481. カーズ
自分と違う生き方や価値観を持つ人と出会うだけで変化させようとしてしまう浅はかな作り。 物語に於ける変化とは、それまでの自分であったために招いてしまった脅威にさらされることでその問題点に気付くというもの。マックィーンの変化はなんの必要にも迫られていない。 今さらこんな素人みたいな失敗作を作ってしまうなんて・・・今後が心配。 [映画館(吹替)] 2点(2007-01-21 09:00:53) |
482. インサイド・マン
舞台は限られ、展開も乏しいが、巧みな語り口のおかげで堪能できる作品。 しかし、あのオチは成立しないだろうと考えると・・・このぐらいの評価にせざるを得ない。 [DVD(吹替)] 6点(2007-01-18 13:44:48) |
483. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
チャーリーの心理を掴めぬままに終わった。何故あの老人にあそこまで献身するのかな? [地上波(字幕)] 4点(2007-01-09 13:24:41)(良:1票) |
484. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 観客へのアプローチが巧妙。内容自体は至極単純な話。 それにしても、この内容のままでは最後の展開がどう転ぼうと、このお嬢さんは安い女のような気がするんですが。 不倫相手とくっつくのは勿論のこと、看病してくれて自分のために会社辞めた男だからといって、その程度で恋心に変わります? なんとも安くて痛い女性だな~。男の妄想の域に留まっているのが勿体ない。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-09 13:19:51) |
485. ローマの休日
オールタイム・ベストなんて企画では必ず上位にあがる古典的名作ですが、まさしく古典。今さらこの薄っぺらい内容で満足は得られない。 わざわざケチを付けるような箇所はないと思いますが、現実にフィードバックできるようなテーマ、メッセージが見受けられない。今ならもっとドラマ部分を掘り下げるでしょうね。 [DVD(字幕)] 4点(2007-01-06 22:08:18)(笑:1票) |
486. 素晴らしき哉、人生!(1946)
良い人の苦労が報われるというカタルシスに着地するのは結構なのですが、それだけの話でもある。 主人公が全くブレない、つまりドラマがない。 その報われ方もご都合的ですし・・・。 まんまと泣かされてしまいますが、それはカタルシスへの構成がしっかりしているからですし、願望を満たしてくれているに過ぎない。 ということで、そこだけを評価します。 [DVD(字幕)] 2点(2007-01-06 04:36:11) |
487. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 コメディに徹するあまりオチとして家族の性格すら変えてしまうという危なさはありますが、そんな問題に目を向ける気にならない程楽しめる作品です。 [地上波(吹替)] 10点(2007-01-05 22:10:13)(良:1票) |
488. スティング
騙しあい・どんでん返しの代名詞的名作と評されているが、今それを期待して観ると拍子抜けを食らう。 騙しあいは進化しているんですね。 未だに評価が高いのは古典に対する敬意と当時熱狂した人の追憶によるものではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 3点(2006-12-26 15:31:48)(良:1票) |
489. エターナル・サンシャイン
同じであることで親近感が生まれる。 さらに、同じであることは楽だ。 しかし、同じであることは退屈である。 刺激を求めて違うものを欲しても恋愛の中に安らぎや癒しという観念があるためにやがて疲れてしまう。 相反する「同じであること」と「違うこと」を同じ人物との関係の中に求めてしまい、その狭間を幾度となく往来する。 まさに恋愛そのものを描いた傑作だ。 [映画館(字幕)] 10点(2006-12-26 15:23:14) |
490. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 スリラーの王道(脅威が間近に迫り、周囲には信じてもらえず、自ら行動しなければ解決はない)を走っているし、その状況を作る効率の良さにただただ感心。 主要人物は二人だけなんですよね、これ。マーラとナレーター(つまり、タイラーでもある)だけ。 この映画はある男が世界を肯定できるようになるまでを描いていて、それがテーマでもあると思うのですが、枝葉の部分に注目が集まり、よく誤解されているのが残念です。 しかも、それ自体を茶化してたりしているし・・・奥が深いっ。 しかし、第一幕の長さに閉口してしまう人もいるでしょうね。キャラクターの言動に共感なり、興味を持てなければ辛い人もいると思う。 [DVD(吹替)] 10点(2006-12-26 04:19:13) |