821. ラブ・オブ・ザ・ゲーム
野球人生最後になるかもしれないという試合の中、愛した女性との出会ってからの思い出や自分の考え方などの微妙な変化、そして、相手選手とのやり取りなどが凄くいい感じで映像化されてると思う。バッターボックスに入った敵選手との心理戦、ライバルとの決戦、そして味方とのやり取りが、野球があまり好きではない俺でも面白いと感じたし、完全試合達成の瞬間は、そうなるだろうとはわかっていてもハラハラした。フィールド・オブ・ドリームスとはまた違ったよさがこの作品にはある。ただ、やはり野球はあまり好きではないので、手放しに良いとは言えない… 6点(2003-06-30 01:22:59) |
822. カリギュラ
本名はガイウス・ユリウス・カエサル・ゲルマニクスといって、カリグラ(カリギュラ)とは彼が幼少の時に軍隊が付けたあだ名で【兵隊靴の坊や】という意味です。見ての通り、マルコム・マクダウェル、ピーター・オトゥール等の一流のスタッフを動員した歴史ポルノ大作ですが、実際のカリグラ帝も即位後すぐに患った大病によって精神を冒され、その後溺愛していた妹の死によって狂気がさらにエスカレートした狂人だったので、このような作品になるのは当然だし、その点については上手く彼の狂行を表現できてると思います。この後、彼の妹の(小)アグリッピナが、後に暴君としてその名をとどろかせるネロを生んだというところが、歴史の面白みを物語っていますね。 [DVD(字幕)] 7点(2003-06-29 02:33:55) |
823. トリプルX
橋からのダイブ、バイクでのハイジャンプ、雪崩に追われながらのスノボでの疾走や敵の要塞に侵入するなどなど、アクション映画としてのツボをちゃんと押さえてるし、見せ場も沢山あり、アクションシーンは疾走感抜群でとてもいい。特製リボルバー銃や、男の夢をを叶えてくれる(?)ハイパースコープ、小型爆弾、それにボンドカー顔負けの装備を備えたGTOなどのスパイツールも盛りだくさんで、娯楽映画としては非常に良いと思うんだけど、なんかそれだけって感じで後に何も残らないのが痛い。それに細かい事を言うようだが、できれば正義の味方にはならずに彼スタイルで最後まで行って欲しかった。 5点(2003-06-26 18:41:06)(良:1票) |
824. ビバリーヒルズ・コップ3
前作で、ビバリーヒルズのおやっさんことボゴミル警部は助かったのに、何でトッド警部は死んだんだ?アクセルのことを邪険にしながら、心の中では良き理解者というところが好きだったのに、彼を殺さないとシリーズは作れなかったのか?タガートもいなくなって、代わりに変なオッサンが出てきて、それなりには良かったけど、やはり前シリーズを支えてきた人々に出て欲しかったな。作品自体はそれなりなので、そこが凄く残念。 6点(2003-06-26 18:11:28) |
825. ビバリーヒルズ・コップ2
1作目には劣るけど、それなりに面白い作品。しかし、本作においての1番の変わりようはローズウッドだろう。1作目ではどうも今ひとつ抜けているようなキャラだったのに対し、本作に至っては部屋には何挺もの銃、車にはショットガン、おまけにロケットランチャーまで撃って、まるでランボーやダーティ・ハリーのようにに豹変している。やはり、前作のラストの銃撃戦で何かが変わったのかな・・・あれはあれで良いと思うけど、何となくローズウッドじゃない気がする。 6点(2003-06-26 18:02:23)(良:1票) |
826. ビバリーヒルズ・コップ
やはりこの作品の見所はエディ・マーフィのマシンガントーク。どんな窮地に立たされてもその巧みな話術で切り抜けてしまい、普通に見たらただのチンピラなんだけど実際はデトロイト警察というギャップもいい。ビバリーヒルズ警察の2人組、タガートとローズウッドの間抜けぶり?も見ていて面白いし、なんだかんだ言ってアクセルに協力してしまい、そこに友情が芽生えるのも良い。アクションもそれなりにあり、普通に面白い作品。 7点(2003-06-26 17:51:07) |
827. ザ・リング
さすがに数多のホラーを生み出しているアメリカだけあって一定の基準は超えているけど、日本版の持ち味を上手く表現し切れてないように思える。まず呪いのビデオ。あれはあんなはっきりした映像ではなくてもっとピントがずれてたりとかかした方がよりおどろおどろしいものになったと思う。そしてサマラ。犠牲者の顔を特殊メイクでグロく見せるのは別に良いとして、サマラの顔が出てくるのはちょっと…あれじゃただのモンスターかゾンビだし…。設定もイマイチ説得力がないし。期待はずれとまでは行かない作品だったからまだ良いけど。俺の尊敬するサム・ライミ監督のリメイクする(正確には製作総指揮だけど)“呪怨”は滑らないで欲しいな… 5点(2003-06-17 02:34:56) |
828. パルプ・フィクション
この映画が初めてのタランティーノ作品です。他はまだ見ていないから何ともコメントしがたいけど、この映画はぶっちゃけ、はじめは全く意味がわからなかった。でも、段々見ていくうちに話の辻褄が合ってきて、この作品の面白さが判ってきた。まず、オープニングからしてイカしている。サミュエル・L・ジャクソンは独特の雰囲気を放っているし、ジョン・トラヴォルタは相変わらずクールな悪役を好演しているし、その他にもブルース・ウィリスやヴィング・レイムス、クリストファー・ウォーケンなどといった魅力的かつビッグな顔ぶれが勢ぞろい。そして、二重三重と交差する時間軸の中で多数のエピソードを描き、最期にそれが一つにまとまるという作品構成はさすが。特に一番の見所はやはり、ラストのサミュエルの説教のシーン。手に汗握る緊張感もあるが、何より自分の人生観を考えさせられる。登場人物のセリフも(字幕じゃなく)Fuckin’~やMother fucker、Son of a bitchなどと汚い言葉を連発しているが、それぞれの登場人物の性格やアメリカという国柄を実によく表現していると思う。ぜひもう一度見てみたい。 8点(2003-06-12 03:13:16)(良:1票) |
829. マトリックス リローデッド
<ネタバレあります>話の内容は前作よりも複雑になったが、それ以上に全てにおいて前作を大きく上回っている。まず印象に残るのが、皆さんも知っての通り、新たに開発された“ヴァーチャル・シネマトグラフィ”によって描き出される“元”エージェントこと100人のスミス君とネオとの壮絶なバトルシーン。次から次へと襲い掛かってくるスミス君を“真・三国○双”バリのアクションで迎え撃つ、その映像たるや正に圧巻。その他、モーフィアスは斬鉄剣(?)片手に車を一刀両断、前作よりも更にアクションが増えてます。白いロング・コートとグラサン、プラチナブロンドのドレッド・ヘアが特徴的な双子のオカマちゃんもといザ・ツインズ(はじめ、スミスが女性になったのかと思った…)は壁などを通り抜ける圧倒的な能力を見せ付けながらも、爆発で吹っ飛ぶとはずいぶんあっけない最期を迎える。フリーウェイでのカー&バイク・チェイスは確かに今まで誰も見たことがないような迫力だし、スミス君は現実世界に華々しくデビュー(?)してるし、ネオはスーパーマンやってるわトリニティとの恋に暴走(そこまではしてない)するわで、とにかく前作とはスケールが違う。ただ、予言者に会う前の戦闘は、ただアクションを見せるために入れたおまけのように見え、イマイチそのシーンの必然性にかけるシーンが多々あるのもまた事実。ストーリーの方も、最初に書いたとおり、前作が娯楽映画的な話だったのに対し、マトリックスの設計者に会い、救世主も実はシステムによって操られていたといった事実がわかるなど、一気に複雑でシリアスな内容になっているので、前作のような楽しみ方はちょっと出来ないかもしれない。ただ、作品単体としてみれば十分いい出来だと思うし、深く考えなければそれなりに楽しめると思う。 7点(2003-06-08 19:51:54) |
830. シックス・センス
新手のホラーかと思ってたら違った。しかし、あのラストの持って行き方は筋が通ってて良い。でも、先に“ゾンゲリア”を見ていると確かにインパクトが欠けるし、仮に見てなかったとしても、最初のシーンがあるし、全編を通してのことがあるのであまり驚かなかったと思う。 5点(2003-06-07 20:52:09) |
831. スーパーマリオ/魔界帝国の女神
小学生だった俺には面白かった。が、満足したわけでもなかった。確かマリオって25歳くらいの設定じゃ…しかも、国王様の先祖はキノコですか…気持ち悪いよ、椅子から垂れ下がってるの…。ピーチ姫は出てこないのか…ヨッシー、あれじゃただの恐竜…でも、ゲームの映画化ってやっぱりこんなもんか。ちなみに、マリオの職業は配管工となっておりますが、当初は大工の設定で、2作目のゲーム(名前なんだったかなぁ…?)で土管が出てきたので、「大工なのに土管!このままではヤバイ! 」ということで急遽、配管工に変更されたそうです。 6点(2003-06-07 20:11:53) |
832. プリンス・オブ・エジプト
《ネタバレ》 ※2021年7月30日追記 他の方もおっしゃっている通り「十戒」ならば、できれば石板を授かったあと40年彷徨うくだりも描いて欲しかったのが正直なところです。 この題材に初めて触れる方なら適度な長さとテンポで観やすいとは思いますが、やっぱり個人的にモーゼの描かれ方に違和感。 そしてエジプトを去る理由弱くね?とか、最後ラメセスが追っかけてくるの唐突すぎね?とか色々と気になってしまう点がありました。 ただ、ヘブライ人が歌いながら歩く場面や、本家十戒が霞むレベルの海の割れる迫力はやはり観ていてすごいな、と思いました。 おそらく、自分が「十戒」がオールタイム・ベストでなければ、もう少し楽しめたと思います。 あと、観返すまで自分もこれディズニー作品だと思っていました、、、 そう言うレベルではディズニー作品と比べても全然褐色はないと思います。 [地上波(吹替)] 5点(2003-06-04 16:42:50) |
833. 光る眼
《ネタバレ》 骸骨エイリアンや擬態エイリアン、能面マスク殺人鬼と作品ごとにインパクトがでかいカーペンター作品にしては結構地味な印象でした。 ですが冒頭の街の異変、怪異、不気味な子供のビジュアルなどは中々良かったと思います。 眼が光る際のビジュアルは結構アレで、今見るとちょっとチープにも感じますが、それもご愛嬌。 あまり劇的な展開がなく淡々と進んでいくのでちょっと退屈、と感じますが、雰囲気、そしてラストは結構好きです。 [地上波(吹替)] 6点(2003-06-02 02:21:09)(良:1票) |
834. ザ・インターネット
《ネタバレ》 ※2021年更新 「ジ・インターネット」ジャないんだ?という野暮なツッコミは置いといて。 95年といえばWindows95が出た年〜っと、公開当初は小学校中学年くらいだったのでそんなのわかるはずもなく、実際観たのは数年後の地上波放映時だったと思いますが、その頃も今ほどネットも気軽なものではなかったですし、「一体なにやってるん?」って感じでした。 今でこそ「あ、そういうことね」と思う部分が多いので正直、20年早かったかな?という感じです。 とはいえ、ネット部分にしても、いくら個人情報書き換えて孤立させるって言ってもなにかしらの紙媒体の資料も残ってるだろ?というようなツッコミは結構あるのですが、個人情報漏洩の恐怖は、1人一台パソコンやスマホといった携帯端末で気軽に情報を入手できるようになった現代においてはより身近になった気がします。 基本的な流れは、普通のサスペンスのような追いかけっこなどになってしまっていて、ネットって言ってもおまけ程度じゃん?なのですが、冒頭のウィルスが最後に決め手になる、という演出はなかなかよかったと思います。 PC黎明期なのにダウンロード(アップロード)速度や処理速度やばくね?とも見えるんですが、基本的に映画の中でのPCはオーバースペックなので、ご愛嬌ということで(笑) [地上波(吹替)] 6点(2003-06-01 03:40:04) |
835. IT/イット〈TVM〉
《ネタバレ》 前半はスタンド・バイ・ミーを彷彿とさせたり、そこに絶妙なファンタジー・ホラー要素が加わり観ていてなかなか面白いものがありますが、30年後の大人になった主人公たちのパートになると少々失速。 主人公たちが一名除き全員成功しているというのもなんか違和感を感じますし、ラスト近くに登場した精神科に入院している子ども時代の不良も、あっけなく退場してしまうし…。もう少し粘らせれば作品が面白くなったのではないかと思います。 そして、イットの存在が悪霊と化した巨大クモというのが、観ていて最大のがっかりポイントでしょうか。 恐怖の対象とは、姿が不明瞭だからこそ恐怖を感じるものですから。 総じて、前半6点、後半4点の平均5点が妥当な線でしょう。 [地上波(字幕)] 5点(2003-06-01 03:22:40) |
836. エクソシスト/トゥルー・ストーリー<TVM>
《ネタバレ》 最初にテレビ放映で観た時はつまんねーと思いましたが、先日久々に観返す機会があって観返してみると、そこまでつまらない作品ではないとの印象を受けました。 確かに、元祖エクソシストのように憑依された子どもがグロテスクに変容したり、マックス・フォン・シドーのような威厳もティモシー・ダルトンからは感じられませんが、戦争体験によるトラウマを抱えた神父、 カトリック教会の近代化を図る大司教様、それゆえ悪魔祓いには否定的、 悪魔祓いの記録を文献で当たり、それに基づいて悪魔祓いを取り行う、 と云った点を描くことにより、現代的に解釈されたオカルトものとして観られます。 まあ、子役に鬼気迫るものがないだとか、前半から超常現象飛ばしすぎとか、演出に崇高な雰囲気がないというか淡々とし過ぎているとか単に偏屈な親に注目してほしいがための行為と取れなくもないだとか色々と挙げればキリがありませんが、 元祖で感じられた、「そもそも何で管轄外のカトリック教会が乗り出してくるのさ?」という違和感を本作では感じられなかったので、この点数で。 [地上波(吹替)] 6点(2003-06-01 02:19:55) |
837. 逃亡者(1993)
《ネタバレ》 実はこの作品が元はテレビドラマで、更には実際に起きた事件が元と云う事を知ったのはかなり後の事だったりします。そして、この作品の事を知ったのは実はWhat's マイケルの中のパロディだったわけですが…。 ま、そんなことはどうでも良いとして、若干キンブル医師が超人的に描かれているかも?という描写はありますが、名医師と敏腕連邦保安官ジェラードの手に汗握る攻防がとにかく見ものです。 中盤、刑務所内で名前を呼ばれてつい反応してしまうのは、人間の条件反射を上手く描いていると思いますし、下手な変装をしていないのもまたリアリティがあって良いです。いくら指名手配とはいえ、四六時中テレビや新聞等を見ているわけでもなく、ましてや通りすがりの人の顔なんていちいち覚えていないのが現状。他人は自分が思っているほど自分に関心がないということをもろに語っている描写だと思います。 真犯人究明というサスペンスフルな展開もあり、やはり多くの映画の見本になるような作りをしていると思います。 [DVD(字幕)] 8点(2003-05-31 03:53:41) |
838. バトルランナー
殺人が正当化されるゲームって、何となく<バトル・ロワイアル>な感じですか。皆さん駄作だといってるみたいですが俺は好きです。というより、これを見たのがまだ小学校低学年の時で、そのときはまだ何にも考えないで映画を見てたからなのかもしれませんけど。でも、そのときからすでに、「ベンは何も悪いことしてないのに、何で刑務所に入んなきゃいけないんだろう?なんか間違ってる」と思ってました。現実世界でもそうで、冤罪によって罪もない人々が今でも罰せられている。全く、狂った世の中です。 6点(2003-05-31 03:04:57) |
839. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
前々から思ってたんだけど、007ってスパイだよね?軽軽しく本名名乗って良い訳?ていうか世界一有名なスパイってものすごく問題あるんじゃない?という個人的な疑問は置いといて、前2作よりもはっきり言ってつまらなかった。印象に残るシーンは、Qが自分の後釜を紹介する所。その後本当に役者が死んじゃったから、あのシーンはすでに彼の死を暗示してたんだろうか? 4点(2003-05-31 02:01:49) |
840. 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
シリーズはこれとゴールデン・アイ、ワールド~しか見たことないんですが、かなり面白かったと思います。ただ、スパイ映画としてみた場合、ちと派手な作品…かな。 7点(2003-05-31 01:54:08) |