541. ヘルレイザー4
《ネタバレ》 ジェイソンが宇宙に行っちゃった事は物凄く有名ですけど、実はピンヘッドはそれよりも前に(ひっそりと)宇宙に行ってるんですね。製作年では約5年、劇中では約300年、そしてシリーズの本数では6作も早く宇宙に行ってるんですね。恐らく、有名なホラーキャラクター(エイリアン等を抜かす)の中では彼が史上初の宇宙空間体験者だと思います。さてと、肝心の中身の方ですが、約100年後の話なのに宇宙船の造りがレトロすぎッ!!って突っ込みはさておき、一応は前作までの話と繋がってます。3に出てきたヘルレイザー・タワーとかも出てきますし、相変わらずのグロい…ではなくイタイ描写も満載です。今回新たに出てきた設定は、地獄に王女なんていたのか~ってこと。しかし明らかにピンヘッドの方が権力持ってそうでした(笑)まあ、とりあえず、1作目を見て、興味を持ったら2作目、また興味を持ったら3作目、そして暇と興味があったら4作目と見ていけば良いと思います。ちなみに、恐らく彼はホラー史上最も派手な形で逝ったキャラだと思いますよ。エイリアン等は除いて(笑)。 5点(2004-05-23 17:07:17) |
542. ファングルフ/月と心臓
《ネタバレ》 大学の卒業旅行(早いっつーの!)にフランスに行こうと計画してる俺にとってはやはり見ておかなければならない気がしました。だって旅先で狼人間に襲われたらたまったもんじゃありませんから(笑)それはさておき、映画のほうなんですが、可もなく不可もなくといった感じです。ストーリー的にはブラックユーモアが散りばめられてたり、なかなか面白い構成をしてると思うんですが、狼人間がCGになってしまったのは少しマイナス。やはり、ハウリングのようなメイクによって表されたほうがより恐怖感が増して良いと思います。なので、映画の出来としては5点、プラス、“アメリカで流行のガム”を食べるシーンと最後のバンジージャンプに1点の合計6点献上。 6点(2004-05-22 00:42:34) |
543. ヘルレイザー リターン・オブ・ナイトメア
シリーズ4作目でピンヘッドが宇宙の彼方で吹っ飛んでからはすっかり番外編のような話になってしまったのが痛い。まあ、正確に言えばこの作品に至っては少なからず1作目2作目と関連性を持っているんだけど。現実と幻覚が交差する設定は上手いと思うのだが、そのせいで真の主役であるピンヘッドが全然出てこないため少し退屈の面もある。ヘルレイザーという題名じゃなければそこそこ楽しめる作品。 5点(2004-05-22 00:36:27) |
544. タクシードライバー(1976)
この世界から自分を逸脱した存在と考え、夜の町を見据えて“ゴミ溜め”って云うのがもの凄く印象に残る。いつまで経っても周りに馴染めず、日に日に孤独感が募っていって、あるとき出会った一人の女の子のために凶行に走って行く主人公。しかしそれはただの狂気ではなく、周りを取り巻く狂気に我慢が出来なくなったから。ラストの銃撃戦は派手さはないが、殺伐とした音楽に暗い映像で、より一層狂気をかもし出しているし、段々と強行に走って行くデ・ニーロの姿は「わらの犬」のダスティン・ホフマンのように冷酷な存在だけど、それがまた物凄いはまり役である。最後は決して事態が改善されたわけではないが、それでも、どことなく晴れ晴れとした雰囲気を醸し出している。 7点(2004-05-19 15:26:05) |
545. ルール
《ネタバレ》 やっぱり、スクリームのヒットに便乗して作られた類の映画のため、物凄くスクリームに似てますね。…て、云うか、ホラー映画を都市伝説に変えたって事と、犯人の性別と人数をいじくっただけ…ホントそれだけな気がするんですが…それに、殆どそれらしい動きや演出で脅かしてるだけで、全く恐怖感も感じられない。それに、謎解きの要素も少し薄い気がする。少なくとももう一捻りくらいして欲しかったな。 5点(2004-05-17 04:47:02) |
546. ザ・メキシカン
いつものクールな役ではなく、ドジなブラット・ピットがやっぱり見ごたえですね。簡単な任務のはずが、相次いでトラブルに見舞われ、メキシコで右往左往してる間、恋人は偽の殺し屋と和やかな雰囲気になってるってのが面白い。二転三転する銃の逸話も中々だし、銃を回収する理由がとっても暖かいものというところも良い。全体の出来としてもそこそこの出来だし、アラン・シルヴェストリの音楽も味があって良い雰囲気を醸し出している。 6点(2004-05-17 04:39:58) |
547. ドーン・オブ・ザ・デッド
(上映前に友人《呂布》との電話での会話)俺「どうも久ぶりっす!いまからドーン見てくるよ」呂布「おぉそうですか!楽しんでください」俺「で、君が見た感想って言うか、オリジナルとどっちが凄かった?大体聞かなくても判るけど」呂布「うーん、アクション面ではリメイク、ていうかゾンビが素早い!多分10人くらい集まればタイラントも倒せますよ。でも、うーん、オリジナルのあの独特の雰囲気には…」俺「やっぱそっか。俺も、あれ(ゾンビオリジナル)が俺の中では不朽の名作だから、これ(ドーンリメイク)がどんなに凄い出来でも、あれ(ゾンビオリジナル)を超えることは先ず無いと思うよ」呂布「やっぱりそうですか。じゃ、楽しんできてください」俺「ありがとう、じゃ、行ってくるっす」(終了後の会話)俺「やっぱり、俺の考えは変わらなかったよ…」呂布「やっぱり、オリジナルを超えるのは無理と言う事で…」俺「そうだよね。ってことで今夜はゾンビ(オリジナル)を見るよ。じゃ、またね」… 5点(2004-05-15 22:04:14) |
548. ザ・グリード
テレビ放映する度に爆睡していたため、今まで見るチャンスを逃していましたが、部活の友達から前に「え!?お前見てないの!?見たほうが良いよ」と言われ、「ぬぁにぃ!?そんなの俺のプライドがゆるさねぇ!」なんて、ヘンな闘志を燃やしていながらついいつもの癖で「後で見れば良いや」と存在を忘れてました(笑)そして、この前やっと思い出して見たんですが、う~ん、あの銃はカッコいいんだけど、どうもストーリーがありきたり。そしてどことなくタイミングがおかしい。せっかく銃を隠し持っていたのにあっさりとそれを使ってしまうし、船のシステムを吹っ飛ばした犯人もあっさり判明してしまう。普通切り札とか謎は最後まで引っ張るでしょうに!と、終始思ってました。 5点(2004-05-15 21:47:54) |
549. URAMI ~怨み~
ロメロって、やっぱりゾンビ1発だったのかなって思わず感じてしまうが、一つの作品としては、後半がやや降り気味ながら、周囲の人々からいつも裏切られ、ある日起きたら突然自分の顔(アイデンティティー)が消えて、今まで自分を落とし入れてきた人々に復讐して、新しい自分になるっていう設定は中々手堅く纏めた方ではないだろうか。でもここまでパッとしないのはやはり、ロメロは“アヌビス3部作”という文字通り映画史に残る傑作でここまで大きくなった人なので、撮る作品撮る作品どうしてもそれら“傑作”と比べられてしまうという普通の監督よりも少し厳しい立場にいるからなんだろう。確かに彼が撮ってきた他の作品はアヌビスに比べテーマ性もエンターテイメント性もイマイチだが、それらと比べなければ中々面白い作りをしていると思う。 6点(2004-05-11 03:16:32)(良:1票) |
550. 王様と私(1956)
《ネタバレ》 【雨に唄えば】【サウンド・オブ・ミュージック】【チキ・チキ・バン・バン】そして【ウエストサイド・ストーリー】と並ぶ、ミュージカルの傑作ですね。僕も最初は、ユル・ブリンナーがミュージカル!?って思ってしまいましたが、彼の本業はこっちだったんですね(笑)やっぱり彼が王様ってのは物凄くはまり役ですし、何より時折見せる子供みたいなところが物凄くおかしいです…ってか、ちゃっかりモーゼに仕返ししてるところが個人的に物凄いツボでした(笑)アンタそこまで根に持ってたんですか(笑)有名な【Shall we dance?】の曲にあわせてのダンスシーンや、シャム版【アンクル・トムの小屋】など、見ごたえのあるシーンが沢山あってとても面白いし、最後には、王様とアンナが分かり合えてよかったです(死ぬのはどうも腑に落ちませんが…)それにしても、「私はもうじきここを去る」って、死ぬ死ぬ言ってる割には元気じゃん!(笑) 8点(2004-05-10 04:57:59)(良:1票) |
551. ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ
ピン・ヘッド出番少なッ!やっぱりジャンルが廃れてるってことや、シリーズ5作目ともなるとマンネリ化してくるので、1~3作目のようなスプラッタゲロゲロの作りには出来ないんでしょうね。奇妙な箱を手にしたために現実と倒錯の世界の区別がつかなくなり、徐々に追いやられていくという設定は昨今のホラー等より遥かに不気味で独創的な世界観(と、云っても、それはこのシリーズの本当の主役、ピン・ヘッドがいるお陰なんですがね)を作り上げていますが、やっぱり1作目が、オカルト(心理的恐怖感)とスプラッタ(生理的恐怖感)両方の要素を兼ね備えた良作だったのでそのインパクトが強く、この題材(ヘルレイザー)でこういう描き方をするかぁ?ってな感じですけど、シリーズの番外編として見ればなかなか面白い作りをしていると思いますよ。今回もピン・ヘッドは、圧倒的なカリスマ性を持ったカッコいいキャラでした(笑) 5点(2004-05-10 04:34:18) |
552. クリムゾン・アイランド
私はアルバトロスコアって聞くといつもとは違う期待をしてしまうんですよね。で、これもその期待に胸膨らませて見たものなんですが、ん~やっぱりやってくれた。設定としてははオカルト的な要素が加わったいい作りをしてるんですが、土偶を割った事でその土偶はモンスター化。酒とクスリとエッチ大好きな若者を「わりぃ子はいねぇかぁ~?」ってなまはげ状態で殺しまくるって安易なスプラッタに成り下がってます。CGもいかにもそれと判る作りをしてますし。…てか、深紅の島ってどういう意味?血で真っ赤になった島って意味?それにしては少し物足りないよ。もっとやるならやるでズバっとやらないと!何でもかんでもクリムゾンって付ければいいってモンじゃないよ、まったく(お前が言うなって突っ込みはご勘弁を…) 3点(2004-05-10 04:23:11) |
553. ザ・クラフト
自分の願望を叶えたりとか、魔術って本当に便利なんだな~。自分をいじめた子に仕返しするってのはどことなくキャリーみたいだったし、降霊術にはまってるあたりはDearフレンズみたいだったな。要は色々なジャンルが入り乱れてる映画って事で。前半は少々退屈だったけど後半からは何気に盛り上がってきて良かった。それにしても……アメリカのティーンの女の子って本当に胸がでかいなぁ~(爆)やっぱ国土がでかいと胸もでかくなるのか~(そんな訳ねぇ…) 6点(2004-05-08 04:54:32) |
554. 60セカンズ
《ネタバレ》 設定云々はとにかく安直過ぎて全く説得力もないけど、町中を巻き込んでのカーチェイスや様々な高級車等は見ていて面白いので普通に楽しめる。車好きだったら余計楽しめるかも。作品全体としては5点、+最後まで不機嫌だった“エレノア”に1点の合計6点という事で。 6点(2004-05-08 04:47:08) |
555. バッファロー'66
《ネタバレ》 使ってる音楽のジャンルがプログレなら映像もプログレって感じですか(笑)全編通してBGMを極力排し、役者の演技と斬新なカメラアングル、そして周囲の“音”だけで見せる映画って近年じゃ滅多にない映画。ストーリーも、最初、ビリーの傲慢さには少々腹が立つけど、話が進むにつれてそれも全て虚像であるって事がわかってから少し彼に共感できた。ただ、レイラの気持ちは少し理解できないかな(笑)でも、かなり良い作品だと思う…とは言ったものの、実際はキング・クリムゾンの【ムーン・チャイルド】が聞けただけで満足だったりして(笑)な~んて、こんなこと言うとこれを薦めてくれた人に怒られそうだ(笑)あぁ~でも、それならエピタフ(墓碑銘)とかも流してくれよ~。そしたらもう1点おまけしたのに(笑) 7点(2004-05-08 04:42:58) |
556. パッション(2004)
この映画をローマ教皇が絶賛したとか、観客がキリスト様と一緒に昇天なさったという事で、かなり話題になっている作品ですね。キリストを題材にした映画は何本かありますが、僕がこれまでに見た2本(キング・オブ・キングス、ナザレのイエス)とは明らかに作りが違います。というのも、前2者はキリスト生誕から昇天までの軌跡を描いているのに対し、この作品はキリスト処刑前夜を重点的に描いているので。その点から考えると、キリストという人物を知る上では説明不足の上に、延々と続く拷問シーンなど衝撃的(である意味退屈)な映画ですが、宗教云々を抜かして考えると、これも、キリストは迫害に苦しみ虐げられている民を“神”によって救済しようとし、それゆえ本来の在り方を忘れ、権力を欲する者達の犠牲になった一人の男の映画であるという事が言えます。その点にしては十分いい映画なのですが、少々ハリウッド的な演出が出てくるので、少々興ざめの部分もありますが、27億円もの私財を投じ、ラテン語とアラム語で脚本を書いたメル・ギブソンの情熱(パッション)に敬意を表して6点。 6点(2004-05-04 13:49:13) |
557. スペシャリスト(1994)
はぁぁぁあの猫可愛いなぁ~。スタローンの横をトコトコついてきたり、家に帰ってくると出迎えてくれたり、プラスティック爆弾を組み立ててる横でネズミとじゃれて金網を攀じ登ったり…は~癒されるな~…って、これじゃ猫のレビューじゃん!(爆)…すいません、真面目にコメントします。…でも、それっきゃ書く事がないんだよねぇ。あ、そうそう、あの大爆発に猫が巻き込まれなくてよかった~…って、やっぱ猫のレビューになってる(笑) 5点(2004-05-02 14:11:21)(笑:1票) |
558. ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品)
《ネタバレ》 まぁブレイブ・ハートと似てる部分がかなりあるんですねぇこれは。個人的にはブレイブ~の方が好きですけどねぇ、これもなかなか面白いですよ。目を抉られながら最後まで主人の潔白を信じる執事って、普通の人じゃ先ず無理。本当にその人のことを信頼し、慕ってなけりゃ出来ないっすね。それにかつては貴族だったのに十字軍としてエルサレムに遠征に行ってから、人生観を変えて、弱きもの=庶民の味方になるロビンも、個人的復讐や偽善かもしれないけど、何も行動しないよりはずっとマシですよ。やっぱりいつの時代にもこういう庶民の英雄ってのは必要です。最後のほうにちゃっかり登場してたショーン・コネリーや、異教徒でありかつては敵でありながら主人公を上手くサポートするモーガン・フリーマン等の豪華キャスト、さり気なく盛り込まれてる笑いの要素などは見ていて非常に面白いです。ただ全体としての仕上がりが少々甘かったように思えるのがネックですか。何はともあれ、気軽に見られることは確かですねぇ。 6点(2004-04-30 01:07:49) |
559. アバウト・ア・ボーイ
はぁぁぁダメだ。どうしてもヒュー・グラントとニコラス・ホルトが好きになれなかった…特にニコラス君の強引に人の生活に入り込んでくるところがなんか図々しく思えてきて…それにあの顔が…どうも…ダメだ、どうしても感情移入できる人がいない…こんな映画初めてかも… 5点(2004-04-30 00:54:47)(笑:1票) |
560. ボーン・アイデンティティー
《ネタバレ》 要は、CIAの特殊工作員が記憶喪失になったら路頭に迷うだけじゃすまないってことでせうか(笑)マット・デイモン初の本格派アクションエンターテイメント、ということで、中盤のジェイソン邸での殺し屋との死闘やパリ市内でのカーチェイスなど見所も多い事は多いんですが、アクションシーンの不自然なカット割等でイマイチ臨場感にかけるし、話自体も“結局は任務失敗も全て作戦(実験)の一部”っていうものなのでそれほど面白くもありませんでした。最悪でも、もう少しアクションシーンを上手く撮ってくれれば… 5点(2004-04-30 00:49:50) |