681. XYZマーダーズ
さすがは敬愛なるサム・ライミだ!死霊のはらわたの次はコメディか! この人、明らかに他の映画のパロディを入れてたり、挙句死霊のはらわたの効果音まで使って!マンガをそのまま映画にしたような映画だ。 何より主役よりも“ゲス男”のブルース・キャンベルのほうが、個人的にはいいキャラしてるように思える。 さすが、サム・ロブ・ブルースのトリオが作る映画はどこか違うぜ!最近ではスパイダーマンで、一躍ハリウッドのA級監督の仲間入りを果たしたサム・ライミだが、ファンとしてはこれらのようなB級をこれからも撮り続けてもらいたいものだ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2003-11-03 23:58:35)(良:1票) |
682. フロム・ダスク・ティル・ドーン
前半がクライム・ムービーで後半がスプラッタという、とてつもなく意味不明な作品。さすが!かの“ビヨンド”を名作視するタランティーノだけはある!しかし、この作品、面白い。ジョージ・クルーニーは渋さをたたえたかっこよさがあるし、タランティーノは切れキャラながらどこか憎めない存在感がある。そして、我らがトム・サヴィーニ!特殊メイク・アップ・アーティストでここまで出たがりの人物が果たしていただろうか?展開は最後に行けば行くほど無茶苦茶になっていくが、その分作品自体おヒート・アップしていく。これは1本で2本楽しめるお得な映画だ。 7点(2003-11-03 11:22:12) |
683. スターシップ・トゥルーパーズ
《ネタバレ》 ※2021年更新 初見の時は、ハインラインの「宇宙の戦士」のことや、プロパガンダ映画をちゃかした意図があった、なんてことは露知らず。戦争賛美映画とか書いてましたが、ちゃんとそうしたことを理解したうえで観るととにかく面白い作品でした。 ヒヨッコ兵士がだんだん戦士の顔になって様、軍隊ものに付き物の頼れる鬼軍曹、友情、恋愛、そしてそれらを派手なドンパチとグロテスクな描写で彩ることで究極のバカ映画(誉め言葉)になっていて、純粋に楽しい作品でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2003-11-03 11:06:00) |
684. スキャナーズ3
スキャナーパワーを使って世界を支配しようとする姉と、それを阻止しようとする弟の話。表向きは超能力の話だが、真のテーマは薬害問題を背景にしたものに思え、一概に駄作とは思えないと思う。 7点(2003-11-03 10:51:11) |
685. THE LAST BROADCAST ジャージー・デビル・プロジェクト
題名で判るとおり、ブレア・ウィッチ・プロジェクトのバッタもん…と思いきや、実はこちらがオリジナル。作品の知名度ではブレア~の方が圧倒的に上上だが、擬似ドキュメンタリーとしての出来や面白さはこちらの方が断然上。しかも、文字通り驚愕のラストが用意されてます。そう、驚愕のラストが… 7点(2003-11-03 10:39:58) |
686. レイダース/失われたゾンビ
正に俺もカズゥー柔術さん同様、この作品をビデオ・ショップで見つけてゲンナリさせられた一人です。何がヒドイって、その内容!題名はあからさまなパロディなのに、作風がいたって真面目というのだから始末が悪い。冒頭、「死人が俺を追っかけてくるぅ~」というナゾの歌を響かせながら放射能物質を積んだトラックがテロリストにジャックされ、SWATまで動員されるが、犯人はあっさり殺され、しかも当のSWATはたったの2人しか出てこない。しかもこのシーン、本編とは全く“関係ない”のであるから、本当に「だからいったい何がやりたいんだよお前らは?」と突っ込みたくなる。まだまだ、こうしたシーンをあげればきりが無いのであえてここで止めておくが、最後に、本作品の解説は「全米の若者が熱狂し、スクリーンの中のゾンビと格闘を始めた」→「全米の若者をゲンナリさせ、製作者側と乱闘騒ぎを起こした」のほうがしっくりくる、つまりそーゆー映画です。 1点(2003-11-03 10:31:21)(笑:1票) (良:1票) |
687. ウェス・クレイヴンズ ウィッシュマスター
かのウェス・クレイヴンが製作したファンタジックなホラー。何でも願いをかなえてくれる“ジン”という悪魔がランプを擦ったことによって…ではなく、封印されていた宝石が壊れたことによって現代に甦り、地獄の軍団を復活させるために人間の願いを叶えていく…というのが大まかなストーリー。しかし、劇中でも言っている通り、どうもランプの精のジニーを彷彿とさせる設定や名前なので恐怖感が薄れ、完全なホラーにもなりきれてはいないように思える。 5点(2003-11-03 09:38:05) |
688. ジェイソン
世界感や犯人の容姿が似てるだけで“13日の金曜日”とは全然関係ない映画。ストーリーのほうは手堅くまとめた方だと思うが、殺人が行われる際、周りが必要以上に明るいため恐怖感が全く感じられず、“映像凶器”というほど凄くも無い。13金のパロディとしてなら結構楽しめる。 4点(2003-11-03 09:31:01) |
689. JM
(ウド・キアってあのウド・キアなんだろうか?)近未来、ネットワークで繋がれた世界と世界を支配する権力、それに対抗するレジスタンスや謎の奇病、記憶屋などなど、いかにも日本のサイバーパンク・アニメを見てるような感じがするが、結構面白かった。妙にレトロなコンピュータや地下組織のアジトなどは70~80年代のB級SFのような印象を受けるが、ネット世界のグラフィックスはいかにもな感じがするし、キアヌやドルフ・ラングレン、たけしなどもなかなかキャラに合った演技をしていたと思う。 6点(2003-11-01 23:13:39) |
690. デモリションマン
《ネタバレ》 細かい突っ込みはいろいろとありますが、そんなことはもはやどうでもよく、スタローンとスナイプスの筋肉超人vs格闘超人の闘いというだけでとにかく熱いです。 スタローンは相変わらずな役で安心、スナイプスもひょうきんだけど実はむちゃくちゃ強い凶悪犯を好演していて楽しいです。まあ凶悪性はあまり感じられませんでしたが、それがこの人の味ですし。 しかしお互いネタにし合っているとはいえ、州知事になっちゃったシュワちゃんが“大統領”として説明されているくだりは、あのころのあらまだしも今なら有り得そうで怖いです(笑) そして、さりげなくジェフリー・ダーマーまで冷凍されていたとは…。 [DVD(字幕)] 7点(2003-11-01 12:51:40) |
691. 魔界からの逆襲
ホラーばかり見ていた中学の頃、夏休みの深夜にやっていたので見ていて、本当に“夏の思い出”と化してしまった作品。作風としてはオーメンに近く、天国を追放された堕天使ルシファが人間に転生してこの世を地獄にするのを、同じく人間に転生したミカエル、ラファエル、ガブリエルの3大天使が阻止するっちゅー話どす。そのまま作ってればまあまあな作品だとは思うんだが、なんとこの作品、ラストでルシファが滅び、あろうことか復讐を誓った神に助けを求めるという、今までの常識を覆す終わり方をする。おいおい、悪が滅んだら善も存在できないんじゃないカイ?と思わず突っ込みたくなる。またひとつ、コアな作品の知識を増やしてしまったという1本でした… 5点(2003-11-01 03:31:29) |
692. 原子怪獣の襲来
冒頭より歌と踊りの嵐、そして、かくれんぼのつもりで岩陰に隠れる1人の女の子。と、海草まみれの怪物が変な音楽に乗ってさも当たり前のように女の子の後ろから歩いて登場するというとてつもなく“ヘン”な映画。しかも、どーも着ぐるみくさいなぁと思ってたら本当の着ぐるみというのが泣ける。しかし一番泣けてくるのは、こんな作品でも「味があるなぁ」と思ってしまう自分… 5点(2003-11-01 03:21:02) |
693. 殺人療法(1995)
なんか、こういう超ブチ切れドクターの出てくるホラーって何気に多いよな…例によって例の如く、病院という限られた空間を舞台に、いかにも医者らしい手口で人を殺し、脳下垂体を抜き取るという完全にイってしまってる映画。しかし、病院という無意識に感じる恐怖や犯人との攻防戦などはしっかり描かれていて、映画としてはそれなりに楽しめる1本。 6点(2003-11-01 03:11:10) |
694. 叫ぶ頭蓋骨
いや~つくづく「俺ってコア~なモンばっか見てるなぁ…」と思い知らせてくれる作品。果たして何人がこの映画の存在を知っているだろう…?遺産目当ての夫が骸骨を使って妻を苦しめるが、以前に殺した元妻の骸骨に本当に苦しめられる…という超C級映画。骸骨もいかにも偽物と判るし、ストーリーもありきたり。だけど、なぜかこういう作品に惹かれるんだよなぁ… 5点(2003-11-01 03:04:14) |
695. 地獄の片道切符
特に90年代B級ホラーははずれが多い中で、この作品は以外や以外、結構な出来をしていた。ネタは、まあ要はゾンビモノだが、正確に言えばオカルトも少し絡んでいたり、恐怖シーンもきちんと入っていたりとホラーとしては申し分ない作品である。もっとも、B級好きくらいしかこんな作品は見ないだろうが… 7点(2003-11-01 02:37:55) |
696. グール
“宣伝文句はウソばっかり”という最大の鉄則にまだ気付いていなかった時期に見た映画なんで、それはもう期待に胸を膨らませて見た。なんたって“ゾンビ”“死霊のはらわた”と比較し、それらを超えたとまで言っているのだから期待しないわけがない。そして、見終わった時の気持ちは、「もう宣伝を信じるのは止めよう…」というものだった。恐怖シーンは皆無に等しく、残虐シーンも不完全燃焼気味。おまけにストーリーが…と、正に踏んだり蹴ったりの作品だった。 3点(2003-11-01 02:30:26) |
697. コミュニオン/遭遇
その昔、ジャケットになっている”宇宙人のドアップの顔”に引かれて、今度はどんなバトルが繰り広げられるんだ?!と、エイリアンのような話を期待していて、見事にその期待を裏切られた作品。まあ、詳しくあらすじを読まなかった俺が悪いのだが…まあそれはどうでもいいとして、この話、なんでも作者の実体験を元にした実話だそうな。そのせいか、全編通して実録映画のように同じテンポで進み、イマイチ歯切れが悪く感じた。最近ではめっきりビデオを見かけなくなったが、DVDが発売しているので、暇があったらまた見返してみるか… 5点(2003-11-01 02:18:11) |
698. 続・死霊のはらわた
前作同様、死霊のはらわたとは全然関係がない“似非続編第2弾”しかも前作以上に破局しまくっているという困った作品。刑務所を脱獄した凶悪犯グループが山間の宿に立てこもるが、実はそこはゾンビパウダーを研究するじいさんが住んでいて、1人また1人と餌食になっていく、というのが大まかなストーリー。1度でもこのビデオパッケージを見た人なら“ついにゾンビ・キングが目を覚ます”というフレーズが気になるところだと思うが、1時間たってもそんなモンは出てこない。約1体、それらしきものは出てくるが、すぐにどっか行っちまうし、わけ判らんシーンが大量に出てくる、展開がわけわからん等々非常に困った、且つ「またやっちまったぁ!つかまされたぁ~~!」と実感する映画である。 2点(2003-11-01 02:07:40) |
699. 新・死霊のはらわた
《ネタバレ》 題名に“新”とついてるが死霊のはらわたとは全く持って関係がない、いわゆるバッタもん続編。あえて関連性をあげるとすれば、製作総指揮がサム・ライミ、音響監督がブルース・キャンベル、そして劇中で「ゾンビ退治の参考になるぜぇ~」と死霊のはらわたのビデオを見ていることくらい。恐ろしいほど作りが安っぽい映画で、突然ゾンビで溢れかえったアメリカで、ゾンビ撲滅隊とゾンビ、そしてゾンビを神の使いとして崇める謎のカルト集団の三つ巴の戦闘が繰り広げられ、挙句人間とゾンビのハーフが誕生し、最後にはゾンビ撲滅隊ならぬ人間撲滅隊なるとんでもないモノが組織されるというぶっ飛んだ内容。しかし、こんな作品にもひとつ新しい…というか恐らくこの作品でしかお目にかかれない貴重…かどうかは判らないシーンがある。それは、冒頭、“ビデオショップでゾンビ映画を借りるゾンビ共”恐らくこのシーンのために存在しているような映画なんだろう。このシーンに4点献上。 4点(2003-11-01 01:58:29) |
700. 悪魔の赤ちゃん3 禁断の島
いやいや、前作、前々作は結構いい作品ではありましたが、この作品に関しては…破局しすぎてます。例の赤ちゃんは無人島に隔離されることになり、そこで大人に成長。しかしなんと!わずか5歳なのに成人並みの体格、しかも妊娠までしてしまうのだからこれまた凄い!いいやぁいい加減ここまで来ると説得力も何もなくなります。 3点(2003-11-01 01:17:26) |