841. バスケットボール・ダイアリーズ
話も暗けりゃ映像もどこか暗い。冒頭より主人公の独白で進む。娯楽映画というより実録映画のようなもので、バスケ映画というよりドラッグに身を滅ぼしたジャンキーの話。ボロボロになったディカプリオの演技は光っているが、映画としてはほぼ一本調子で進み、見た後もそれほどにいい気分にはならないので、人と場合を選ぶ映画だと思う。 5点(2003-10-29 03:33:42) |
842. バッド・ガールズ(1994)
女性版西部劇。主人公たちは善玉でもガンマンでもなく、初めは殺人罪で逃亡しているのに、途中から軍の列車強盗の騒動に関与し、その次は復讐…と、序盤の設定はどこいったんだ?以前の西部劇とは違い主人公が女性、っていうだけか。ラストのガン・ファイトは見ごたえがあるが、なぜ普通の女性があそこまで銃の扱いに慣れてるんだ?しかしもっと不思議なのが、同じような内容のクイック&デッドが酷評されていること。 5点(2003-10-29 03:05:47) |
843. オーメン4<TVM>
一応は続編。前作でダミアンが死んで一件落着…と思いきや、実は隠し子が居た!!っていってまたシリーズ再始動。しかしいい加減この話の決着が着かないのは何とかしてくれ… 5点(2003-10-27 02:58:06) |
844. イマジン/ジョン・レノン
(趣味の程度といえど)自分が楽器を弾くようになった今だから言えることけど、ジョン・レノンという人は本当に才能溢れる人だったんだなと思う。 事実、今のロックをはじめ多くのジャンルで試みられてる事(コンセプト・アルバうやら他のジャンルとのクロス・オーバー等)の殆どビートルズがやっちゃってるわけだから、やっぱり凄いとしか言いようがない。 僕はジョンの熱狂的なファンではないけど、彼のボーカルはなかなか好きだし、ミュージシャンとしてはやはり尊敬する。 神格化されすぎた彼はあまり好きではないけど、生身の人間としてはとても好感がもてる人だと思う。 そんな彼の姿を捉えたドキュメンタリー。ビートルズファンもそうだけど、やっぱりロックが好きなら見なきゃいけないと思う。 少々退屈な部分もあるけど、とても貴重だと思う。 点数は、他のドキュメンタリー映画同様に面白いつまらないで判断するものではないと思うので、5点という事で。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-10-25 02:48:48) |
845. ダーク・ハーフ
《ネタバレ》 原作キング、監督ロメロということで、それなりに面白い、というか観られる作品ではあります。 冒頭の、脳腫瘍という名の双子の造形や、ラスト、ジョージがスズメたちにつつかれてどんどん崩れ落ちていく場面は結構グロテスクで見応えあるのですが、それ以外の殺戮場面では、実にあっさりとしている感じ。 もしかしたら無意識のうちに犯行を行っているのか?という前半のミステリタッチの描写や中盤以降、実は主人公の負の部分が具現化した、という展開はなかなか面白いのですが、その具現化した理由というか主人公が「犯人は実体化したジョージ」だと見当をつけるまでが実にふわんとしてる感じがしたので、ちょっと釈然としない部分があったり。 雰囲気などは悪くなく、むしろ好きな部類なのですが、ロメロ作品として考えるとどうもパンチが弱い感じがしました。 [地上波(吹替)] 5点(2003-10-22 20:37:53) |
846. ロード・トゥ・パーディション
時代背景はアンタッチャブルやワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカなどと同時期、内容はそれらに比べるとかなり薄っぺら。何よりトム・ハンクスの髭が似合わない。組織のボスに復讐するシーンで、周りの音を全てカットして物悲しい音楽だけが流れる部分は、どことなく美しい印象を受けるが、全体としては特記すべきすべきところは殆どないし、(まだ見てはいないが、友人などの評価から想像して)ゴッド・ファーザーを超えたとは到底思えない。 5点(2003-10-21 01:04:03) |
847. ブローン・アウェイ/復讐の序曲
《ネタバレ》 音楽担当はアラン・シルベストリですか…それにしてもねぇ、思わせぶりなシーンが多いような気がする。大体始まって30分程度で主人公の家族が死ぬなんてないんだからねぇ…ちょっと鬱陶しくなった。トミー・リー・ジョーンズは良いと思うけどなァ…車に仕掛けられた最後の爆弾解体すんのに人形ごとぶっこ抜いちゃってよろしかったんでしょうか…? 5点(2003-10-17 00:51:48) |
848. ロミオ・マスト・ダイ
リー・リンチェイ(ジェット・リー)が話の途中で食われるのが痛い。にしても、今回は、(恐らくマトリックス・リローデッドでの元ネタであろう)横に円を描きながらの連続キックや、荒れ狂いながら戦うリーが見られただけでもよしとするか… 5点(2003-10-06 01:50:23) |
849. 悪魔のしたたり/ブラッドサッキング・フリークス
えげつねぇ…色々とゲテモノ食いしてきたが、ここまでシドいのは珍しい。こいつは上位3位には入る。何が凄いかって、その内容。グロいだけの作品ならいっぱいあるがこいつはそれにエロが加わってほぼ病気状態。最低映画の頂点に君臨するなんて言われてるみたいだが、それは正しい。この作品に対する評価は、ゲテモノ好きの目から見れば満点、良識人の目から見れば-100点なので、間をとっても0点を遥かに下回ってしまうのであえて5点。 5点(2003-10-05 04:23:09) |
850. ザ・ビーチ(2000)
《ネタバレ》 伝説の楽園を求めて海を渡り、ついにその楽園に到着するも実はそこは現代社会から逃れてきた人々のコミュニティであり、彼らに暖かく迎えられるもあることがきっかけでその楽園が徐々に崩壊していくというのが大まかなストーリー。波の音や満点の星空、白い砂浜や透き通るように青い海の水面などはとても美しく、個人的にはあのビーチで暮らしてみたいなと思った。映像は、独特というかどこか退廃的なもので、前半の和やかな雰囲気が後半の雰囲気をより強調している。しかし、ただひとつ難を言えばこの話、ストーリーをよく考えると、後半の悲劇は全て主人公が原因なのである。それに気付くと、後半でやけに人道的なことやもっともらしいことを言ってるのも、実はただ開き直っているだけに見えてしまい、結局今までの展開は何だったんだという風になってしまう。映像よりもプロット等を重視する俺にとってこれは致命的なマイナス要因だが、それでも一応ボイル監督独特の映像を楽しめるという事で…5点! 5点(2003-10-05 04:02:48) |
851. ギャング・オブ・ニューヨーク
南北戦争の時期にニューヨークを支配してたギャングと、以前そのボスに父親を殺された男が復讐するっていうお話でござんすな。金がかかってる分、町並などはうまく再現されてますけど、いい映画か?ときかれれば、内容がギャング同士の抗争を描いたもんなんで、残酷なシーンやエロいシーンもあったりと万人には薦められないですな。それに3時間近くある映画なんで、長い映画に慣れてない人にも少しつらいかも。 5点(2003-09-24 02:38:24) |
852. レッド・ドラゴン(2002)
世に言う“レクター3部作”の序章の再映画化でござんす。ええとですねぇ、1度目に映画化された方(レクター博士の沈黙)はまだ未見なんで、そちらとは比較できないんですけど、これまでに映画化された前2作(羊~とハンニバル)と比べてみますと、ハンニバルよりは上、羊~よりは下…といった感じですか。ハンニバルの方で見事な変態ぶりを披露してくれたレクター博士ですが、今回はまた以前のような紳士に戻ってくれたので、見るほうとしては安心なんですが、どうも今回は殺しの手口に捻りがない。そして、以前のような犯人との攻防戦、犯人捜査の謎解きがいまいちな感じに見受けられます。まあそりゃ、前々作があれだけインパクトのでかいモノなんで、それを打ち破るのは至難の技というやつですよ。…とまあ、俺自身の感想はこんな感じです。 5点(2003-09-21 01:41:42)(良:1票) |
853. ホーム・アローン3
1・2のカルキンから代わり、新たな子役が悪者どもをと戦う結末が見え見栄の映画。今回にしても、あり得ないほど強烈な罠を仕掛けるのだけど、その対象が前作までのどこか憎めない泥棒ではなく、完全なる悪であることと、何よりも主役がカルキンではないので、前作までの作品に強い反感を持っているものとしてはまあマシなもの。とはいえ、主役を変えてまで撮る価値があったかといわれれば、それほどなく、あえて作らなくてもよかったと思う。 5点(2003-09-19 01:51:45) |
854. ブレイド2
《ネタバレ》 アクションシーンは前作以上に超人実が出ていて激しさをまし、新種族のリーパーズの登場によりブレイド・ヴァンパイアの同盟軍が結成されるなど、なかなか面白い要素が詰まってい入るのですが、結局のところ、行きつくところは、新種族もヴァンパイアたちによって作られた存在だったッ!という安直なオチに行ってしまうのは少々がっかりです。 しかも、敵の敵は味方的なことを言っておきながら結局リーパーズもブレイドと闘うことになりますが、そこに漠然と感じ取れる“プライド”以上の確固たる必然性が感じられないのもマイナス。そしてどう見てもムルナウのノスフェラトゥにしか見えないヴァンパイアの親玉もあっけなく散ってしまい、威厳も感じられず…。 アクションは見応え充分な分、残念です。 [DVD(字幕)] 5点(2003-09-02 03:01:25) |
855. ブルース・リー/死亡遊戯
後半のブルース・リー本人による格闘シーンは最高です。しかし、それに至るまでが… 5点(2003-09-02 02:57:18) |
856. グリーン・デスティニー
ストーリーはまあまあなんだけど、アクション、特に剣技に関しては申し分ない迫力。さすが、中国の歴史の深さを感じさせてくれる。が、あまりにも不自然、且つ無意味に飛びすぎ。“チャーリーズ・エンジェル”のメイキングで、中国の伝説には空を自由に飛ぶ人がたくさん登場するといっていたが、勢いもないのに脚をばたつかせただけであり得ない飛翔力を得るってのはいくらなんでも無理ありすぎ。そして碧銘剣、あんな切れ味抜群なら多少腕が立たなくても負けないだろうに… 5点(2003-09-02 02:23:42) |
857. ザ・デプス
未確認生物の説明がありません。リバイアサンと比べたら少々マイナー?かく言うリバイアサンも結構マイナー…。この手のものが好きな人にお勧め。そして少々の疑問、この映画のタイトルがDEPTH(深さ)、そしてあの有名なJ・キャメロンの映画がABYSS(深淵)…張り合ってるのか…? 5点(2003-08-30 23:53:47) |
858. ハリー・ポッターと秘密の部屋
《ネタバレ》 前作同様に楽しめる作品ではあったけど、どうも前のような新しさと言うのが感じられなかった気がする。それでも面白い所も健在。まず第1に、俺の恐れていたこと、あの駅の壁を抜けられなかったらどうするんだと言うことが正に現実に起こったこと!痛いなぁあれは。そしてロンの杖は折れてしまい、しかもフクロウが手紙を届ける時にテーブルの上の皿にゴ~ン!!とあたってこれまた痛そうだわぁ…しかしねぇ、秘密の部屋の入り口が女子トイレ??微妙だわ~。まあでも終わり方はとりあえずは、前作に続きます的な終わり方ではなかったので、まあ良しとしましょう。 5点(2003-08-08 21:42:19) |
859. プライベート・ライアン
個人的にはこの映画には2通りの評価があります。まずは悪い方から、まずこの話に少し納得がいかない点がある。もし自分の子供が全員死んだ時、その知らせを受ける母親はどんな気持になる?と言うことで、ライアン兄弟最後の生き残りを救助しに行くと言うのがこの話の大まかなものだが、それじゃあ1人息子の戦死の知らせを受け取る母親の気持ちも、悲しみの大きさとしてはライアン婦人と同じくらいなのではないか?ということであり、問題なのは人数ではないんじゃないかという事。そして、レーダー基地のドイツ兵の描き方にも少し不満がある。どうしてかと言うと、それは見方の問題。あそこで、あのドイツ兵を、ユダヤ人を何百万人も殺した残忍な者としてみれば、何の感情も感じないんだが、逆に、ヒトラーのやり方には大きな不満があるが、もしそれを言ったら自分の命が無い、だから仕方なくそうしている、という風に考えれば、あのドイツ兵にも同情できるのではないだろうか?…とここまでが悪い評価。そして次は良い方の評価、戦場の描写がものすごくリアルに描かれているという点。特に、冒頭30分の戦闘シーンは壮絶、戦争というものの悲惨さをダイレクトに描き出している。そして、全体に流れるその退廃とした雰囲気。日のあたる緑の野を歩いてるシーンでは、一見ものすごくのどかにも見えるが、よく見ると、のどかなはずの風景なのにどこか陰のあるシーンに見える、と、こうした描写が随所にみられる。総合的な評価として、戦争映画としてみれば他にも引けを取らないくらいの傑作だとは思うんだが、前記のような要因も少しあるので、良い点に8点、悪い点に-3点の5点を総合的な評価とします。 5点(2003-08-08 04:06:24)(良:1票) |
860. エクソシスト ディレクターズカット版
《ネタバレ》 映像、ものすごく綺麗になってる。俺が小学校の時見たオリジナルのビデオはものすごく時代を感じさせてくれたモンだ。いや、しかし、今更な時代に今更な映画を今更なディレクターズ・カットですか。エンディングはエクソシスト3の伏線としていいと思うけど、画像をリマスターするにあたり余分なものをチト付け加えすぎでないかい?リーガンの部屋に入るときに一瞬映るバズズのドアップとか。でも、改善点も少し、バズズがカラス神父に乗り移り、また正気を取り戻すシーンは少し手が加えられている。別に修正加えなくても良いとも思うんだが、はじめて見る人から突っ込みがくるのを押さえるためだろう。元が元だからある程度の質だけど、少し間延びした感じがするんで今回は少し辛め。 5点(2003-08-02 02:06:46) |