661. 101
ダルメシアンは可愛かった。だけど所詮漫画だよね…。いくら子供にもわかりやすくとはいっても悪役の名前をあからさまにDe・Vilにはしないでくれよ。しかも何気に他のディズニー映画からもパクってるしねぇ。でも、子供を捜すために動物たちが協力して捜すのはすごい。違う種でも言葉は通じるのか?という突っ込みはあるけど、動物たちの感覚は我々人間よりも遥かに鋭い。つまり、動物の捜査網を侮っちゃいかんということですよ。 5点(2003-11-22 14:24:04) |
662. タイムクラッシュ・超時空カタストロフ<TVM>
《ネタバレ》 歴代の大惨事に必ず同じ男がかかわっているという触れ込みだったので違うものを予想していたが、それでも結構面白かった。未来から来た連中からはこの時点では過去なんだけれど、今を生きる僕たちからしてみれば未来派無数に広がっているので、この時点ですでにタイム・パラドクスが起こりそうだが、だから必然的に平行宇宙という理論が必要になってくるのだろう。ラスト、あんなに苦心して歴史を変えたのに、また新たに同じようなことが起こるとはなんとも皮肉な終わり方だ。 6点(2003-11-22 14:15:47) |
663. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 このテーマをここまでユーモアを交えて映像化したキューブリックはやはり只者ではない。さすがに核弾頭とともに飛んでいくシーンはある意味でインパクトがあった。そしてこの作品をキューブリックはどう落とすのかと思えば、「総督、立てます!!」(え!?)最期までユーモアと皮肉たっぷりの映画でした。 7点(2003-11-21 19:35:05) |
664. イレイザーヘッド
お金が無くても、否、お金が無いからこそ面白い作品が出来るということをこれでもかといわんばかりに語っている作品。それが証拠に、ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド、悪魔のいけにえ、死霊のはらわた、バッド・テイストなど、名作視されているまたは製作からかなりの年数が経った今でも根強い人気をもってる作品はどれも低予算の映画だった。A級にも、十戒やベン・ハーなど、映画史に燦然と輝く大傑作はあるが、殆どの場合は、途方も無い予算をかけて超有名な役者人をそろえ、最新の技術をふんだんに使えば内容がイマイチでもある程度の興行収入は得られる。それに引き換え、B級は金が無い。なので有名な役者も雇えない、技術もチープである。だからこそ、人々をひきつけるようなストーリーや脚本を作ろうと必死になるのである。それに確かにB級は駄作は多い。しかし、B級で肩透かしを食らうのとA級で肩透かしを食らうのでは明らかにレベルが違う。本作品も、新聞配達をしてセットで寝泊りをしながら完成させたというエピソードを聞けば低予算と一目瞭然。しかし正直な話、ここまで衝撃を受けたのも久しぶりだ。主人公の彼女の家族の異様さ、見るからに不気味な赤ん坊、精神をキリキリと引き裂かれるような不快極まりないサウンド、そして徐々に交差する悪夢と現実など、20年近く経った今でもその衝撃は一向に色あせることは無い。 [DVD(字幕)] 9点(2003-11-21 19:22:04)(良:1票) |
665. クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア
アン・ライスの処女作【夜明けのヴァンパイア】改めインタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの続編である【ヴァンパイア・レスタト】【呪われし者の女王】の映画化。本作品に限らず近年の吸血鬼ものはどれもろくでもないものばかりなので、原作は全くといっていいほど読んでないが、ヴァンパイアが人気ロックグループの人気ヴォーカリストね…吸血鬼も落ちたもんだ…。ジャンルは…あえて言うならホラーだけど、ホラーにロックを使っても怖くない、というか使うなよ。前作のガンズ・&・ローゼスの悪魔を憐れむ歌ならまだしも、へヴィー・ロックはねぇ。勿論ロックは好きだけど、それと映画とはまた別物だと思うのですよ。内容も内容で、前回が他の命を犠牲にしながら生きていくという罪悪感にさいなまれるという濃厚な話だったのに、今回はレスタトの描写が違う。というか設定がかみ合わない。最初のヴァンパイアはアルマンとなっていなかったか?話だけ見るとろくでもないものだけど、音楽のセンスのよさや主人公の美しさに…5点。 5点(2003-11-19 03:41:56) |
666. ダイヤルM
完全犯罪になるはずが、予期し得なかった事態により展開が二転三転するのが面白かった。サスペンスとしてはまあまあな感じだが、もう少し謎解きに重点を置いて欲しかったし、この作品はサスペンスの帝王、アルフレッド・ヒッチコックの【ダイヤルMを廻せ!】のリメイク。オリジナルはまだ未見なのでのなんともいえないが、ここのコメントを見る限りでは期待が持てそうなので、今度はオリジナル版を見てみようと思う。 6点(2003-11-16 23:48:14) |
667. スパイキッズ2/失われた夢の島
今なら断言できる。この子たちはスパイじゃない!!でかい声で「私たちはO・S・Sのエージェントよ!」といってる時点で正体バレてんじゃーん。そもそも諜報員とはですなぁ…と、こんなことグダグダ言うものなら到底行数が足りない且つレビューになってないんで、あえて打ち切りますが、今回、少しやりすぎな気がするけど、前作同様面白かったです。冒頭に出てきた遊園地、実際に存在したら恐らく死傷者続出だとは思うが、ロドリゲス監督が、自分の子供たちと一緒に見られる映画を、ということで製作されただけあって、血なまぐさいシーンは皆無(誰も死なない。この点は近年の映画には珍しい)思わず幼い頃を思い出させてくれるようなスパイ・ツールなどなど、見ていてとても面白い。アントニオ・バンデラスは、いつものシリアス系のキャラからどこか抜けていそうなキャラにチェンジ、これもなかなか面白い。そして1番の見所は、悪の親玉との対決…ではなく、ライバルのスパイ兄妹との対決。任務そっちのけで互いに張り合う姿はとても面白かった。肩の力を抜いて気軽に見られる映画です 6点(2003-11-16 01:08:22) |
668. パーフェクト ストーム
《ネタバレ》 Uボートやアウトブレイクなど、この監督は実話に基づいた作品を撮るのが好きなんだろうか?今回は嵐の話。荒れる海や吹き荒れる豪雨などは迫力があるが、展開が、無謀な船長の無謀な賭け→ギクシャクする人間関係→引き返そうとするが時すでに遅し→一波乱→終わり…と、パニック映画の鉄則をただなぞっているように思えた。 5点(2003-11-15 22:05:42) |
669. エド・ウッド
史上最低の映画監督なる究極に不名誉なレッテルを貼られているエド・ウッドだが、この作品を見る限りでは、映画を心から愛して病まなく、たまたま彼が撮った映画が世間から受け入れられなかったという哀れな人物に思えた。本人の作品は未見なのでなんともいえないが、この作品から判断するに、俺としては彼よりも金儲けのことしか考えてない馬鹿な監督の方がよっぽど“最低”である。 8点(2003-11-14 01:51:34) |
670. 悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲
作風は1作目に近い感じだが、シリーズを重ねるにつれて独特の雰囲気は徐々に無くなり、作品としての出来も低下してきている。唯一の見所といえば、冒頭のレザーフェイスのトレードマークである人皮マスクを作るシーンくらい… 3点(2003-11-12 19:00:57) |
671. ザ・リッパー 真夜中の切り裂きジャック
《ネタバレ》 1888年にイギリス、イースト・エンドのホワイトチャペルで起こった実際の殺人事件をモチーフにして作られた作品で、あくまでも史実を語っているものではなく、切り裂きジャックの唯一の証拠品である1つの指輪にまつわる惨劇を描いた作品。低予算のため特殊メイクはあまり凄くは無いが、かのトム・サヴィーニが切り裂き魔として出演しているという点では見る価値はある。 5点(2003-11-12 18:56:15) |
672. クリープス
この頃の映画って何でもかんでもゾンビ化していたような気がするが、死体をゾンビ化させる宇宙ナメクジって言う設定は如何なものか…ジャンルもジャンルだし、学園、エイリアン、ゾンビと複数のジャンルを混ぜて作った(寄せ集めか?)ようなものだが、それなりには楽しめる作品。 5点(2003-11-12 18:51:07) |
673. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 様々な謎を残して公開を終了した“マトリックス・リローデッド”そして、公開終了と同時に大いなる期待を抱かせ、様々な憶測などが飛び交った“マトリックス・レボリューションズ”しかし、果たしてこれが我々の期待を満たしてくれるほどの作品だったろうか?答えは人それぞれだが、個人的な感想は、壮大な3部作の締めくくりとしてはあまりにも甘い。前作までの雰囲気とはまるで違い、今回は、マトリックスの外での話がメイン。ザイオンでのセンティネルズとの攻防は見ごたえがあるが、それ以外には特に見所となるシーンがない。スミスとの最終決戦は明らかにドラゴンボールだし、3部作の締めくくりであるエンディングも、終わり方が中途半端、というよりは無理やり終わらせたような感じで、スミスじゃないが「それはないよなぁ」と思ってしまった。残念ながら今回は前作、前々作のように期待できるものでもないしアクション面でもそれほど見ごたえがあるものでもなかったので、点数はこれくらいが妥当だと思う。 4点(2003-11-10 16:30:09) |
674. リーサル・ウェポン3
冒頭の爆弾解体のオチは正直にやってくれるなぁと思った(あの猫可愛かったな…)アクション面とかはそれほど印象に残るものでは思うけど、2人の掛け合いとかは見ていて凄く面白かった。個人的にはメル・ギブソンのあの髪型は少し似合わないと思う 6点(2003-11-10 04:38:57) |
675. パニック・ルーム
少し単調すぎる。もう少しスリルがあってもいいと思う。ちなみにJ・フォスターはこれに出たかったからハンニバルの出演を蹴ったのではなくて、単に人肉を喰うシーンがあるから蹴っただけらしい。 5点(2003-11-10 03:57:08) |
676. プロフェシー
実際の事件を元にしてるらしいから、こういう終わり方くらいにしか出来なかったのかもしれないけど、もう少し見ごたえのあるものを期待していたので少しがっかり。モスマンについて、もう少し無理やりにでも解釈をつけて終わりにして欲しかった。 5点(2003-11-10 03:53:42) |
677. サイン
ミステリー・サークルや後半のホラーテイストの映像はさすがにM・ナイト・シャマランだけはあるし、シックス・センス、アンブレイカブルと比べた時はこれが一番良かったと思う。しかし、UFO襲来と、“あいつ”は何とかしてくれ… 6点(2003-11-10 03:50:17) |
678. アンブレイカブル
これは…どのジャンルに分類されるんだろう…サスペンスか、ミステリーか、ホラー…じゃないな、明らかに。シックス・センスは、まあまあな出来だったが、今回は、無駄なシーンというか、退屈なシーンが多かったな…。 3点(2003-11-07 01:40:56) |
679. レッド・スコルピオン
《ネタバレ》 2021年9月2日更新 いい人役のラングレン、今でこそ「エクスペンダブルズ」シリーズや他のB級作品でこうした役をこなしていますが、ロッキー4がでた少しあと、と考えると、確かにあの強烈なキャラクターからのギャップが受け付けないと思います。以前は日曜洋画劇場御用達みたいな感じで放映していましたが、多分あんころはそう思ってたと思います。 で、今回改めて見返したのですが、今の時点で見れば、ラングレン版ランボー、とでも言いましょうか、戦闘シーンなどはなかなか派手で、スタローンとはまた違った、キリッとした魅力満載のラングレンですが、個人的にはラングレンには最後は敵を肉弾戦で倒してほしいという願望があったので、結構あっさり銃殺して終わり、というのはちょっとフラストレーションが溜まりました。 せっかくなら特技の空手をもっと、チャック・ノリスやヴァンダムのように披露してもらえると嬉しいです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-11-07 01:36:43) |
680. ドラキュラ(1992)
《ネタバレ》 時折挿入される登場人物の日記(原作小説が日記や新聞記事のみで構成されている)、“実はドラキュラ伯爵、太陽の下で活動可能”“霧や動物に変身するだけでなく、動物を使役したり、天候まで操っちゃう”等々、原作小説通りに映像化されているので、今までのドラキュラものの中では一番原作に忠実。 …なはずなんだが、すごく、すごく、すごく、物凄く煮え切らない作品。 実在のヴラド三世の逸話(妃のくだり)を上手く吸血鬼になる動機へと盛り込んだりと、評価できる部分もあるのだが、本作最大のマイナス要因はドラキュラ伯爵自身の描き方にある。 原作では、徹底的に悪の権化として描かれ、だからこそ彼の圧倒的な力やもたらす災厄に恐怖感が生まれていたのだが、映画では、死んだ妃に瓜二つのヒロインに恋し、あまつさえ恋の涙まで見せてしまうという、何ともしみったれた描かれ方。 さらに、ミナに血の洗礼を施す時でさえ、「俺やっぱ自信ないよぅ」と云った感じでとにかく歯切れが悪く苦笑いしてしまう。 そして、倒された伯爵の許にミナが行ってしまうという衝撃のラスト。 原作では伯爵のもたらす死の恐怖を止めるため、そしてその呪いを受けてしまった最愛のひとを救うためという目的があったのに、その絶対悪の許に行ってしまわれたんではテーマが霞んでしまうというかクインシーただの無駄死に(苦笑)しかも絶対的な光の守護者たるヘルシング教授さえもそのテーマを危ぶむような発言まで…。 アンソニーホプキンスは良いが、やはりゲイリー・オールドマンでは優男に見えてしまい(だからこそ選ばれたのだろうが)何とも映画が歯切れの悪い所で終わってしまっている。 原作ファンからすれば0点にしたいところだが、おしい点がいくつもあるので…5点。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-11-04 00:11:38) |