81. グレムリン
かなり久しぶりに観たのですが、結構ホラー色を出している作品だったので驚き(普通にファミリー向けの印象だったので)。 設定が短絡的過ぎて、あからさまに作為がみえてしまって残念ですが、教科書に載せられるような仕上がり。 やっぱりファンタジーやSFって無秩序になっちゃってる作品が多いですからね。 映画館に集まって一掃されちゃうくだりはちょっと説明が欲しかった。 [地上波(吹替)] 7点(2007-11-12 21:39:42) |
82. フェイク
エピソードの積み重ねだけで済ませるのではなく、捜査官側にレフティへ肩入れしていってしまうような背景が設定されていれば、もっと理解しやすくより深い感情移入に繋がったと思う。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-09 10:56:32) |
83. 気まぐれな狂気
皆さんご指摘の「俺たちに明日はない」は観てないのですが、「トゥルー・ロマンス」とかも似たような感じだったりで既視感がつきまとう(内容的には「トゥルー・ロマンス」より筋は通っている)。 シチュエーション設定を固めて欲しいというような箇所や描写の軽薄さが目立ってちょっと残念な仕上がり。 最終的に表現したいものはわかるのですが、こういうのって観ている間はどの視点で観ればいいのか困る内容ですよね(メインの悪党たちはあまり共感できる部分のない普通のごろつきで、その思惑にも賛同しかねる故)。 [地上波(吹替)] 7点(2007-11-07 20:50:54) |
84. 激流(1994)
語り口にしても、サスペンス展開にしても非常に良作。 プロットは至極真っ当です。 ただ、やっぱり地味ですよね。山場となる急流下りの場面もそれ程劇的に見えないし。 皆さんご指摘のとおり、父さんの活躍も不自然。 あと、急流地帯だけ陸路をとるなんて事は出来ないのでしょうか?(何か聞き逃しちゃったのかな) [地上波(吹替)] 7点(2007-10-23 00:46:53) |
85. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 顛末に賛否が別れたりするのでしょうが、彼が自ら職業を選んだということに意味があるのでしょう。 それにしてもアーヴィング自身が脚本を担当しているのを知って驚き。 [DVD(吹替)] 7点(2007-10-11 10:09:46) |
86. 隣のヒットマン
《ネタバレ》 ころころ変化するシチュエーションは楽しく観れるのですが、主人公として配してある歯医者が終盤まで成り行きを見守るだけの存在に成り下がり、作品自体の方向性がどうにも判然としないままに進むので、つらい。 [地上波(字幕)] 7点(2007-10-10 09:55:12) |
87. レッド・ドラゴン(2002)
このシリーズはレクターをどう扱うかが見どころなのでしょうが、今回は独房に入りっきり。 それなのにこうも彼の執念(情熱)や狡猾さを描けるなんて、ある意味素晴らしい。 展開自体は結構単純だと思うのですが、魅了してくれる要素を多分に含む。 [DVD(吹替)] 7点(2007-10-08 09:29:28) |
88. セルラー
ディテールへ突っ込むのも野暮なのでしょうが、どうしても評価の下がるところ。 それに動機付けはちゃんとしたものが欲しいですよね。 それでも至極全うな良作。 [DVD(吹替)] 7点(2007-09-03 01:19:43) |
89. マイノリティ・リポート
《ネタバレ》 構成はしっかり施されていて好印象なのですが、設定のB級感が勿体ない。その設定を使用した陥穽や犯罪の隠蔽が成されているわけだから・・・。 [DVD(吹替)] 7点(2007-08-30 19:44:30) |
90. コンタクト
《ネタバレ》 興味深いSFガジェットで引っ張ってくれますし、なんとも分かり易い構成(証拠がなければ信じられないという主義の者が、証拠がないので信じてもらえない立場へ)に好印象。 [DVD(吹替)] 7点(2007-08-11 20:24:37) |
91. アイアン・ジャイアント
結構淡泊ですが、良く出来た秀作。 少年がロボットにそれ程執着するに至るエピソードがもっと欲しい。 [試写会(字幕)] 7点(2007-07-17 09:31:27) |
92. マンハッタン殺人ミステリー
サスペンスのケリのつけ方が全くなっていない。 それを除けば、良作。 特にアレンとダイアン・キートンの掛け合いは絶妙。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-02 23:37:50) |
93. トゥルー・ロマンス
突然生まれるロマンスから、こんな展開になる説得力はありませんが、それを除けば上出来。 ちょっとした工夫でカバーできるところだと思うのですが。 [地上波(吹替)] 7点(2007-06-25 17:46:19) |
94. マルコヴィッチの穴
構成はしっかりしているのですが、アイデアをメインストーリーに絡めきれていない。 とくに「7と1/2階」の設定は無関係といってもよい(精神的な意味はあるのかな?)。 大概の一般の観客はディテールに反応するものでしょうが、あからさまなディテール止まりのアイデアでは不快にさせ、奇をてらっただけのゲテモノと解釈されるんでしょうね。 その一点を除けば、かなり全うな逸品だと思う。 [DVD(吹替)] 7点(2007-06-25 10:43:08) |
95. JFK
この内容をこんな扇情的な見せ方にしていいのだろうか、とちょっと怖い。 [DVD(字幕)] 7点(2007-06-22 11:12:02) |
96. 大統領の陰謀
ディープ・スロートの思惑が定かでないので、作品として成立してないと思うけど、実際の事件ということで何とか納得。 彼の正体が明らかになった現在、マスメディアを利用したクーデターだったという見方を挿入すれば、かなり面白くなりそう。 [DVD(字幕)] 7点(2007-06-20 12:25:30) |
97. 追いつめられて(1987)
良く出来たサスペンスですが、驚かすためだけに取って付けたようなあのオチはいらない。 あのオチ自体はネタとして面白いと思うので、物語の装置として使用して欲しかった。 [DVD(吹替)] 7点(2007-05-22 19:14:29) |
98. ユー・ガット・メール
結局この二人がくっつくのだろう、という映画でどちらにも相手がいるところからスタートしているので、どう扱うのだろうと興味津々で観ていたら、シラッとどちらも円満に別れたのには拍子抜けだった。 単にネットを介した交流に没頭するような人というネガティブなイメージを軽減させるアイテムでしかなかったのでしょうか。 それならそれで結構だが、出したからにはもっと責任ある扱いをすべきだろう(充分ドラマ部分に活用できるだろうし)。 それとアドバイスが、自分の店に悪影響を及ぼすといった面白エピソードがあるのにプロットとして生かしていないのが残念。 それ以外では大変な良作。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-29 18:58:43) |
99. グラディエーター
復讐劇だと思って観ていたので、それを全うするまでの主人公のモチベーションをどう設定するのかと興味を持っていたのですが、全く違う展開だったので、それはそれで興味津々で観れました。 でも、かなり回りくどい展開ですね。主人公に感情移入するには複雑になり過ぎの気がします。 [地上波(吹替)] 7点(2007-03-26 14:20:42) |
100. マトリックス
否定的な意見の人にアクションに違和感ありすぎだの、懲り過ぎだの、というものがあるのですが、この作品の世界観はマトリックス内で知覚したものをどれ程疑うかによって、その強さを増すという設定。 作り物の世界の中でいかに自意識をコントロールするかであって、アクションが超人的な描写になるのも、それぞれのイメージによるもの。 だから、この設定では全く不自然ではないのですが、どうもそれ自体を正確に理解してない人がいるみたい。 この作品以後ワイヤーアクションを取り入れて不自然になっているものが目立ちますが、それらは確かに不自然ですね。 こういった類のSFとしては、かなりわかり易く大衆娯楽にもってきた作品で評価に値すると思います。でも、SFや哲学に疎い人にはピンとこないところもあるのかな。 [映画館(字幕)] 7点(2007-03-26 14:16:53) |