601. マルコヴィッチの穴
《ネタバレ》 入るだけで15分間ジョン・マルコヴィッチになれる穴w見つけるってのが凄く斬新というか、凄くシュール。第一7と2分の1階って時点で物凄いシュールだし。でも、いいのは前半まで。後半からはなんかもっと展開がどうでもよくなってくる。他人の一体になって自分自身を再び見つめなおすといった展開になるかと思いきや、まるで違う方に飛んでいくから、少し期待外れ。でもなかなか楽しめる作品でもあった。中盤で、本人が穴に入って、全員がマルコヴィッチな世界になるところは物凄いシュールな映像。 6点(2004-03-30 14:33:53) |
602. メリーに首ったけ
下品と言うか下ネタが幾つか登場するので、受け付けない人もいるだろうけど、ボンクラ太郎である僕にとっては充分楽しめるものだった。ん~でも、やっぱりラストがありきたりだったから、もう少し“意外”な展開が見たかったかな(笑) 7点(2004-03-30 14:24:51) |
603. フェリスはある朝突然に
結局何をやってもフェリスは上手くいくって言われればそうなんですけど、映画にご都合主義ってのは半ば付き物のようなものなんで、そんな考えは抱かずに見ることが出来ましたが、映画の内容…前半は少し退屈と言うか引き込まれるものがなく、無理やりに自分の考えを押し付けようとしてるフェリスが少し憎たらしいとも思いましたが、後半、親友のキャメロンの親父が大切にしてる車をぶっ潰して、初めて親父に反抗するシーンで、自分が悪かったと責任を取ろうとする描写で許せてしまった。突っ込みどころも結構あるけど、気軽に楽しむにはなかなかの映画だと思う。…それにしてもルーニー校長…あんた相当暇人なんだな…。 6点(2004-03-30 14:18:11) |
604. 人喰族
「史上最低の食人映画」と言われてるようですが、元々食人というカテゴリからして最低と見られがちなので、このような銘を打たなくても充分最低として通用したと思いますけどね(笑)ま、自分の世に言う“最低映画”ってのを結構見てきたし、そのカテゴリだけで映画を判断するような事はしないようにしてるんで、ここは普通の作品として評価しますが、とにかく痛い描写が多い。その他は…ストーリーがいちいちいい加減。主人公も4人のうち2人は殺されても当然な事やってるし、人喰族の人々が怒るのも半ば当然と言った感じ。展開にも少し中だるみを感じるし、食人族と比べればそれほど面白いともいえない。 2点(2004-03-30 14:04:29) |
605. ホーンティング
“膨大な金をかけ、最新の技術を駆使すればいい映画が出来る、というわけではない”ことを見事に実証した映画。 1点(2004-03-27 15:56:13) |
606. ハルク
《ネタバレ》 ジェニファー・コネリーめちゃ綺麗!30超えてるのにあの美しさは普通じゃないぜ!…って、これじゃJ・コネリーのレビューになっちゃうな、いけないいけない。で、肝心の本編だが、デ・パルマ監督のやり過ぎバージョン(又は【アンドロメダ…】)のような画面が何分割にもなるシーンはまるでコミック本を読んでるような感じで新しいといえば新しいが、やっぱりその他の詰めが甘い。ハルクのCGモデルが露骨にわかってしまうのは少し痛いが、ま、いいってことよ。それより“怒り”によって変身する理由がもう少し何とかならんか。あれじゃただの八つ当たりじゃん。さすがにラストのハルク親父vsハルクせがれの戦いはなかなかなものだと思うけど、やっぱりもう少し設定を明確に&前半をテンポよくして下せえ。 6点(2004-03-27 15:31:55) |
607. ブリジット・ジョーンズの日記
《ネタバレ》 いたって普通の映画だった。もう少しドラマがあると思ったがそうでもなく、少しメリハリが足りなかった。というのも、中盤でコリン・ファース演じるマークがヒュー・グラント演ずるダニエルのフィアンセを奪ったってところで、大方こいつは事実を捻じ曲げて語ってんだろうなぁ、ってことが予想できたから大体結末が読めてしまったから。あえて「はぁ、結局今年も彼氏が出来なかった…ふぅ」なんてオチにしてくれたほうが面白かったと思うな。それか後半のマークとダニエルの喧嘩で2人がカンフー使って闘うとか(笑)ま、そんなことしたらまた別の映画になっちゃうけどね。 5点(2004-03-26 20:52:02) |
608. 裸の十字架を持つ男/エクソシストフォーエーバー
エクソシストで全世界を恐怖のどん底に叩き落しておきながら、リンダ・ブレアって人は本当に自分を貶めてるのではないかと思ってしまう。まあ、ブレイクしたのがホラー映画で、そのあまりにも強すぎた印象ゆえにこういう仕事しか回ってこないといえばそれでお終いなんだが。【エクソシストの謎】といい本作といい、本当にシドイ出来だ。第一今更(1990年)エクソシストのパロディとはいくらなんでも遅すぎ。その他にしてもネタが古すぎだし笑えないったらありゃしない。【エクソシスト】の(正当な)続編である【エクソシスト3】がこの作品と同年代ってのもなんか皮肉だ。まあ、あっちは比べ物にならないくらいにいい映画なんだけどね…。 3点(2004-03-26 20:41:03) |
609. 悪魔のいけにえ4/レジェンド・オブ・レザーフェイス
《ネタバレ》 一応シリーズ4作目ってことになってるけど、実際はリメイクみたいな感じ。相変わらずのレザーフェイスは、電ノコをフンガフンガやって全力疾走してくる時は迫力大だけど、家族と一緒の時はやっぱりへたれだ(笑)主人公に座れって言われてあっさり座っちゃったりね。そこがまたレザーフェイスの良いところ(?)なんだけど。でも今回はまた後半になるにつれて展開がまたあさってな方向に…でもまあ、今回はレザーフェイス女装が見られるからそれでよしとするか(笑) 3点(2004-03-25 14:56:05) |
610. トータル・フィアーズ
やっぱり1番気になるのは中盤で原爆が爆発するシーン。何故ジャックや大統領はあの爆風の中平気なんだろう?というもの。まあそこは深く考えてはいけないんだけど、やっぱり都合良いよね。よく調べもせずに「ロシアが悪い!」と頭に血を上らせて報復攻撃するアメリカの単細胞にはなんか呆れる。あんたそんなことしてていいのかい?ってね。それに対するロシアもロシアだけど(笑)現実にこんな事が起こったら困るなんてもんじゃないけどね。…と、少し脱線したけど、一つの作品としてみた場合、見せ場等もちゃんと用意されてるけど、全体からみればまさに可もなく不可もなく、ということで5点。 5点(2004-03-25 14:50:25) |
611. 隣のヒットマン
《ネタバレ》 終始騙し騙されな関係が続ききますね。敵だと思ってた人が実は味方だったり、味方だと思ってた人が実は自分の命を狙ってら利と、最後まで裏の読み合いなところが見ていて非常に面白い。しかしねぇ、あの状況じゃ確かにどっちか消さなけりゃならなかったんだろうけど、やっぱりマイケル・クラーク・ダンカンを殺しちゃったのはちょっと惜しかったかな。でも、いいってことよ、それなりに面白かったから(笑)。 6点(2004-03-25 14:43:02)(良:1票) |
612. ザ・ハリケーン(1999)
黒人だからといって、不当な差別や偏見によって無実の罪を着せられ、何十年も投獄されながらも地道に戦い続けた実在のボクサー、ルービン・ハリケーン・カーターと、彼を何とか助けようつするレズラー少年たちには心を打たれた。憎しみに支配されずに、再び人を信じる事、そして希望をもつ事の大切さを思い出すくだりは非常に良い。そしてラスト、見事に彼の無実が証明され、自由の身になるところも非常に感傷深い場面だと思う。 7点(2004-03-25 14:38:02) |
613. たたり(1963)
ゴシックホラーの古典ですが幽霊の存在をカメラワークと音響だけで表現しきったところが凄い。ホラーに下手なCGはいらないと言う事をモロに物語ってます。特に後半に歪んだ映像や音響などで表現された幽霊は見えないからといって存在しないわけではない、といわんばかりに物凄い存在感があリます。古典ホラーの名作。 7点(2004-03-22 22:59:15) |
614. テキサス・チェーンソー
《ネタバレ》 1つのホラーとしてみれば6点くらい、リメイクとしてみれば4点くらい。なので今回は5点。冒頭、そしてラストの擬似ドキュメンタリー映像はなかなかのもの。しかし肝心の本編がどうもイマイチ。オリジナルよりも電ノコを使うシーンが増えてるのはまあいいとしてもあの狂気は何処へやら…手を切り落とさせるレザーフェイスは確かに間抜けだが、元々コイツは間抜けなところが良いのでそれはそれで良し。でも顔が見えるのはちょっとね。なんにしても、あの大傑作のオリジナルには遠く及ばない、と。 5点(2004-03-22 22:42:51) |
615. ホワイトハウスの陰謀
物語が進むに連れて犯人や謎が次々に進展する構成が面白いと思う。スリリングなシーンや次々に浮かぶ上がる謎などサスペンスとしてはなかなかの出来。 6点(2004-03-20 21:12:41) |
616. 電話で抱きしめて
《ネタバレ》 邦題から恋愛映画を予想してましたがその予想は見事に外れました。この題名、登場人物が電話をかけまくってるからこんな題名になったんでしょうか?まあ題名の事はこの際どうでも良いんですけど、まったく別な世界に生活する3姉妹が父の入院という変化によって段々とその絆を取り戻していくっていう展開が好きです。3人が3人とも自分の生きかたをしていてその唯一のつながりは電話だけ、悲しくも和やか。父親が死ぬシーンは少しベタだと思いましたが、心電図の音と父との思い出がフラッシュバックする場面は感傷深いシーンです。それにしても、病院内ででかい声で携帯使うなって(笑) 7点(2004-03-20 21:07:53) |
617. 悪魔の棲む家(1979)
…おかしい、何故これは面白くないんだ…?超常現象かもしれないが、偶発的な事故が重なっただけと見ることも出来なくはない。実際の事件をルポした作品だそうだが、アメリカってのはいつもこんな意憑かれてるのか?秘密の部屋を見つけたあたりから面白くなると思ったが、そのままのテンポで何も起こらずに映画終了…何故だ?何故こんなに盛り上がらないで映画として成り立ってるんだ?不思議だ…。 4点(2004-03-20 20:57:36) |
618. モダン・タイムス
主人公は機械を使う側から使われる側になってしまったといっても過言ではない。今の我々も一歩間違えばこうなるという事をこの作品は教えてくれる。そして、我々はこの映画のラストのように均一化された世界の中で幸せを見つけなければならない…そのことをチャップリンは面白おかしく我々に教えてくれるのである。 7点(2004-03-20 20:53:01)(良:2票) |
619. チャップリンの独裁者
一見喜劇映画ながら実はナチス統治下の社会を強烈に風刺してるってのが凄いです。特にラストの(映画史に名を残すといっても過言ではない)名演説シーン。これがもし今だったら、と考えると、ただ奇麗事を並べてるだけに思えますが。この時代(1940年)というように考えると、これは映画という枠を超えチャップリンが心の丈をぶつけた全身全霊の言葉だということは想像に難くないでしょう。今も尚衰える事を知らぬ、底知れぬパワーをもった作品です。 8点(2004-03-20 20:47:15) |
620. ネバーセイ・ネバーアゲイン
初期ジェームズ・ボンド風な作りは良いんですけどね、どうも敵にばれてるスパイって云うのが気になるんですよ。いきなり「007!」なんて、隠密行動しなきゃいけないのにこれはありえないでしょう。それがこのシリーズの特徴だといわれれば返す事も無いんですけどね。ラストはラストで、もう少し敵のお頭にも頑張って欲しかったねぇ、という事で5点。 5点(2004-03-20 20:33:45) |