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61.  シャイニング(1997)〈TVM〉 《ネタバレ》 
キューブリック版を先に観ているので当然ネタバレしており、恐怖度が低いのは仕方がないとは思います。が。J.ニコルソンより、こっちの親父の方がイヤですね。こっちの親父は見た目はやさ男なくせに、ホテルにこもる前に既に子どもに暴力振るってて、DV男の芽があったんだよね。とり憑かれた後、妻子を脅して追っかけただけのJ.ニコルソンと違って、こっちの親父は死なない程度に妻に暴力振るったりしてるし。いや‥暴力シーンはなくとも顔だけで充分すぎるほど怖かったJ.ニコルソンの、演技力がスゴイのか??しかしその分、こっちの親父はリアルにいそうでヤな感じだ~。自分の人生の挫折の責任を、全部妻の存在のせいにしちゃったりとかも、いかにもいそうなヤツだな~と。 最後に子どもの卒業式に幽霊として出てましたが、オイオイ、いい話にするなよ!と突っ込みを入れてしまいました。これは父親と息子の絆の話なんだろうなぁ、と無理に納得しましたが、私は女性なのでどうもスッキリしませんでした。夫婦の絆はどうなったんだー。
6点(2004-05-24 23:55:50)
62.  キングコング(1976) 《ネタバレ》 
生まれて初めて映画館で見た映画。 ふつー、漢字も読めない子どもを連れてくかー?と思うが、たぶん親が見たかったんだろうなあ。結果的には字幕が読めなくても充分面白く、ラストでキングコングが死んだ時は、かわいそうで泣いちゃいました。大人になってから「キングコングが可哀想で泣いた」と言うと、「え~?なんで?!」と不思議がられるが、そんなにヘンな事でしょうか‥。
6点(2004-05-20 16:11:57)(良:2票)
63.  誘う女(1995・米)
雨の中に飛び出して「イヤォ!」とか叫んでミニスカートまくりながら踊るニコールが焼きついてます。可愛いっつーより、コワイ。にしても、ニコールの夢というか野望があまりにも「ちっちぇえ~!」って感じがする。アイドルになりたい日本の中高生レベル?局アナになりたい女子大生レベル?そんなのが幸せなのかね~?と悲しくなる。自分が現代という病におかされているのに気づかず、「これが自分の夢!」とか思い込んでいるニコールの分身は、日本にもそこかしこに大勢いるだろう。現代というか大都会というか文明の中で壊れちゃったような女の子たち。主役もそのひとり。なので彼女のやった事は悪事には違いないが、とても哀れに感じた。 それにしてもニコールは適役!彼女は美人には違いないが、マネキンくさいっつーか、整形くさいっつーか、とても人工的なので、この役はピッタリですね。最後に氷の下に沈められた彼女の顔がキレイなままなのも、現代の病を暗示しているような気がしてならない。
6点(2004-03-21 04:11:28)(良:1票)
64.  ルームメイト(1992)
ジェニファーったら、かわいい顔して女優だの~。すごく怖い女になってて感心した。ヒロインがちょっと自己中。「恋人と仲直りしたんでルームメイトは解消よ。悪いけど出て行ってね。でも急がなくってもいいのよ。私、優しいから」ってアンタ、そりゃ酷いんでは?寂しいときは散々彼女を利用したのに、その自覚もなく、自分は優しいつもりかぁ。と、全く同情できず、むしろ最期のヘディが哀れなり。ハリウッド映画はラストは必ず殺し合いになるけど、この映画だとそこまでするのは、ちょっと極端な感じ。別に殺しあわなくてもいいのになぁ~。仲良くやってちょ。
6点(2004-01-19 00:55:46)
65.  猿の惑星 《ネタバレ》 
ラストを知っていた事と、あまりにも間の長いシーンが多かったため、この評価で。もちろん公開当時に観ていたら、「おおっ!」と衝撃を受けたかもしれないけど、それはかなわぬ夢‥。あの長すぎる”間”は、行間が読めて登場人物たちの心理を想像するのが楽しいっつー人じゃないと退屈でしょう。つい余計なこと考えちゃうよ。「あ~もう一本ビール飲みて~」とか。観終わって、アメリカ人ならきっともっと感情移入できるんだろうなぁ、と思った。日本で作るなら猿はやっぱり日本猿で、自由の女神じゃなくて奈良の大仏で!きっと味があってカワイイぞ(笑)。しかし、昔の映画はキャラクターの描き方にどこかユーモアがあっていい。余裕があるっていう感じ。今だったら、猿をもっと迫力出して怖くする方向へ行くだろうなぁ。最近のショッキングな描き方に慣れた身には、すごく新鮮だった。
6点(2004-01-08 23:48:56)
66.  ニューヨークの恋人(2001)
少女漫画みたいなストーリーだけど、それなりに面白かった。パターンとはいえ、女性はこーゆうのに弱いんだろうなぁ。時空を超えた愛!なんてね。ヒュー・ジャックマンがしっかり貴族していて、なかなか魅力的。メグ・ライアンは、あの年齢でこの役をやるために、色々お金かけているんだろうなぁ、と思わせます(笑)。ラストが少々強引な感じ。せっかくのタイムトラベルものなんだから、もっと色々と伏線をはっておけばいいのに、ちょっと勿体無いな。
6点(2003-12-07 01:50:34)
67.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ジョニー・デップを観に、わくわくしながら映画館へ行きました。1時間並んだのでなかなかいい席に着けました。やったー。すると、何処からかオバチャン5人組が登場し、「ちょっとアンタ!私たち並んで座りたいんだから、端っこにつめてちょうだい!」と指差し&仁王立ちで言い放ちやがりました。心の中では「ふざけんな!」と叫んではいましたが、5人組の堂々たる体躯のオバチャンズに囲まれてびびってしまい、「あのう‥私、この席につくために1時間並んだんですけど‥」と弱弱しく抗議。オバチャンズは「なによ、この子、ケチねー!」と大声で悪態つきあいながら退場。楽しみにしてたのに、上映前にすっごいケチがついた気持ちになり、ムッカーーー!!(涙)です。 映画は、万人が楽しめそうな映画でよかったです。つきあい始めのカップルにおすすめ。ジョニー・デップにあのオバチャンズをキュウッと絞めて欲しい。
6点(2003-12-07 01:31:52)
68.  ウルフ
深夜にTVつけたらやってて、ビデオに撮って2回も見てしまった。正直、2回も観る映画じゃないと思う…。あ、俳優・女優のファンは別ですが。 J.ニコルソンが老けすぎで、ヒロインとかみ合わない感じ。映画にラブシーンはつきものだけど、無理があるだろ、このオッサンとじゃ!!!100歩ゆずってヒロインがファザコンなら納得いくけど、そんな設定ではなさそうだし。 狼男になった時の動作も、いまいち俊敏さに欠けてつまらないです。J.ニコルソンには、もっとワイルドで魅力ある狼男を演じてほしかった‥‥年齢的に厳しいか。狼男というのは、中年が若返る喜び~という意味で、バイアグラチックなんでしょうかねぇ。恋愛を絡めない方がよかったのではないでしょうかねぇ。 あと、J.スペイダーがさすがに若いなぁ、と感心(笑)。
[地上波(吹替)] 6点(2003-12-06 23:58:35)
69.  レッド・ドラゴン(2002)
見終わった直後の感想が「久々に美男・美女が一人も出てない映画を見たなぁ~」で、私も堕落したもんです(笑)。ほんとのとこE.ノートンてどーなんでしょう?カッコイイスか?彼。私は序盤のレクター逮捕云々のシーンで「あ~、この人(ノートン)がレクターさんに殺されて死んで、もっとカッコイイ人が主役で登場するんだな」と思ったくらい、ビジュアルに問題を感じました。ごめんよぅ、ノートン。演技はうまいんだが‥‥あの”なで肩”がイカン!ジャコメッティの針金彫刻じゃーないんだから!「モーリス」じゃないんだから!(怒) はぁはぁ。‥‥失礼しました。映画自体は普通に面白かったけど、「羊たちの~」のハラハラはないし「ハンニバル」のグログロもなく、前2作に比べるとインパクト弱し。レイフ・ファインズはよかったです。彼のほうがノートンよりステキと言ったら、友人に「あんたは筋肉好きだもんね」と問題発言されました。違います、役者の持つ雰囲気とイメージに対する好みなんです、と今ごろですが反論したい。
6点(2003-12-03 00:39:56)(笑:2票)
70.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 
監督、楽しそうですね!監督、のっちゃってますね!あんまり監督がノリノリなんで、こっちは追いつくのが大変です。 とにかくタラ監督が楽しんで作ってるのはわかった。監督の楽しさの五分の一くらいは共有できたと思う。たぶん。 後半は笑いをこらえすぎて腹筋が痛かったです。栗山千明。いいですね。スケバン刑事かと思いました。なんですか、あの「彼女は若さを凶暴さで補い‥」ってモノローグは。補えんのかよ! アニメは長すぎ。アニメの過去のオーレンは日本語ペラペラなのに、成長したオーレンは日本語忘れちゃったようでカタコト。主役ともども、あの程度ならいっそ英語オンリーの方がよかったのではないか。なんか無駄にマヌケなんだよね。 あとジャパニーズギャングは勘弁してください。どう見てもあれはヤクザでなく日本刀を持ったチャイニーズマフィア。階段律儀に降りないように。
6点(2003-11-15 00:13:40)(笑:1票)
71.  Virginia/ヴァージニア(2011)
最初のワンショットから、B級感がプンプン漂う作品。 B級が悪いという意味ではなく、肩の力を抜いて気軽に観られるという意味で、いい感じのB級感が漂っています。  とにかく、エル・ファニングがかわいい。 さえない売れない中年作家やアブない白髭の保安官なんかより、彼女をもっと映してほしかったです(笑)  監督がコッポラというのも知らないで観ましたが、映画館で観たら、かなりガッカリする作品かも。TVのスペシャル番組ぐらいのクオリティに感じます。 たとえばこの作品の続編が出るとしても、誰も観に行かないでしょう?それは映画としては失敗なわけで。 もっと脚本を練るべきでしょう…と思って確認したら、脚本もコッポラでしたか。ああ、もう年齢的にシンプルイズベストになっているのかもしれませんね…。  TVのスペシャル番組でこれの続編をやるというのなら、また観るかも。そのくらいの小品です。
[インターネット(吹替)] 5点(2020-06-29 16:38:52)
72.  ザ・ギフト 《ネタバレ》 
ストーリーが進むにつれ、登場人物への評価が変化していく作品です。 最初はいい奴だと思ってたけど実は悪人だった、怖い人かと思ってたら実はいい奴だった、とゆう逆転現象で、まぁよくある設定ですが。 ヒロインの旦那のゲスっぷりが徐々に際立っていくにつれて、精神不安定でお人好しなヒロインの腹が決まって強くなっていくのがいいですね。  それにしても、いじめっ子って、故郷に帰るのが怖くないんでしょうか。 だって、かつて自分がいじめたせいで人生を滅茶苦茶にされた同級生が、たぶんいまだに自分を恨んでいるんですよ。 「俺は勝ち組であいつは負け組だ」って奢っているけど、相手は失うものがないからこそ、全力で復讐しに来るかもしれないのに。 他人を平気で傷つけ踏みにじる人間は、世の中や他人を甘く見ているって事なんでしょうか。  ラストの、「子どもの父親は果たして誰なのか」という問題は、ヒロインにとってはまったく問題ではありません。 間違いなく自分の子である以上、生物学的な父親など、母親とのつながりの前では、とるに足りない事なのですから。 彼女の瞳がそう物語っていたのが、印象的でした。  派手ではありませんが、いじめ問題を扱った良作なサスペンスです。
[インターネット(吹替)] 5点(2020-06-10 15:41:41)
73.  シャッター(2008) 《ネタバレ》 
日本が舞台だとアジアを妙に強調した映像になりがちだが、この作品はフラットに日本を撮っていて不自然さがないなぁ…と思ったら、ハリウッド映画だけど監督・撮影は日本人でした。なあんだ。 一点だけ不自然さを上げるとしたら……それは奥菜恵の服装だ。胸元リボン&小花柄のワンピース…昭和だ!! もうちょっと何とかならなかったもんか。  ストーリーは、どーしょーもないチャラ男ダメンズたちが徒党を組んで女の子を弄んで、現実でもよく起きる性犯罪で、胸くそ悪い。 弱い者いじめをする男同士の連帯ほど、醜悪なものはない。立ち去ったヒロインは正しい。 怨念系のホラー作品というのは、救われなさすぎる被害者を救うためのストーリーなのかもしれない、と思う。  ともあれ、幽霊と謎を上手に使っていて、よくできているのだが、いかんせん、あんまり怖くないなぁ。 これ、日本人も米国人も怖くないんじゃないだろうか。怖くないホラーって、失敗かと思うんですが、どうでしょうか。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-06-10 13:12:00)
74.  ジグソウ:ソウ・レガシー 《ネタバレ》 
レガシー(遺産)でした…。悪くないけど、驚きはないです。  ちゃんとジグソウも出てきました。 彼が出ることで、それなりのクオリティを保った作品になりました。 もしジグソウが出てこなかったら、ひどいもんだったでしょう。それほどジグソウは代わりがきかない存在で、ジグソウが出ないソウに魅力はないのかも。  ということは、続編を作るのもこれが最後か…。 「ジグソウの後継者が処刑を続ける、ジグソウの信念は生き続けるだろう」というラストは今後も続編を作れる形になっているけれど、でも彼にジグソウほどのカリスマ性はないものなぁ。 だからって、毎回ジグソウを引っ張り出すわけにもいかないし。  有終の美を飾るにはイマイチの作品でした。
[DVD(吹替)] 5点(2018-07-18 16:44:52)
75.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
なんとも残念な三流ラブストーリーにしちゃったもんだ。  ラストがいけない。 仮にも「愛」を描くなら、コールドスリープに戻るか否か悩むオーロラにジムが一服盛って、宇宙船でひとり寿命をまっとうするラストにするべきだった。 90年後に彼女が目覚めると、宇宙船いっぱいに森や小動物などの自然が広がっていた…みたいな。 それが本物の愛ってもんだろう。 そしてジムが罪を償うには、その方法しかなかったはずだ。  愛し合う二人がずーっと宇宙船で生きていく…というには浅すぎる描き方。 最初のうちはイチャイチャしてればいいだろうけど、どんだけ愛し合っていようが、そのうち飽きる。 特にオーロラは、ライターで名を上げたいから宇宙船に乗船したほどの上昇志向の持ち主だ。 悪いが、ジムと一緒にいるだけで満足できるのは一年がいいところだろう。 そこら辺をうまく描けないもんだから、「運命の人」とか陳腐な単語を持ち出すとは、ガッカリだ。  後半は、ご都合主義の塊のようなストーリーだった。  まあ最初から設定自体がいかにも男目線のご都合主義だからなぁ。 ブルーカラーの機械工の男が、有名作家の娘の美貌の女を目覚めさせる。 一般社会では出会うことのない、住む階層がまったく違う二人。そこを男は自分の欲望のまま女を選び、目覚めさせる。まったくもって嫌らしい設定だと思う。  いかにもアメリカのマッチョな男向けのストーリーだわ。 こんなんで真実の愛だの言われると、ため息が出ちゃいますね。  現実だったら、オーロラは一人コールドスリープに戻り、ジムはひとり残される。 そして冬眠中のオーロラに毎日会いに行く。 おっさんになり、ヨボヨボの老人になっても毎日若く美しいままの彼女に会いに行く。 そしてひとり、息絶える。  そーゆうラストだったら、真実の愛を描いたラブストーリーだと認められるんだが。 どうだろう。
[DVD(吹替)] 5点(2017-11-16 22:27:04)(良:1票)
76.  ヒストリー・オブ・バイオレンス
「悪い仲間から足ぬけするのは大変だ!!」…という映画。  たとえ行方をくらまし名前を変え別の人間として生きても、何かで見つかったら一巻の終わり。 スッキリ生まれ変わるためには、悪い仲間たちを皆殺しにするしかないらしい。  「ゴルゴ13か?!」というような殺し屋っぷりが不自然な気もしたが、あまりにも殺人機械として優秀だったからこそ自暴自棄になり残虐行為に走り、そんな自分の人生に絶望したのかもしれない……と、想像させるものがヴィゴ・モーテンセンにはある。 生まれた場所がギャング一家という「暴力から逃れられない運命」を振り捨てるには、別人になるしかなかったのだろう。  彼が何も言わなくとも、生まれ変わった彼が作った彼の家族たちはそれを知っている。 彼がギャングであろうとも、本質的にはどんな人間か。 わかっていても受け入れがたいのが、平和や愛を尊ぶ人間だろう。  一度入ったら足ぬけするのは大変なので、悪い仲間とはかかわらないのが一番ですね…。  それにしても、マリア・ペロは美人なのにセクシーじゃないなぁ。(褒めてる) 普通に色気はあるんだけど、持ち味が理知的というのか、女性にも好かれるタイプだと思った。 無駄に色気のあるヴィゴとはいい組み合わせですね。
[DVD(吹替)] 5点(2017-10-13 17:20:03)(良:1票)
77.  ライト/オフ
マリア・ペロの追っかけで借りた作品。見たら、ヒロインが魅力的だし、弟も彼氏も序盤に殺される夫役の俳優さんも、みーんなビジュアルがよくて好感度大でした。 なぜこんなしょーもない事を書くかというと、「そこそこの映画を楽しむには、登場人物たちのビジュアルは非常に大切」と思ったから。 明かりをつけると消える幽霊(暗闇の中では最強の幽霊)というアイデアがとても良くて、最初の登場シーンはとても怖かった。が。だんだんモンスターみたいに暴れだして、まったく怖くなくなり、正体を知りたいと思う気もなくなってしまいました。 大体、幽霊じゃないし、妄想でもないし。治療で紫外線を当てたら現実に消えちゃって、消滅から何十年たってもママの心が弱ると闇の中でだけ実体化する存在。って、なんなのさ。 いや別に科学的に証明しろとか思ってるわけじゃないけど、そんなんいねぇよって観客に思わせたら失敗なんじゃないでしょーか。もう少し彼女の存在に説得力が欲しかった。 そういう大事な部分を突っ込んで描いていないから、話がつまらなくなるんだよなぁ。 登場人物たちの魅力で底上げされて、そこそこな作品にはなっていると思います。あんまりマリア・ペロの出番はなかったけど。
[DVD(字幕)] 5点(2017-09-26 22:12:49)
78.  ナイトクローラー
罪の意識も問題意識もなく「もっと刺激的映像を!」と求めるTV視聴者を批判している作品であることは確か。  だからこそ、ルイスがサクセスするストーリーなのだ。だってルイスを生み出したのは、一般大衆なんだから。ワイドショー好きな人間に、この男ルイス・ブルームを批判する権利なんぞないのだ。  たぶんアメリカの視聴者は、日本人よりさらに刺激的なニュース映像に貪欲なのだろう。  視聴者がエキサイティングな番組を求めるほど、番組側はそれに応じてもっと激しいものをもっときわどいものをと極端な方向へ走っていく。 ルールも道徳も倫理も麻痺して消えて、残るのはルイスのようにただ偏執的にひたすら目的に向かう欲求だけ。上へ向かうのではなく、下へ堕ちていくだけ。きっと彼らの行く先は地獄なんだろうなぁ。でも視聴者も同罪、地獄で一緒だから。  人や社会の欺瞞に気づいている人間なら、ルイスをただ批判することはできないだろう。 人のエスカレートして行く暗い欲求をかなえるため、形になったのがルイスなのだから。ルイスを嫌うのは、自分の影を嫌悪するようなものだものね。  だからもっと高得点でもいいんだけど、ルイスがホントに気持ち悪かったので…すみません、この点数で。
[DVD(吹替)] 5点(2017-02-15 20:40:47)(良:1票)
79.  ギャング・オブ・ニューヨーク 《ネタバレ》 
な…長いですね…。皆さんの言うとおり、詰め込みすぎなのは確か。 アメリカの建国や諸々について色々言いたい事あるんだな~というのは伝わって来ました。でも何を言いたかったのかはよくわからんかった…スミマセン。 ヤクザ物でもありそうな二大勢力の闘争、そこにムリヤリ気味にからむ復讐劇、移民への差別、そして一揆…じゃない大暴動、最後は権力側の武力による移民の一掃。 いくらでも面白くできそうな題材なのに、なんだかな~な感じになってしまったのは、クライマックスを一ヶ所にまとめてしまったからでしょうねぇ。 決闘と暴動と鎮圧をいっぺんにやるなよ。出来すぎすぎて不自然すぎて、アゴがかっくし落ちてしまいましたわ。ずーっとシリアスでやってきて、最後の最後に笑かしてくれなくてもいいのになぁ。 結局、「ディカプリオとその彼女、生き延びられてよかったね。以上」のような感想になってしまったよ…私の3時間を返してください。
[DVD(字幕)] 5点(2016-10-12 21:37:53)
80.  パニック・ルーム 《ネタバレ》 
この手の犯人との駆け引きが主なサスペンス物は、最初から最後までずっと緊張感を持っていないと面白くないのだが、それがなかなか難しい。この作品も、がんばってはいるが、序盤~中盤にかけては中だるみしてしまっている。大体読める展開ばかりが続くので、ちょっと早送りしたくなるのだ。 意外と母親役のジョディに感情移入するのは難しかった。最初ちょっとヒステリックで、娘が犯人とパニックルームに閉じ込められてから急に冷静になる。いくら娘の命がかかっているとはいえ、こんな短時間で急に精神的に成長する?と、疑問。序盤の彼女と別人みたいなのだもの。もう少しキャラクターを練った方がよかったんでは。 娘役に感情移入できた人は、素直に面白かったかもしれない。離婚して若い女と再婚して自分を見捨てたはずのパパが、自分を守るために命がけで闘ってくれた。ひどい体験だったけれど、自分は両親に間違いなく愛されていると信じられるようになった。そんな彼女の、ラストの公園での気負いのない素直な表情がとてもいい。 ずーっと家の中での映像が続くせいか、オープニングとラストの戸外の映像がすごく美しく見える。またこの母娘も美しい。パパは…ヒドイ(笑) 最後に勘のいい警察官のおかげで警官隊が突入してくるが、あと5分後にしてほしかったなぁ…黒人の犯人が逃げ切れなくて、ちょっと気の毒でした。
[DVD(吹替)] 5点(2016-04-15 20:57:08)
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