821. ダンス・ウィズ・ウルブズ
突っ込みたいところはいろいろあるが、ホワイトアメリカンをきちんと侵略者として表現した点は素直に評価したい(主人公の存在自体が免罪符的ではあるが)。しかし、あのラストはいくらなんでも中途半端では? [ビデオ(字幕)] 6点(2004-03-04 02:35:02) |
822. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
きちんと作りこまれた話で好感が持てますが、この題材で2時間半は長過ぎです。もっとコンパクトにまとめてくれたら、名作認定だったのですが。 [ビデオ(字幕)] 6点(2004-03-01 02:57:55) |
823. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
良くも悪くも予想どおり。ただ、結局フロドが最後までまるで成長しないのには、びっくりしてしまった。あのキャラクターは何のために出てきたんだろうか?それと、前作で印象に残っていたレゴラスとエオウィンの登場が減っていたのが残念だった。 6点(2004-02-29 20:46:48) |
824. ゼイリブ
このサングラスのネタ一発だけで最後まで押し通してしまう潔さ。細かいことはどうだっていいんだよ、といわんばかりの必要最低限の描写。だからこそ、あの看板や広告のインパクトが後々まで残るものになっています。 [DVD(字幕)] 6点(2004-02-11 19:07:53) |
825. エイリアン2
キャメロンらしい律儀で誠実なアクション。1を確かに継承していながら、1とは別の角度で1つの世界を極めてしまった、稀有な作品。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-02-09 00:06:42)(良:1票) |
826. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 俳優陣の重厚な演技合戦の静かな迫力はなかなかのものなのですが、肝心の筋自体にそう大した動きがなくて、弱いのです。100分くらいでコンパクトにまとめていたら、もっと重量感のある作品になっていたでしょう。あと、冒頭のエピソードが後にそんなにつながっているわけではないのが気になりました。 [映画館(字幕)] 6点(2004-01-17 22:27:48) |
827. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に
サクセスストーリーならばそのためのアイディアやネタがもっと欲しかったし、ラストの演出は二時間ドラマレベルだし、脚本には突っ込みどころは多数ありますが、それを全部吹き飛ばしているのは、当時のマイケル・J・フォックスの神がかり的にアクティブなパワーに尽きます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-01-05 04:36:13) |
828. 晩秋(1989)
2時間のうちの1時間半は実に味わい深く、これは名作決定かと思っていたのですが、締めの30分で、全然別である上に必然性もない話になってしまって・・・残念です。人間なら誰もが向き合うテーマに正面から堂々と挑んだ設定は良かったです。 6点(2004-01-05 03:13:41) |
829. バックドラフト
作品としての質は高いのですが、謎の解明の部分を入れてしまったために主題がぼけてしまったような気がします(ラブストーリーとか兄貴の前の奥さんとかはもちろん蛇足です)。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-01-02 05:27:17)(良:1票) |
830. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
所詮は吸血鬼ものと思ってほとんど期待していなかったのですが、意外にしっかりした時代劇でした。特に、当時日の出の勢いであったブラッド・ピットを前に旧アイドルとしての意地を見せたトム・クルーズの気合がびんびん感じられます。私は基本的に彼は大根だと思っていますが、この作品では彼の存在を十分に鑑賞できますし、本作がなかったらその後の彼のキャリアも変わっていたでしょう。ただし、インタビュー(=現在とのつながり)の必然性は感じられません。 [DVD(字幕)] 6点(2003-12-31 18:03:23) |
831. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 前半の謎と暗示に満ちた雰囲気は期待を持たせるに十分でしたが、終盤、単に狂ったオヤジから逃げ回るだけの単調な展開になってしまったのが残念でした。 [DVD(字幕)] 6点(2003-12-30 12:37:47) |
832. グリーン・デスティニー
この作品のワイヤーアクションは、やり過ぎなところがいいのです。これでもかとばかりに現実の重力を無視して、しかもストーリー上さしたる必要性のない場面でも見せつけまくるところに、監督の意地と執念と偏執狂ぶりを感じます。映画はこうでなくてはいけません。意味不明な回想(しかも長い)や趣旨不明な登場人物の行動、前半と後半の視点のずれなど、ツッコミどころの多い内容を「それがどうした」と押し切ってしまう強引な進行も楽しい。ただ、それを成立させたのは、全体の大事な部分を引き締めているミシェル・ヨーの功績だと思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-12-23 02:49:33) |
833. ブルース・ブラザース
一本のネタをどこまでも引っ張る発想、これでもかというくらいの体力勝負。これってドリフの笑いだったのですね。それも、どちらかといえば、コメディ・ユニットに特化する前、まさにミュージシャンズ・バンドだった頃の。そう思って見てみると、大笑いするというよりは、何かしんみりしてしまいます。むしろ子供に見せた方が、素直に大笑いするでしょうし、情操教育上も良いでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-12-22 02:52:01) |
834. グリーンフィンガーズ
《ネタバレ》 色とりどりの花々が表現する状態そのままに、刑務所もののくせして異様にハッピーな作品。大抵、こういうときは、粗暴なだけで仲間に加わらない同房の囚人がいたり、意地悪なお偉方から妨害が入ったり、ハプニングが起きて完成が超困難になったりするものですが、そんな障壁が少なくとも画面上はほとんどありません。多少起こったとしても、あっという間に解決されます。そんなわけで、見ていて前向きな明るい気持ちにはなれるのですが、囚人たちの勉強の過程、目覚めの過程はもっときっちり描写すべきだったと思うし、見る側の理解度を恐れずに専門用語・概念もがんがんちりばめるべきだったと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2003-12-16 21:55:32)(良:1票) |
835. スパイ・ゲーム(2001)
《ネタバレ》 何とこのタイトルなのに、スパイ・アクションがまったく登場しない。延々と回想が続く。なんだけど、この作品の構造って、最大の敵は北ベトナムでも東ドイツでもレバノンでもなく、身内の組織そのものでした、というところなんでしょうね。よって、頑張ってロケしたであろう現地のどうのこうのよりも、何気ない会議の一風景とかオフィスのちょっとした発言とかの方が、よほどスリリングなのです。その中で、作戦も極めて限定されているのですが(そしてあっという間に追跡されるのですが)、細い糸をたどるようにして何とかしてしまうところが、何とも心地よいのです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-12-14 17:55:51) |
836. オーロラの彼方へ
《ネタバレ》 前半は何となくモタモタ気味、後半は一本筋が通って迫力がありますが、結局はサスペンスとその解決によりかかっただけという気がしなくもない。つまり、主題が微妙にずれちゃってるのです。タイムトラベルものはどうやっても時の差が埋まらない切なさこそが命と考える私にとっては、何事もなかったかのように平穏無事に締めてしまうラストも拍子抜け。 [DVD(字幕)] 6点(2003-12-06 00:10:29) |
837. ダラスの熱い日
事件後10年の時点でここまでのものを作り上げたのは見事。実際の映像を巧みに組み込んだ構成が、後々まで残る印象を与えている。ただし、陰謀の動きそのものは丁寧なものの、肝心のその前提(そこまでのことをするに至った経緯)の説明が弱いのが難点。 [DVD(字幕)] 6点(2003-12-01 02:57:44) |
838. ノー・マーシイ/非情の愛
普通によくまとまったサスペンスだと思います。今見ると恥ずかしいようなシーンもいくつもありますが。 6点(2003-11-30 02:39:49) |
839. 許されざる者(1992)
ウエスタンのスタイルをとりながら、手法的には現代サスペンス・アクション風に場面が進んでいく。そこがこの作品の新鮮なところだったのだと思う。ところどころ照明が異様に暗くて、せっかくのハックマンやフリーマンの演技を堪能できなかったのが残念。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-11-29 04:37:00) |
840. エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事
もっと、華麗な衣装にも劣らないほどの燃え上がるような不倫の恋を期待していたのに、出てくる人がみんなえらく品行方正で、何の衝突も葛藤もないでははないですか。これでは面白くありません。大事なところを全部ナレーションで済ませてしまっているのも問題です。 [DVD(字幕)] 6点(2003-11-18 01:36:12) |