721. 死霊のはらわた 最・終・章
本家本元が【死霊のはらわた】→【死霊のはらわたⅡ】→【キャプテン・スーパーマーケット/死霊のはらわたⅢ】と続くのに対し、こちらは【新・死霊のはらわた】→【続・死霊のはらわた】と続く(死霊のはらわたとは全く関係が無い)似非続編の最終章でございます。…といってもストーリーが全部繋がってる訳ではなく、原題のままリリースするより有名な作品の続編としてリリースした方が客が寄り付きやすいというような考えの元付けられたであろう題名です。【死霊のはらわた】がオールタイム・ベストである僕にとって、この作品は文字通り「踏み潰したくなるような映画」なのですが、あくまで製作者側は続編として作っているわけではないので、ここは単品として評価しますが…えぇ、感想…駄作!ストーリー大雑把だし演出もイマイチだし、おまけにBGMがホラーなのにバリバリのロック!意味不明です。チリソースから出てくるお化けのBGMが「チリィ~」って、笑うなって方が無理です。真面目に見るより、ひねくれた見方をする方が面白いという作品があります。これが正にそうです。 2点(2003-12-21 03:24:52) |
722. アメリカン・パイ
冒頭の両親とのやりとりからしてすでに大爆笑でした。真面目に見ると、アメリカ人ってのは馬鹿なのか?と思ってしまいますが、これはそういう映画なんで、全然そうは思いませんでした。妙に理解者であるお父さんがいい味出してますし、最初はただ女の子とエッチするというそれだけの理由だったのに対し、次第に心が変わり、恋に目覚めるオズのエピソードなど、純な恋愛ものとしても充分面白いと思います。 8点(2003-12-15 03:52:51) |
723. 駅馬車(1939)
“地獄馬車”と言って、果たして何人がこの【駅馬車】を連想する事が出来るでしょうか?恐らく出来た人は相当映画好きか西部劇好きかのどちらかだと思います。じゃあ何故、僕が連想できたかって?それは、淀川さんの著書を読んだからですよ。この映画、淀川さんが正に西部劇といってるように、正直な話、いままで西部劇といえば荒野の七人と思ってた僕の考えを見事打ち砕いた作品であります。ありとあらゆる層の人々がひとつの馬車に乗り込み、そこでは次々と事件が起こる、そしてそれらが全て片付いたとおもったら、最後に彼らを襲うのはインディアンたち。そこからのガン・ファイトがまた素晴らしい!そして、当時CG合成など無かったであろう時代に、馬から馬へと次々に飛び移っていくジョン・ウェイン扮するリンゴのカッコいいこと!!そしてやっと目的地に着き、リンゴは当初の目的、復讐を果たし、求婚した女性と共に去っていく…この作品、前半は人物たちのやり取り、そして後半はダイナミックなガン・アクションと、娯楽映画のツボを物凄く押さえてる、正に西部劇の“決定版”だと思います。 9点(2003-12-15 03:46:09)(良:1票) |
724. バスケット・ケース
ニューヨークのミッドナイト・シアターでカルト的な人気を誇っていた映画らしいです。内容はといいますと、奇形児の兄貴とその弟が自分たちを切り離した医者たちに復讐するというのが大まかなものですが、成る程これはカルト的な人気が出るのもおかしくは無いです。ストーリー、普通に見るとどうって事ないんですけど、よく考えると社会から疎外された兄弟の嘆きを物語ってるし、映像の方も、チープではあるがそれが帰って恐怖心を煽るものになってます。最近のホラー映画から見始めた人には安っぽいように見えるんでしょうけど、僕はホラーに関してはレトロな考えの持ち主だと自負してるんで、こちらの方がずっと恐怖心を追ってくれるものだと思ってます。 6点(2003-12-15 03:19:46)(良:1票) |
725. ランボー3/怒りのアフガン
冷戦終結の直前のためか、何でもかんでもソ連ネタに走るのはいかがなものかと思いますが、それ抜きに考えて、この作品は3作目にしては結構良い作品だと思います。少人数で敵の要塞に侵入するシーンや、その後の銃撃戦、ヘリでの脱出劇など、アクションとしてのツボを充分に押さえてると思います。 7点(2003-12-14 02:46:23) |
726. ランボー/怒りの脱出
前作のような“帰還兵の苦しみ”というのは減ったと思います。アクション自体は前作を上回ってますが、個人的には1作目のほうが好きです。 6点(2003-12-14 02:32:36) |
727. ランボー
ストーリーはB級といった感じですが、僕はB級=駄作とは思ってないんで、凄く楽しかったです。国のために闘いながら、いざ帰国してみると非難の的になり、虐げられ、戦争後遺症で日夜苦しむベトナム帰還兵の様子が良く描けていると思います。 7点(2003-12-14 02:29:41) |
728. スパイ・ゲーム(2001)
2時間少々が3時間近くに感じてしまった。時折表示される時刻や画面を縁取る様々な音楽などはいいんですが、スパイ映画というよりは主人公の過去の出来事を順に回想していくような作品で、どうもメリハリが泣く結構退屈な映画でした。でも、エンディングの、まんまとしてやられたというような展開は良かったと思うので、総合的に見てそれほどは悪い作品ではないと思います。 5点(2003-12-14 02:24:46) |
729. わらの犬(1971)
バイオレンスの巨匠と謳われるだけあってさすがサム・ペキンパー。【卒業】や【真夜中のカーボーイ】もそうだがこの作品はダスティン・ホフマンの演じる主人公の変容ぶりが凄い。始めは暴力は許さないといういかにもな良識人なんだが、後半になると、まるで人が変わったように、青白い顔をさせて無表情で人を殺しまくる姿は必見! 7点(2003-12-13 04:24:33) |
730. 真夜中のカーボーイ
60~70年代に作られたニューシネマというジャンルの映画は、表向きは軽快な旋律にのせて人の生き方を描写してますが、その実態というのがみな陰気なものばかりですね。まあ、社会からドロップアウトした人々の生き様を描く事により、どん底に居ながら必死に生き、這い上がろうと努力するところにある種の生きる活力を感じさせられると思います。【卒業】のダスティン・ホフマンの演技力も手伝って今見ても全然古さを感じさせない作品ですし、結果は決して救われるものではないにしろ、自分の人生を自分のやり方で生き抜こうとする主人公や、どん底にいながら夢を追い続ける事によって人生に意味付けをする相棒の生き様など、人生の1つの生き方を物語っている作品だと思います。 7点(2003-12-13 04:14:58) |
731. 沈黙の陰謀
セガールって今回医者役ですよね?それにしちゃ随分強いなぁ…っていうか、全然沈黙してないんですけどどうなんでしょう?以前にも書いたと思いますけど、これはセガールが沈黙するんじゃなくてセガールにボコにされた方々か沈黙するって意味なんでしょうか??感想…感想ですか。子役の女の子が可愛かったな…って、ダメですか? 5点(2003-12-12 01:52:24)(笑:1票) |
732. ジュラシック・パークIII
映画の出来以前に、無人島ならまだしも獰猛な肉食恐竜がウヨウヨ居る島に子供がたった1人で2ヶ月間も生きていられるのか?という疑問が浮かんでしまった。いくら“映画だから…”といっても、冒頭、“プロ”の大人でさえ5分ともたなかったのだから、なんとなく説得力が欠ける。まあ、そんな事気にしてると初めから盛り下がるので敢えてそこには触れずに評価をしたいと思いますが、2よりはマシとはいえ、さすがに3作目ともなると展開とかもマンネリ化してきますね。上映時間90分強というのは手ごろだけれども、その分1作目のようなどこが盛り上がる部分だかわかんなくなってます。やはり、続編で良い出来の作品というのは、かくも珍しいものなんだなぁと思いました。 5点(2003-12-10 01:26:03) |
733. 突撃(1957)
「キューブリックの作品にハズレなし!!」と、僕の友達が言ってましたが、全くの同意見です。最初は、キューブリックという監督がつかみ難かったんですけど…というのも、初めて見たキューブリック作品が2001年宇宙の旅で、しかも小学生の時だったんで、そのあまりの難解さについて行けなかったんですけど、その後シャイニング、時計じかけのオレンジ、博士の異常な愛情等等見るうちに彼の片鱗を垣間見ることができました。この作品、戦争映画でありますが主体が戦争自体というより、戦争の不条理さを物凄く物語っていると思います。勿論戦闘シーンも迫力がありますが、その後の軍法会議でのシーンで、戦争とはかくも人権などを無視され、ただの駒として扱われ、不条理なものだということが痛く伝わってきます。これに比べれば今の戦争映画が物凄く薄っぺらいものになってしまいますよ本当に。 8点(2003-12-10 01:15:44) |
734. 真昼の決闘
実際の決闘シーンは短いし特にこれといって派手というわけではないんですが、劇中の時間と実際の上映時間が上手くリンクしている事が凄いですね。そして、主人公の保安官の人物描写や市民の反応などが良く描けてると思います。 7点(2003-12-10 01:00:36) |
735. ハタリ!
凄いですね、これ。狩のシーンは本当にぶっつけ本番だったらしいですね。物凄い迫力があります。ところどころに散りばめられてる笑いの要素も見ていて本当にほのぼのとするし、小象の水浴びのシーンで流れる音楽も凄くいいです。 6点(2003-12-10 00:52:39) |
736. 死霊の門
邦題が死霊のなんちゃらとかいうもので、「ホラーの全ての要素を詰め込んだ最高傑作!」だとか「あの~を超えた!」とかいう誇大宣伝がなされてる作品はどれも似たりよったりで、初心者の人たちはそういったパッケージや宣伝文句に騙されてしまうんですが、これも、それらB級ならぬZ級ホラーに属する作品です。内容は、題名から想像できるものでほぼ間違いはないと思いますが、こんな作品なんかよりもっと良い映画は沢山あるので、こんなものに時間を費やして無駄にするよりはそちらをみた方がずっと賢明だと思います。 1点(2003-12-08 02:19:00) |
737. 案山子男(OV)
えぇ、さかのぼる事今から数ヶ月前、某チャット仲間の方々が話題にしていたので興味を持ったってのがこの作品との出会いです、始めは僕もカズゥー柔術さん同様案山子を“アンザンシ”と読んでしまった1人です。が、興味を持ったのはいいもののなかなかビデオが見つからない(DVDはハメられると嫌なので買いませんでした)。そしてやっとの思いでビデオ発見、案山子を“かかし”と読む事も知り、早速レンタルして見ましたが…何といったらよいか…ハッキリ言ってつまらないんです。ストーリーも、“お茶目”でアクロバティックな案山子が襲ってくる…それだけ。なんか以前NHKでやってた怪奇ものの海外ドラマの少し派手になった版…とでも言いましょうか、夜なのにめちゃめちゃ明るい、しかも当たり前のように案山子男参上。展開は、よくある“夏の日の怪談話”をそのまま映像化したような作品で、評価できるのはオープニング・クレジットくらい。こんな作品でも、エンド・クレジットに“ダリオ・アルジェント”の名前を見つけたときは少なからず動揺しました。 2点(2003-12-08 02:10:00)(笑:2票) |
738. エリン・ブロコビッチ
これも実話だそうな。本当に事実は小説よりも奇なりといいますが、さすがアメリカ、といったところでしょうか。この映画、主人公がとても生き生きしているし、確かに口は悪いが自分を素直に表現してると思う。それに、学歴だけが人間を判断する基準じゃないということを物語ってます。冒頭、エリン・ブロコビッチ本人が出てきたのもいいです。ただ、「アメリカ史上最高額の和解金を勝ち取った女性」ということで自分は裁判主体の話かと思ってたんで、少し当てが外れた、といった感じです。 6点(2003-12-08 01:51:32) |
739. チェリー2000
人間でないものでも愛してもらえるという当初の設定はなんとなく良かったけど、機械は機械だといって結局捨てられてしまうチェリーニ少し同情した。 5点(2003-12-07 03:28:57) |
740. ロッキー5/最後のドラマ
ロッキーが現役から引退し、トレーナーになるので、今までとは少し変わっている設定。今回はどちらかといえばロッキーの闘いに対する情熱、そして家族の事に重点を当てて描かれていると思います。引退しているので、リングの上では闘いませんが、大事なのは心だということを教えるためのラストのストリート・ファイトもなかなか見ごたえがあると思います。 6点(2003-12-07 03:24:00) |