801. 卒業(1967)
《ネタバレ》 以前親に「映画が好きなら卒業くらい見てないと」とまで言われました。内容は、真実の恋を通しての青年の成長を描いたもので、30年以上経った今でも全く色あせてません。サイモン&ガーファンクルの<サウンド・オブ・サイレンス>をはじめとした楽曲もとても良いし、花嫁を奪うラストも今見ても素晴らしい。やはり映画は50~70年代の映画が一番面白いと思います。 8点(2003-07-20 16:55:41) |
802. シン・レッド・ライン
激戦地に駆り出される兵士達の、生と死、世界に対する思いや神への問いかけなどを美しく映像化している非常に哲学的な映画。しかし、あえて言わせてもらえばものすごくテンポが悪い。しかも長い。哲学映画を面白いつまらないで判断するのはなんか間違ってるかもしれないけど、正直につまらない。冒頭の米軍の船がやってくるまでは好きだけど、その他が…日本兵の描き方は、他の皆さんと同意権。現地の人々がア・カペラで歌ってるあの歌は好きですけど。 1点(2003-07-20 15:32:56) |
803. クレオパトラ(1963)
見終わった後の正直な感想は、とにかく長い、ひたすら長い。恐らく世界史に興味のない人は見ないだろうし、例え見たとしても4時間以上退屈な時間を過ごす羽目になるだろう。しかし、俺は幸いにもこの類の映画、特に古代ローマ史あたりが好きなので、取り分けてつまらないとは思わなかった。いや、むしろ面白かった。この作品の凄い所は何と言っても、↓前記の通り十戒、ベン・ハ-などと肩を並べるほどの壮大なセットを使い、途方もないエキストラを起用した点。映画が映画たる所以の壮大さがものすごく出ている。クレオパトラの辿った軌跡も、一般的な世界史の教科書や歴史書に載ってる有名なエピソードから細かなことまでを丁寧に映像化されていて良いし、時代に翻弄されながらも3人の男を愛した女として描かれているのも良い(実際のクレオパトラは、確かに美人だったにせよ、絶世の美人だとか、世界の支配者を次々と手玉に取った妖婦のような女性などではではない)なので、この作品は、好きなジャンルであることと、映画としての面白みや壮大さがちゃんとあるので、今回は8点を献上しようと思う。 8点(2003-07-20 15:23:01) |
804. OK牧場の決斗
西部劇の大御所的な作品だと思う。確かに映像やアクションなどは今日の映画に劣っているかもしれないけど。この時代の映画はみな独自の輝きを持ってると思う。改めて見返してみると、やはり、映画は50~70年代のものが1番映画らしく、面白い作品がたくさんあると思う。 7点(2003-07-20 14:57:56) |
805. ディープ・ブルー(1999)
《ネタバレ》 ジョーズ+リバイアサン(かそれに順ずるもの。要は深海もの)といった感じの映画。水が迫ってくる恐怖と、サメの恐怖がまたたまらない。あの科学者の女性はものすごく研究のことを大事に思ってたが、自分の命が危ない時まで実験のことを考えるとは、ある意味バカでえらい。それとサミュエル。かわいそうに話の途中で喰われて…最後まで話させてあげようよ…そしてラスト。俺的には下手な恋愛モノに終わるよりもずっといい終り方だと思う。 6点(2003-07-14 00:55:40)(良:1票) |
806. エンド・オブ・デイズ
シュワちゃん作品でオカルト作品とはまた珍しいモンを見た。しかもシュワちゃんアクションもちゃんと健在。テロリスト、エイリアン、無敵のサイボーグ、そして悪魔とまで戦ったシュワちゃん。次は一体何と戦うんだ? 7点(2003-07-13 23:35:55) |
807. ゴリラ
「おいおい、俺が一体何に見える?」ハイ、ターミネーターにしか見えません!(笑) いつも思うのですが、シュワちゃんに殴られたりしてる人は本当に大丈夫なんだろうか?と陰ながら心配しています。もともと、この手の作品は如何にシュワちゃんのアクションを楽しむかであり、何となくストーリーが薄いような気がします。面白いんだけど、俺はターミネーターなどのの方が楽しめたので、今回はこの点数にします。 5点(2003-07-13 23:28:52) |
808. 美女と野獣(1991)
ディズニー映画のいいところはやはりその世界観だと思う。ミュージカル部分の音楽や映像などが本当に考えられて作られているし、ロマンティックなシーンは星の輝きやダンス・ホールの色合いなどがとても綺麗だと思う。勝手な思い込みながら、この映画はいくつかの視点で見ることが出来ると思う。まずはロマンティックな出会いを夢見ている女性、恋人に愛を告白したいが自分の容姿と不器用さに思い悩む男性。そんな2人を何とか引き合わせようと奮闘する周りの人々、いとしの女性を何とか自分の物にしようと色々企むライバル。そして大人の恋の複雑さがイマイチ理解できない子供たちは可愛いティーカップ君に感情移入するという感じだ。ただやはり、この系統の映画(ミュージカル)があまり好きでない人にとっては楽しいはずのシーンも時たま鬱陶しくなってしまう事もまた事実だろう。 7点(2003-07-13 23:19:52) |
809. プリティ・プリンセス
普通だったら絶対ありえないような、そして結構ありきたりなシンデレラ物語だけど、それでも面白かった。プリンセス修行のシーンや車の中でブラインドを何度も上げ下げするシーンはかなり笑った。それにしてもクラリス女王のあの行為はどう見ても職権乱用だろう・・・面白いからいいけど。 8点(2003-07-07 22:53:21) |
810. I am Sam アイ・アム・サム
中だるみのような感じを受けたシーンも少しあったけど。正直に、面白い、というよりもいい映画だと思った。家族の温かみを感じさせてくれる映画、本当に心のそこがジーンと来る映画、少ないながら希望に満ちている映画、愛は何物をも越える映画と、そのよさを挙げればきりが無いし、何よりこんな臭すぎるセリフを連発している自分が恥ずかしくなってくるのでこの辺でやめておきますが、久しぶりにいい映画に出会えた気がします。障害を持ちながら、それでも娘を必死に育て、誰よりも愛した父親、障害を持ちながら、そのことを心から理解し、本当に父のことを愛している娘。「こんなパパでごめんよ・・・」「いいの、だって、私はすっごく幸せだもん」この言葉を聞いたとき、思わず涙が出てきました。元々なんでもないようなシーンでも涙が出てくるということも関係してるのかもしれませんが・・・前半はなれない子育てに奮闘し、後半は愛する娘を取り戻すために必死に戦うというストーリー設定も、単純ではありますが実に良いと思います。最初はどこか邪険にしていた弁護士も、次第にサムのピュアな心に触れ、本気で彼を助けようとする。そして、まるで自分のことのようにサムのことを思い、一緒になって闘ってくれる仲間たちも素晴らしいと思いまいた。劇中で、もし娘さんがあなたの知能レベルを超えたら・・・ということを言ってますが、教育というものには、あまり知能は関係ないと思うし、それだけでは子供を人間として良い大人に育てることは絶対に出来ないと思います。確かに、勉学の面では劣っているかもしれませんが、少しくらい勉強が出来るからといって、それが賢いということにはならないはずです。例えば、学校を首席で卒業した人がいたとして、その人が盗み、ドラッグ、最悪の場合殺人を犯したとしたら、それは絶対に賢いとは言わないはずです。どんなに頭が良くても、人間的にダメな道を選んだなら、それは絶対に賢いとは言わないはずです。その点においてのサムは、確かに人より知能は劣っているかもしれませんが、誰よりも心は綺麗です。そんな彼が、自分の娘に堕落の道を歩ませるような真似は絶対にしないと思います。誰よりも清い心を持つからこそ、人々が彼についていき、そして自分も、彼に、そしてこの作品に惹きつけられたんだと思います。 8点(2003-07-07 19:19:25) |
811. ペット・セメタリー2
前作の深いテーマは見事に消え失せ、ただのゾンビ・スプラッターになってしまった作品。 4点(2003-07-07 16:31:08) |
812. キャリー2
テレキネシスの破壊力と残虐性はよりいっそうパワー・アップしてるけど、ストーリー性は一段と薄っぺらいものになった。前作のような独特の雰囲気や深いストーリー性は見事に消え失せ、ただのバカなティーン・エイジャーの学園モノに成り下がってしまった。とりあえず、前作の生き残りのスーが出てくるけど、全体からしてみればそれほどプラスになるものじゃないし、第一、題名と内容がそんなに深く繋がってない・・・残念ながら前作を超えることは無理かと。確かに主人公の女の子は前作と違ってクールでたくましいけど、あれで16歳というのはちょっと無理があるし、何よりあの髪型だとどうしてもシガニー・ウィ―バーに見えてしまう・・・ 3点(2003-07-07 16:21:37) |
813. 理由なき反抗
自分も同じ年代(劇中の設定)なので彼らの気持ちがよくわかる。理由はわからないけど、突然周りに対してのことが凄く嫌になってしまい、そのことを誰も解ってくれないので、自分なりに自分を表現するのに、それがまた悪い方向に行ってしまう。ぱっと見はチンピラなんだけど、よく見るとジミーはそうした過程の反抗をしているだけなので、バズ率いる不良グループとは全く違う。むしろ、家庭に恵まれず、一人苦しんでたプレイトーを本気で救おうと思ってた良い奴なんだと思った。ラストは決して幸せな終わり方だとは言えないけど、凄く哲学的でいい終わり方だと思う。 8点(2003-07-04 01:21:42) |
814. パトリオット
《ネタバレ》 今日(昨日)TVでやってたので見ました。面白かったです。目の前で子供を殺され、その復讐をするシーン、イギリス軍の冷徹さ、喋れない子供が父に向かっていった言葉、罪もない村人が全員殺される所など、俺はこの系統のシーンに弱いので、胸のうちが熱くなりました。最後の決戦のシーンはとても迫力があり、アメリカの国旗を振りかざして果敢に敵軍に向かっていくメル・ギブソンは本当に格好良かったです。そして、怨敵を討ち取るシーンでの言葉「そうだ!だが息子たちは勇敢だった!」が、凄く心に残りました。 8点(2003-07-04 01:09:51) |
815. カニバル/世界最後の人喰い族
イタリアって感じの映画です。無意味なグロシーンが結構出てきます。しかし食人シーンはそんなに出てきません。途中から原住民と主人公達との追っかけっこになるので結構だれます。 2点(2003-07-04 00:28:21) |
816. クルーレス
そういえばあったなぁこんな映画。見たの結構前だからあんまりはっきりとは覚えてないんだけど、見るからにダサい女の子を見違えるくらいおしゃれに変身させるあたりに、この年代の女の子(自分も大して変わらないけど…)の力強さ?みたいなのを感じたな。あと、ストーリーとはあんまり関係ないシーンなんだけど(ある意味あるか)遅刻確認の時に必死に言い訳してる姿と、強盗みたいなのに襲われて車や携帯を盗られるシーンがやけにはっきり覚えてんだよなぁ… 5点(2003-07-03 23:51:16) |
817. キャリー(1976)
エクソシスト、オーメンと並んでオカルトの最高傑作だと思いますが、この3本の中でどれが良いかと言われればはやはりこの作品が1番好きですね。狂信的な母親の圧倒間などは見ていて本当にゾクゾクするし、ラストでの、ナイフで十字を切る時のあの顔!あの表情は、“ミザリー”のキャシー・ベイツよりも怖いと思います。プロムのシーンの、画面を2分割した映像は凄く斬新だと思うし、ラストのシーンも、大体予想が付くけれども、やはりこの作品が先駆け的なものであるため、ちっとも使い古した感じがしません。全編を通して、やはりキャリーが可哀相だと思いました。近寄りがたいとはいっても、ブスではない(と言うより結構可愛い)ので余計にそう思いました。色々な意味で心に残る名作です。 9点(2003-07-01 18:26:56)(良:1票) |
818. 続・猿の惑星
《ネタバレ》 前作の人間性を問うような作品から、冷戦の影響などからか、平和と云う名の大義名分の下の侵略、戦争行為を皮肉った作品へとシフトチェンジされています。 流石に前作のインパクトがあるせいか、旧地下鉄構内跡を発見し地球だと判明する場面はやや衝撃度に欠けたり、 前作のラストで異端審問にかけられたジーラとコーネリアスは刑期終わったの?とか、旧人類の遺跡発見してもゴリラたちがほぼ無反応… 等といった点が気になりましたが、続編としてはしっかりとした見せ場もあり、結局は平和の名の下のも大量虐殺しかできない、ということを痛烈に感じられたので、及第点以上ではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2003-07-01 18:02:07) |
819. ふしぎの国のアリス(1951)
ウサギを追って穴に落ちる冒頭から赤の女王に出会い、そして現実に戻ってくるまでが、非常に短く感じられ、この後はいったい何が起こるんだろう?といったワクワクとした感じで見られる作品。ディズニー映画はあまり好きではないけどこの映画は小さい頃から何度も見ているのでホントに面白いと思う。 7点(2003-07-01 03:06:15) |
820. チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁
前に深夜番組でやってたんで何となく見た。今回も色々と文句を付けたいと思います。21世紀も明け、近頃古い、というよりなりを静めていたホラーシリーズが一気にまた作られている様な気がする今日この頃。ハロウィンや13日の金曜日などの人気シリーズが再び稼動し始めてますが、果たしてその出来はどのくらいシリーズのファンを納得させられるものになってるんだろうか?例えばジェイソンX。この作品のレビューを見れば解るが、殆どの人が明らかに13金シリーズとは思ってないでしょう。実際その通りで、実質上のつながりは殆どなく、どちらかといえばパロディーのような作品に成り下がってる。シリーズとして見なければそれなりに楽しめるんだけど、やはり名前を使う以上はある程度の関連性をもたせるべきだと思う。さて、この作品。サブタイトルが“チャッキーの花嫁”。フランケンシュタインの~に似ていると思う人もいると思うけど、映画を見れば解るとおり、実際にフランケン~の映画を見ているシーンが登場する。しかも、チャッキーは昔の恋人に甦らせてもらうのだが、なんとフランケンシュタインの怪物のような形相になってる。しかもラストではセリフをそこから引用していたりするので、どう見ても狙ってるとしか思えない。冒頭のシーンでは見たことのあるようなホッケーマスクも登場してるし、殺し方も、明らかにヘル・レイザーのピン・ヘッドを意識しているようなものが登場する。オープニング曲を歌ってるのはロブ・ゾンビらしいんだけど、この手の映画でハード・ロックとはいかがなものか。それに黒魔術の儀式を行ってるシーンも登場するけど、それをやってるのがどう見てもビジュアル系バンドの女性シンガーみたいな女なので、不気味というよりは新手のプロモビデオを見ているように感じる。そしてその彼もまたマリリン・マンソン?ザ・クロウのエリック?みたいな格好してるし…。それに、この作品の殺人鬼は人形なので、人形同士が話してるシーンなどはちょっと過激な人形劇を見てるようで逆に笑える。作品全体の印象として、殺人シーンは過激だとは思うが、映像は綺麗だしエフェクトも多様してるので、怖いというよりはむしろ派手な気がする。昔のようなB級は作れなくなってたり、仮に作れたとしても今の人たちが寄り付いて来ないなどの問題があるからなんだろうが、ホラー映画の場合は少し映像が荒くても問題ないと思うし、そちらの方がより不気味さを強調できると思う。あまりに荒いのはやめて欲しいけど…。逆に、恐怖の対象を完全に見せてしまうのは、ネタバレしている手品のようで面白くないと思う。完全には見せず、ある程度観客の想像力に任せるような作品の方が、CGや特殊メイクを使って派手に表現する怪物よりはずっと怖いと思う(いい例がエイリアンなど)。近頃の映画は殆どがこの類だと思う。そして忘れちゃいけないのがエンディング。後味が悪い終わり方の方がホラーは良いんだが、それをシリーズで、しかも何回も使われるとやはり「またかよ!」といった感じでマンネリ化してくる。この作品も例外ではなく、続編が出てもおかしくない終わり方をする。続編ものは大体質が落ちていくので、あまり長く続くのもどうかと思う。まとめて、この作品に限らず、最近のホラー全体にいえるんだけど、やっぱりCG技術などが向上して、アクションやSFなどがどんどん進化している分、ホラーは80年代からどんどん退化していっていると思う。ジャンル自体が廃れているのもあるんだけど。しかし、まだ完全にはなくなってはいないし、このジャンルに取り組む以上はやはり、ある程度の質を持った作品を作って欲しいと思う。最後にこの作品に一言、発展させるあまりに空振りしすぎてる気がします。なので、点数は、とりあえずシリーズの続編ではあるので3点 3点(2003-06-30 02:29:32) |