81. ファイナル・デッドブリッジ
《ネタバレ》 どうやら新作が公開ということらしいので5作目鑑賞。観ていないと思っていたら結構前に観ていたのいですが、相変わらず気合の入ったゴア描写はCG感があるとはいえ結構過激。 「死のピタゴラスイッチ」と比喩されるように「一体どうやったら思いつくんだ?」というのはもはや見もの。 毎回お決まりのパターンですが、劇中で「ずいぶん古い携帯使ってんな?」と思えば実はこれが1作目の冒頭に繋がるのは見事。そして最後のオチもまた見事(笑) 結局助からねーじゃん?な展開なのですが、毎回助かろうと右往左往する登場人物と、今回どんな死に方が用意されているんだ?というのを楽しむ作品ですし、終盤はちょっとしたサイコホラーチックにもなるので、そういう意味でもなかなか面白かったです。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-16 19:03:38) |
82. トゥームレイダー ファースト・ミッション
《ネタバレ》 原作は結構歴史のある3DAADV。まあ、トゥームレイダース(初代はこのタイトルでした)か?と聞かれれば、完全に後追いなはずのアンチャーテッド女版だよね?という感じなのですが、エクス・マキナでは妖艶な魅力を放ってたアリシア・ヴィキャンデルが大暴れするのはなかなか爽快。設定とか「どこが日本なんだよ?!」とか突っ込みながらワイワイ楽しむには十分な出来だと思います。 まだ駆け出しのララことアリシア可愛いですし。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-13 21:49:55) |
83. シャークネード<TVM>
《ネタバレ》 ピラニアだって空飛んでるんだからサメだって空飛んでもよくね? とは思えど、余りクオリティは感じられず。 ただかろうじて映画の体裁は保ってる感じです。 あんな長時間空にいたらそもそもサメ死んでるんじゃね?とか野暮なツッコミしながら観るのが正解なのかな、と。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2022-01-13 21:44:10) |
84. スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
《ネタバレ》 自分がMCU版のスパイダーマンに持ってる感情はほかの方同様、微妙なもので、スパイダーマン単体としてではなく、やはりアイアンマンの付属品、ないしはほかの映画のゲスト的な感じがとても感じていて前作、前々作ともに乗り切れなかったのが正直なところでした。 ただし、今回はちゃんと、MCUスパイダーマンとしての個性が出ていたと思います。 ネット上では必要以上にネタバレに敏感でしたが、正直過去作のスパイダーマンが終結することなんて端から予想できたこと。そこはいいとして、過去作(これを書いている時点ではアメスパは未鑑賞ですが)のヴィランも、ゲロ以下の臭いがプンプンするような生まれてからの悪、というよりは環境がそうさせてしまった哀れな犠牲者、という感じだったので、それぞれのヴィランの救済があってよかったですし、過去のスパイダーマンが経験した大切な人を失うということを通して、作品内で大きく成長し、これまでの作品は「認められたい」という子どもの背伸びだったのに対し今回はしっかりと「大いなる力」に対する責任を取る姿勢が描かれており、作品としても深みが増したと思います。 散々今回の騒動は「やらかし」のドクター・ストレンジのせいとか公開前には言われていたのに、いざ見てみれば原因はわがままを言いだしたピーター自身。しかし最後は「個の願い」ではなく「他者の幸せ」のための自己犠牲を払う・なんて、ヒーロー映画の大好きな要素。最後はちょっと悲しいながらも、これからもたくましく生きていくであろう彼に少なからず勇気をもらえるのではないでしょうか。 そんなわけで、個人的にはエンドゲーム以降のフェーズはあまりおパッとしなかったというのが個人的な意見ですが、今回は文句なく面白かったです。 [映画館(字幕)] 8点(2022-01-13 21:40:41) |
85. マルコムX
《ネタバレ》 同じ時期の活動家のキング牧師に比べて日本ではいまいち認知度が低いような気がしますが、そんなかれの反省を知るにはもってこいな気がします。 序盤はどこぞのギャング映画よろしく展開しますが、刑務所に収監された後からいよいよ本番という感じ。 過激な発言で有名ですが、彼らの置かれた状況ならばしょうがないのかな、とも思ったり。 脚色もあるでしょうが、見応えたっぷりの作品でしおた。 [DVD(字幕)] 7点(2022-01-07 02:23:54) |
86. 天国の門
《ネタバレ》 確かにこれは無駄に長い。初めのハーバード大の卒業式やエピローグなどをはじめ、冗長と言われても仕方ないくらいにくどく、実にゆったりとした作り。 ただ、本作をして「災害」とまで言わしめるほどの駄作か?と言われるとそれはちょっと違う気がします。 確かに間伸びした印象は受けますが、細部まで作り込まれたセットや広大な平原、その向こうに聳える山々のロケーションは抜群に美しく、それだけで「映画的な画」として見ているだけで十分なくらいの説得力をもっていると思いますし、最後の戦闘シーンいついても、なかなか激しく見応えがあります。 要は、自分らのご先祖様(裕福な牧場主たち)を完全に悪者にされたのでお国柄で低評価されている、という感じでしょうか。まあその気持ちはわかりますが。 まあアメリカに限らずどこの国でも同じでしょうが、門外漢からすれば壮大な物語構成と美しいロケーション、アイリッシュ・トラッドやカントリーを思わせる牧歌的なスコアなど色々見るべき部分の多い作品だと思いました。 まあ長い印象は変わりませんが、、、 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-05 01:20:17) |
87. アナイアレイション -全滅領域-
《ネタバレ》 「エクス・マキナ」の監督なだけあってどこかアーティスティックな感じがします。 冒頭の尋問っから静かに進み、時に夫との思い出を挟みつつ、シマー内の様子はグロテスクだけどそこまで嫌悪感を感じさせない作り、時折芸術的とさえ感じさせるグロテスクさがあります、、、って元々グロテスク自体が美術用語ですが。 ホラー映画としてはあまりギョッとする作りではありませんでしたが、灯台内で邂逅する最後の模倣体?の場面のシーンはちょっとゾッとしました。 どことなくラヴクラフト臭もするので、結構好きな部類の作品でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-03 00:28:35) |
88. 呪いの家
《ネタバレ》 恐怖の対象として初めて幽霊をスクリーンに登場させた映画として有名らしい本作。そのエポックメイキングの価値は亜r地ますが、残念ながら今観るとシナリオ面で弱いのは仕方のないこと。しかも件の幽霊にしてもほんの少しなので、そういうのを期待すると結構肩透かし、という感じです。 ただ、枯れる花、風に揺れる蝋燭、捲れるページ、2階に上がることを拒む動物たち、充満するミモザの匂いなどで幽霊を演出する手法は昔ながらとは言えどことなく拡張高さを感じさせ、場面によっては結構ゾッとするのでそれはよかったです。 この時代のホラー映画にありがち(というか映画全般ですが)なラブストーリーの方が主軸という感じなので、純粋に恐怖だけを追い求めるのは酷ですが、真実を解明するくだりなどのサスペンス要素もありそれなりに楽しめました。 余談で、某有名監督が最も怖かったホラー映画11選に挙げてるようで箔がついてそうすが、その監督ちゃっかり「エンティティー/霊体」をぶっ込んでたりするので、結構当てにならないと思います(笑) [DVD(字幕)] 5点(2022-01-01 19:08:30) |
89. 我輩はカモである
《ネタバレ》 約90年前に作品にしてドリフらのお笑いの原型、原典とも言うべき作品。 もちろんこれまでに多大なる影響を与えてきた作品なので、ここで繰り広げられる会話芸、ナンセンスなコメディ、スラップスティックなやりとりは目新しいと言うより「見慣れた」手法。そう言う面で笑おうと思うと辛いかも知れませんが、これらの作品がなければ後世の作品は存在しないわけで、そういう意味で貴重魔作品ですし、好き嫌いを抜きにしても店舗や戦争への皮肉などなど色々と「なるほど!」と思える作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-23 21:51:31) |
90. マトリックス レザレクションズ
《ネタバレ》 1作目の続編という触れ込みでしたがしっかりと三部作の続編です。 マトリックスといえばストーリーで見せる、というよりは最先端の映像技術とスタイリッシュアクションが売りの作品、そう考えると本作は、非常に微妙、アクションも同様のものが氾濫している昨今においては、もはやこちらがパk、オマージュしてるのでは?というものになってしまっているのが悲しい所。 続編としてみても、全三部作を観ていること前提なので、1本の作品として非常に微妙な出来で、正直コレガ「マトリックスの続編じゃい!」と言われても、「そんなバカな(笑)」という印象です。 ですが、個人的には、学校の友達みんなして弾丸避けやカンフーの真似をしていたいわゆるド直球世代なので、同窓会映画としては「懐かしいな~」という妙な安心感があったり、ワーナーの名前を出して「望まない続編を無理やり作らされる気持ち」を皮肉っていたりと、そういう部分ではとても単染めたのも事実。 まどろっこしいですyが、1作目にあった「本当にこれは現実かどうか?」という演出や、冒頭がそのまんま1作目のシークエンスなので、そうしたところでもなつかしさが感じられました。 カンフーについても、以前はいまいちだなと思っていた部分はあったのですが、今回は「ジョン・ウィック」などの肉体アクション映画を撮ってきているせいか、以前よりも「ダメージがありそう」な殺陣が多かったように感じます。 大絶賛、とまではいきませんが、こういう続編もありなのか、という意味で、楽しい作品でした。 [映画館(字幕)] 6点(2021-12-19 14:45:49) |
91. ブラックサイト
《ネタバレ》 観覧数によって死の時間が早まるというジグソウもびっくりの仕掛けを使った猟奇殺人事件、昨今のネット文化、物見高い、または怖いもの見たさ、より過激なものを求める傾向を良く捉えてるなと思います。 現に新聞やメディアも、印象的な見出し、過激な事件を補導してばかりというのも人の内包するそういった負の感情を理解してるからなのでしょう。 犯人も、そうしたネット文化の被害者、と描かれているので、胸糞悪い事件も幾分かは同情のしようがある気がしますが全然関係ない捜査官を殺してる時点でただの八つ当たりにしか見えないのはちょっと残念でした。 カメラワークだったりとか、緊張感のある捜査シーンなど、なかなか良かったなと思う反面、R15という割にはゴア描写にパンチが無かったのと、唐突すぎるラストにちょっと呆気に取られてしまったので、5点ということで。 まあ作り物なので、それをわかっていて残虐なものを楽しんでる方がよっぽど健全だと個人的には思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-12-09 04:38:07) |
92. ディア・エヴァン・ハンセン
《ネタバレ》 パニック障害で苦しむ主人公がセラピストに出された「自分宛の手紙」を、片想い中の彼女の不良兄貴に取られたことから大きな事件に発展するというのが大まかなあらすじ。 まず冒頭からの楽曲がとにかく素晴らしいです。真剣に物語を語ろうとするシーンでも突如歌い始めるので、ミュージカルが性に合わない人には「なにやっとるんじゃ?」というかm寺ではありますが、そうでなければ、歌詞やメロディラインともども素晴らしく、思わず一緒に歌いたくなってしまうような感じです。 内容についても、昨今の問題「誰しも問題を抱えている。だけど、誰かが手を差し伸べてくれる」という内容で刺さる人にはとにかく刺さるでしょう。 ただ、ラストに関しては、結局嘘の情報で記念果樹園ができてそれで良かったん?という感じでした。それから、せっかくエヴァンが嘘である、ということをカミングアウトしtれ、そこからコナーの演奏シーンにを探し出すくだりになるのですが、あそこをやるならせめて「なぜ、友達のフリだ」っていってギブスに名前を書いてくれたかを絡めてくれれば、彼の抱えていた問題とエヴァンの心境がシンクロして、お互い、誰かを求めていた、ということがはっきりわかるのかな、と思いました。 ただ、それを差し引いても、ラストの余韻含めてなかなか良くできた作品だと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2021-11-27 13:47:18) |
93. 戦争と平和(1956)
《ネタバレ》 オードリー・ヘプバーンにヘンリー・フォンダをはじめ出演陣がとにかく豪華。特にオードリーの、前半の尻軽女っぷりから徐々に芯のある女性へと変容を遂げるシーンを始め、愛らしいと頃はとことん愛らしい表情などで、3時間半、意外と観られてしまいます。後半の戦闘シーンなども、膨大なエキストラやらでとにかく数の勝負、臨場感もありますし、ティベレ川の岸沿いに作られたというモスクワ市内のセットは素晴らしいの一言。 ただ、原作が原作だけにどうしても「戦争メロドラマ」のような安っぽさは拭えず、、、それから3時間半あるのにここまで長くてもまだ「ダイジェスト感」が拭えないのも、まあ仕方ないことなのでしょう。 本家が7時間かけて映像化してますし。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-14 15:53:07) |
94. ハロウィン KILLS
《ネタバレ》 こっちに方向転換するかーという感じではありますが、途中でキルカウントを放棄するくらい面白いくらい人が死にます。 殺しのレパートリーも多くそうした意味でも観ていて面白かったです。 3部作(いつの間に?)の第2作目ということで終わりが非常に中途半端なので、これだけだと評価しづらい部分もありますが、怖いシーンやゴアシーンなど見応えはあったと思うのでこの点数で。 [映画館(字幕)] 6点(2021-11-13 21:20:21) |
95. マリグナント 狂暴な悪夢
《ネタバレ》 正直言うともう少し殺人描写にジャーロ的な派手さを求めていたのだけど、それでも十分に面白い作品でした。 自作の凶器、革手袋、ロングコートにロン毛というインパクトあるいでたち、周りの景色が腐敗していき殺人現場と同化する演出、後半の大虐殺と下手なアクション映画よりもスタイリッシュな殺陣と、ジェームズ・ワン監督がこれまでに撮ってきた作品の総決算と言わんばかりの作風はとても楽しかったです。 悪性腫瘍をとらなければ!のセリフで大体双生児系とは気付くとは思いますがまさかの張り付き具合の衝撃度はピカイチ。 ジャンル映画としてとてもよくできた作品だと思います。 ちなみにタイトルは凶暴ではなく「狂暴」、、、。 [映画館(字幕)] 7点(2021-11-13 21:16:49) |
96. エターナルズ
《ネタバレ》 あまり言いたくはないのだけど、正直「エンドゲームでやめとけば良かったんじゃない?」と思ってしまいます。 今回の作品は丁寧だし、それな要りに面白いしところどころの画も綺麗ですが、まず長い。 そして時代が結構色々飛ぶのでちょっととっ散らかっているイメージ。 時代に配慮してるのかポリコレ要素も満載。描かれ方は普通にしても、わざわざ原作設定変えてまで入れる必要はあったん?それにしては作品に深く関わってきてなくない?という違和感が先行してしまいました(くれぐれも言っておきますがマイノリティの登場人物がいらないと言っているのではありません) そして敵。味方の力吸収してあんだけ強そうだったのに扱い結局かませ犬?あっさり三枚におろされてましたけど、だったら初めから倒しとけよという印象。対してイカリスが裏切って実質ラスボスになりましたが、ディヴィアンツ(ボス)にさえ勝てていなかったのに「こいつは最強」とか言われても強さが全然伝わってこないし、空飛ぶのと名前が似てるからって太陽に突っ込ませるのは安直すぎ。イカロス(ギリシャ神話)はそういう理由で太陽に向かったんじゃないでしょ?とか色々思ってしまって純粋に楽しめませんでした。 戦闘は格好いいのですが、どうしてもジャスティス・リーグ系のDC映画群のような印象を受け、「これやる必要、ある?」という感じ。 色々と詰め込みすぎてるので、もっと純粋にエンタメに振り切っても良かったんじゃないかと思いました。 もう一度見れば印象が変わるかもしれませんが。 [映画館(字幕)] 6点(2021-11-06 12:18:50) |
97. ホテル・ムンバイ
《ネタバレ》 これが実話ということがとても胸が痛いのですが、映画としては実にエンターテイメントとして面白くできていると思います。 ただ、完全無欠のヒーローがいるわけでも英雄になるキャラいるわけでもない(一応アルジュンがその役を担う形にはなりますが)ので人が徹底的に無慈悲に死んでいきます。 変な微格も何もなくただただ「殺戮」という作業的な工程として。もちろん反撃も脱出劇も失敗します。そして「神に栄光あれ」という非常に馬鹿げた思想から利用されてしまったテロリストたちの滑稽さも相まって、首謀者の卑怯さも浮き彫りにされ非常に胸糞が悪くなる展開。初めから自分で実行しろって話です。 話がそれましたが、どうやって脱出するか?いつどこから弾が飛んでくるかわからない緊張感も相まって2時間集中しっぱなしでした。 ただ清々しい緊張感ではなかったです。 このテロで犠牲になった人の冥福を祈りながら、2度とこうした馬鹿げたことが起こらないことを祈ります [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-11-03 04:22:01) |
98. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
《ネタバレ》 コロナによる散々な公開延期を経てようやくの公開、まずは無事に公開してくれたことに感謝をします。 で、観た感想ですが「ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド物語」としてはとても面白い、けど「007」というシリーズという点では個人的には「なかったこと」にしたいというものでした。 クレイグボンドにしては「軽口」や「憎まれ口」をたたき、これまででのボンド映画のような感じがあって良かったんのですがやはり、ラストで「ボンドの死」をもってボンドを退場させてしまった点がやっぱり納得できませんでした。 これまでだったら「なんだかんだで乗り越える」ある意味不死身性があったのに、そういうシリーズのお約束を蔑ろにしての終焉というのは「フェルプス君を殺した」ミッション・インポッシブルの時のような感じを受けたからです。 ただ、クレイグボンドがこれまでのシリーズとは毛色が違って、「00エージェントに昇格してからのボンドという男の物語」というテイで作られているので、そういう意味ではこのラストも納得がいくものでした。 ただ、ちょっと長すぎ。そして予告でも散々映し出された新人エージェントの女性の活躍が思ったより少なすぎ、など気になる点もあり、というところでしょうか。何はともあれ、ダニエル・クレイグ、お疲れ様でした。 [映画館(字幕)] 6点(2021-11-03 04:12:42) |
99. ザ・ケイヴ
《ネタバレ》 何本かある洞窟探検ものミーツモンスターもの。ここを始め方々で「暗くて何が何だかわからない」と聞いていたので、さすがにそれは言い過ぎじゃ?と思っていたらこれがびっくり、予想をはるかに超える酷さで本当に「暗すぎて何が何だかさっぱりわからない」状態(笑) POVでもないのに放送事故レベルで暗闇+ドアップ+手ブレで本当にさっぱりわかりません。 もはやこれは臨場感云々ではなく映画として「見せる」ことを放棄してるんじゃないか?と思わせるレベルです。 ゴア描写はそれなりによく洞窟内の雰囲気も良かったのですが今回はそれでも打ち消せない圧倒的な壁がありました。 気取ったエンドロールでしたが、そこ頑張るんだったらもっと他を頑張った方がいいんじゃない?と思わせる作品でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2021-11-01 23:48:11) |
100. ドリラー・キラー
《ネタバレ》 純粋なスラッシャー映画を期待してみたしまったので正直退屈でした。 貧乏画家が自分の抱えている鬱屈とした不安や隣人の出来損ないのピストルズみたいなバンドの騒音にに耐えながら徐々に狂っていく話、主人公の不安定さを表すために他の登場人物のどうでもいいような状況を執拗に描いたりするので、単純に「もっとサクッと進まんかい!」と思ってしまいました。 ドリルでの殺害シーンは、まだ本格的にスプラッターが台頭してくる前とはいえ結構な血糊、ところどころ、というか終盤の画商の殺害シーンからの一連の流れはようやく「ホラー映画」してきたのでよかったです。 もう一度見たら面白く感じるかもしれません。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-30 13:51:22) |