具がオシャカになろうが何食わぬ顔で人々に笑いを提供する、その不屈の精神に完敗(乾杯)です。 8点(2004-08-30 13:11:12)(良:1票) |
480. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
前作でみんなの反感を買ったせいか、ジャージャーの出番がさらに少なくなってる…大丈夫だよ、ジャージャー、みんながどう言おうと俺は君の味方だからね…で、話を映画に戻しますと、個人的にはさっきも言ったとおりジャージャーの出番がかなり少ないのがショック。でもその他は、なかなかなもんでしたよ。相変わらずナタリー扮するアミダラは可愛いし、アナキンはダークサイドの影がなりを潜めるようになり一層傲慢になって、次回作の期待を高めてくれるし、ユアン扮するオビ・ワンは、アレック・ギネスの勇壮には劣るものの風格が増してきた(ように見える)し。でも今回はなんと言ってもクリストファー・リー扮するドゥークー伯爵(ダース・ティラナス)とマスター・ヨーダの対決。実年齢でもかなりのご高齢にも拘らず相変わらず気合い入った演技してくれますね、この方は。恐らくこの作品一番の見せ場でしょう。で、点数は、ストーリー云々は面白いけどやはりややCGに頼りすぎかな~ということで5点、でもヨーダとドゥークー伯爵の戦いがいいのと、ナタリーの可愛さ、ジャージャーにエールを贈る意味でプラス1点の計6点。 6点(2004-08-20 15:04:59) |