481. キートンの白日夢(成功成功)
《ネタバレ》 彼女にいい所見せようと見え張った手紙を送るも、実際はひと騒動もふた騒動も起こしている展開はなかなか面白かったです。 中盤以降の小道具を使った笑いやアクロバットな演技はさすが。 ただラストは皆さんおっしゃるようによく意味が分からなかったというか、ある意味バッド・エンド? 副題が「成功成功」ってついてるのも、やっぱりちょっとわからなかったです(笑) [DVD(字幕)] 6点(2021-07-30 01:25:23) |
482. キートンの鍛冶屋
《ネタバレ》 キートンがひたすら馬や車を汚したり壊したりする展開に終始ニヤリとさせられます。 派手な作品を期待するとあまりそうでもないのでちょっと期待外れですが、風船浮かせて車を支える、とか、追いかけっこの最中に車がどんどん犠牲になっていく、とかはなかなか面白かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2021-07-30 01:10:05) |
483. ジャングル・クルーズ
《ネタバレ》 ディズニーーランドでも人気のアトラクションの映画化ということで、過去作以上にポリコレへの配慮だかなんだかが顕著で観ていて非常に違和感を感じてしまったのが正直なところ。 序盤での「檻に入れられた」動物を助ける場面にしても唐突に同性愛を仄めかす発言にしても、終盤の「女性がリーダーの部族がすごくまとまってた」発言にしても、「それここで言う(やる)必要ある?」といった感じで、物語にちっとも絡んできてないのがものすごく気になってしまいました。せめてやるんだったら最後まで動物助けたり、潜水艦浮上しても勝手に川に飛び込んで逃げずに戦ったりとか少しは展開に絡めろよ、と言うのが第一印象です。 じゃあ、面白くないかと言えばそんなことはなく、冒頭からインディ・ジョーンズやロマンシング・アドベンチャーみたいな冒険もののテイストですすみ、勝ち気なヒロインはハムナプトラの如し。 中盤からの展開はパイレーツ・オブ・カリビアンですが、アトラクションに乗ってるかのようにコロコロと変わる場面に迫り来るアクシデントアギーレ率いる魔物の不気味さやロック様の頼もしさ、そして終始テンションを上げてくれるスコアの数々といいところも沢山ある楽しい映画だったので、個人的に感じた違和感がもう少し少なければもっと素直に楽しめたのに、と思ってしまいました。 僕が偏屈なんだけな可能性も大ですが。 [映画館(吹替)] 6点(2021-07-29 19:18:43) |
484. ボディ・ターゲット
《ネタバレ》 ボディ・ターゲットってなんだよって思わずツッコミ入れたくなってしまいます。原題結構格好いいのに(笑) ヴァン・ダムの役柄はこれまで景観だとか軍人だとかキック・ボクサーだとか、とにかく拳で語る役柄が多かった気がしますが、今回はちょっと影のある主人公。アクションもありますが、母子との親交を交えたちょっと感動系のストーリーで見せる感じで、たまにはこういうのも悪くないのかな、と思いました。 ラストのくだりなどもなかなか余韻の残る終わり方ですし、結構好きな部類です。 ただ、いい意味でのむさ苦しさがほぼないのと、格闘戦についてはもう少し映えるもの(ハイキックだったりスピンキックだったり)があればなぁというのが正直なところでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-22 16:50:15) |
485. ヒルズ・ハブ・アイズ2
《ネタバレ》 前作からガラッと趣を変えて、今度は軍人が主人公。当然武器もそろっているはずなのですが、訓練ということで弾薬その他は必要最低限。 それなので、例えば「エイリアン2」のように壮絶な撃ち合い合戦、みたいなものを期待すると肩透かしを食らうのですが、限られた装備で生き抜くという点で考えれば今作も十分面白い作品でした。 結局あいつは味方なの?とか、気になる点はいくつかありますが、ゴア描写は前作同様結構すさまじいし、時間も短いので深く考えずに楽しむことができました。 [DVD(字幕)] 6点(2021-06-27 02:27:27) |
486. モータル・コンバット(1995)
《ネタバレ》 21世紀になっても未だ続編が出続けている残虐格闘ゲームの実写版、というか我らがボンクラ、(ダメな方の)ポール・アンダーソンの初期作。 結構ダメ映画?みたいな感じですが、意外とまともに作ってあります。 ↓みなさんも突っ込んでいる通り、冒頭から流れる「モォータルコンバァーット!」としか叫んでいない(笑)BGMもなかなかツボですが、結構話が単純で世界観に入り混みやすく、ゲームの設定とか知ってると色々と笑える場面が多いです。 なんで人間界守るために武術大会なの?とか、なんで10回勝たないととかそんなめんどくさいの?とか気にしたら負け。原作ゲームも半分以上が残虐なフィニッシュブロー、フェイタリティ(究極神拳)を楽しむようなものだから良いんです。 ゴア度はマイルドになりましたが、一応フェイタリティの数々も再現されていますし、後半になれば格闘シーンも結構見応えあるものになってきます。 ただそれと同時に、結構敵側もあっさりやられたり、単調になったりするので終盤になると飽きてくるのですが、それもご愛嬌ということで。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-06-20 02:23:04) |
487. フランケンフィッシュ
《ネタバレ》 なんだかまたしょうもないな~とか思っていましたが、皆さんの言う通り意外にまともに作られていてびっくり。 展開はほぼピラニア(フライングキラー)などと一緒、チープな映像や特殊効果、中盤までがあまりにも地味でパッとしない、などいろいろと突っ込むところはありますが、この手のランクの作品にしては結構ストーリーというか展開、状況描写が丁寧なところ、いつ襲われるかわからないパニック映画の鉄則などば結構しっかりとしていたと思います。 後半から、黒幕のハンター?がようやく出張ってきますが、ちょっと盛り上がりが少ない&出てくるのが遅すぎなのが痛い所。 ですが、序盤から適度にゴア描写が挿入され、時間も短いこともありなかなかよくできていると思います・ [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-06 19:41:29)(良:1票) |
488. ブレインダメージ
《ネタバレ》 まるで男性のアレのようなエルマーの造形は、はじめはキモイな~とおもっていましたが、なぜだか後半あたりから愛着がわくようになりました。 なんだかんだで脳内麻薬を求めてしまう主人公が悲しい所ですが、それにしてもよくこんな内容を思いつくなと感心してしまいます。 極めつけはラスト。 普通だったらそのまま爆発、という感じで終わらせるところを、あふれ出る幻覚が光となって世界に放出される、なんて普通の感覚では到底考えつかないでしょう(笑) [ビデオ(字幕)] 6点(2021-06-06 19:36:16) |
489. エクソダス:神と王
《ネタバレ》 十の災いがこれが奇跡だ!と言わんばかりの描写ではなくあくまで「天(天災)が味方しれくれた」という描き方だったり、紅海が割れる場面も引き潮によるものだったという描写。十戒を授かる場面もあくまでモーゼの中の“神”のお告げ(と思わせるような描写)によって自分で彫るなど、出エジプト記をというストーリーを変な幻想物語ではなくあくまで史実といった感じで描いていたところには好感が持てる。 ただ、歴史スペクタクルが観たい僕は、どうしても大移動の場面が死人の行列のように淡々としたものに見えてしまったり、件の紅海の場面でもいまいちインパクトに欠けてしまった。 何より終始「神様、俺にどーしろっちゅーねん!?」とボヤいてるモーゼなんか見たくないんですよ。 もうひと押し、何かインパクトが欲しかったなと思う。 [映画館(字幕)] 6点(2015-01-31 20:27:27) |
490. 死霊のはらわた(2013)
《ネタバレ》 オリジナルの「死霊のはらわた」は僕のオールタイム・ベストですからリメイクされると聞いた瞬間から期待なんぞしてませんでした。 と言ったら言い過ぎですが、反面コメントでブルースが「観終わった後にボクに謝りに来るだろうね!」と豪語するからには、やはりそれ相応の期待もあったわけです。 で、結論としては、↓あにやんさんの言うとおり、最近の勘違いホラーに多い「とにかく残虐に」「とにかくシリアスに」という点のみを追求したただのスプラッタになってたわけです。 もちろん、本家の「一人ずつ順番に連れてくゾ~」というシェリルのエフェクトのかかった声を引用したり、いつの間にかネクロノミコンに仕立て上げられてしまった死者の書がちゃんと「ナトラム・デモント」に戻ってたり、例の車やソードオフの2連ショットガン(しかも律儀に左撃ち)が出てきたり… と本家ファンを喜ばす仕掛けは多々あるんです。 しかし、このオリジナルの持ち味は残虐表現のほかに笑いと恐怖のあいまいな境界線や16ミリの粗い画像からにじみ出る何とも言えない淀んだ雰囲気、おどろおどろしさだったはずなのに、きれいな画像と、「麻薬治療」なんてストーリーを複雑にしたせいで持ち味が台無しなうえに本家以上に突っ込みどころ満載な作品になってしまっています。 しかし、リメイクといえどこの作品をスクリーンで観ることができたことはうれしいことですし、何よりラストのアレはオリジナル信者にとっては反則技です(笑)あれですべてが許せてしまいました。 それなので、本来はもう少し低くつけたいのですが、今回は6点ということで。 [映画館(字幕)] 6点(2013-05-04 21:04:27)(良:1票) |
491. エルム街の悪夢3/惨劇の館
《ネタバレ》 脚本にフランク・ダラホンが参加していたり、メイクにマッド・ジョージ、出演でローレンス・フィッシュバーンに主題歌ドッケンというやたらと濃いメンツ。 フレディ出生の秘密という、シリーズのキーとなる設定もさることながら、1作目のヒロイン・ナンシー&親父が再登場と云うことで一応これが正式に続いている作品なんでしょう。 中盤までは少々かったるい展開でしたが、後半の夢の世界でのギミックや現実世界での骸骨フレディとの対決など、なかなか楽しい展開があるので結構楽しめました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-07-11 02:47:04) |
492. 肉の蝋人形 (1953)
《ネタバレ》 中盤の身意味に長い呼び込み師の場面は3D作品として作られた故のものでしょうが、あそこだけ妙に浮き出て不自然に感じられます。 まあ、あとは、弱そうに見えて実はやたらと強くて元気な人形師等々、設定やストーリーは33年のオリジナルとほぼ一緒ですが、若干ストーリーをシンプルにして入り込みやすくしているので結構見やすいです。 まあ、面白さで言えばどっこいどっこいなんですが、こちらの方が、どうして人形師が蝋人形に死体を埋め込むようになったのか、という心理描写が若干明確にされているので、オリジナルの点数にプラスして6点と云うことで。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-11 01:42:31) |
493. ザ・ライト -エクソシストの真実-
《ネタバレ》 エクソシストの真実~…ということでこうした実話ものがどれほど“実話”に忠実に描かれているのか怪しいものですが、本作はホラー映画というよりは宗教映画に通ずるものがあると思います。 勿論、恐怖描写はホラー映画のそれですし、終盤のA・ホプキンスの変容および悪魔祓いの描写なども迫力があるのですが、本作はまず“キリスト教の神&悪魔ありき”の状態で話が始まりますから、信者ならまだしも聖書もろくに知らない我々にとっては恐怖の対象にはなりえないからです。 まあ、同じ“実話を基にした”という触れ込みの「エクソシスト・トゥルーストーリー」よりは画面的にも栄えるので、そちらよりは観ていて面白いですが…。 [映画館(字幕)] 6点(2011-06-11 17:19:49) |
494. パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
《ネタバレ》 奇人、変人、常人何でもございのジョニー・デップに舞台出身の実力派ジェフリー・ッラッシュ、世界最強の不良オヤジことキース・リチャーズに怏々しいBGMでは信頼のハンス・ジマーの楽曲と、個性豊かな面々が揃っているにもかかわらず物語にあんまり起伏が感じられませんでした。 冒頭の裁判所、および王宮脱出シーンなど、見せ場と思われるシーンでも、盛り上がる場面のはずなのに画面の“タメ”が一切ないため、どうしても盛り上がれませんでした。 初登場の女海賊アンジェリカも、綺麗ですが妖艶とまではいかず、また他の方も仰ってますが親玉の黒ひげのキャラクターがどうしても前作までのアクの強い敵役に負けている気がします…というよりバルボッサに完全に食われてます。 本作、唯一心躍った場面が、バルボッサが心中を語る場面、そしてラストの黒ひげの剣を掲げ帽子を被る場面…完全においしいところを持っていっています。 前作の大団円の後、心機一転とばかり設定をリセットして作られたのはいいですが、この作品群独特の、ゆるっとした描写に、そろそろ飽きてきました…といいつつ、バルボッサ船長の健在と、キースが見られたということでおまけして6点。 [映画館(字幕)] 6点(2011-06-11 16:40:12) |
495. アイランド(2005)
《ネタバレ》 冒頭の“近未来”の造形は無機質でなかなか素晴らしく、クローンは人間か否かというテーマや派手なアクションなど、見応え充分な作品ではあるのですが、前半部分が少々情報過多になっている気がして、“生存者の正体”や虫の発見、“アイランドの事実”と云った印象的であろう場面がどんどん過ぎ去っていく気がします。 まあアクションが売りの映画+予告で半分ネタばれしているような作品だったらしいので突っ込んでも仕方ないのでしょうが。 打って変わって中盤以降の逃走劇は少しくどいかなぁと思ったり。ただ後半になるにつれてまたスリルが増してきて巻き返し、と云った感じですが、何故彼女を捕獲した時点で身体検査をしなかったのか等、雑な部分もチラホラ。 終盤の余韻がよかっただけに、あと一歩と云ったところでしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-22 02:24:50) |
496. 狼男アメリカン
《ネタバレ》 同年に公開された「ハウリング」と何かと比較されがちですが、とにかく、リック・ベイカーによる狼変身シーンは圧巻。 近年では「ウルフマン」でも仕事をしていますが、この時代の特殊メイクが自分には肌に合っているようで…。 物語は、冒頭は正統派ゴシックホラーの趣ですが、舞台をロンドンに移してからはどちらかといえばブラックユーモアを交えた作風になります。 登場する度に腐敗が進んでいく友人や、主人公に殺され、亡霊となってこの世をさ迷う羽目になった犠牲者たちが一堂に会す場面はなんともいえない場面です。 全般的に、それ程じめじめしない物ですが、テーマは結構陰気、そしてラストシークエンス(ロンドン市内でのクラッシュは結構見ごたえあり)で一気に現実に突き戻されるように唐突に終わるので、もう少し余韻を大事にしてほしかったですねぇ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-20 02:33:55) |
497. ゾンビランド
《ネタバレ》 それこそゴミくずのような作品が無尽蔵にあるゾンビ映画の中にあってこれは意外とよくできた方。 しかもともすれば人体破壊見本市のような修羅場の映像集になりがちな(もしくはそれだけ映しておけばよい)この類の作品にのなかにあって、決して残虐描写のみに逃げず、王道ではあるがしっかりとした物語と一般人にも観賞可能なゾンビ映画に仕立てた点は評価できます。 ただ、生き残るためのルールが、いまいち使いきれていないように感じました。 確かに、内容自体はゾンビ映画の「あるある」なのですが、↓六本木ソルジャーさんの仰る通り、それを逆手にとって徹底的に笑いに転じるか、もしくはルールを守る者、守らない者の対比を描き、徹底的に有効性を取って頭でっかちさをアピールさせるか等の描き方をすればなおよかったのではないか、と思います。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-11 03:22:28)(良:2票) |
498. ザ・コーヴ
《ネタバレ》 かつてイルカ調教師だったリック・オバリー氏が自身が一緒に暮らしていたイルカの死によって改心するというつかみで話に惹きこまれ、日の光を受けて泳ぐイルカ達の可愛い姿は観ていて息を呑む美しさ。サーモカメラやナイトビジョン片手に見張りの目をかいくぐって立入禁止区域に潜入、カメラを仕掛けてくるくだりはスパイ映画さながらのスリル。そして銛で突かれ、力なくイルカが海底に沈み、入り江が鮮血に染まる圧倒的な“悲惨美”の映像と、我々に問いかけてくる最後のフレーズ等々、メリハリがあり非常に面白い作品です。 しかし、評価できるのは結局そこまで。 伝えたい主張があるのは判るけれども、水族館からイルカを開放したいと言っていた次の場面で食用イルカが殺されるのを止めたいと言い放つなど、主張に一貫性がないです。というより、イルカを救う、というものが大前提であるからして、細かいところはすべて吹っ飛ばしている感じです。 知能の高い生物を殺してはならないという主張でさえ、裏を返せば知能が高くなければ愛玩にしようが殺そうがかまわない、という見方もできてしまいます。屁理屈でしょうがこれでは偽善以外の何物でもありません。 公正なデータを提示せず、テロリストと認知されている人物まで出演しているこの作品に“真実”を暴露する資格はないと思いますが、現代日本人が殆ど知らない、若しくは忘れかけていたイルカ漁にスポットを当てたということは評価できると思います。 ただし、後は受け手次第。これをそのまま全部事実として受け取ってしまうのでは思考停止に落ちてしまいます。 こうした事柄について、こういう意見もあると理解しつつ、自分の考えを持つことが真の見方ではないでしょうか。そういった意味では、アカデミー賞受賞も無駄ではなかったと思います。 とはいえ、明らかに劇的効果を狙った編集法や“悲惨美”など、ヤコペッティとやってることはなんら変わりないですが。 ドキュメンタリーというよりモンド映画として観るのが、一番怒りを覚えず鑑賞できる方法だと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-06 03:16:59)(良:1票) |
499. パラノーマル・アクティビティ2
《ネタバレ》 カップルが主人公だった前作よりもにぎやかになった印象を受ける今作。そして前作以上にびっくり要素が増えた本作。 確かに前作にもそういった要素はあったが今回はそれが顕著で、怖いというよりも驚くと言った方が正しい。そりゃ、静かなところでいきなりでかい音だされりゃ誰だって驚くわな。 明らかに人外の力が働いてるのに「風のせいだ」「高速モードのせいだ」としきりに否定する父ちゃんもある意味ホラーの王道。その後あっさり「俺が悪かった」と信仰にすがるのもまた然り。しかしなんかあっさりしすぎ。たとえば自分も人外の力に襲われるとか、もう少しタメてもよかったのでは? そして、後半、画面がスペインの某ゾンビ映画状態になるのはちょっと失笑物。 ま、だけど、散々展開や超常現象が平坦だと叩かれた前作よりはメリハリ…というか脅かし場がたくさんあるし、そういう意味では楽しめるのでは?怖いかは別として。 そして、話題になってる「本編終了後に~…」いやな予感的中というより、わざわざこんなこと書くなんて続編情報位にきまってる。本当に衝撃の事実が描かれてるとしたら、書いてある時点で“衝撃”が半減するでしょ。 [映画館(字幕)] 6点(2011-02-21 00:50:14)(良:1票) |
500. サスペリア・テルザ 最後の魔女
《ネタバレ》 サスペリアより続く魔女三部作のいよいよ完結編にして、規模が一番でかいくせに魔女の最期が一番あっけない作品。 のっけから飛ばしまくりの残虐描写やクラウディオ・シモネッティのスコアはいい味出してますが、CGの使用はちょっといただけないなぁと思ったり。 また、アルジェントの持ち味である“印象的な殺人シーン”があまりなかったように思います。 それから、1作目のサスペリアの持ち味は、バレエ学校という特定の空間のかもし出す独特の雰囲気、不気味な空気やいかがわしさだと思っていたので、規模がでかくなった分そういった面が感じられなかったのがマイナスポイントです。 しかし、懐かしい名前が聴けたりめでたく三部作完結ということで楽しんだことも事実なので、少し甘めに6点ということで。 [DVD(字幕)] 6点(2009-12-07 04:53:35) |