61. 天使のくれた時間
クリスマスものは単純に好き。 よく知らないですが、向こうでは「悔い改める日」なのでしょうか。 日本のクリスマス文化にもそういう側面があればいいのに。 「地球へようこそ」はかわいいな。 [DVD(吹替)] 8点(2007-07-16 05:45:43) |
62. 逃亡者(1993)
オーソドックスな内容。真相がチャチなのと、ドラマが挿入されていないというので多少減点。 作りはしっかりしているのですが、今日日じゃもっと捻ってくれないと満足には至らないでしょうね。 [地上波(吹替)] 8点(2007-07-06 23:10:02) |
63. ファーゴ
コピーだった「人間はおかしくて、哀しい」なんて文句が切なく響く良作。 婦警の存在が唯一の救いですが、個人的にはあれはあれで哀しいものを感じてしまうので、人間の哀しさばかりが募る作品です。 [DVD(吹替)] 8点(2007-06-25 17:58:06) |
64. ライアー ライアー
《ネタバレ》 「嘘をつけなくなる」という単純明快なシチュエーションを使って堅実に仕上げた佳作。 はしご車でのチェイスシーンも派手すぎの感もあるけど、異常設定からの解放なのでそれなりに納得出来る。 でも、展開自体は段取りっぽくなっているのが残念。 あとはジム・キャリーのオーバー・アクションを許容出来るかどうかの趣味の問題。 [DVD(吹替)] 8点(2007-06-13 22:58:28) |
65. ゲーム(1997)
ご都合的過ぎやしないか、という疑問符を随所に残す。脚本には、もうちょっと繊細な配慮を願いたい。 フィンチャ―が演出していなければ、これ程好感触にはならなかったようなB級スリラー。 しかしながら、ドラマも有機的に絡ませ、何よりラスト(彼女とのやりとり)が堪らない。 [DVD(吹替)] 8点(2007-03-31 10:47:31) |
66. ハートブレイカー(2001)
《ネタバレ》 しっかりと練られた脚本で好印象。 もっとコンパクトでスマートにまとめられそうな気もしますが、B級映画としては満点に近いと思う。 些細な点では、母親の顛末をあの男とくっつくのではなく、くっつくかもしれない程度に留めておく方が良かった。 [地上波(吹替)] 8点(2007-03-26 14:29:35) |
67. Mr.インクレディブル
新しいピクサー作品ですね。いまさら外部から新しい風を入れるなんてやりますね。見事に成功。 単身では失敗するが、次なる機会は仲間の協力で成功するという単純なプロット。しかし、娯楽に徹した見せ方や演出で秀作に。 個人的には家族の繋がりなんてわかりきってることだから、魅力に欠けます。 「カリオストロの城」も同じプロット(こちらは最初から次元もいるけれど)ですが、ルパン一味の関係性でそれをやるから魅力あるんだな~。 [試写会(字幕)] 8点(2007-03-25 05:24:24) |
68. モンスターズ・インク
《ネタバレ》 元々子供の喜びにはエネルギーがあるという設定にするのではなく、子供とのふれあいの中でそうしてはどうかという発想にこぎつける展開の方がいいと思う。 元々そうだったという設定ではどうにも取って付けた感が否めないので。 [試写会(字幕)] 8点(2007-03-25 05:10:53) |
69. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 観客へのアプローチが巧妙。内容自体は至極単純な話。 それにしても、この内容のままでは最後の展開がどう転ぼうと、このお嬢さんは安い女のような気がするんですが。 不倫相手とくっつくのは勿論のこと、看病してくれて自分のために会社辞めた男だからといって、その程度で恋心に変わります? なんとも安くて痛い女性だな~。男の妄想の域に留まっているのが勿体ない。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-09 13:19:51) |
70. 34丁目の奇跡(1994)
《ネタバレ》 嫌いなディズニー作品のような印象(極端で強引)を受けますが、内容は悪くない。 もっと現実的なディテールが与えられていれば満点を投じても良いと思うだけに残念。 オリジナルが変にアレンジされちゃったのかな。 現実的なだけでは人生はわびしいものとなる、という意見は激しく同意。 希望を持てなければ、夢を持つ向上心も芽生えないだろうし、きっと恋をすることも出来なければ、家族を持とうなんて発想も生まれないでしょう。 不確かであろうと希望を信じることは人生に彩りを与えるんだな~(勿論希望だけではどうしようもないですけど)。 [DVD(吹替)] 7点(2008-01-27 15:51:15) |
71. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 非情な現実は逃避手段であった空想をも侵し、終いにはその中ですら裏切られてしまう救いのない悲劇。 そんな顛末にも拘わらず、気高い心を失わなかった彼女に拍手。 自分を恥じるような生き方をしなければ人は皆「天国」に行ける(自爆テロやってるような人にも言えることでしょうから、一概に肯定できませんが)。 宣伝ではファンタジーと謳われているものの、空想内容が幻想的なものだったということでしかないのでジャンル分けとして「ファンタジー」を用いるのは適切でないのでは? あの世界観は脈略がないので、すぐに空想なんだろうと察しはつくものの、ファンタジーという言葉に惑わさせて、この曖昧な世界も現実でしたなんて処理にしないでくれよと冷や冷やしながらの鑑賞になってしまった。 [映画館(字幕)] 7点(2008-01-11 17:20:09) |
72. ザ・インターネット
《ネタバレ》 しっかりと構成されているので高評価するものの、どうにも素直に絶賛できない仕上がり。 犯人がマヌケだからかな。冒頭でのディスク奪取の接近や遊園地での接触は単独だったの?、とか。 その人物だけで延々追うのは最後の主人公との対決を分かり易くするためでしょうが、何だかそいつが三流臭い描写なので楽しめなかった。 [地上波(吹替)] 7点(2008-01-08 07:56:05) |
73. パラダイスの逃亡者
《ネタバレ》 「ミッドナイト・ラン」の脚本家であるジョージ・ギロ監督、脚本作だけあって前々から観たかったのですが、DVD化もされてなければレンタルでも見当たらなかったので地上波放送をかなり楽しみにしていました。 「ミッドナイト・ラン」と同様に物語の構造上の役割を各々別個のベクトルでまかない収束させる手腕はさすが。 ただ、長男が銀行強盗しようと思い立つ動機が不明(それ以前の描写ではそんな奴ではなかった)、サラは何で強盗だと見抜いていながら見逃すのか(そもそも何故見抜けたのか)、サラとのロマンスは一目惚れでしかないので軽薄、と欠点は多数。 地上波放送用にカットされた部分にそれらを補完する内容があることを祈って、甘めの採点。 [地上波(吹替)] 7点(2007-12-18 21:50:36) |
74. 容疑者(2002)
確かにタイトルやパッケージからサスペンスを期待してしまった人には不満があがるでしょう。主人公は刑事だし、殺人起こるし。 ちゃんとヒューマンドラマだと認識できていれば、構造的に見せている良質の文芸作品だと思う。 ただ、2つ目の殺人はもう少し早く起こった方がいいような気もする。 [DVD(吹替)] 7点(2007-12-17 03:53:54) |
75. エドtv
出てくる奴出ている奴どの人物も魅力を欠くが、しっかりと構成されていて、評価せざるを得ない。 「トゥルーマン・ショー」がジム・キャリーであった必要性を実感したし、向こうは番組自体も演出として製作者の意図との攻防という志向がある分面白そうなのだが、こちらはただ対象の生活を追うだけで魅力を欠く。 [地上波(吹替)] 7点(2007-12-11 18:29:56) |
76. JAWS/ジョーズ
これだけ驚かせてくれるなんてアトラクション映画の理想。今観れば、それほど満足はしないと思うけど。 [地上波(吹替)] 7点(2007-12-07 00:57:46) |
77. ペーパー・ムーン
さしたる方向性も示されないので多少退屈しますが、微笑ましいエピソードの積み重ねは好印象。 彼らの関係性が次第に積み重なっていく感じも良く出ているのでは。 [DVD(字幕)] 7点(2007-12-05 07:21:51) |
78. アザーズ
ホラーの秀作。 短編的内容なのでもうちょっと短くまとめて欲しかった。 [地上波(吹替)] 7点(2007-12-05 05:20:15) |
79. 刑事コロンボ/野望の果て<TVM>
《ネタバレ》 揺さぶりをかけてボロを出すのを待つ。 ひとつのパターンですが、犯人をあの行動へ向かわせるような誘導をコロンボが仕掛けるぐらいの流れがなければ彼の活躍としては弱いと思う。 [DVD(吹替)] 7点(2007-11-22 15:31:00) |
80. バックドラフト
サスペンスにしてもドラマ処理にしても至極真っ当。 [地上波(吹替)] 7点(2007-11-18 10:29:53) |